8604 野村 2020-05-08 15:00:00
2020年3月期の連結決算について [pdf]
News Release
2020年5月8日
関係各位
野村ホールディングス株式会社
コード番号8604
東証・名証第一部
2020年3月期の連結決算について
野村ホールディングス株式会社(代表執行役社長 グループCEO:奥田健太郎、以下「当社」)2020
年3月期の通期(以下「当期」)および第4四半期(2020年1-3月、以下「当四半期」)の連結決算の概
要をお知らせします。
当期の収益合計(金融費用控除後、以下「収益合計」)は1兆2,878億円、税前利益は2,483億円、
当社株主に帰属する当期純利益は2,170億円、希薄化後一株当たり当社株主に帰属する当期純利
益は66円20銭となりました。
また、当四半期の収益合計は2,375億円、税前損失は247億円、当社株主に帰属する当期純損失
は345億円、希薄後一株当たり当社株主に帰属する当期純損失は11円31銭でした。
グループ CEO の奥田健太郎は、「このたびの新型コロナウイルス感染症で亡くなられた方へ謹ん
でお悔みを申し上げますとともに、罹患された皆様の一日も早い回復を心よりお祈りいたします。
当期は、2019 年 4 月に公表したビジネス・プラットフォームの再構築に全社を挙げて取り組み、競
争優位性のある分野でお客様ニーズに応じたソリューション提供に注力した結果、3 セグメント合計
の税前損益は大幅に回復しました。営業部門では大規模な営業社員の再配置と店舗統合を進める
など、より良いサービス提供の実現に向けた体制整備を推し進めながら、前期並みの利益水準を確
保することができました。アセット・マネジメント部門では、15 四半期連続で資金流入となりました。
ホールセール部門はフィクスト・インカム収益が大幅に改善し、コスト削減の取り組みも当初計画を上
回るなど、収益性が大幅に改善しました。
第 4 四半期の金融資本市場は、新型コロナウイルスの世界的な感染急拡大を受けて大きく変動し
ました。そのような環境下、当社は流動性供給者としての役割をしっかりと果たし、株式取引、金利関
連ビジネス、為替や新興国関連ビジネスは前四半期比で大きく伸長しました。一方で 3 月のマーケッ
ト急変を受けて保有資産の時価評価損が収益を押し下げ、当四半期としては純損失となる厳しい決
算でした。
現在も多くの社員が在宅勤務を強いられる環境ではありますが、引き続き当社は、お客様および
社員の健康と安全を最優先に考慮し、金融資本市場および国民経済の機能継続に努めていきます。
そして、4月に発足した新体制のもと、一層のスピード感をもってビジネス・プラットフォームの変革も
進めていきます。」と述べています。
2020年3月末日を基準日とする配当金(支払開始日:2020年6月8日)は、1株当たり5円とします。
これによって、当期の配当額は1株当たり20円となります。
決算ハイライト
当期
2019年4月に発表したビジネス・ポートフォリオの見直しやコスト削減の取り組みを継続したこと
などを背景に、3セグメント合計の税前利益は1,704億円と、税前損失を計上した前期から大幅
に回復しました。また、前期に計上した一時費用の剥落や保有株式の売却などにより3セグメン
ト以外の損益も大幅に改善しました。
当四半期
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を背景に、金融市場の混乱と実体経済への影響が深
刻化したため、3セグメント合計の業績は前四半期比で悪化しましたが、税前黒字を維持しまし
た。また、保有する有価証券の評価損等が影響し、3セグメント以外の損益も悪化しました。
当四半期末現在の連結貸借対照表の資産合計は44.0兆円、株主資本は2.7兆円でした。当四
半期末における速報値(バーゼル3基準)で、連結Tier 1比率は16.4%、連結普通株式等Tier
1比率は15.3%となっています。
<全社の業績>
当四半期 前四半期比 前年同期比 当期 前期比
収益合計
2,375億円 △29% △21% 1兆2,878億円 +15%
(金融費用控除後)
税前利益 △247億円 - - 2,483億円 -
当期純利益 △345億円 - - 2,170億円 -
<当期の3部門の業績>
(カッコ内は前期比)
営業部門 アセット・マネジメント部門 ホールセール部門
収益合計 3,364億円 926億円 6,486億円
(金融費用控除後) (△1%) (△5%) (+17%)
494億円 288億円 922億円
税前利益
(△0.1%) (△16%) (-)
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当四半期の各部門の状況
営業部門
収益合計(金融費用控除後)は888億円、税前利益は184億円となりました。3月のマーケット急
落を受けて投資家心理が悪化しましたが、チャネル・フォーメーションの見直しの効果や株式取引
の活発化を背景に、前四半期比で増益を確保しました。
当四半期 前四半期比 前年同期比
収益合計 888億円 △1% +20%
税前利益 184億円 +4% 5.6倍
アセット・マネジメント部門
収益合計(金融費用控除後)は70億円、税前損失は87億円でした。資金流入は15四半期連続
で継続しましたが、3月のマーケット急落を受けて運用資産残高が約1割減少しました。また、アメリ
カン・センチュリー・インベストメンツ株式の時価評価損もあり、部門収益は前四半期比で大きく低
下しました。
当四半期 前四半期比 前年同期比
収益合計 70億円 △72% △77%
税前利益 △87億円 - -
ホールセール部門
ホールセール部門の収益合計(金融費用控除後)は1,459億円、税前利益は101億円でした。グ
ローバル・マーケッツは、3月のマーケット急変を受けて在庫等で評価損を計上したため、フィクス
ト・インカム、エクイティともに好調だった前四半期比で減収となりました。インベストメント・バンキン
グは、IPOやPO案件の中止等やローン関連の評価損を計上したことにより、前四半期比で減収と
なりました。
当四半期 前四半期比 前年同期比
収益合計 1,459億円 △22% +3%
税前利益 101億円 △77% -
以上
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<お問合わせ先> グループ広報部 古本、山下、江本、大津、竹中、新玉 TEL:03-3278-0591
詳細につきましては、当社ホームページ(https://www.nomuraholdings.com/jp/investor/)に掲載の
決算短信および決算説明資料をご覧ください。また、本日(2020年5月8日)午後6時30分より、テレ
フォン・カンファレンスを開催する予定です。この模様は、当社ホームページ
(https://www.nomura.com/jp/)を通じてライブ音声配信します。
本資料は、米国会計基準による2020年3月期通期および第4四半期決算の業績に関する情報の提
供を目的としたものであり、当社が発行する有価証券の投資勧誘を目的としたものではありません。
本資料に含まれる連結財務情報は、監査対象外とされています。
本資料に掲載されている事項は、資料作成時点における当社の見解であり、その情報の正確性およ
び完全性を保証または約束するものではなく、今後、予告なしに変更されることがあります。本資料
は、2020年5月8日現在のデータに基づき作成されています。なお、本資料で使用するデータおよび
表現等の欠落・誤謬等につきましてはその責を負いかねますのでご了承ください。
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たします。
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