6561 M-HANATOUR 2020-02-14 16:00:00
特別損失等の計上及び通期業績予想と実績の差異に関するお知らせ [pdf]

                                                  2020年 2 月 14 日
 各   位

                            会 社 名 株式会社HANATOUR JAPAN
                            代表者名 代 表 取 締 役 社 長 李  炳 燦
                                     (コード番号:6561      東証マザーズ)
                            問合せ先 取締役管理本部長                  鈴木   芳明
                                                 (TEL. 03-6402-4411)


         特別損失等の計上及び通期業績予想と実績の差異に関するお知らせ


 当社は、2019年12月期第4四半期連結会計期間において、特別損失(事業構造改善費用)等を計上する
とともに、2019年8月14日に公表いたしました2019年12月期通期連結業績予想と実績に差異が生じました
ので、お知らせいたします。
                              記

1.営業外費用(為替差損)、特別損失(事業構造改善費用)の計上
 (1) 営業外費用(為替差損)
     為替相場の変動により、2019年12月期連結会計年度において、為替差損565百万円を営業外費用に
   計上しております。なお、第3四半期連結累計期間の計上額1,141百万円から575百万円減少してお
   ります。
 (2) 特別損失(事業構造改善費用)
     最近の日韓情勢による韓国からの訪日外客数の減少は、当社グループの全事業に影響が及ぶ結果
   となりました。当社グループでは全社的に固定費用の削減等、構造改革に取り組んでおります。
     免税販売店事業では、人員削減、本部事務所の移転、商品在庫の評価基準の見直しなどの構造改
   革を実施し、早期退職関連費用4百万円、商品評価損206百万円の合計211百万円を事業構造改善費
   用として当第4四半期連結会計期間の特別損失に計上いたしました。


2.2019年12月期通期連結業績予想数値と実績との差異(2019年1月1日~2019年12月31日)
                                         (単位:百万円、%)
                                                親会社株主に
                                                           1株当たり
                 売上高       営業利益      経常利益         帰属する
                                                           当期純利益
                                                 当期純利益

前回発表予想(A)          6,887       332     △1,460      △965    △88円70銭


今 回 実 績 ( B )      6,593       270      △369       △765    △70円33銭


増 減 額(B-A)         △293       △61       1,090        200


増 減 率(   %   )     △4.3      △18.6          -         -

(参考)前期実績
                   7,891       918        727        558     50円89銭
(2018年12月期)
3.通期連結業績予想と実績の差異発生理由
   日韓情勢の影響による訪日旅行者数の減少は、前回予想の想定を上回り、旅行事業や免税販売店
  事業を中心に全事業の売上高に影響が及びました。
   また、日韓情勢の影響はホテルの客室単価がマーケット全体で減少するなど、ホテル施設等運営
  事業の、平均客室単価にも影響が及ぶ結果となりました。
   バス事業では、上期から韓国以外のインバウンドや国内需要に対する営業を強化し、その受注は
  凡そ計画通りでしたが、韓国の減少を吸収するまでには及びませんでした。
   これらの結果、下記のセグメント別実績のとおり、2019年12月期における当社グループの旅行事
  業、バス事業、免税販売店事業、ホテル等施設運営事業の各事業の売上高が、前回公表した
  予想を下回ることとなりました。
   利益面については、販売費・一般管理費の固定費用を中心に削減に取組み、また2019年12月に新
  規開業したTマークシティホテル札幌大通の開業準備費用も当初計画を下回りましたが、売上高の
  前回予想未達額を吸収しきれず、営業利益は前回予想金額を下回ることとなりました。
   KRWの期末為替レートが9.46(単位:JPY/100KRW)と、想定していた為替レート8.45よりも下期後
  半は円安に推移し、為替評価損が、第3四半期連結累計期間の計上額1,141百万円から575百万円減
  少の565百万円と、前回予想から1,193百万円減少したため、経常利益は前回予想金額を上回ること
  となりました。
   上記1.特別損失(事業構造改善費用)に記載のとおり事業構造改善費用211百万円の発生、さら
  に減損損失が、免税販売店事業で前回予想の17百万円に加え82百万円追加計上、その他事業のレン
  タカー事業で11百万円を計上しておりますが、経常利益が前回予想を上回ったことにより、親会社
  株主に帰属する当期純利益が前回発表予想金額を上回ることとなりました。
   なお、レンタカー事業の減損損失については、当連結会計年度末において当該事業の譲渡を予定
  していたため、事業譲渡価額の見込額まで帳簿価額を減額し、その減少額を減損損失として計上し
  たものであります。

事業セグメント別実績
                                               (単位:百万円、%)
事業セグメント                    前回予想      今回実績      増減額   増減率
旅行事業           売上高           2,284     1,976    △307  △13.5%
               セグメント利益         439       443       3    0.9%
バス事業           売上高           2,186     2,026    △159  △7.3%
               セグメント利益         261       139    △122  △46.8%
免税販売店事業        売上高           1,576     1,535     △41  △2.6%
               セグメント利益        △43       △22       21      -
ホテル等施設運営事業     売上高           1,974     1,912     △62  △3.2%
               セグメント利益         196       171     △25  △12.8%
その他            売上高             246       196     △49  △20.2%
               セグメント利益        △16       △48      △32      -
調整等            売上高          △1,380    △1,053     327      -
               セグメント利益       △505      △412       92      -
合計             売上高           6,887     6,593    △293  △4.3%
               セグメント利益         332       270     △61  △18.6%



                                                          以    上