7951 ヤマハ 2021-08-04 15:30:00
2022年3月期 第1四半期業績の概要と通期業績予想について[IFRS] [pdf]
2021 年 8 月 4 日
各 位
会 社 名 ヤ マ ハ 株 式 会 社
代表者名 代表執行役社長 中田 卓也
(コード番号 7951 東証第1部)
問合せ先 コーポレート・コミュニケーション部長 杉山 啓子
(TEL 053-460-2210)
2022 年 3 月期 第 1 四半期業績の概要と通期業績予想について[IFRS]
□ 第 1 四半期業績の概要 ― 全ての事業で大幅な増収・増益 ―
新型コロナウイルス感染拡大による影響からの回復が進んだ 2022 年 3 月期 第 1 四半期の売上収
益は、前年同期に対し 307 億円(42.7%)増加の 1,025 億円となりました。事業利益は、売上収益の
大幅な増加により前年同期に対し 122 億円増加(前年同期は 11 億円の利益)の 134 億円となりまし
た。また、親会社の所有者に帰属する四半期利益は、前年同期に対し 152 億円増加の 134 億円(前
年同期は 18 億円の損失)となりました。
<事業セグメント別の売上収益・損益の状況>
●楽器事業
売上収益 686 億円(前年同期比 47.0%増) 事業利益 104 億円(前年同期比 313.0%増)
全ての商品で増収となり、アコースティックピアノ、電子楽器、ギターは、新型コロナウイル
ス感染拡大による影響が生じる前の前々年同期との比較でも増収となりました。地域別でも全て
の地域で前年に対し増収となりました。
セグメント全体の売上収益は、前年同期に対し 219 億円の増収となりました。事業利益は、79
億円の増益となりました。
●音響機器事業
売上収益 245 億円(前年同期比 25.3%増) 事業利益 13 億円(前年同期は 11 億円の損失)
オーディオ機器は、商品供給不足などにより北米と国内の販売が前年を下回り減収となりまし
た。業務用音響機器は、需要が回復傾向となり全ての地域で増収となりました。ICT機器は、国内
の会議システム需要が継続し増収となりました。
セグメント全体の売上収益は、前年同期に対し 49 億円の増収となりました。事業利益は、24 億
円の増益となりました。
●部品・装置、その他の事業
売上収益 94 億円(前年同期比 67.7%増) 事業利益 17 億円(前年同期は 3 億円の損失)
電子デバイス、自動車用内装部品、FA 機器は、いずれも市況の回復により増収となりました。
セグメント全体の売上収益は、前年同期に対し 38 億円の増収となりました。事業利益は、20 億
円の増益となりました。
□ 2022 年 3 月期 通期業績予想 ― 不透明な先行きを考慮し、前回予想を据え置き ―
市況は回復してきておりますが、新型コロナウイルスの感染拡大による影響は依然として不確実
性が高く、加えて半導体部品等の調達にも不確実性があるため、2022年3月期の通期業績予想は、5
月10日に公表した売上収益4,000億円(前期比7.3%増)、事業利益470億円(前期比15.4%増)
、親会社
の所有者に帰属する当期利益410億円(前期比54.0%増)を据え置きます。
なお、本予想における想定為替レートは、対 US ドル 105 円、対ユーロ 125 円です。
注 1)事業利益とは、売上総利益から販売費及び一般管理費を控除して算出した日本基準の営業利益に相当するもの
です。
注 2)文章中の売上収益、損益の数値は、原則として億円未満四捨五入で記載しております。
以上
2022年3月期第1四半期業績資料
(1) 主要財務指標 2021年8月4日
前期第1四半期実績 第1四半期実績 前期実績 当期予想 (*1)
前回当期予想
('20/4月-6月) ('21/4月-6月) (21/5/10発表)
21年3月期 22年3月期 21年3月期 22年3月期 22年3月期
売上収益 718億円 1,025億円 3,726億円 4,000億円 4,000億円
うち国内 204億円 (28.4%) 288億円 (28.1%) 1,082億円 (29.0%) 1,140億円 (28.5%) 1,140億円 (28.5%)
うち海外 514億円 (71.6%) 737億円 (71.9%) 2,644億円 (71.0%) 2,860億円 (71.5%) 2,860億円 (71.5%)
事業利益 (*2)
11億円 (1.6%) 134億円 (13.1%) 407億円 (10.9%) 470億円 (11.8%) 470億円 (11.8%)
