7951 ヤマハ 2019-11-01 15:00:00
2020年3月期 第2四半期業績の概要と通期業績予想について[IFRS] [pdf]
2019 年 11 月 1 日
各 位
会 社 名 ヤ マ ハ 株 式 会 社
代表者名 代表執行役社長 中田 卓也
(コード番号 7951 東証第1部)
問合せ先 コーポレート・コミュニケーション部長 瀧澤 勉
(TEL 03-5488-6601)
2020 年 3 月期 第 2 四半期(累計)業績の概要と通期業績予想について[IFRS]
□ 第 2 四半期累計業績の概要 ― 楽器事業は好調も、部品・装置事業の市況低迷
および為替影響により、対前年同期、減収・減益 ―
2020 年 3 月期 第 2 四半期累計の売上収益は、主力の楽器事業が好調に推移したものの、部品・装
置事業の市況低迷と為替影響△67 億円により、前年同期に対し 48 億円(2.2%)減少の 2,085 億円と
なりました。事業利益は、部品・装置事業の悪化と為替影響△31 億円により、前年同期に対し 6 億円
(2.1%)減少の 261 億円、親会社の所有者に帰属する四半期利益は、1 億円(0.3%)減少の 211 億円
となりました。
<事業セグメント別の売上収益・損益の状況>
●楽器事業
売上収益 1,387 億円(前年同期比 0.6%増) 事業利益 223 億円(前年同期比 9.1%増)
アコースティックピアノは中国での二桁成長が継続しました。また、欧州やその他の新興国で
も好調を持続したほか、国内は増税前の需要増を取り込みました。電子楽器は北米をはじめ全て
の地域で売上げを伸ばしました。ギターは好調な販売により二桁の成長となりましたが、管楽器
は国内の販売が振るわず前年を下回りました。
セグメント全体の売上収益は、前年同期に対し△48 億円の為替影響を吸収して、8 億円増加の
1,387 億円となりました。また事業利益は、△23 億円の為替影響を吸収して 19 億円増加の 223
億円となりました。
●音響機器事業
売上収益 545 億円(前年同期比 3.2%減) 事業利益 37 億円(前年同期比 10.7%減)
業務用音響機器は国内の販売と音響設備工事が好調に推移したほか、全ての地域で売上げを伸
ばしました。オーディオ機器は新興国で販売が伸び悩み、ICT機器は国内の販売が減少しました。
セグメント全体の売上収益は、前年同期に対し△19 億円の為替影響があり、18 億円減少の 545
億円となりました。また事業利益は、△8 億円の為替影響があり、4 億円減少の 37 億円となりま
した。
●部品・装置、その他の事業
売上収益 153 億円(前年同期比 19.9%減) 事業利益 2 億円(前年同期比 91.5%減)
電子デバイスは回復傾向にあるものの、FA 機器は市況低迷により販売が減少しました。
セグメント全体の売上収益は、前年同期に対し 38 億円減少の 153 億円となりました。また事
業利益は、20 億円減少の 2 億円となりました。
□ 2020 年 3 月期 通期業績予想 ― 前回予想を下方修正するものの、増収・増益を維持 ―
2020年3月期の通期業績予想は、FA機器の市況低迷と、前回予想に対して売上収益△96億円、事業
利益△45億円の為替影響を織り込み、5月9日に公表した売上収益 4,440億円(前期比 2.2%増)
、事業
利益 550億円(前期比 4.3%増)
、親会社の所有者に帰属する当期利益 425億円(前期比 5.4%増)を、
売上収益 4,350億円(前期比 0.1%増)
、事業利益 530億円(前期比 0.5%増)
、親会社の所有者に帰属
する当期利益 415億円(前期比 2.9%増)に修正いたします。
なお、IFRSに基づく2019年3月期の実績は、売上収益 4,344億円、事業利益527億円、親会社の所有
者に帰属する当期利益 403億円です。
*本予想における第3四半期以降の想定為替レートは、前回予想の対USドル110円、対ユーロ125円から、
対USドル110円、対ユーロ120円に見直しております。
注 1)当社グループは、2020 年 3 月期第1四半期より IFRS を適用しております。また、前第 2 四半期累計および前連
結会計年度の財務数値についても、IFRS に準拠しております。
注 2)事業利益とは、売上総利益から販売費及び一般管理費を控除して算出した日本基準の営業利益に相当するもので
す。
注 3)文章中の売上収益、損益の数値は、原則として億円未満四捨五入で記載しております。
以上
2020年3月期第2四半期業績資料
(1) 主要財務指標
2019年11月1日
前期第2四半期実績 第2四半期実績 前期実績 当期予想 前回当期予想
('18/4月-9月) ('19/4月-9月) ('19/8/1発表)
19年3月期 20年3月期 19年3月期 20年3月期 20年3月期
売上収益 2,133億円 2,085億円 4,344億円 4,350億円 4,440億円
うち国内 642億円 (30.1%) 619億円 (29.7%) 1,298億円 (29.9%) 1,270億円 (29.2%) 1,290億円 (29.1%)
うち海外 1,491億円 (69.9%) 1,466億円 (70.3%) 3,046億円 (70.1%) 3,080億円 (70.8%) 3,150億円 (70.9%)
