2021年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕（連結）
2020年8月7日
上場会社名 株式会社 ウッドワン 上場取引所 東
コード番号 7898 URL https://www.woodone.co.jp/
代表者 （役職名） 代表取締役社長 （氏名） 中本 祐昌
問合せ先責任者 （役職名） 取締役経理部長 （氏名） 野口 貴博 TEL 0829-32-3333
四半期報告書提出予定日 2020年8月12日
配当支払開始予定日 ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 ： 無
四半期決算説明会開催の有無 ： 無
（百万円未満切捨て）
1. 2021年3月期第1四半期の連結業績（2020年4月1日～2020年6月30日）
(1) 連結経営成績（累計） （％表示は、対前年同四半期増減率）
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
四半期純利益
百万円 ％ 百万円 ％ 百万円 ％ 百万円 ％
2021年3月期第1四半期 13,401 △13.9 222 29.6 198 51.1 8 △75.8
2020年3月期第1四半期 15,558 0.8 171 222.7 131 ― 36 ―
（注）包括利益 2021年3月期第1四半期 1,093百万円 （―％） 2020年3月期第1四半期 △896百万円 （―％）
潜在株式調整後1株当たり四半期
1株当たり四半期純利益
純利益
円銭 円銭
2021年3月期第1四半期 0.95 0.95
2020年3月期第1四半期 3.90 ―
(2) 連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 ％
2021年3月期第1四半期 84,652 37,416 43.1
2020年3月期 80,688 36,497 44.2
（参考）自己資本 2021年3月期第1四半期 36,498百万円 2020年3月期 35,656百万円
2. 配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円銭 円銭 円銭 円銭 円銭
2020年3月期 ― 18.75 ― 18.75 37.50
2021年3月期 ―
2021年3月期（予想） ― ― ― ―
（注）１．直近に公表されている配当予想からの修正の有無 ： 無
２．2021年３月期の配当予想につきましては、現時点では未定とさせていただきます。
3. 2021年 3月期の連結業績予想（2020年 4月 1日～2021年 3月31日）
2021年３月期の連結業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大による影響を現時点において合理的に算定することが困難であるため、未
定といたします。今後、業績予想の開示が可能となった時点で速やかに公表いたします。
※ 注記事項
(1) 当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動（連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動） ： 無
(2) 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 ： 無
(3) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 ： 無
② ①以外の会計方針の変更 ： 無
③ 会計上の見積りの変更 ： 無
④ 修正再表示 ： 無
(4) 発行済株式数（普通株式）
① 期末発行済株式数（自己株式を含む） 2021年3月期1Q 9,841,969 株 2020年3月期 9,841,969 株
② 期末自己株式数 2021年3月期1Q 511,078 株 2020年3月期 511,054 株
③ 期中平均株式数（四半期累計） 2021年3月期1Q 9,330,891 株 2020年3月期1Q 9,331,573 株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
（将来に関する記述等についてのご注意）
１. 2021年３月期の連結業績予想につきましては、新型コロナウイルスの感染症拡大による業績への影響を現時点において合理的に算定することが困難
であるため、未定といたします。
２. 本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業
績は、今後様々な要因によって予想と異なる場合があります。なお、上記業績予想に関する事項は、添付資料３ページ「１．当四半期決算に関する定性的
情報 （３）連結業績予想などの将来予測情報に関する説明」をご覧ください。
㈱ウッドワン(7898) 2021年３月期 第１四半期決算短信
○添付資料の目次
１．当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
（１）経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
