2019年3月期
第3四半期決算説明会資料
2019年2月6日
ヤマハ株式会社
Yamaha Music India Pvt. Ltd.
決算発表のポイント
決算概要
（ ）数値は前年同期との対比
＜19/3月期 3Q累計実績＞
・対前年同期、増収増益。通期計画に沿って順調に進捗
・売上高は、楽器事業が牽引し堅調に推移(+1.6%)
・営業利益481億円(+16.0%)、営業利益率14.4%(+1.8P)を達成
＜19/3月期 通期予想＞
・売上高は、部品･装置事業の減収により前回予想比20億円の下方修正
・営業利益550億円(+12.6%)は据え置く
・営業利益と経常利益は過去最高益更新を予想
1
1. 決算概要
2019年3月期 3Q累計実績 2019年3月期 通期予想
業績概要
（億円）
18/3 19/3 前期比
*2
売 上 高 3,287 3,339 +52 +1.6%
営業利益 415 481 +66 +16.0%
（営業利益率） (12.6%) (14.4%)
経常利益 416 489 +73 +17.4%
当 期 利 益 *1 496 367 ▲128 ▲25.9%
*2
+2.2%
為替レート（円） (為替影響除く)
US＄ 112 111
売上高
（期中平均）
EUR 129 129
利益 US＄ 112 111
（決済レート）
EUR 124 132
*1 連結財務諸表上は「親会社株主に帰属する四半期（当期）純利益」
前年同期はヤマハ発動機株式会社株式の一部売却による投資有価証券売却益（特別利益）258億円を計上 3
2019年3月期 3Q累計実績 2019年3月期 通期予想
営業利益増減要因
前期との比較 （億円）
為替影響 481
17
増収増産 コストダウン
モデルミックス等 6
海外生産
415 労務費 79
▲8 販管費
▲28
18/3期 19/3期
1～3Q 1～3Q
4
2019年3月期 3Q累計実績 2019年3月期 通期予想
事業別業績
（億円）
18/3 19/3 前期比 為替影響
売 上 高 2,088 2,150 +62 ▲15
楽 器 事 業 営 業 利 益 281 358 +76 +12
営 業 利 益 率 13.5% 16.6% +3.2P
売 上 高 923 910 ▲13 ▲7
音響機器事業 営 業 利 益 101 92 ▲8 +5
営 業 利 益 率 10.9% 10.2% ▲0.7P
売 上 高 277 279 +2 0
部 品 ・ 装 置
営 業 利 益 33 31 ▲2 0
そ の 他 事 業
営 業 利 益 率 11.8% 11.0% ▲0.8P
* 新規事業開発費用の負担の見直しによる営業利益影響額・・・楽器事業 +6億円、音響機器事業 ▲6億円
5
2019年3月期 3Q累計実績 2019年3月期 通期予想
通期業績予想
（億円）
18/3 19/3予想 前期比
*2
売 上 高 4,330 4,400 +70 +1.6%
営業利益 488 550 +62 +12.6%
（営業利益率） (11.3%) (12.5%)
経常利益 492 550 +58 +11.7%
当 期 利 益 *1 544 400 ▲144 ▲26.4%
*2
+2.5%
為替レート（円） (為替影響除く)
US＄ 111 111
売上高
（期中平均）
EUR 130 128
利益 US＄ 111 111
（決済レート）
EUR 126 131
※4Qの為替前提は、US$110円、ユーロ125円
*1 連結財務諸表上は「親会社株主に帰属する四半期（当期）純利益」
前年はヤマハ発動機株式会社株式の一部売却による投資有価証券売却益（特別利益）258億円を計上 6
2019年3月期 3Q累計実績 2019年3月期 通期予想
営業利益増減要因
前期との比較 増収増産
コストダウン 為替影響
3 550 （億円）
11
モデルミックス等
海外生産
488 労務費
▲10 販管費 98
▲40
18/3期 19/3期
前回予想との比較
減収減産
550 モデルミックス等 販管費 為替影響 550
▲10 3 7
19/3期 19/3期
（前回予想） 7
2019年3月期 3Q累計実績 2019年3月期 通期予想
事業別通期業績予想
（億円）
18/3 19/3予想 前期比 為替影響
売 上 高 2,745 2,825 +80 ▲26
楽 器 事 業 営 業 利 益 346 415 +69 +3
営 業 利 益 率 12.6% 14.7% +2.1P
売 上 高 1,218 1,235 +17 ▲12
音響機器事業 営 業 利 益 107 110 +3 +1
営 業 利 益 率 8.8% 8.9% +0.1P
売 上 高 367 340 ▲27 0
