2021年3月期
第3四半期決算説明会資料
2021年2月5日
ヤマハ株式会社
決算発表のポイント
決算概要 ( )数値は前年同期比
【21/3月期 3Q累計実績】
・ステイホーム需要により市況は回復基調も供給不足継続
・3Q(3ヵ月)は対前年では売上収益66億円減も事業利益は3億円減に留まり、
事業利益率は14.9%(+0.7p)に改善
業績予想
【21/3月期 通期予想】
・市況回復、供給不足の解消進むも減収減益
・前回予想からは、すべてのセグメントが従来予想を上回り増収増益、
売上収益150億円増、事業利益100億円増、当期利益80億円増を予想
1
1. 決算概要
2021年3月期 3Q累計実績 2021年3月期 通期予想
業績概要
（億円）
20/3 21/3 前期比
*2
売 上 収 益 3,226 2,723 ▲503 ▲15.6%
事 業 利 益 424 290 ▲134 ▲31.5%
（ 事 業 利 益 率 ） (13.1%) (10.7%)
*1
当 期 利 益 327 176 ▲151 ▲46.1%
*2
▲14.5%
為替レート（円） (為替影響除く)
売上収益 US＄ 109 106
（期中平均） EUR 121 122
利 益 US＄ 109 106
（決済レート） EUR 122 120
*1 親会社の所有者に帰属する当期利益
3
2021年3月期 3Q累計実績 2021年3月期 通期予想
事業利益増減要因
前期との比較 （億円）
424 為替影響 海外生産
減収減産
▲14 労務費
モデルミックス等
▲12
部品・装置
その他の事業
販管費 コストダウン 290
9 4
▲253
132
20/3期 21/3期
4
2021年3月期 3Q累計実績 2021年3月期 通期予想
事業別業績
（億円）
20/3 21/3 前期比 為替影響
売 上 収 益 2,133 1,759 ▲374 ▲26
楽 器 事 業 事 業 利 益 348 230 ▲118 ▲12
事 業 利 益 率 16.3% 13.1％ ▲3.2P
売 上 収 益 862 748 ▲114 ▲8
音響機器事業 事 業 利 益 71 51 ▲21 ▲2
事 業 利 益 率 8.3% 6.8％ ▲1.5P
売 上 収 益 231 216 ▲15 ▲2
部 品 ・ 装 置
事 業 利 益 5 10 5 ▲0
その他の事業
事 業 利 益 率 2.0% 4.4％ +2.5P
5
2021年3月期 3Q累計実績 2021年3月期 通期予想
通期業績予想
（億円）
20/3 21/3 21/3 前期比 前回予想比
(前回予想) (今回予想)
売 上 収 益 4,142 3,550 3,700 ▲442 ＋150
事 業 利 益 464 250 350 ▲114 +100
（ 事 業 利 益 率 ） (11.2%) (7.0%) (9.5%)
*
当 期 利 益 346 160 240 ▲106 +80
為替レート（円）
US＄ 109 108 106
売上収益
（期中平均）
EUR 121 120 123
利益 US＄ 109 108 106
（決済レート）
EUR 122 120 121
* 親会社の所有者に帰属する当期利益 ※4Qの為替前提は、US$105円、ユーロ123円
6
2021年3月期 3Q累計実績 2021年3月期 通期予想
事業利益増減要因
前期との比較 （億円）
海外生産
為替影響 減収減産
464 労務費
▲12 ▲16
モデルミックス等 部品・装置
販管費 コストダウン その他の事業 350
▲239 12 10
131
20/3期 21/3期
(今回予想)
前回予想との比較
部品・装置
増収 販管費
モデルミックス等
コストアップ その他の事業 350
為替影響 25 ▲2 10
250 58
9
21/3期 21/3期
（前回予想） (今回予想) 7
2021年3月期 3Q累計実績 2021年3月期 通期予想
事業別通期業績予想・前期比
（億円）
20/3 21/3 前期比 為替影響
売 上 収 益 2,694 2,370 ▲324 ▲35
楽 器 事 業 事 業 利 益 378 280 ▲98 ▲12
事 業 利 益 率 14.0% 11.8％ ▲2.2P
売 上 収 益 1,144 1,030 ▲114 ▲10
音響機器事業 事 業 利 益 86 60 ▲26 0
事 業 利 益 率 7.5% 5.8％ ▲1.7P
売 上 収 益 305 300 ▲5 ▲3
部 品 ・ 装 置
事 業 利 益 0 10 10 ▲1
その他の事業
事 業 利 益 率 0.1% 3.3％ +3.2P
