8604 野村 2019-01-31 15:00:00
2019年3月期第3四半期の連結決算について [pdf]

            News Release

                                             2019年1月31日
関 係各 位
                                     野村ホールディングス株式会社
                                             コード番号8604
                                            東証・名証第一部



          2019年3月期第3四半期の連結決算について


 野村ホールディングス株式会社(代表執行役社長 グループCEO:永井浩二、以下「当社」)2019年3
月期第3四半期(2018年10-12月、以下「当四半期」)の連結決算の概要をお知らせします。


 当四半期の収益合計(金融費用控除後)は2,606億円、税前損失は762億円、当社株主に帰属する
当期純損失は953億円、希薄後一株当たり当社株主に帰属する当期純損失は28円52銭でした。


 また、2019年3月期第1-第3四半期(2018年4-12月)累計の収益合計(金融費用控除後)は8,155億
円、税前損失は621億円、当社株主に帰属する当期純損失は1,013億円、希薄化後一株当たり当社株
主に帰属する当期純損失は30円03銭となりました。


 グループCEOの永井浩二は、「当四半期は、不透明な市場環境やクレジット・スプレッドの拡大等を
背景に、フィクスト・インカムビジネスが苦戦し、さらに過去の買収案件にかかるのれんの減損や株価下
落に伴う有価証券の評価損等を計上した結果、当期純損失となる大変厳しい決算となりました。
 そのような中、営業部門では資産拡大や大型募集案件への取り組みが奏功し、現金本券差引は2四
半期連続のプラスとなりました。また、アセット・マネジメント部門では市場要因による運用資産残高の
減少が見られましたが、資金流入は継続しています。ホールセール部門では、エクイティがデリバティブ
を中心に貢献し、インベストメント・バンキングでは本邦過去最大のIPO案件で主導的な立場を務める
等、一定の成果が出ております。
 当四半期までの業績は非常に厳しいものとなっておりますが、我々の取り組んでいる『どのような環
境においても持続的な成長ができる事業基盤を構築する』という戦略に些かの変更もございません。グ
ループ一丸となってビジネスモデルの変革を加速させるとともに、コストやリスク管理を徹底し、早急に
態勢を立て直してまいります。」と述べています。
                         決算ハイ ライ ト


 2019年3月期第1‐第3四半期(2018年4-12月)累計
  米中通商摩擦や市場の急変を受けて、3セグメントの損益が前年同期比で大幅に減少したことに
   加えて、当四半期、主にホールセール部門に帰属するのれん減損814億円を計上しました。また、
   第2四半期に計上した米国司法省との和解費用などの一時要因と、株価下落に伴う有価証券の
   評価損などが影響して、3セグメント以外の損益も悪化しました。



 当四半期
  営業部門は前四半期比で増収でしたが、アセット・マネジメント部門およびホールセール部門の
   損益が前四半期比で大幅に悪化しました。セグメントその他に含まれていた第2四半期の一時費
   用は解消しました。


  当四半期末現在の連結貸借対照表の資産合計は45.1兆円、株主資本は2.7兆円でした。当四半
   期末における速報値(バーゼル3基準)で、連結Tier 1比率は19.0%、連結普通株式等Tier 1比
   率は17.8%となっています。




              2019年3月期                        2019年3月期     前年
                         前四半期比       前年同期比
               第3四半期                          第1-第3四半期    同期比

    収益合計
               2,606億円      △8%        △36%     8,155億円   △27%
 (金融費用控除後)

   税前利益        △762億円            -        -     △621億円          -


   当期純利益       △953億円            -        -    △1,013億円         -




                     当四半期の各部門の状況


 営業部門
   収益合計(金融費用控除後)は868億円、税前利益は140億円でした。株式市場の大幅な下落を
 背景にお客様の投資心理が冷え込み、投資信託や外国株式の取引が低調でしたが、大型募集案件
 の貢献もあり、前四半期比で増益となりました。
  顧客基盤拡大に向けた取り組みを継続した結果、投資一任は純増となり、現金本券差引も約1.8
 兆円と大幅に増加しました。

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                     2019年3月期
                                   前四半期比       前年同期比
                      第3四半期
       収益合計
                          868億円        +1%       △22%
    (金融費用控除後)

      税前利益                140億円       +15%       △55%




 アセット・マネジメント部門
   収益合計(金融費用控除後)は162億円、税前利益は6億円でした。10四半期連続で資金流入と
 なりましたが、市場要因によって運用資産残高は減少しました。アメリカン・センチュリー・インベストメ
 ンツ株式の公正価値評価等の結果、同社関連損失(83億円)が拡大しました。


                     2019年3月期
                                   前四半期比       前年同期比
                      第3四半期
       収益合計
                          162億円       △34%       △56%
    (金融費用控除後)

      税前利益                  6億円       △94%       △97%




 ホールセール部門
   ホールセール部門の収益合計(金融費用控除後)は1,282億円、税前損失は959憶円でした。エク
 イティが好調で、インベストメント・バンキングも増収でしたが、不透明な市場環境やクレジット・スプ
 レッドの拡大等によりフィクスト・インカムは不振でした。また、ホールセール部門に帰属するのれん
 の減損(810億円)により、部門業績は大幅に悪化しました。


                     2019年3月期
                                   前四半期比       前年同期比
                      第3四半期
       収益合計
                         1,282億円      △13%       △23%
    (金融費用控除後)

      税前利益               △959億円            -           -




                                                           以上



<お問合わせ先> グループ広報部 西脇、山下、江本、大津、辻内、小林、鵜飼 TEL:03-3278-0591

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詳細につきましては、 当社ホームページ(https://www.nomuraholdings.com/jp/investor/)にて掲載の決算
短信および決算説明資料をご覧下さい。また、本日(2019年1月31日)午後6時30分より、決算説明会(テレ
フォン・ カンフ ァ レンス ) を開催 する予定で す。 この模様は、 当社ホ ーム ページ
(https://www.nomura.com/jp/)を通じてライブ配信します。


本資料は、米国会計基準による2019年3月期第3四半期の業績に関する情報の提供を目的としたものであ
り、当社が発行する有価証券の投資勧誘を目的としたものではありません。本資料に含まれる連結財務情
報は、監査対象外とされています。


本資料に掲載されている事項は、資料作成時点における当社の見解であり、その情報の正確性および完全
性を保証または約束するものではなく、 今後、予告なしに変更されることがあります。 本資料は、2018年12
月31日現在のデータに基づき作成されていま す。なお、本資料で使用するデータおよび表現等の欠落・誤謬
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