事業利益 (*1)
267億円 (12.5%) 261億円 (12.5%) 527億円 (12.1%) 530億円 (12.2%) 550億円 (12.4%)
営業利益 265億円 (12.4%) 276億円 (13.2%) 528億円 (12.2%) 545億円 (12.5%) 550億円 (12.4%)
税引前利益 292億円 (13.7%) 289億円 (13.8%) 565億円 (13.0%) 570億円 (13.1%) 580億円 (13.1%)
当期利益 (*2) 212億円 (9.9%) 211億円 (10.1%) 403億円 (9.3%) 415億円 (9.5%) 425億円 (9.6%)
為替レート(決済レート) (*3) 110円/US$ 109円/US$ 111円/US$ 110円/US$ (*7)
110円/US$
132円/EUR 124円/EUR 131円/EUR 122円/EUR 125円/EUR
ROE (*4)
11.3% 11.9% 11.1% 11.3% 11.3%
ROA (*5)
7.5% 8.2% 7.5% 7.9% 8.0%
1株当たり利益 116.4円 118.3円 222.1円 232.6円 238.2円
設備投資額 80億円 72億円 160億円 220億円 220億円
(減価償却費) (53億円) (54億円) (106億円) (127億円) (127億円)
研究開発費 121億円 123億円 249億円 265億円 265億円
(キャッシュフロー)
営業活動 72億円 190億円 355億円 590億円 620億円
投資活動 △ 133億円 △ 54億円 △ 231億円 △ 200億円 △ 220億円
フリーキャッシュフロー △ 61億円 136億円 124億円 390億円 400億円
期末在庫高 1,076億円 1,061億円 1,010億円 990億円 1,007億円
(要員数)
国内 5,832人 5,736人 5,736人 5,700人 5,700人
海外 14,588人 14,668人 14,639人 15,400人 15,400人
正社員計 (*6)
20,420人 20,404人 20,375人 21,100人 21,100人
(連結範囲変動による増減) - - - - -
正社員外要員(期中平均) 7,949人 8,261人 7,733人 7,800人 7,800人
(事業別売上収益)
楽器 1,378億円 (64.6%) 1,387億円 (66.5%) 2,795億円 (64.3%) 2,810億円 (64.6%) 2,855億円 (64.3%)
音響機器 563億円 (26.4%) 545億円 (26.2%) 1,201億円 (27.7%) 1,210億円 (27.8%) 1,235億円 (27.8%)
その他 191億円 (9.0%) 153億円 (7.3%) 348億円 (8.0%) 330億円 (7.6%) 350億円 (7.9%)
(事業別事業利益)
楽器 204億円 223億円 408億円 430億円 430億円
音響機器 41億円 37億円 96億円 100億円 110億円
その他 22億円 2億円 23億円 0億円 10億円
ヤマハグループは、2020年3月期第1四半期より国際財務報告基準(IFRS)を適用しております。
*1 事業利益とは、売上総利益から販売費及び一般管理費を控除して算出した日本基準の営業利益に相当するものです。
*2 当期利益=親会社の所有者に帰属する当期(四半期)利益
*3, 7 為替レートは、利益に影響を及ぼすヤマハの輸出入決済レートを記載しています。 下期為替レート US$=110円、EUR=120円
*4, 5 ROE・ROAは年換算値
*6 要員数=期末社員在籍数
当社は、2019年11月1日開催の取締役会において自己株式取得に係る事項を決議いたしました。当期予想については、当該自己株式の取得の影響を考慮しておりません。
連結業績予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。
また、実際の連結業績は今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。
2020年3月期第2四半期業績資料
(2) 売上収益の内訳(事業別、地域別)
20年3月期 楽器 音響機器 その他 合計
第2四半期実績
('19/4月-9月) *
売上収益 前期比 売上収益 前期比* 売上収益 前期比* 売上収益 前期比*
日本 376億円 99% 131億円 104% 112億円 83% 619億円 96%
北米 282億円 104% 130億円 99% 18億円 133% 430億円 103%
欧州 233億円 105% 151億円 104% 1億円 72% 385億円 105%
86%
中国 259億円 111% 43億円 9億円 41% 310億円 102%
(99%)
アジア・オセアニア・
237億円 105% 91億円 98% 13億円 69% 341億円 101%
その他の地域
100%
合計 1,387億円 104% 545億円 153億円 80% 2,085億円 101%
(101%)
*
前期比は為替を除いた実質ベースでの比較 ()内はOEM向けを除いた前期比増減