7362 M-T.S.I 2021-11-12 16:00:00
2021年12月期第3四半期決算説明資料 [pdf]
2021年12月期 第3四半期
決算説明資料
株式会社T.S.I
証券コード:7362(東証マザーズ)
1
2021年12月期 第3四半期決算説明 もくじ
P. 4 新型コロナウイルスによる影響について
P. 5 2021年12月期 第3四半期決算概要 前年同期比
P. 12 2021年12月期 第3四半期決算概要 通期計画比
P. 15 2021年12月期 通期業績予想
P. 20 中期目標
P. 26 Appendix
2
2021年3月 東証マザーズ市場へ新規上場
※2021年3月新規上場時点の拠点数 3
新型コロナウイルスによる影響について
• 介護事業では一部、新型コロナウイルスへの防衛策によりマイナス影響を受けたものの、
不動産事業では影響は軽微
介護事業
• 新型コロナウイルス対策として厚労省や各自治体の指針にそった対策の徹底、入居者及び職員の希
望者全員のワクチン接種対応のほか、関係者が発熱した場合は抗原検査キットを使用し、関連する
方々の不安の早期払拭に努めた
稼働率への影響
• 緊急事態宣言により新規オープン拠点の内覧会中止、対面営業の自粛、病院からの入居者を一
時期ストップしたことにより、オープン1年経過後拠点の稼働率は、目標とする97%に対して
2Q末時点で1%程度マイナス影響が出ていたが、3Q末時点では回復
人件費率への影響
• 予防的に従業員を多めに確保していたことで、特に上半期は68.1%と高めに推移していたが、
3Qからは適正化を進め、既存拠点の人件費率は66.9%へと低下傾向に
職員・入居者への影響
• 上記の予防策を講じていたが、静岡県の「アンジェス長田」にて8月に職員3名、入居者4名
が陽性に(9/1には事態収束)
不動産事業
• ウッドショックが発生したものの、請負価格への転嫁と自社物件であったことで当期損益への影
響は軽微に収まった
4
2021年12月期 第3四半期決算概要
前年同期比
5
業績ハイライト(損益)
• 前年同期比で増収を確保
• 経常利益は前期計上の補助金収入29百万円、今期発生の上場関連費用19百万円があった
また、今期は4Qに収益計上が偏っており、3Q時点では減益となっている
2020年12月期 2021年12月期
増減額 前年同期比率
(百万円) 3Q実績 3Q実績
売上高 2,243 2,366 123 5.5%
営業利益 89 73 △ 15 △ 17.2%
経常利益 118 66 △ 51 △ 43.3%
当期純利益 81 38 △ 43 △ 53.4%
6
2021年12月期 第3四半期 業績ハイライト(前年同期比)
• 前年同期比で、増収減益
運営棟数
• 2020年9月末時点 運営棟数22棟
→ 2021年9月末時点 運営棟数26棟
売上高
• 運営棟数の増加にともない、売上高は堅調に推移
営業利益
• 介護事業は特に上期で新型コロナウイルスの影響を一部受けたが、不動産事業が
補っている
経常利益
• 前期は、サービス付き高齢者向け住宅の補助金収入29百万円の計上あり
• 今期は新規上場に伴う一時費用として、上場関連費用19百万円が営業外費用計
上されている
7
業績ハイライト(貸借対照表)
• IPOによる5.5億円の増資を経て、財務基盤が強固に
• 自社物件の売却、新規取得のサイクルを続けている
• 自己資本比率は30%程度を維持
2021年12月期
(百万円) 2020年12月期 増減額 増減の主な理由
3Q実績
流動資産 932 1,385 453
現預金等 411 841 429 増資資金による預金の増加
売掛金 242 270 27
自社物件「アンジェス彦根」の売却と
販売用不動産 122 132 9
「アンジェス守山」の振替
固定資産 1,124 1,343 219 自社物件2棟建築と1棟販売用不動産に振替
資産合計 2,056 2,729 672
流動負債 600 671 71 前受金の増加
固定負債 1,218 1,229 11 自社物件取得による借入
純資産 237 827 590 2021年3月のIPOによる増資
負債・純資産合計 2,056 2,729 672
自己資本比率 11.5% 30.3% -
※百万円未満を切り捨てて表示しております。
8
セグメント別実績(累計)
• 特に上期で介護事業が若干苦戦するも、不動産事業がカバー
売上高 利益 (百万円)
1Q累計: 872 1Q累計: 50
2021.12
2Q累計: 1,582 2Q累計: 55
3Q連結業績 3Q累計: 2,366 3Q累計: 73
1Q累計: 669 1Q累計: 12