（２）財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 3
（３）連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………… 3
２．四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………… 4
（１）四半期連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………… 4
（２）四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ……………………………………………………… 6
四半期連結損益計算書
第１四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 6
四半期連結包括利益計算書
第１四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 7
（３）四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………… 8
（継続企業の前提に関する注記） ………………………………………………………………………………… 8
（株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記） ………………………………………………………… 8
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㈱ウッドワン(7898) 2021年３月期 第１四半期決算短信
１．当四半期決算に関する定性的情報
（１）経営成績に関する説明
当第１四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、世界的規模で感染が拡大し続けている新型コロナウイルス
の影響を受け、個人消費や企業活動が著しく制限されることで景気が急速に悪化し、極めて厳しい状況が続きまし
た。緊急事態宣言の解除後は外出自粛要請等の緩和により企業活動は再開し始めたものの、感染再拡大の予兆もあ
り、未だ予断を許さない状況にあります。
住宅業界においては、新型コロナウイルスの感染拡大の影響もあり新設住宅着工戸数が減少し、当社グループの
主力販売部門である持家や分譲戸建住宅の着工数も前年同期に比べ減少しました。今後の国内住宅市場の落ち込み
の程度や回復に向かう時期などは不透明な状況にあります。
当社グループは、全世界に影響を与えている新型コロナウイルスの感染拡大という新たな課題に対し、生産、供
給面においては、海外子会社を含めたサプライチェーンの一層の強化を図っています。また、販売面においては、
これまでの訪問活動やショールーム運営からニューノーマル（コロナ禍後の新常態）を見据えた、新たな営業プロ
セスとして、従来の「訪問型営業」に「オンライン型営業」を加え、顧客接点強化、営業生産性の向上を図ってい
ます。また、ITツールの整備、活用、定着化を進め、生産性の向上や経費削減に努めながら、テレワークや時差出
勤、就業場所の分散などにも柔軟に対応しています。
新しい市場であるリフォーム、非住宅、商環境施設や海外市場に向けて新たな商品を開発し、新たな生産・販売
体制、仕掛けで既存の新築市場の動向に左右されない企業体質を目指しています。販売面でのグローバル展開とし
ては、 ニュージーランド子会社は当社グループ工場向けの生産数量を確保した上で外販の促進を行い、インドネ
シア子会社はさらなるインドネシア国内市場の開拓と欧州等の海外販路開拓を進めています。
当第１四半期連結累計期間は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けた一部建築現場の工事延期や上棟の
延期などにより売上高が伸び悩みました。日本国内の工場は感染防止対策を行った上で通常稼働する中、生産性の
向上と経費の削減に努めました。海外子会社においては、各国政府の要請により生産活動を一時停止していました
が、ニュージーランド子会社は2020年４月28日から生産活動を再開、フィリピン子会社も2020年５月16日から順次
生産活動を再開し、現在、いずれも通常稼働しています。今後、各国とも感染拡大の状況次第では再度、操業が規
制される可能性もあり、連結業績に与える影響は不透明な状況です。
こうした状況の中、当第１四半期連結累計期間の連結売上高は、13,401百万円（前年同期比13.9％減)、営業利
益は222百万円（前年同期比29.6％増）、経常利益は198百万円（前年同期比51.1％増）となり、親会社株主に帰属
する四半期純利益は８百万円(前年同期比75.8％減)となりました。
セグメント別の業績は次のとおりです。
①住宅建材設備事業
住宅建材設備事業では、2020年４月上旬から５月下旬の外出自粛要請などの影響から、ショールームの休館、顧
客訪問の自粛など営業活動に制限がありましたが、今期の新商品などを取り入れたスタイルブックの発刊やWEBコ
ンテンツを活用した提案など新しい営業スタイルを取り入れ、オンラインによる商談等も積極的に実施しました。
