7362 M-T.S.I 2021-08-23 09:00:00
2021年12月期第2四半期決算説明資料 [pdf]
2021年12月期 第2四半期
決算説明資料
株式会社T.S.I
証券コード:7362(東証マザーズ)
1
2021年12月期 第2四半期決算説明 もくじ
P. 4 新型コロナウイルスによる影響について
P. 5 2021年12月期 第2四半期決算概要 前年同期比
P. 11 2021年12月期 第2四半期決算概要 通期計画比
P. 14 2021年12月期 通期業績予想
P. 19 中期目標
P. 25 Appendix
2
2021年3月 東証マザーズ市場へ新規上場
3
新型コロナウイルスによる影響について
介護事業では一部、新型コロナウイルスへの防衛策によりマイナス影響を受けたものの、不動産事業では影響は軽微
介護事業
• 新型コロナウイルス対策として厚労省や各自治体の指針にそった対策の徹底のほか、関係者が発熱
した場合は抗原検査キットを使用し、関連する方々の不安の早期払拭に
稼働率への影響
• 緊急事態宣言により新規オープン拠点の内覧会中止、対面営業の自粛、病院からの入居者を
一時期ストップしたことにより、稼働率には1%程度マイナス影響が出た
人件費率への影響
• 2020年12月末にデイサービス経由で、入居者で新型コロナウイルスが発症したことをふまえ、
当社では予防的に従業員を多めに確保していたことで、人件費率が68.0%となり、若干予算
比で上回った
職員・入居者への影響
• 上記の予防策を講じていたことで、
2021年1~6月での入居者の新型コロナウイルスの発症は0件
不動産事業
• ウッドショックが発生したものの、請負価格への転嫁と自社物件であったことで当期損益へ
の影響は軽微に収まった
4
2021年12月期 第2四半期決算概要
前年同期比
5
業績ハイライト(損益)
• 前年同期比で増収増益を確保
• 経常利益も前期計上の補助金収入29百万円、今期発生の上場関連費用19百万円を加味すると
実質的に増益(※)
2020年12月期 2021年12月期 増減額
前年同期比率
2Q実績(参考) 2Q実績 (百万円)
(百万円)
売上高 1,380 1,582 202 14.6%
営業利益 44 55 11 25.0%
※
経常利益 73 45 -28 -38.4%
当期純利益 52 24 -28 -53.8%
6
2021年12月期 第2四半期 業績ハイライト(前年同期比)
前年同期比(参考情報)で、増収増益を達成
運営棟数 売上高
• 2020年6月時点 運営棟数22棟 • 運営棟数の増加にともない、売上高は堅調に推移
→ 2021年6月時点 運営棟数24棟
経常利益は実質的に増益
営業利益
(百万円)
80
• 介護事業は新型コロナウイルスの影響を一部 70
受けたものの、不動産事業で補う形で前年 60
補助金
29 収入 上場関連
同期比で増益を達成 50
19 費用
40 実質
経常利益 30
利益
64
• 前期は、サービス付き高齢者向け住宅の補 44 実質
45
当期
利益 利益
助金収入29百万円が計上
20
• 今期は上場関連費用19百万円が営業外 10
費用計上された中で、実質的に増益を達成 0
2020.2Q 2021.2Q
7
業績ハイライト(貸借対照表)
IPOによる5.5億円の増資を経て、財務基盤が強固に 自社物件の売却、新規取得のサイクルを続けている
2021年12月期
2020年12月期 増減額 増減の主な理由
2Q実績
(百万円)
流動資産 932 1,269 337
現預金等 411 853 442 増資資金による預金の増加
売掛金 242 253 11
販売用不動産 122 - △122 自社物件「アンジェス彦根」の売却
固定資産 1,124 1,291 167 自社物件2棟の建築
資産合計 2,056 2,561 505
流動負債 600 693 93 自社物件建築のための短期借入金増加
アンジェス彦根売却及び増資資金での
固定負債 1,218 1,053 -165
借入金返済
純資産 237 813 576 2021年3月のIPOによる増資
負債・純資産合計 2,056 2,561 505
自己資本比率 11.5% 31.8% -
※百万円未満を切り捨てて表示しております。 8
セグメント別実績