8
2021年3月期 3Q累計実績 2021年3月期 通期予想
事業別通期業績予想・前回予想比
（億円）
21/3 21/3 前回予想比 為替影響
(前回予想) (今回予想)
売 上 収 益 2,280 2,370 90 +7
楽 器 事 業 事 業 利 益 200 280 80 +6
事 業 利 益 率 8.8% 11.8％ +3.0P
売 上 収 益 1,000 1,030 30 +2
音響機器事業 事 業 利 益 50 60 10 +4
事 業 利 益 率 5.0% 5.8％ +0.8P
売 上 収 益 270 300 30 ▲2
部 品 ・ 装 置
事 業 利 益 0 10 10 ▲0
その他の事業
事 業 利 益 率 0.0% 3.3％ +3.3P
9
2. 事業別概要
楽器事業 音響機器事業 部品・装置、その他の事業
売上収益・事業利益
[3Q累計状況] ステイホーム需要継続、市況回復も供給難で減収
･ピアノは市況回復傾向、電子楽器は需要旺盛も供給伴わず減収、管弦打は吹奏楽
活動停滞で市況低迷、ギターは需要旺盛とEC活況で堅調
売上収益 ･中国はピアノが牽引し復調、その他の地域は市況回復も供給不足解消されず減収
3,000 （億円）
[通期見込] 4Qは供給不足改善も、上期の減少をカバーしきれず
･ピアノは市況回復し前年並みを維持、電子楽器は供給不足改善も減収、管弦打は
2,500
学校需要の回復遅れ減収、ギターは需要堅調で増収を予想
･中国は増収、その他の地域は減収を予想
2,000
事業利益 （億円）
500 [16.3%] [14.0%] [13.1%] [11.8%]
1,500
2,694 (89%)
400
2,370
1,000 2,133 (84%)
300
1,759
200
500 348 378
280
100 230
0 0
20/3期 20/3期 21/3期 21/3期 20/3期 20/3期 21/3期 21/3期
3Q累計 通期 3Q累計 通期 3Q累計 通期 3Q累計 通期
(予想) (予想)
( )内は為替を除いた実質ベースでの前期比増減 [ ]内は事業利益率 11
楽器事業 音響機器事業 部品・装置、その他の事業
主要商品 販売状況
ピアノ 電子楽器 管弦打楽器 ギター
(億円)
921
(92%)
827
190
(98%)
530 287
514 507
(94%)
1–3Q
4Q 95 266 (87%) (76%)
113
380
(106%)
3Q 150 (97%) 297
1–3Q 235 112 286
146 (80%)
(88%)
187 (80%) 1–3Q 62
89 (71%)
2Q 150 (96%) 137 (99%)
(77%) 84 81 1–3Q
143 (100%)
(85%) 105 (103%)
209 73 74
1Q (68%) 170 145 (60%)
134 (100%)
87 84 68 65
20/3期 21/3期 20/3期 21/3期 20/3期 21/3期 20/3期 21/3期
( )内は為替を除いた実質ベースでの前期比増減 ＊ギターは、Line6・Ampegブランド売上を含む 12
楽器事業 音響機器事業 部品・装置、その他の事業
地域別販売状況
(億円)
689
(80%)
4Q 160 575
549 (88%)
491 497 (91%) (107%)
489
134 458 469
443 (87%)
3Q 154 99 403
110
58
(97%) 160
149 1–3Q (85%) 127
(105%)
(75%) 1–3Q 164 (89%)
136 1–3Q 142
2Q 180 131 1–3Q
(82%) 151 (96%) (90%)
(86%) 121 1–3Q
(79%) 153 (79%) (102%) (82%)
143 (87%) 134
120 116 136 127 (85%)
105
103
1Q 195 (54%) (84%) (81%) (81%)
106 128 105 117 125 110 (69%)
90 95 71
20/3期 21/3期 20/3期 21/3期 20/3期 21/3期 20/3期 21/3期 20/3期 21/3期
日本 北米 欧州 中国 その他
※ソフト、音楽教室等を含む ( )内は為替を除いた実質ベースでの前期比増減 13
楽器事業 音響機器事業 部品・装置、その他の事業
売上収益・事業利益
[3Q累計状況] AVはステイホーム需要増も供給不足、PAは苦戦継続
･AVはサウンドバー・HiFi堅調もレシーバー供給不足で減収