また、５月には無垢の木のキッチン「スイージー」に空間全体に落ち着きを与える色、癒しとぬくもりと知的さを
醸成する色、上品でありながら穏やかでやすらぎを感じる色など５つの新色を追加発売しました。
緊急事態宣言解除後の６月は、感染防止対策を行いながらの対面営業も可能となり、今期発売する「無垢ピノア
ース建具」の新デザイン商品を積極的にPRするとともに、省施工商品の提案を切り口に内装建材のトータル受注活
動を進めました。
また、ショールームは緊急事態宣言下、閉館を余儀なくされましたが、宣言解除後は完全予約制で再開し、６月
は前年を上回る商談件数となりました。
その結果、当第１四半期連結累計期間の住宅建材設備事業の売上高は前年同期に比べ減少しましたが、木材の特
性を活かした無垢の収納商品や職人不足に対応した省施工商品など高付加価値商品については新規顧客件数、売上
実績ともに増加しました。
非住宅の分野では、商業施設やオフィス空間の木質化普及に向け、FSCの森林認証材であるLVLの構造材と２スリ
ット型の接合金物を組み合わせたJWOOD工法による、中・大規模建築の木造化提案に力を入れ、福祉施設や保育園
などの設計段階から参画して拡販に努めました。
これらの販促活動により、当第１四半期連結累計期間における住宅建材設備事業の売上高は13,099百万円（前年
同期比14.1％減）、営業利益は161百万円（前年同期比46.0％増）となりました。
今後も、新型コロナウイルスの感染防止対策として実施してきたオンライン商談やメールマガジン配信によるデ
ジタルマーケティングといった新たな営業手法をタイムリーに織り込みながら、省施工商品群に加え、無垢商品
群・収納商品群の新ピノアースドア、無垢の木のキッチン新カラー、仕上げてる棚板といった新商品を中心に、更
なる新規顧客の開拓、売上の拡大に取り組んでまいります。
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㈱ウッドワン(7898) 2021年３月期 第１四半期決算短信
②発電事業
発電事業では、本社敷地内に設置している木質バイオマス発電設備が安定的に稼働し、電気事業者に計画通り売
電を行いました。木質バイオマス発電は、森林から直接産出する「間伐材等由来の木質バイオマス」、当社グルー
プ内も含め製材所や木材加工所から生じる端材などの「一般木質バイオマス」、建築解体現場から排出される「建
設資材廃棄物」を燃料としており、加えてフィリピン子会社の端材等を燃料用に加工して輸入するなど安定的に燃
料調達を行っています。
この結果、当第１四半期連結累計期間における発電事業は、売上高が305百万円（前年同期比2.6％減）、営業利
益が60百万円（前年同期比0.3％減）となりました。
（２）財政状態に関する説明
当第１四半期連結会計期間における連結財政状態は、為替の影響もあり、前連結会計年度に比べ資産が3,964百
万円増加、負債が3,044百万円増加、純資産が919百万円増加しました。
資産3,964百万円の増加は、流動資産が144百万円、固定資産が3,820百万円増加したことによるものです。流動
資産144百万円の増加は、主にたな卸資産が324百万円減少したものの、現金及び預金が70百万円、受取手形及び売
掛金が72百万円、その他(流動資産)が328百万円増加したことによるものです。また、固定資産3,820百万円の増加
は、主にインドネシア子会社の新規設備投資や為替の影響から建物及び構築物が474百万円、土地が2,108百万円、
立木勘定が1,069百万円増加したことによるものです。
負債3,044百万円の増加は、主に未払法人税等が405百万円減少したものの、新型コロナウイルス対策やインドネ
シア子会社の新規設備投資のため借入金が3,447百万円増加したことによるものです。
純資産919百万円の増加は、主に利益剰余金が配当金支払いなどにより166百万円減少したものの、為替換算調整
勘定が1,006百万円増加したことによるものです。
（３）連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
連結業績予想につきましては、現時点において新型コロナウイルスの当社グループに対する影響を合理的に算出
することが困難であることから、引き続き未定とさせていただきます。なお、業績予想の開示が可能となりました
ら速やかに公表いたします。
なお、2021年３月期配当予想につきましても、上記業績予想と併せて公表いたします。
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２．四半期連結財務諸表及び主な注記
（１）四半期連結貸借対照表
（単位：百万円）
前連結会計年度 当第１四半期連結会計期間
(2020年３月31日) (2020年６月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 6,614 6,684
受取手形及び売掛金 7,389 7,462
商品及び製品 3,968 3,396
仕掛品 1,733 1,651
原材料及び貯蔵品 6,020 6,349
その他 675 1,004
貸倒引当金 △16 △18
流動資産合計 26,385 26,529
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物（純額） 6,809 7,284
