7201 日産自 2019-05-14 17:30:00
日産自動車、2018年度通期連結決算を発表 [pdf]
2019 年 5 月 14 日
日産自動車、2018 年度通期連結決算を発表
日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:西川 廣人)は 14 日、2018 年度通期連結
決算を発表しました。
当該年度は、グローバル経営環境の悪化及び、米国事業における販売の質的向上の取り組み、並び
にお客さま満足度向上のための一部商品に対する保証期間延長といった一過性の費用計上などによ
り、2018 年度通期連結売上高は 11 兆 5,742 億円、連結営業利益は 3,182 億円となり、売上高営
業利益率は 2.7%となりました。
また、当期純利益注 1 は、前年比 57.3%減の 3,191 億円となりました。
2018 年度通期財務実績
中国合弁会社に持分法を適用した 2018 年度通期の財務実績は次の通りです。
2018 年度
通期連結決算
2017 年度 2018 年度
(東京証券取引所届出 -
前年比
通期 通期
注2
中国合弁会社に持分法を適用)
売上高 11 兆 9,512 億円 11 兆 5,742 億円 -3.2%
営業利益 5,748 億円 3,182 億円 -44.6%
売上高営業利益率 4.8% 2.7% -2.1 ポイント
経常利益 7,503 億円 5,465 億円 -27.2%
注1
当期純利益 7,469 億円 3,191 億円 -57.3%
2018 年度通期の平均レートは、1US ドル 110.9 円、及び 1 ユーロ 128.4 円を使用しています。
中国合弁会社を比例連結した会計基準では、2018 年度通期の連結営業利益は 4,932 億円、当期
純利益注 1 は 3,191 億円となりました。
グローバル販売状況
2018 年度通期のグローバル販売台数は前年比 4.4%減の 551 万 6,000 台となりました。
日本における軽自動車を含む販売台数は、厳しい経営環境であったにも関わらず、ニッサン インテリ
ジェント モビリティを体現できる e-POWER やプロパイロットを搭載したコンパクトカー「ノート」やミニ
バン「セレナ」の台数増により、前年比 2.1%増の 59 万 6,000 台となりました。「ノート」は 2018 年
度登録車販売台数ナンバー1 となり、「セレナ」はミニバンセグメントでナンバー1 となりました。
また、会計年度が暦年ベースの中国では、新型「キックス」や「エクストレイル」、「シルフィ」が販売をけ
ん引したことにより、販売台数は前年比 2.9%増の 156 万 4,000 台となりました。市場占有率は
5.9%となりました。
一方、米国販売は、前年比 9.3%減の 144 万 4,000 台となり、市場占有率は 8.4%となりました。
ロシアを除く欧州では、前年比 17.8%減の 53 万 6,000 台、市場占有率は 3.0%となりました。一方
で、ロシアにおける販売台数は前年比 2.6%増の 10 万 7,400 台となりました。
アジア・オセアニア、中南米、中東、アフリカをはじめとするその他市場の販売台数は前年比 0.4%減
の 81 万 5,000 台となりました。
2018 年度配当
2018 年度の年間配当は、1 株当たり 57 円を支払うべく株主総会に提案する予定です。
2019 年度通期見通し
2019 年度通期のグローバル販売台数は、前年比微増の 554 万台を見込んでいます。
当社は、安定的な収益性を確保できる事業基盤を構築していくため、米国事業の立て直しと事業及び
投資効率の適正化を図るとともに、ニッサンインテリジェントモビリティを体現できる商品ポートフォリオ
の刷新を大きな軸として、ブランドイメージ向上に向けて中期的、かつ、地に足のついた活動を行って
いきます。
2019 年度は、その初年度であり、目立った効果が得られるまでには時間を要する見込みです。
これを踏まえ、中国の合弁会社に持分法を適用した 2019 年度通期予想について下記の通り、東京
証券取引所に届け出ました。
2019 年度連結決算予想
注2
(東京証券取引所届出 ‐ 中国合弁会社に持分法を適用)
売上高 11 兆 3,000 億円
営業利益 2,300 億円
当期純利益 注 1 1,700 億円
1US ドル 110 円、及び 1 ユーロ 129 円を前提としています。
2019 年度は、1 株あたり年間 40 円の配当を予定しています。
注 1)親会社株主に帰属する当期純利益
注 2)2013 年度から中国の合弁会社 東風汽車有限公司の連結方法が変わり、持分法が適用されています。本会計基準では、連結当期純利益
に変化はないものの、連結売上高と連結営業利益には東風汽車の数値は含まれなくなります。
当社決算の詳細については、以下より資料をダウンロードいただけます。
www.nissan-global.com/JP/IR/FINANCIAL/
以 上
お問い合わせ先:
読者からのお問い合わせ・ご相談は「お客さま相談室」
日産自動車株式会社 グローバルコミュニケーション本部 0120-315-232 (携帯・PHS対応) 9:00-17:00(年末年始を除く)
Tel:045-523-5521(企業)/5553(商品)/5520(IR) お問い合わせ・ご相談内容につきましては、お客さま対応や
https://newsroom.nissan-global.com/ (プレス情報) 品質向上のために記録し活用させて頂きます。
www.nissan-global.com/JP/IR/ (IR 情報)
<2018年度 決算 参考資料>(連結①) 2019年5月14日
日産自動車株式会社
グローバルコミュニケーション本部
当通期実績 前通期実績 来期予想
19年3月期 18年3月期 20年3月期
