7951 ヤマハ 2020-02-06 15:30:00
2020年3月期 第3四半期(累計)業績の概要と通期業績予想について[IFRS] [pdf]
2020 年 2 月 6 日
各 位
会 社 名 ヤ マ ハ 株 式 会 社
代表者名 代表執行役社長 中田 卓也
(コード番号 7951 東証第1部)
問合せ先 コーポレート・コミュニケーション部長 瀧澤 勉
(TEL 03-5488-6601)
2020 年 3 月期 第 3 四半期(累計)業績の概要と通期業績予想について[IFRS]
□ 第 3 四半期累計業績の概要 ― 楽器事業は堅調持続も、部品・装置事業の市況低迷
および為替影響により、対前年同期、減収・減益 ―
2020 年 3 月期 第 3 四半期累計の売上収益は、主力の楽器事業が堅調を持続したものの、部品・装
置事業の市況低迷および為替影響△112 億円により、前年同期に対し 91 億円(2.7%)減少の 3,226 億
円となりました。事業利益は、部品・装置事業の悪化と為替影響△52 億円により、前年同期に対し
25 億円(5.5%)減少の 424 億円、親会社の所有者に帰属する四半期利益は、9 億円(2.8%)減少の 327
億円となりました。
<事業セグメント別の売上収益・損益の状況>
●楽器事業
売上収益 2,133 億円(前年同期比 0.1%増) 事業利益 348 億円(前年同期比 3.1%増)
国内は消費税増税の影響もあり販売が減少しましたが、それ以外の地域は好調に推移しました。
アコースティックピアノは中国で二桁成長が継続したほか、その他の新興国や欧州でも売上げを
伸ばしました。電子楽器および管楽器は国内を除く各地域で販売が好調を持続し、ギターは全て
の地域で売上げが伸長し二桁成長となりました。
セグメント全体の売上収益は、前年同期に対し△78 億円の為替影響を吸収して、1 億円増加の
2,133 億円となりました。また事業利益は、△39 億円の為替影響を吸収して 10 億円増加の 348
億円となりました。
●音響機器事業
売上収益 862 億円(前年同期比 4.9%減) 事業利益 71 億円(前年同期比 12.3%減)
業務用音響機器は全ての地域で販売を伸ばしたことに加え、国内の音響設備工事が好調に推移
しました。オーディオ機器およびICT機器は販売が伸び悩みました。
セグメント全体の売上収益は、前年同期に対し△32 億円の為替影響があり、44 億円減少の 862
億円となりました。また事業利益は、△13 億円の為替影響があり、10 億円減少の 71 億円となり
ました。
●部品・装置、その他の事業
売上収益 231 億円(前年同期比 17.3%減) 事業利益 5 億円(前年同期比 84.5%減)
電子デバイスの売上げは回復しましたが、FA 機器は市況低迷が続き販売が減少しました。
セグメント全体の売上収益は、前年同期に対し 48 億円減少の 231 億円となりました。また事
業利益は、25 億円減少の 5 億円となりました。
□ 2020 年 3 月期 通期業績予想 ― 販売動向と先行き不透明感を一定程度織り込み、
前回予想を下方修正 ―
2020年3月期の通期業績予想は、第3四半期までの販売動向と中国で発生した新型肺炎の感染拡大懸
念などの先行き不透明感を一定程度織り込み、11月1日に公表した売上収益 4,350億円(前期比 0.1%
増) 事業利益 530億円
、 (前期比 0.5%増) 親会社の所有者に帰属する当期利益 415億円
、 (前期比 2.9%
増)を、売上収益 4,250億円(前期比 2.2%減)
、事業利益 500億円(前期比 5.2%減)
、親会社の所有
者に帰属する当期利益 395億円(前期比 2.1%減)に修正いたします。
なお、IFRSに基づく2019年3月期の実績は、売上収益 4,344億円、事業利益527億円、親会社の所有
者に帰属する当期利益 403億円です。
*本予想における第4四半期以降の想定為替レートは、対USドル110円、対ユーロ120円です。
注 1)当社グループは、2020 年 3 月期第1四半期より IFRS を適用しております。また、前第 3 四半期累計および前連
結会計年度の財務数値についても、IFRS に準拠しております。
注 2)事業利益とは、売上総利益から販売費及び一般管理費を控除して算出した日本基準の営業利益に相当するもので
す。
注 3)文章中の売上収益、損益の数値は、原則として億円未満四捨五入で記載しております。
以上