7951 ヤマハ 2020-11-02 15:30:00
2021年3月期 第2四半期(累計)業績の概要と通期業績予想について[IFRS] [pdf]
2020 年 11 月 2 日
各 位
会 社 名 ヤ マ ハ 株 式 会 社
代表者名 代表執行役社長 中田 卓也
(コード番号 7951 東証第1部)
問合せ先 コーポレート・コミュニケーション部長 瀧澤 勉
(TEL 053-460-2210)
2021 年 3 月期 第 2 四半期(累計)業績の概要と通期業績予想について[IFRS]
□ 第 2 四半期累計業績の概要 ― 対前年同期減収・減益 ―
2021 年 3 月期 第 2 四半期累計の売上収益は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う影響により、
為替影響による減収△27 億円を含め、前年同期に対し 437 億円(21.0%)減少の 1,648 億円となりま
した。事業利益は、為替影響による減益△14 億円を含め、前年同期に対し 131 億円(50.2%)減少の
130 億円となりました。親会社の所有者に帰属する四半期利益は、事業利益の減少に加え、第 1 四半
期に計上した新型コロナウイルスの感染拡大に伴う操業停止損△24 億円などを含め、140 億円
(66.5%)減少の 71 億円となりました。
<事業セグメント別の売上収益・損益の状況>
●楽器事業
売上収益 1,072 億円(前年同期比 22.7%減) 事業利益 117 億円(前年同期比 47.3%減)
電子楽器は、ステイホーム需要により市況は堅調なものの、新型コロナウイルスの感染拡大に
伴うインドネシア等での工場稼働制限により、商品供給が十分に行えず減収となりました。アコ
ースティックピアノと管楽器は、市況は回復基調にあるものの減収となりました。ギターは、国
内、欧州、北米、中国での販売が好調に推移し増収となりました。
セグメント全体の売上収益は、前年同期に対し△21 億円の為替影響を含め、314 億円の減収と
なりました。事業利益は、△12 億円の為替影響を含め、105 億円の減益となりました。
●音響機器事業
売上収益 452 億円(前年同期比 17.1%減) 事業利益 16 億円(前年同期比 57.0%減)
オーディオ機器は、国内でイヤホンの販売が伸長し増収となりましたが全体では減収となりま
した。業務用音響機器は、ライブ市場や設備市場の縮小により減収となりました。ICT機器は国内
の会議システム需要増が継続し増収となりました。
セグメント全体の売上収益は、前年同期に対し△6 億円の為替影響を含め、93 億円の減収とな
りました。事業利益は、△3 億円の為替影響を含め、21 億円の減益となりました。
●部品・装置、その他の事業
売上収益 124 億円(前年同期比 19.4%減) 事業損失 3 億円(前年同期は 2 億円の事業利益)
電子デバイスは減収となりましたが、FA 機器は増収となりました。
セグメント全体の売上収益は、前年同期に対し 30 億円の減収となりました。事業利益は、5 億
円の減益となりました。
□ 2021 年 3 月期 通期業績予想
新型コロナウイルスの感染拡大による影響は、依然として不確実性が高い状況ではありますが、
市況の回復や当社グループ工場からの供給不足の解消が進んでおり、当社グループの状況は前回業
績予想発表時より改善してきております。
一方で、10月下旬に当社の取引先で火災が発生した影響により、電子部品の調達が滞り、生産・
販売に影響を受ける可能性が高くなっております。現在、情報収集を進め、対応策を検討しており
ますが、現時点で当期の業績への影響金額を見積ることは困難な状況です。
以上により、前回8月4日に公表した業績予想、売上収益 3,550億円(前期比 14.3%減) 、事業利益
250億円(前期比 46.1%減)、親会社の所有者に帰属する当期利益 160億円(前期比 53.8%減)の見
直しは行わないこととします。
注 1)事業利益とは、売上総利益から販売費及び一般管理費を控除して算出した日本基準の営業利益に相当するもの
です。
注 2)文章中の売上収益、損益の数値は、原則として億円未満四捨五入で記載しております。
以上