営業利益 △15億円 (△2.1%) 183億円 (17.9%) 350億円 (9.4%) 520億円 (13.0%) 520億円 (13.0%)
税引前利益 △17億円 (△2.4%) 187億円 (18.2%) 371億円 (10.0%) 555億円 (13.9%) 555億円 (13.9%)
当期利益 (*3) △18億円 (△2.5%) 134億円 (13.1%) 266億円 (7.1%) 410億円 (10.3%) 410億円 (10.3%)
為替レート(決済レート) (*4)
108円/US$ 110円/US$ 106円/US$ 105円/US$ 105円/US$
121円/EUR 127円/EUR 121円/EUR 125円/EUR 125円/EUR
ROE (*5) △2.2% 13.2% 7.4% 10.0% 10.0%
ROA (*6) △1.5% 9.5% 5.2% 7.2% 7.2%
1株当たり利益 △10.3円 76.3円 151.4円 233.2円 233.2円
設備投資額 31億円 23億円 113億円 182億円 182億円
(減価償却費) (28億円) (29億円) (114億円) (130億円) (130億円)
研究開発費 61億円 60億円 242億円 253億円 253億円
(キャッシュフロー)
営業活動 △14億円 127億円 582億円 470億円 470億円
投資活動 21億円 52億円 △58億円 △100億円 △100億円
フリーキャッシュフロー 6億円 179億円 524億円 370億円 370億円
期末在庫高 1,008億円 974億円 968億円 1,010億円 1,010億円
(要員数)
国内 5,792人 5,745人 5,672人 5,700人 5,700人
海外 14,431人 14,399人 14,349人 14,600人 14,600人
正社員計 (*7) 20,223人 20,144人 20,021人 20,300人 20,300人
正社員外要員(期中平均) 7,672人 9,091人 8,644人 8,400人 8,400人
(事業別売上収益)
楽器 466億円 (65.0%) 686億円 (66.9%) 2,390億円 (64.1%) 2,580億円 (64.5%) 2,580億円 (64.5%)
音響機器 195億円 (27.2%) 245億円 (23.9%) 1,038億円 (27.9%) 1,080億円 (27.0%) 1,080億円 (27.0%)
その他 56億円 (7.8%) 94億円 (9.2%) 298億円 (8.0%) 340億円 (8.5%) 340億円 (8.5%)
(事業別事業利益 (*2) )
楽器 25億円 104億円 324億円 365億円 365億円
音響機器 △11億円 13億円 71億円 80億円 80億円
その他 △3億円 17億円 12億円 25億円 25億円
(2) 売上収益の内訳(事業別、地域別)
22年3月期 楽器 音響機器 その他 合計
第1四半期累計実績
('21/4月-6月) 売上収益 前期比 (*8) 売上収益 前期比 (*8) 売上収益 前期比 (*8) 売上収益 前期比 (*8)
日本 167億円 158% 70億円 117% 51億円 132% 288億円 141%
北米 133億円 123% 51億円 94% 16億円 252% 200億円 119%
欧州 126億円 126% 69億円 132% 2億円 218% 196億円 128%
124%
中国 145億円 137% 20億円 (126%)
9億円 297% 174億円 140%
その他 114億円 152% 36億円 148% 16億円 222% 167億円 156%
119%
合計 686億円 139% 245億円 (119%)
94億円 167% 1,025億円 135%
*1 通期予想は前回(2021年5月10日発表)から変更なし
*2 事業利益とは、売上総利益から販売費及び一般管理費を控除して算出した日本基準の営業利益に相当するものです。
*3 当期利益=親会社の所有者に帰属する当期(四半期)利益
*4 為替レートは、利益に影響を及ぼすヤマハの輸出入決済レートを記載しています。
*5, 6 ROE・ROAは年換算値
*7 要員数=期末社員在籍数
*8 前期比は為替を除いた実質ベースでの比較、()内はOEM向けを除いた前期比増減を表しています。
連結業績予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の連結業績
は今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。