介護事業が若干苦戦するも、不動産事業がカバー
(百万円)
売上高 利益
2021.12 1Q累計: 872 1Q累計: 50
2Q連結業績 2Q累計: 1,582 2Q累計: 55
売上高 利益
介護事業 1Q累計: 669 1Q累計: 12
2Q累計: 1,355 2Q累計: 33
売上高 利益
不動産事業 1Q累計: 203 1Q累計: 54
2Q累計: 226 2Q累計: 62
9
セグメント別 トピックス
介護事業は、新卒の計画以上の増員により人件費が先行した一方、不動産事業は予算を上回って推移
介護事業
• 新卒を当初計画以上の21名受け入れたことにより、2Q(4~6月)の人件費が予算比で超過
(昨年採用実績は4名)これは将来への投資
• なお、2Q中は教育のため人件費が二重にかかっていたが、3Q以降は総人件費率減に転じる
見通し
• 2021年下期に開設の「アンジェス神照」「アンジェス浜松佐鳴台」など好調な立ち上がり
が予想される拠点人員を研修のために早めに採用したことで、人件費が先行して発生
不動産事業
• 自社物件である「アンジェス彦根」の売却価格、売却益が計画を上回ったことで、予算比
超過で推移
• 自社物件の売却引き合いは強く、今期・来期と従来の計画以上に自社保有物件での新規案件
獲得を進めているため、今後も継続的にオーナーチェンジと売却活動を続ける
10
2021年12月期 第2四半期決算概要
通期計画比
11
業績ハイライト
• 売上高は通期計画達成率48%、新型コロナウイルスの影響を受けても計画通りの進捗
• 営業利益・経常利益は2Q時点では通期計画達成率を下回るが、3Q以降で改善していく見込み
2020年12月期 2021年12月期 2021年12月期
通期達成率
実績 通期計画 2Q実績
(百万円)
売上高 2,930 3,324 1,582 48%
営業利益 89 179 55 31%
経常利益 134 163 45 28%
当期純利益 102 124 24 19%
12
2021年12月期 第2四半期 業績ハイライト(通期計画比)
通期計画比では、売上高は堅調、各段階利益は介護事業が新型コロナウイルスの影響を一部受けたものの、
3Q以降は通期計画値に戻していく見通しである
運営棟数・売上高
• 期末に向けて、運営棟数が4棟増加となり、下期に売上が大きくなるため
売上高は計画比で堅調に推移
営業利益
• 介護事業は、新型コロナウイルスの影響を一部受けた
(詳細は、4p 「新型コロナウイルスによる影響について」を参照)
不動産事業は堅調に推移
経常利益
• 経常利益も同様に、介護事業は新型コロナウイルスの影響を一部受けた
13
2021年12月期 通期業績予想
14
売上高・経常利益の推移
運営棟数の積み上げによって売上は右肩上がりに成長、不動産事業も堅調のため、通期予想は修正なし
2021.3Q以降は既存拠点の収益性アップと、新規4拠点の立ち上がりに期待が持てる
売上高 経常利益
(百万円) (百万円)
163
3,500 3,324
150
2,930
3,000 134
2,385
2,500
107
2,172
100
2,000
1,582
1,500
60
45
1,000 50
500
0 0
2018.12 2019.12 2020.12 2021.2Q 2021.12 2018.12 2019.12 2020.12 2021.2Q 2021.12
予測 予測
15
居室数の推移
毎期着実に増床し、全社稼働率も高めてきている 2022年12月期には、1,000室を超える計画
拠点数・居室数推移 稼働率推移
全拠点 うち開設1年以上
拠点数(左軸) 居室数(右軸)
100%
30 28 1,000
97% 97%
96% 96%
25 24 95%
892 800
95%
20
20 19 746 90%
92%
90%
600 91%
16 630 90%
15 14 561
475 85%
400 86%
9 418
10
5 80%
258 200
5
2
142
56 75%
0 0
'13.12 '14.12 '15.12 '16.12 '17.12 '18.12 '19.12 '20.12 21.12 2017.12 2018.12 2019.12 2020.12 2021.2Q
予測
16
介護事業の各KPI