売上高 (注1) 115,742億円 ( ▲3.2%) 119,512億円 ( 2.0%) 113,000億円
日本 45,749億円 ( ▲1.6%) 46,472億円 ( ▲1.5%)
北米 60,973億円 ( ▲5.1%) 64,219億円 ( 1.1%)
欧州 18,381億円 ( ▲12.1%) 20,920億円 ( 8.9%)
アジア 15,734億円 ( 1.3%) 15,537億円 ( ▲3.5%)
その他地域 10,627億円 ( 5.6%) 10,062億円 ( ▲1.6%)
小計 151,464億円 ( ▲3.7%) 157,210億円 ( 0.6%)
消去 ▲ 35,722億円 - ▲ 37,698億円 -
営業利益 (注1) 3,182億円 ( ▲44.6%) 5,748億円 ( ▲22.6%) 2,300億円
日本 1,679億円 ( ▲40.9%) 2,842億円 ( ▲30.7%)
北米 721億円 ( ▲64.0%) 2,001億円 ( ▲30.5%)
欧州 ▲ 167億円 ( - ) 143億円 ( - )
アジア 711億円 ( 32.7%) 536億円 ( ▲13.5%)
その他地域 ▲ 55億円 ( - ) ▲ 140億円 ( - )
小計 2,889億円 ( ▲46.3%) 5,382億円 ( ▲25.1%)
消去 293億円 - 366億円 -
経常利益 5,465億円 ( ▲27.2%) 7,503億円 ( ▲13.2%)
親会社株主に帰属する当期純利益 3,191億円 ( ▲57.3%) 7,469億円 ( 12.6%) 1,700億円
1株当たり当期純利益 81.59円 190.96円
潜在株式調整後1株当たり当期純利益 81.59円 190.96円
為替レート 110.9円/US$ 110.9円/US$ 110.0円/US$
128.4円/EUR 129.7円/EUR 129.0円/EUR
設備投資 (注2) 5,099億円 4,854億円 5,700億円
減価償却費 (注2) 3,778億円 3,842億円 3,890億円
研究開発費 5,231億円 4,958億円 5,500億円
総資産 189,523億円 187,399億円
純資産 56,235億円 57,017億円
自己資本比率 28.0% 28.8%
業績評価 増収減益(営業利益・経常利益)
減収減益 (但し、親会社株主に帰属する当期純利益は増益)
*中国合弁会社持分法ベース
*( )内は対前年同期増減率
(注1)本邦以外の地域に属する主な国又は地域は以下の通りである
(1)北米…米国、カナダ、メキシコ
(2)欧州…フランス、イギリス、スペイン、ロシア、その他欧州諸国
(3)アジア…中国、タイ、インド、その他アジア諸国
(4)その他地域…大洋州、中近東、南アフリカ、メキシコを除く中南米
(注2)設備投資と減価償却費は、ファイナンスリース関連の金額を含む
(注3)前通期実績は会計基準等の改正に伴う会計方針の変更を遡及適用している
<2018年度 決算 参考資料>(連結②) 2019年5月14日
グローバル販売台数及び生産台数 日産自動車株式会社
グローバルコミュニケーション本部
当通期実績 前通期実績 来期予想
19年3月期 18年3月期 20年3月期
グローバル販売台数(小売)
日 本 (軽を含む) 596千台 ( 2.1%) 584千台 ( 4.8%) 610千台
北米 1,897千台 ( ▲9.3%) 2,091千台 ( ▲1.8%) 1,785千台
(内 米国) 1,444千台 ( ▲9.3%) 1,593千台 ( 0.7%) 1,350千台
欧州 643千台 ( ▲14.9%) 756千台 ( ▲2.6%) 600千台
アジア 1,888千台 ( 2.0%) 1,851千台 ( 9.2%)
2,545千台
(内 中国) 1,564千台 ( 2.9%) 1,520千台 ( 12.2%)
その他 492千台 ( 0.8%) 488千台 ( 4.2%) (内 中国 1,710千台)
計 5,516千台 ( ▲4.4%) 5,770千台 ( 2.6%) 5,540千台
グローバル生産台数
日本 901千台 ( ▲8.6%) 986千台 ( ▲2.9%) 877千台
北米 (注1) 1,587千台 ( ▲6.3%) 1,694千台 ( ▲8.7%) 1,472千台
欧州 (注2) 661千台 ( ▲15.0%) 777千台 ( 6.5%) 605千台
アジア (注3) 2,046千台 ( ▲1.2%) 2,070千台 ( 5.8%) 2,446千台
その他 (注4) 167千台 ( 15.8%) 145千台 ( 47.1%) (内 中国1,744千台)
計 5,362千台 ( ▲5.5%) 5,672千台 ( 0.3%) 5,400千台
*( )内は対前年同期増減率
*グローバル販売台数及びグローバル生産台数の中国・台湾については、1−12月ベースの数字
(注1) 米国、メキシコの生産台数
(注2) 英国、スペイン、ロシア、フランスの生産台数
(注3) 台湾、タイ、フィリピン、インドネシア、中国、インド、韓国の生産台数
(注4) 南アフリカ、ブラジル、エジプト、アルゼンチンの生産台数
当通期実績 前通期実績
19年3月期 18年3月期
連結売上台数
日本 575千台 ( 1.9%) 564千台 ( 5.3%)
海外 3,399千台 ( ▲9.7%) 3,765千台 ( ▲2.8%)
計 3,974千台 ( ▲8.2%) 4,329千台 ( ▲1.8%)
連結生産台数
日本 901千台 ( ▲8.6%) 986千台 ( ▲2.9%)
在外連結子会社 2,642千台 ( ▲7.9%) 2,867千台 ( ▲7.5%)
計 3,543千台 ( ▲8.0%) 3,853千台 ( ▲6.4%)
*連結売上台数、連結生産台数は連結財務諸表のベースとなるものである