介護事業 2Q累計: 1,355 2Q累計: 33
3Q累計: 2,078 3Q累計: 56
1Q累計: 203 1Q累計: 54
不動産事業 2Q累計: 226 2Q累計: 62
3Q累計: 288 3Q累計: 71
9
セグメント別実績(四半期ごと)
• 特に上期で介護事業が若干苦戦するも、不動産事業がカバー
売上高 利益 (百万円)
1Q: 872 1Q: 50
2021.12
2Q: 710 2Q: 5
3Q連結業績 3Q: 784 3Q: 18
1Q: 669 1Q: 12
介護事業 2Q: 686 2Q: 21
3Q: 722 3Q: 22
1Q: 203 1Q: 54
不動産事業 2Q: 23 2Q: 8
3Q: 61 3Q: 8
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セグメント別 3Qトピックス
• 介護事業は、上期にコロナウイルス対策の人員配置及び新卒の計画以上の採用により
人件費が先行した一方で、不動産事業は前期実績を上回って推移
介護事業
• 3Qでは上記理由による人件費影響は軽減した
• 新規開設の2拠点のための人件費は先行して発生したが、
概ね予算想定内 2拠点は堅調な立ち上がり
不動産事業
• 1棟の工事売上が計上(工事進行基準)
• 3Q末に自社物件「アンジェス守山」を販売用不動産に振替え
(4Q中に売却予定)
11
2021年12月期 第3四半期決算概要
通期計画比
12
業績ハイライト
• 売上高は通期計画達成率71%、新型コロナウイルス下でも計画通りの進捗
• 営業利益・経常利益は3Q時点では通期計画達成率を下回るが、4Qでは改善見込み
2020年12月期 2021年12月期 2021年12月期
通期達成率
(百万円) 実績 通期計画 3Q実績
売上高 2,930 3,324 2,366 71.2%
営業利益 89 179 73 41.1%
経常利益 134 163 66 40.9%
当期純利益 102 124 38 30.6%
13
2021年12月期 第3四半期 業績ハイライト(通期計画比)
• 通期計画比では、売上高は堅調、各段階利益は主に介護事業の人件費が要因の遅れがあるものの、
4Qでは連結ベースで通期計画値程度に着地する見通しである
運営棟数・売上高
• 9月より2棟の新規入居開始、計画を上回って推移
営業利益
• 介護事業は、上期は人件費要因及び新型コロナウイルスの影響等を一部受けた
(詳細は、4p 「新型コロナウイルスによる影響について」を参照)
• 不動産事業は堅調に推移
経常利益
• 経常利益も同様に、介護事業は新型コロナウイルスの影響等を一部受けた
14
2021年12月期 通期業績予想
15
売上高・経常利益の推移
• 運営棟数の積み上げによって売上は右肩上がりに成長、不動産事業も堅調のため、通期予想は
修正なし
• 2021.4Qでは、不動産販売・補助金収入等の収益計上予定
売上高 経常利益
(百万円) (百万円)
163
3,500 3,324
150
2,930
3,000 134
2,385 2,366
2,500
107
2,172
100
2,000
1,582
1,500 66
60
45
1,000 50
500
0 2018.12 2019.12 0
2021 2021.12 2021 2021.12
2020.12 2018.12 2019.12 2020.12
2Q 3Q 予測 2Q 3Q 予測
16
居室数の推移
• 毎期着実に増床し、全社稼働率も高めてきている 2022年12月期には、1,000室を超える計画
拠点数・居室数推移 稼働率推移
拠点数(左軸) 居室数(右軸) 全拠点 うち開設1年以上
30 1,000
28 100%
96%
97% 97%
96%
97%
25
24 892 95%
800
95% 91%
90%
20 746 90% 92%
20 19 91%
90%
600
16 630
85%
86%
15 14 561
475 80%
400
418
10 9
75%
2017.12 2018.12 2019.12 2020.12 2021.2Q 2021.3Q
5 258 200
5 棟 14 16 18 20 22 22
開設
1年
2 142 以上 室 418 475 533 630 688 688
56 棟 16 19 20 24 24 26
0 0 全拠点
'13.12 '14.12 '15.12 '16.12 '17.12 '18.12 '19.12 '20.12 21.12 室 475 561 630 746 746 834
予測
17