部 品 ・ 装 置
営 業 利 益 35 25 ▲10 0
そ の 他 事 業
営 業 利 益 率 9.5% 7.4% ▲2.1P
* 新規事業開発費用の負担の見直しによる営業利益影響額・・・楽器事業 +9億円、音響機器事業 ▲9億円
8
2. 事業別概要
楽器事業 音響機器事業 部品・装置、その他事業
売上・営業利益
[3Q累計状況] 全商品カテゴリーで増収
･商品別：ピアノは中国2桁成長、北米好調により好調継続
DPは普及帯が伸長し好調。ギターは中国・北米で2桁成長
売上高 ･市場別：中国、北米にて2桁成長
3000 （億円）
[通期見込] 全商品カテゴリー増収、前年上回る伸びを予想
2500 ･市場別：中国は2桁成長。北米は好調。新興国は地域で跛行性あ
るも堅調。国内、欧州は減収。
2000
営業利益
500 （億円）
1500 (104%)
2,745 2,825 [16.6%] [14.7%]
(104%) 400 [13.5%] [12.6%]
1000 2,088 2,150
300
200 415
500 346 358
281
100
0 0
18/3期 18/3期 19/3期 19/3期 18/3期 18/3期 19/3期 19/3期
3Q累計 通期 3Q累計 通期 3Q累計 通期 3Q累計 通期
(予想) (予想)
( )内は為替を除いた実質ベースでの前期比増減 [ ]内は営業利益率
10
楽器事業 音響機器事業 部品・装置、その他事業
主要商品 売上状況
ピアノ 電子楽器 管楽器 弦打楽器
(104%) (億円)
913 934
210
1–3Q
(105%)
(107%)
(105%)
559
529 292
285
(104%)
424 436
126
4Q 1–3Q
(108%) (107%) (106%)
(102%) 99 308
149 1–3Q 293
142 227 (101%) (104%)
3Q 226
91 91
(109%) 70 1–3Q
(106%) (104%) (106%)
2Q 133 143 113 83
107 82
(107%) (103%)
(103%) 193 210 (104%) 78 80
1Q 128 135 126 133 (112%)
63 71
18/3期 19/3期 18/3期 19/3期 18/3期 19/3期 18/3期 19/3期
( )内は為替を除いた実質ベースでの前期比増減 11
楽器事業 音響機器事業 部品・装置、その他事業
地域別販売状況
(99%)
770 762 (億円)
4Q 195 (108%)
587
542 (98%) (104%)
1–3Q 521 506 504
(97%)
(115%) 501
(96%) 466
3Q 185 177 142 110 410
1–3Q 123
(111%) 1–3Q
(112%)
(98%) 1–3Q 1–3Q
158 (99%) 87 (103%)
(115%) (116%) (105%)
2Q (98%) 142 173 167
175 121 136 137
172
110
(107%)
148 (98%) (116%) (99%)
138 125 122 128 135 129
(96%)
112
1Q
215 207 (112%) (97%) (115%) (106%)
120 133 114 118 122 107 111
100
18/3期 19/3期 18/3期 19/3期 18/3期 19/3期 18/3期 19/3期 18/3期 19/3期
日本 北米 欧州 中国 その他
※ソフト、音楽教室等を含む ( )内は為替を除いた実質ベースでの前期比増減 12
楽器事業 音響機器事業 部品・装置、その他事業
売上・営業利益
[3Q累計状況] 業務用音響機器が好調に推移
･AVは、米国で量販店向け出荷進むも、需要変化対応に遅れ、
前年を下回る
･PAは、業務用音響機器好調も設備工事遅れ
売上高 （億円）
･ICTは、ネットワーク機器は堅調、OEM減影響で前年下回る
1250
[通期見込]
業務用音響機器、ネットワーク機器の好調継続を予想
･AVは、欧米で4Q挽回するも、前年若干下回る
1000
･PAは、業務用音響機器が全地域で前年を上回り2桁成長
･ICTは、ネットワーク機器が好調に推移し前年上回る
750
(102%) 200 営業利益
1,218 1,235 （億円）
(99%) 150
500
923 910
[10.9%] [8.8%] [10.2%] [8.9%]
100
250
50 101 107 92 110
0 0
18/3期 18/3期 19/3期 19/3期 18/3期 18/3期 19/3期 19/3期