･PAは制作・配信用商材好調も、設備・ライブ市場は回復遅れ
･ICTはリモート需要の拡大でUCの好調が続く
売上収益
（億円）
1,250 [通期見込] ステイホーム需要堅調もPA苦戦で減収
･AVはサウンドバー伸長も、レシーバー供給不足から減収を予想
･PAは設備・ライブ市場の低迷続き減収を予想
1,000 ･ICTはUC需要拡大継続で2桁成長を予想
*UC:会議システム
750
事業利益 （億円）
100 [8.3%] [7.5%] [6.8%] [5.8%]
(91%)
1,144 80
500 1,030
(88%)
862 60
748
40 86
250 71
51 60
20
0 0
20/3期 20/3期 21/3期 21/3期 20/3期 20/3期 21/3期 21/3期
3Q累計 通期 3Q累計 通期 3Q累計 通期 3Q累計 通期
(予想) (予想)
( )内は為替を除いた実質ベースでの前期比増減 [ ]内は事業利益率 14
楽器事業 音響機器事業 部品・装置、その他の事業
主要商品 販売状況
AV機器 PA機器 ICT機器
(億円)
473
(123%)
(95%) (131%)
409 (79%)
385 103 160
369
4Q 80
130
127
(144%)
3Q 135 (97%) 41 (148%) 1–3Q
1–3Q (84%)
130 46 (136%)
(94%) 1–3Q
105 (145%)
120 (72%)
32 (153%)
(90%)
2Q 107 (74%) (164%)
96 50
88
33
(101%)
(93%) 123 (60%) (113%)
1Q 87 78 71 24 24
20/3期 21/3期 20/3期 21/3期 20/3期 21/3期
※PA機器はハード売上収入のみ（設備工事を除く） ( )内はOEM向けを除いた前期比増減
( )内は為替を除いた実質ベースでの前期比増減
15
楽器事業 音響機器事業 部品・装置、その他の事業
地域別販売状況
(106%)
(億円)
333
313
303
(87%)
265 267
(89%) 61
4Q 114 231
56
(115%)
188
1–3Q 91
78
(113%) 80 (93%) 1–3Q (74%)
3Q 68 87 42
(92%)
(84%) 132
1–3Q
71 (84%)
(104%) 72 (91%) 55 1–3Q
87 (100%)
2Q 83 73 (67%)
(96%) 75 67 1–3Q (68%)
48 71 (82%)
10 40 (76%)
(90%) 49
22
(125%) (95%) 21 (90%) (94%)
79 (62%) 20 32 (68%)
1Q 48 59 57 53 47 18 (92%)(103%) 42
23 14 (66%)(74%) 22 (57%)
20/3期 21/3期 20/3期 21/3期 20/3期 21/3期 20/3期 21/3期 20/3期 21/3期
日本 北米 欧州 中国 その他
( )内は為替を除いた実質ベースでの前期比増減 ( )内はOEM向けを除いた前期比増減
16
楽器事業 音響機器事業 部品・装置、その他の事業
売上収益・事業利益
[3Q累計状況]
･電子デバイスは減収、自動車用内装部品、FA機器は需要回復で増収
売上収益 [通期見込]
400 （億円）
･電子デバイスはアミューズメントの減速で減収を予想
･自動車用内装部品、FA機器は需要持ち直し増収を見込む
300
事業利益 （億円）
200
[2.0%] [0.1%] [4.4%] [3.3%]
(99%)
12
305 300
(94%)
231 216
100 8
10 10
4
5
0
20/3期 20/3期 21/3期 21/3期
0 0
3Q累計 通期 3Q累計 通期 20/3期 20/3期 21/3期 21/3期
(予想) 3Q累計 通期 3Q累計 通期
(予想)
( )内は為替を除いた実質ベースでの前期比増減 [ ]内は事業利益率 17
3. その他財務数値
決算概要 事業別概要 その他財務数値 ESG
貸借対照表
（億円）
21/3 増減 21/3末
20/3末
3Q末 (予想)
現金及び現金同等物 927 1,068 142 1,027
営 業 債 権 他 581 580 ▲0 667
そ の 他 金 融 資 産 129 88 ▲41 88
棚 卸 資 産 1,001 969 ▲32 940
他 流 動 資 産 65 91 26 91