介護事業の各KPI
• 新規開設2拠点の費用が、3Q以降は改善の見込み
2020.12 2021.3Q
3Q実績について 4Qの見通し
実績 累計実績
神照(滋賀県長浜市)29室、みよし(愛
1. 新規開設居室数 116 88 10月で2棟58室が新規開設
知県みよし市)59室の2棟を新規開設
3Qは新規開設2棟の初期投資費用が発生 19pに記載のとおり、4Qで複数の収益
2. 売上高経常利益率 4.6% 2.8%
した 計上予定
3. 訪問介護の利用単価 167,961円 170,177円 サービス利用が増え、微増した 大きく傾向は変わらない見込み
4. 1年経過拠点稼働率 97.1% 96.7% ほぼ前期実績と変わらない 引き続き97%程度を維持
全体としては2棟の新規開設のため人件 3Q開設の2拠点を除いた人件費率は
5. 人件費率 64.7% 68.1%
費が先行して発生した 66.9%と2Q(68.0%)から低下
18
4Q以降の見通しと4Qの収益計上見込み
• 4Qは、介護事業は2棟新規開設、不動産事業は1棟の不動産販売と1棟の建築売上計上見込み
• その他、自社保有のサービス付き高齢者向け住宅2棟分の補助金収入計上見込み
介護事業
• 2021年10月
アンジェス瀬田 29室(滋賀県大津市)
アンジェス浜松佐鳴台 29室(静岡県浜松市)の2棟がオープン(共にドミナント出店)
2021年は上記2棟で新規開設は終了 合計4棟146室の新規開設となった
不動産事業
• 1棟の建築請負案件があり、2022年1月完成見込み(工事進行基準)
• 2021年12月 自社物件アンジェス守山を売却
その他
• 4Q中に、2棟分のサ高住補助金の計上見込み
• 2022年度新規開設予定(開示済)
岐阜岩地(岐阜県岐阜市) 29室
岐阜南鶉(岐阜県岐阜市) 29室
彦根河瀬(滋賀県彦根市) 50室
4Qの新規開設と上記3拠点で、当社運営は、合計31棟 1,000室に到達
岐阜県に初進出し、当社で最も拠点数が多い滋賀県で更なるドミナント出店
19
中期目標
20
中期目標
• 拠点数・居室数推移
拠点数(左軸) 居室数(右軸) 150
140 4,100
120 3,600
100 3,100
2,600
80
2,100
60
38 1,600
40 28 1,100
16 20
20 9 1,192 600
2 892
258 475 630
0 100
'13.12 '15.12 '17.12 '19.12 '21.12 '23.12 '31.12
予測 ・・・・ 予測 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 予測
• 2021年~2023年 年間 5棟または150室の新設
• 2024年以降 さらに出店を加速し、10年後には150棟
• 長期的には47都道府県へ出店し、サービス付き高齢者向け住宅業界の
リーディングカンパニーへ
21
当社の強み
新規案件開発力 人材確保力 入居者獲得力
22
当社の強み 新規案件開発力
• 建築会社を保有しており、同一規格の設計で、早く安価に契約までの提案と建築が可能
• 地主の相続税対策にも
安価に建築が可能 相続税対策
⚫ サービス付き高齢者向け住宅に特化し ⚫ 木造の寄宿舎扱いになるため有力な
てノウハウを蓄積 相続税対策に
⚫ 設計期間の短縮化、設計の質の向上 ⚫ 農地一反分(1,000平米)の敷地で建築
を実現 可能なため、ニッチ市場 大手ハウスメー
カーには小さく・地場の工務店には広い
⚫ 同一規格が多いことから建築原価の
コストダウンが可能
23
当社の強み 人材確保力と入居者獲得力
人材確保力 入居者獲得力
⚫ 処遇改善加算の活用 ⚫ 営業部隊が原則1事業所1名存在
(施設管理者)
⚫ 新卒採用実績
2019:5名 ⚫ 直接紹介をもらえる病院や事業所に営業する
2020:4名 のでリピート獲得につながりやすい
2021:21名 今後も注力していく ⚫ 紹介会社を介さないため、紹介料が発生しない
⚫ 介護資格付与により、介護人材供給側へ ⚫ 全拠点直営で、フランチャイズ化しないことで
進出の予定 ブランドを維持
24
今後の経営・財務方針
1 2
人材確保
3~6ヶ月
新拠点開設から単月黒字まで
累積赤字解消まで 12~18ヶ月 新卒採用 に注力
3 4
既存拠点稼働率 経常利益率
97% を維持 2~3年以内に 8%
(2020.12期実績 4.6%)
25
Appendix
26
会社概要
27
会社概要(2021年9月末現在)
会 社 名 株式会社T.S.I
(英訳名:Terminalcare Support Institute Inc.)