3Q累計 通期 3Q累計 通期 3Q累計 通期 3Q累計 通期
(予想) (予想)
( )内は為替を除いた実質ベースでの前期比増減 [ ]内は営業利益率 13
楽器事業 音響機器事業 部品・装置、その他事業
主要商品 売上状況
AV機器 PA機器 ICT機器
(億円)
(106%)
(99%) 503
484 476 480
(101%)
4Q 102 (105%)
120
152 153
1–3Q 1–3Q
(97%) (105%)
(106%) (96%)
(103%) 130 37
3Q 163 126 (101%)
165 (100%) 1–3Q
(106%)
36 36
(103%)
(94%) 118 120 (99%)
2Q 126 (103%)
117 39 39
(105%) (91%)
(93%) 124 (95%)
1Q 92 116 39 36
87
18/3期 19/3期 18/3期 19/3期 18/3期 19/3期
※PA機器はハード売上のみ（設備工事を除く）
( )内は為替を除いた実質ベースでの前期比増減
( )内はOEM向けを除いた前期比増減
14
楽器事業 音響機器事業 部品・装置、その他事業
地域別販売状況
(102%) (億円)
(101%) 325 328
308 312
(104%)
285
273 72
71 1–3Q
(101%) (107%)
1–3Q
83 (98%) (101%) 202 208
4Q
105 103
1–3Q 93 (104%)
97 47
(100%) (98%)
59 59 (94%) 1–3Q
3Q (98%) (103%) (104%)
(104%) 110 103 (92%) 58 57
(92%) 78 80 (98%)
(99%) 80 1–3Q
71 71 74 23
2Q (92%) (105%)
31 28 (98%) 53 53
(95%) (99%)
(96%)
71 75 28 26 (92%) (104%)
1Q 59 56 64 60 (96%)
44 44
28 27 (93%)
(100%)
18/3期 19/3期 18/3期 19/3期 18/3期 19/3期 18/3期 19/3期 18/3期 19/3期
日本 北米 欧州 中国 その他
( )内は為替を除いた実質ベースでの前期比増減
( )内はOEM向けを除いた前期比増減
15
楽器事業 音響機器事業 部品・装置、その他事業
売上・営業利益
[3Q累計状況]
･電子デバイスは、アミューズメント、中国向け減速により前年を
売上高 （億円）
下回る。FA機器は、想定通り3Q以降減速、累計では前年上回る
400
[通期見込]
･電子デバイスの減収により全体では前年下回る
300
80 営業利益 （億円）
200
367 (93%)
(101%) 340 60
277 279
100 40 [11.8%] [9.5%] [11.0%] [7.4%]
20
33 35 31 25
0 0
18/3期 18/3期 19/3期 19/3期 18/3期 18/3期 19/3期 19/3期
3Q累計 通期 3Q累計 通期 3Q累計 通期 3Q累計 通期
(予想) (予想)
( )内は為替を除いた実質ベースでの前期比増減 [ ]内は営業利益率
16
3. その他財務数値
決算概要 事業別概要 その他財務数値
貸借対照表
（億円）
18/3 19/3 19/3末
増減 18/3末 増減
3Q末 3Q末 （予想）
現 預 金 1,387 1,096 ▲291 1,227 1,126 ▲101
売 上 債 権 670 629 ▲41 553 554 +1
棚 卸 資 産 996 1,026 +30 941 993 +52
他 流 動 資 産 190 219 +29 174 219 +45
固 定 資 産 2,773 2,299 ▲474 2,628 2,349 ▲279
資 産 計 6,017 5,269 ▲748 5,523 5,241 ▲282
仕 入 債 務 182 181 ▲1 199 198 ▲1
借 入 金 259 191 ▲68 111 117 +6
他 負 債 1,365 1,023 ▲342 1,330 1,015 ▲315
純 資 産 計 4,211 3,874 ▲337 3,883 3,911 +28
負 債 純 資 産 計 6,017 5,269 ▲748 5,523 5,241 ▲282
* インドネシア税務にかかる偶発債務は異議申立等により解決が進み、 * 税効果会計に係る会計基準の改定に伴い、前期数値は組み替え
重要度がなくなったため、決算短信への注記記載が必要なくなりました 18