人件費率の一時的高まりと、若干の稼働率の低下が起きているが、3Q以降は改善の見込み
2020.12 2021.2Q 3Q以降の
2Q実績について
実績 実績 見通し
2021.12期は146室、2022.12期は
1. 新規開設居室数 116 0 6月末時点での開設はまだない 現時点で2棟58室が決定している
(約150室の新規開設が目標)
下記KPIの達成により、高めていく
2. 売上高経常利益率 4.6% 2.9% 人件費率の上昇が主たる要因
見込みである
3. 訪問介護の利用単価 167,961円 168,472円 サービス利用が増え、微増した 大きく傾向は変わらない見込み
97%以上に戻す見込み
4. 1年経過拠点稼働率 97.1% 96.1% 一時的な率の低下である
(7月度実績は、96.9%)
新型コロナウイルス対策の余剰人員配置 人員の最適配置の見直しで、前年実績
5. 人件費率 64.7% 68.0%
及び計画以上の新卒受け入れによる 程度まで戻す見込み
17
3Q以降の全社見通し
介護事業は4棟新規開設、不動産事業は1棟の建築請負の完成見込み
介護事業
• 2021年8月
アンジェス神照 29室(滋賀県長浜市)
アンジェスみよし 59室(愛知県みよし市)の2棟がオープン
• 2021年10月
アンジェス瀬田 29室(滋賀県大津市)
アンジェス浜松佐鳴台 29室(静岡県浜松市)の2棟がオープン
→ 愛知県みよし市は、同市初のサービス付き高齢者向け住宅であり、
事前問合せは当社の歴代最高水準 早期立ち上がりを見込む
→ 滋賀県の2棟、静岡県浜松市の1棟はドミナント出店
不動産事業
• 1棟の建築請負案件があり、年内完成見込み(工事進行基準)
18
中期目標
19
中期目標
拠点数・居室数推移
拠点数(左軸) 居室数(右軸) 150
140
4,100
120 3,600
100 3,100
2,600
80
2,100
60
1,600
38
40 28 1,100
16 20
20 9 1,192 600
2 892
475 630
0 258 100
'13.12 '15.12 '17.12 '19.12 '21.12 '23.12 '31.12
・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
予測 予測 予測
• 2021年~2023年 年間5棟または150室の新設
• 2024年以降 さらに出店を加速し、10年後には150棟
• 長期的には47都道府県へ出店し、サービス付き高齢者向け住宅業界の
リーディングカンパニーへ 20
当社の強み
新規案件開発力 人材確保力 入居者獲得力
21
当社の強み 新規案件開発力
建築会社を保有しており、同一規格の設計で、早く安価に契約までの提案と建築が可能
地主の相続税対策にも
安価に建築が可能 相続税対策
⚫ サービス付き高齢者向け住宅に特化して ⚫ 木造の寄宿舎扱いになるため有力な
ノウハウを蓄積 相続税対策に
⚫ 設計期間の短縮化、設計の質の向上を ⚫ 農地一反分(1,000平米)の敷地で建築
実現 可能なため、ニッチ市場 大手ハウスメー
カーには小さく・地場の工務店には広い
⚫ 同一規格が多いことから建築原価の
コストダウンが可能
22
当社の強み 人材確保力と入居者獲得力
人材確保力 入居者獲得力
⚫ 処遇改善加算の活用 ⚫ 営業部隊が原則1事業所1名存在
(施設管理者)
⚫ 新卒採用実績
2019:5名 2020:4名 2021:21名 ⚫ 直接紹介をもらえる病院や事業所に営
今後も注力していく 業するのでリピート獲得につながりやすい
⚫ 紹介会社を介さないため、紹介料が発生
⚫ 介護資格付与により、介護人材供給側へ進 しない
出の予定
⚫ 全拠点直営で、フランチャイズ化しないこ
とでブランドを維持
23
今後の経営・財務方針
1 2
人材確保
3~6ヶ月
新拠点開設から単月黒字まで
累積赤字解消まで 12~18ヶ月 新卒採用 に注力
3 4
既存拠点稼働率 経常利益率
97% を維持 2~3年以内に 8%
(2020.12期実績 4.6%)
24
Appendix
25
会社概要
26
会社概要(2021年6月末現在)
株式会社T.S.I
会 社 名
(英訳名:Terminalcare Support Institute Inc.)