設 立 2010年2月
本 社 京都府京都市西京区桂南巽町75番地4
資 本 金 374百万円
代 表 者 代表取締役社長 北山 忠雄
サービス付き高齢者向け住宅・
事 業 内 容
訪問介護・居宅介護支援・その他
従 業 員 数 267人 (132人)※2020年12月末時点
(外、平均臨時雇用者数)
滋賀県(8拠点) 京都府(5拠点) 岡山県(4拠点)
拠 点 静岡県(4拠点) 兵庫県(2拠点) 愛知県(2拠点)
神奈川県(1拠点)
28
社名の由来
株式会社T.S.I = Terminalcare Support Institute
“終末期ケアの支援機関” の略
自宅で看取られたいと望む高齢者が
安心して住める住まいと介護サービスを提供することを目的としている。
サービス付き高齢者向け住宅 を
「設計・建築・運営」 まで
一気通貫して提供するグループ企業。
29
沿革と事業内容
• 介護を必要とする高齢者にとって安心・安全な生活環境を提供するため
サービス付き高齢者向け住宅事業に進出
サービス付き 訪問介護事業
2010年 2010 訪問看護事業を営むことを目的に設立 高齢者向け住宅事業
創業
2011 高齢者住まい法が改正
サービス付き高齢者向け住宅の制度開始
居宅介護支援事業
2012 滋賀県大津市にサ高住用地を取得
2013 アンジェスおごと開設
◼当社グループは、当社および連結子会社である
サービス付き高齢者向け住宅事業を開始 北山住宅販売で構成されています。
◼当社グループは、日本の超高齢化社会において、
居宅介護支援事業・訪問介護事業を開始
• 在宅独居高齢者の孤独死
• 要介護者の在宅生活の限界
2015 株式会社北山住宅販売の株式を取得し • 特養入所待機者数の高止まり
子会社化 という社会課題を解決するため、
「サービス付き高齢者向け住宅事業」
「訪問介護事業」
2021 東証マザーズ市場へ新規上場
「居宅介護支援事業」 を行っています。
30
拠点展開状況(2021年12月末予測)
• 京都府、滋賀県を中心に、兵庫県、岡山県、静岡県、愛知県、神奈川県にも拠点を展開
拠点数・居室数
7府県に
28拠点 拠点数 居室数 28
1,000
892室 25 24
892 800
滋賀県 兵庫県 20
9拠点 2拠点 20 19
746
京都府 岡山県
5拠点 4拠点 16 600
630
15 14
561
475
400
10 9 418
静岡県 神奈川県 5 258 200
5拠点 1拠点 5
2
愛知県 142
※2021年12月予測 2拠点
56
0 0
'13.12 '14.12 '15.12 '16.12 '17.12 '18.12 '19.12 '20.12 '21.12
予測
31
本資料の取り扱いについて
本資料に含まれる将来の計画や見通しに関する記述等は、現時点における情報に基づき
判断したものであり、市場環境や当社グループの関連する業界動向、その他内部・外部要因
等により変動する可能性があります。
なお、本資料に含まれる業界等に関する記述については、公開情報等に基づいておりますが、
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IRに関するお問い合わせ先
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E-mail : tsi-ir-info@t-s-i.jp
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