決算概要 事業別概要 その他財務数値
設備投資額・減価償却費/研究開発費
設備投資額（減価償却費） （億円）
246
18 177
152 42 13
10
その他 105 30
34 6
音響機器 19 186
楽器
108 108 134 110
81 79 82
18/3期 3Q累計 19/3期 3Q累計 18/3期 19/3期
（予想）
研究開発費
248 257
183 186
45 44
33 32
114 117
85 84
65 70 89 95
18/3期 3Q累計 19/3期 3Q累計 18/3期 19/3期
（予想） 19
コーポレートガバナンス
2018年
「コーポレートガバナンス・オブ・ザ・イヤー Ⓡ」
大賞受賞
※2019年2月1日受賞企業公表、2月21日表彰式
【コーポレートガバナンス・オブ・ザ・イヤーⓇ概要】
主 催 一般社団法人日本取締役協会
目 的 コーポレートガバナンスを用いて中長期的な成長を実現する企業を表彰する共に、コーポレートガバナンスの普及・啓蒙を広く呼び掛ける
審査委員 委員長 斉藤 惇 （日本野球機構会長・プロ野球組織コミッショナー、元日本取引所グループCEO）
委員 井伊 重行 （産経新聞 論説委員）
伊藤 邦雄 （一橋大学CFO教育センター長、一橋大学大学院商学研究科特任教授）
太田 洋 （西村あさひ法律事務所パートナー弁護士、ニューヨーク州弁護士）
冨山 和彦 （株式会社経営共創基盤CEO）
中神 康議 （みさき投資株式会社代表取締役社長）
選定対象 東京証券取引所 第一部上場企業（約2000社）
2018年 大賞： ヤマハ株式会社 過去の大賞 2017年度 花王株式会社
受賞企業 入賞： TDK株式会社、明治ホールディングス株式会社 受賞企業 2016年度 HOYA株式会社
経済産業大臣賞： オムロン株式会社 2015年度 株式会社ブリヂストン
東京都知事賞 ： 大和ハウス工業株式会社
20
付属資料
2019年3月期 3Q業績概要
（億円）
18/3 19/3 前期比
*2
売 上 高 1,189 1,193 +4 +0.3%
営業利益 175 196 +20 +11.6%
（営業利益率） (14.8%) (16.4%)
経常利益 169 191 +22 +13.1%
当 期 利 益 *1 299 148 ▲151 ▲50.4%
*2
+2.2%
為替レート（円） (為替影響除く)
US＄ 113 113
売上高
（期中平均）
EUR 133 129
利益 US＄ 113 113
（決済レート）
EUR 130 132
*1 連結財務諸表上は「親会社株主に帰属する四半期（当期）純利益」
22
2019年3月期 3Q事業別実績
（億円）
18/3 19/3 前期比 為替影響
売 上 高 746 760 +14 ▲17
楽 器 事 業 営 業 利 益 115 142 +27 0
営 業 利 益 率 15.4% 18.6% +3.2P
売 上 高 347 345 ▲3 ▲7
音響機器事業 営 業 利 益 49 46 ▲3 ▲1
営 業 利 益 率 14.1% 13.3% ▲0.8P
売 上 高 96 88 ▲8 0
部 品 ・ 装 置
営 業 利 益 12 8 ▲3 0
そ の 他 事 業
営 業 利 益 率 12.1% 9.4% ▲2.7P
23
3Q累計 営業外損益、特別損益
（億円）
18/3 19/3
金 融 収 支 25 25
営 業 外 損 益 そ の 他 ▲23 ▲17
計 1 8
固 定 資 産
処 分 損 益
ヤマハ発動機株式売却益
+258 ▲1 0
特 別 損 益 そ の 他 255 22
計 253 22
法 人 税 等 185 110
法 人 税 等
調 整 額
▲12 33
法 人 税 他
少数株主利益 0 0
計 173 143
24
通期 営業外損益、特別損益
（億円）
19/3
18/3
（予想）
金 融 収 支 43 41
営 業 外 損 益 そ の 他 ▲39 ▲41
計 4 0
固 定 資 産
処 分 損 益
ヤマハ発動機株式売却益
+258
▲2 0
特 別 損 益 そ の 他 255 0
計 252 0
法 人 税 等 214 123
法 人 税 等
調 整 額
▲13 26
法 人 税 他
少数株主利益 0 1
計 201 150
25
この資料の中で、将来の見通しに関する数値につきましては、
ヤマハ及びヤマハグループ各社の現時点での入手可能な情報に基いており、
この中にはリスクや不確定な要因も含まれております。
従いまして、実際の業績は、事業を取り巻く経済環境、需要動向、
米ドル、ユーロを中心とする為替動向等により、
これらの業績見通しと大きく異なる可能性があります。