設 立 2010年2月
本 社 京都府京都市西京区桂南巽町75番地4
資 本 金 37,420千円
代 表 者 代表取締役社長 北山 忠雄
サービス付き高齢者向け住宅・
事 業 内 容
訪問介護・居宅介護支援・その他
従 業 員 数 267人 (132人)※2020年12月末時点
(外、平均臨時雇用者数)
滋賀県(7拠点) 京都府(5拠点) 岡山県(4拠点)
拠 点 静岡県(4拠点) 兵庫県(2拠点) 愛知県(1拠点)
神奈川県(1拠点)
27
社名の由来
株式会社T.S.I = Terminalcare Support Institute
“終末期ケアの支援機関” の略
自宅で看取られたいと望む高齢者が
安心して住める住まいと介護サービスを提供することを目的としている。
サービス付き高齢者向け住宅 を
「設計・建築・運営」 まで
一気通貫して提供するグループ企業。
28
沿革と事業内容
介護を必要とする高齢者にとって安心・安全な生活環境を提供するため
サービス付き高齢者向け住宅事業に進出
サービス付き
2010年 高齢者向け住宅事業 訪問介護事業
創業 2010 訪問看護事業を営むことを目的に設立
2011 高齢者住まい法が改正
サービス付き高齢者向け住宅の制度開始 居宅介護支援事業
2012 滋賀県大津市にサ高住用地を取得
2013 アンジェスおごと開設 ◼当社グループは、当社および連結子会社である
北山住宅販売で構成されています。
サービス付き高齢者向け住宅事業を開始
◼当社グループは、日本の超高齢化社会において、
• 在宅独居高齢者の孤独死
居宅介護支援事業・訪問介護事業を開始
• 要介護者の在宅生活の限界
• 特養入所待機者数の高止まり
2015 株式会社北山住宅販売の株式を取得し という社会課題を解決するため、
子会社化 「サービス付き高齢者向け住宅事業」
「訪問介護事業」
「居宅介護支援事業」 を行っています。
2021 東証マザーズ市場へ新規上場
29
拠点展開状況(2021年12月末予測)
京都府、滋賀県を中心に、兵庫県、岡山県、静岡県、愛知県、神奈川県にも拠点を展開
拠点数・居室数
7府県に
28拠点 拠点数(左軸) 居室数(右軸)
28
892室
1,000
25 24
滋賀県 兵庫県 892 800
9拠点 2拠点 20
20 19
746
京都府 岡山県 16
5拠点 4拠点 600
14 630
15
561
475 400
10 9 418
5
258 200
5
静岡県 神奈川県 2
142
5拠点 1拠点 56
0 0
愛知県 '13.12 '14.12 '15.12 '16.12 '17.12 '18.12 '19.12 '20.12 '21.12
※2021年12月予測 2拠点 予測
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本資料の取り扱いについて
本資料に含まれる将来の計画や見通しに関する記述等は、現時点における情報に基づき判
断したものであり、市場環境や当社グループの関連する業界動向、その他内部・外部要因等
により変動する可能性があります。
なお、本資料に含まれる業界等に関する記述については、公開情報等に基づいておりますが、
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IRに関するお問い合わせ先
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E-mail : tsi-ir-info@t-s-i.jp
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