7951 ヤマハ 2019-08-01 15:30:00
2020年3月期 第1四半期業績の概要と通期業績予想について[IFRS] [pdf]
2019 年 8 月 1 日
各 位
会 社 名 ヤ マ ハ 株 式 会 社
代表者名 代表執行役社長 中田 卓也
(コード番号 7951 東証第1部)
問合せ先 コーポレート・コミュニケーション部長 瀧澤 勉
(TEL 03-5488-6601)
2020 年 3 月期 第 1 四半期業績の概要と通期業績予想について[IFRS]
□ 第 1 四半期業績の概要 ― 楽器事業は堅調も部品・装置事業の市況悪化を受け、
対前年同期、減収・減益 ―
2020 年 3 月期 第 1 四半期の売上収益は、楽器事業が堅調に推移したものの、部品・装置事業の市
況悪化と為替影響△23 億円により、前年同期に対し 50 億円(4.8%)減少の 995 億円となりました。
事業利益は、部品・装置事業の悪化と為替影響△11 億円により、前年同期に対し 16 億円(13.2%)減
少の 108 億円、親会社の所有者に帰属する四半期利益は、22 億円(23.2%)減少の 73 億円となりまし
た。
<事業セグメント別の売上収益・損益の状況>
●楽器事業
売上収益 675 億円(前年同期比 1.4%減) 事業利益 98 億円(前年同期比 1.9%増)
アコースティックピアノは中国で成長速度の減速が見られたものの、その他の新興国で好調を
持続したことに加え、欧州での販売が回復しました。デジタルピアノは北米での売上げが全体を
牽引しました。またギターは中国をはじめ全ての地域で販売を伸ばしましたが、管楽器は国内の
販売減などで前年を下回りました。
セグメント全体の売上収益は、販売が概ね堅調に推移したものの、前年同期に対し△17 億円の
為替影響があり、10 億円減少の 675 億円となりました。また事業利益は、△7 億円の為替影響を
吸収し 2 億円増加の 98 億円となりました。
●音響機器事業
売上収益 248 億円(前年同期比 4.8%減) 事業利益 9 億円(前年同期比 33.7%減)
オーディオ機器および業務用音響機器は欧州での販売が伸長しましたが、ICT機器は国内での
販売が減少しました。
セグメント全体の売上収益は、前年同期に対し△7 億円の為替影響を含め、13 億円減少の 248
億円となりました。また事業利益は、△4 億円の為替影響により 4 億円減少の 9 億円となりまし
た。
●部品・装置、その他の事業
売上収益 72 億円(前年同期比 27.5%減) 事業利益 1 億円(前年同期比 95.5%減)
FA 機器および電子デバイスは市況悪化により販売が減少しました。
セグメント全体の売上収益は、前年同期に対し 27 億円減少の 72 億円となりました。また事業
利益は、14 億円減少の 1 億円となりました。
□ 2020 年 3 月期 通期業績予想 ― 前回予想を据え置き、着実な増収・増益を予想 ―
2020年3月期の通期業績予想は、5月9日に公表した売上収益 4,440億円(前期比 2.2%増)
、事業利
益 550億円(前期比 4.3%増)
、親会社の所有者に帰属する当期利益 425億円(前期比 5.4%増)を据
え置きます。
なお、IFRSに基づく2019年3月期の実績は、売上収益 4,344億円、事業利益527億円、親会社の所有
者に帰属する当期利益 403億円となりました。
*本予想における想定為替レートは、対USドル110円、対ユーロ125円です。
注 1)当社グループは、2020 年 3 月期第1四半期より IFRS を適用しております。また、前第1四半期および前連結会
計年度の財務数値についても、IFRS に準拠しております。
注 2)事業利益とは、売上総利益から販売費及び一般管理費を控除して算出した日本基準の営業利益に相当するもので
す。
注 3)文章中の売上収益、損益の数値は、原則として億円未満四捨五入で記載しております。
以上
2020年3月期第1四半期業績資料
2019年8月1日
前期第1四半期実績 第1四半期実績 前期実績 当期予想 (*6)
19年3月期 20年3月期 19年3月期 20年3月期
売上収益 1,045億円 995億円 4,344億円 4,440億円
うち国内 335億円 (32.1%) 294億円 (29.6%) 1,298億円 (29.9%) 1,290億円 (29.1%)
うち海外 710億円 (67.9%) 701億円 (70.4%) 3,046億円 (70.1%) 3,150億円 (70.9%)
事業利益 (*1) 124億円 (11.9%) 108億円 (10.8%) 527億円 (12.1%) 550億円 (12.4%)
営業利益 121億円 (11.6%) 111億円 (11.2%) 528億円 (12.2%) 550億円 (12.4%)
税引前利益 131億円 (12.5%) 110億円 (11.1%) 565億円 (13.0%) 580億円 (13.1%)
当期利益 (*2) 95億円 (9.1%) 73億円 (7.3%) 403億円 (9.3%) 425億円 (9.6%)
為替レート(決済レート) 108円/US$ 111円/US$ 111円/US$ 110円/US$
132円/EUR 126円/EUR 131円/EUR 125円/EUR
ROE (*3) 10.4% 8.3% 11.1% 11.3%
ROA (*4) 6.9% 5.8% 7.5% 8.0%
1株当たり利益 52.2円 40.8円 222.1円 238.2円
設備投資額 38億円 38億円 160億円 220億円
(減価償却費) (26億円) (27億円) (106億円) (127億円)
研究開発費 61億円 61億円 249億円 265億円
(キャッシュフロー)
営業活動 △ 42億円 72億円 355億円 620億円
投資活動 △ 44億円 △ 41億円 △ 231億円 △ 220億円
フリーキャッシュフロー △ 86億円 31億円 124億円 400億円
期末在庫高 1,000億円 1,046億円 1,010億円 1,007億円
(要員数)
国内 5,898人 5,843人 5,736人 5,700人
海外 14,487人 14,606人 14,639人 15,400人
正社員計 (*5) 20,385人 20,449人 20,375人 21,100人
(連結範囲変動による増減) - - - -
正社員外要員(期中平均) 7,668人 8,128人 7,733人 7,800人
(事業別売上収益)
楽器 685億円 (65.5%) 675億円 (67.9%) 2,795億円 (64.3%) 2,855億円 (64.3%)
音響機器 261億円 (25.0%) 248億円 (24.9%) 1,201億円 (27.7%) 1,235億円 (27.8%)
その他 99億円 (9.5%) 72億円 (7.2%) 348億円 (8.0%) 350億円 (7.9%)
(事業別事業利益)
楽器 97億円 98億円 408億円 430億円
音響機器 13億円 9億円 96億円 110億円
その他 14億円 1億円 23億円 10億円
ヤマハグループは、2020年3月期第1四半期より国際財務報告基準(IFRS)を適用しております。
*1 事業利益とは、売上総利益から販売費及び一般管理費を控除して算出した日本基準の営業利益に相当するものです。
*2 当期利益=親会社の所有者に帰属する当期(四半期)利益
*3, 4 ROE・ROAは年換算値
*5 要員数=期末社員在籍数
*6 通期予想は前回(2019年5月9日発表)から変更なし
連結業績予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、その達成を当社として約束する趣旨
のものではありません。
また、実際の連結業績は今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。