非 流 動 資 産 2,038 2,349 311 2,357
資 産 計 4,740 5,145 405 5,169
流 動 負 債 991 982 ▲9 947
非 流 動 負 債 484 543 59 535
資 本 計 3,265 3,620 356 3,685
負 債 及 び 資 本 計 4,740 5,145 405 5,169
19
決算概要 事業別概要 その他財務数値 ESG
設備投資額・減価償却費/研究開発費
設備投資額/減価償却費
（億円）
117 205
■その他 6 12
82
26 43 130
■音響機器 3 6
19 29
■楽器 150
86 83 85 112 116
61 95
■減価償却費
20/3期 21/3期 20/3期 通期 21/3期 通期
3Q累計 3Q累計 （予想）
研究開発費
248 240
184 180 39 37
■その他 28 26
111 107
■音響機器
83 81
■楽器 73 73 98 96
20/3期 21/3期 20/3期 通期 21/3期 通期
3Q累計 3Q累計 （予想）
20
4. ESGの取り組み
決算概要 事業別概要 その他財務数値 ESG
ESG関連トピック
外部評価・受賞
「ヤマハグループ統合報告書2020」が「第23回日経 CDP「気候変動レポート」
アニュアルリポートアウォード」で「優秀賞」を受賞 で「A-」の評価を獲得
「ヤマハグループ統合報告書2020」は、
下記からご覧いただけます
https://www.yamaha.com/ja/ir/publications/
ESGへの取り組みを加速（2021年1月付 組織変更）
サステナビリティ委員会と5つの部会を新設。人材開発委員会に女性活躍推進部会を新設
22
付属資料
2021年3月期 3Q 業績概要
（億円）
20/3 21/3 前期比
*2
売 上 収 益 1,141 1,075 ▲66 ▲5.8%
事 業 利 益 163 160 ▲3 ▲1.6%
（ 事 業 利 益 率 ） (14.2%) (14.9%)
*1
当 期 利 益 116 105 ▲11 ▲9.2%
*2
為替レート（円） ▲5.1%
(為替影響除く)
US＄ 109 105
売上収益
（期中平均）
EUR 120 125
利益 US＄ 109 105
（決済レート）
EUR 119 121
*1 親会社の所有者に帰属する当期利益
24
2021年3月期 3Q 事業別実績
（億円）
20/3 21/3 前期比 為替影響
売 上 収 益 747 687 ▲60 ▲5
楽 器 事 業 事 業 利 益 125 113 ▲13 ▲0
事 業 利 益 率 16.8% 16.4％ ▲0.4P
売 上 収 益 317 296 ▲20 ▲2
音響機器事業 事 業 利 益 35 35 0 1
事 業 利 益 率 11.0% 11.8% +0.8P
売 上 収 益 77 92 14 ▲1
部 品 ・ 装 置
事 業 利 益 3 12 10 ▲0
その他の事業
事 業 利 益 率 3.5% 13.5% +10.0P
25
2021年3月期 3Q累計 その他収支等
20/3 21/3
（億円）
事 業 利 益 424 290
固定資産処分損益 3 ▲1
その他収益・
そ の 他 14 ▲23
費 用 収 支
計 16 ▲23
営 業 利 益 440 267
受 取 配 当 金 22 6
金融収支計 そ の 他 ▲8 ▲15
計 14 ▲9
税 前 利 益 455 258
法人所得税費用 126 81
非支配株主利益 1 1
当 期 利 益** 327 176
* 親会社の所有者に帰属する当期利益
26
2021年3月期 通期 その他収支等
21/3
20/3
(予想)
（億円）
事 業 利 益 464 350
固定資産処分損益 3 0
その他収益・
そ の 他 ▲33 ▲20
費 用 収 支
計 ▲30 ▲20
営 業 利 益 433 330
受 取 配 当 金 37 22
金融収支計 そ の 他 2 ▲17
計 39 5
税 前 利 益 472 335
法人所得税費用 125 94
非支配株主利益 1 1
当 期 利 益** 346 240
* 親会社の所有者に帰属する当期利益
27
この資料の中で、将来の見通しに関する数値につきましては、
ヤマハ及びヤマハグループ各社の現時点での入手可能な情報に基づいており、
この中にはリスクや不確定な要因も含まれております。
従いまして、実際の業績は、事業を取り巻く経済環境、需要動向、
米ドル、ユーロを中心とする為替動向等により、
これらの業績見通しと大きく異なる可能性があります。