機械装置及び運搬具（純額） 4,402 4,435
土地 13,399 15,508
立木 14,021 15,090
その他（純額） 4,008 3,960
有形固定資産合計 42,642 46,278
無形固定資産 691 790
投資その他の資産 10,968 11,053
固定資産合計 54,303 58,123
資産合計 80,688 84,652
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 3,406 3,610
電子記録債務 2,559 2,538
短期借入金 7,145 6,869
未払法人税等 520 115
引当金 316 430
その他 2,940 2,356
流動負債合計 16,890 15,920
固定負債
社債 3,300 3,300
長期借入金 20,476 24,199
繰延税金負債 291 358
引当金 396 402
退職給付に係る負債 1,128 1,123
その他 1,708 1,930
固定負債合計 27,300 31,315
負債合計 44,191 47,236
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（単位：百万円）
前連結会計年度 当第１四半期連結会計期間
(2020年３月31日) (2020年６月30日)
純資産の部
株主資本
資本金 7,324 7,324
資本剰余金 7,519 7,519
利益剰余金 22,042 21,876
自己株式 △2,121 △2,121
株主資本合計 34,765 34,599
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 466 451
為替換算調整勘定 585 1,591
退職給付に係る調整累計額 △160 △143
その他の包括利益累計額合計 891 1,899
新株予約権 157 158
非支配株主持分 682 759
純資産合計 36,497 37,416
負債純資産合計 80,688 84,652
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（２）四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
（四半期連結損益計算書）
（第１四半期連結累計期間）
（単位：百万円）
前第１四半期連結累計期間 当第１四半期連結累計期間
(自 2019年４月１日 (自 2020年４月１日
至 2019年６月30日) 至 2020年６月30日)
売上高 15,558 13,401
売上原価 11,011 9,462
売上総利益 4,546 3,939
販売費及び一般管理費 4,374 3,717
営業利益 171 222
営業外収益
受取利息 11 5
受取配当金 33 33
受取賃貸料 46 45
為替差益 6 56
その他 61 51
営業外収益合計 159 192
営業外費用
支払利息 83 88
売上割引 103 98
その他 12 29
営業外費用合計 199 216
経常利益 131 198
特別利益
固定資産売却益 1 1
投資有価証券売却益 51 －
その他 0 －
特別利益合計 52 1
特別損失
固定資産売却損 0 0
投資有価証券売却損 98 －
操業休止関連費用 － 37
その他 11 3
特別損失合計 109 41
税金等調整前四半期純利益 74 158
法人税、住民税及び事業税 111 79
法人税等調整額 △66 62
法人税等合計 45 142
四半期純利益 28 16
非支配株主に帰属する四半期純利益又は非支配株主
△7 7
に帰属する四半期純損失（△）
親会社株主に帰属する四半期純利益 36 8
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㈱ウッドワン(7898) 2021年３月期 第１四半期決算短信
（四半期連結包括利益計算書）
（第１四半期連結累計期間）
（単位：百万円）
前第１四半期連結累計期間 当第１四半期連結累計期間
(自 2019年４月１日 (自 2020年４月１日
至 2019年６月30日) 至 2020年６月30日)
四半期純利益 28 16
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △78 △14
為替換算調整勘定 △851 1,075
退職給付に係る調整額 4 16
その他の包括利益合計 △925 1,077
四半期包括利益 △896 1,093
（内訳）
親会社株主に係る四半期包括利益 △839 1,017
非支配株主に係る四半期包括利益 △56 76
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（３）四半期連結財務諸表に関する注記事項
（継続企業の前提に関する注記）
該当事項はありません。
（株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記）
該当事項はありません。
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