2020年3月期 決算短信〔ＩＦＲＳ〕（連結）
2020年5月11日
上場会社名 三菱電機株式会社 上場取引所 東
コード番号 6503 URL http://www.MitsubishiElectric.co.jp/
代表者 （役職名） 執行役社長 （氏名）杉山 武史
問合せ先責任者 （役職名） 広報部長 （氏名）阿部 恵成 TEL 03-3218-2332
定時株主総会開催予定日 2020年6月26日 配当支払開始予定日 2020年6月2日
有価証券報告書提出予定日 2020年6月26日
決算補足説明資料作成の有無：有
決算説明会開催の有無 ：有
（百万円未満切捨て）
1．2020年3月期の連結業績（2019年4月1日～2020年3月31日）
（1）連結経営成績 （％表示は対前期増減率）
親会社株主に
売上高 営業利益 税引前当期純利益 帰属する当期純利益 当期包括利益合計額
百万円 ％ 百万円 ％ 百万円 ％ 百万円 ％ 百万円 ％
2020年3月期 4,462,509 △1.3 259,661 △10.6 281,986 △10.8 221,834 △2.1 124,762 △37.7
2019年3月期 4,519,921 1.7 290,477 △11.3 315,958 △10.5 226,648 △11.4 200,171 △34.7
1株当たり 希薄化後1株当たり 親会社株主 資産合計税引前 売上高
親会社株主に 親会社株主に 帰属持分 当期純利益率 営業利益率
帰属する当期純利益 帰属する当期純利益 当期純利益率
円 銭 円 銭 ％ ％ ％
2020年3月期 103.41 103.41 9.2 6.4 5.8
2019年3月期 105.65 105.65 9.7 7.3 6.4
（参考）持分法による投資利益 2020年3月期 19,048百万円 2019年3月期 20,116百万円
（2）連結財政状態
資本合計 親会社株主に 親会社株主 1株当たり親会社
資産合計 （純資産） 帰属する持分 帰属持分比率 株主帰属持分
百万円 百万円 百万円 ％ 円 銭
2020年3月期 4,409,771 2,538,859 2,429,743 55.1 1,132.69
2019年3月期 4,356,211 2,511,155 2,399,946 55.1 1,118.83
（3）連結キャッシュ・フローの状況
営業活動による 投資活動による 財務活動による 現金及び現金同等物
キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー 期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2020年3月期 395,834 △203,997 △156,454 537,559
2019年3月期 239,817 △210,668 △112,067 514,224
2．配当の状況
年間配当金 親会社株主
配当金総額 配当性向 帰属持分
(合計) （連結） 配当率
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計 （連結）
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 百万円 ％ ％
2019年3月期 － 14.00 － 26.00 40.00 85,871 37.9 3.7
2020年3月期 － 14.00 － 26.00 40.00 85,871 38.7 3.6
（注）当社は定款において3月31日又は9月30日を配当基準日と定めておりますが、2021年3月期について、現時点では基準日における配当予想額
は未定であります。配当予想を決定しましたら速やかに開示いたします。
3．2021年3月期の連結業績予想（2020年4月1日～2021年3月31日）
（％表示は対前期増減率）
1株当たり
売上高 営業利益 税引前当期純利益 親会社株主に 親会社株主に
帰属する当期純利益 帰属する当期純利益
百万円 ％ 百万円 ％ 百万円 ％ 百万円 ％ 円 銭
通期 4,100,000 △8.1 120,000 △53.8 145,000 △48.6 100,000 △54.9 46.62
※ 注記事項
（1）期中における重要な子会社の異動（連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動）：有
新規 －社 （社名） 、除外 1社 （社名）メヒット・ホールディングス社
メヒット・ホールディングス社は、2019年11月21日付で清算を結了したことにより消滅しております。
（2）会計方針の変更・会計上の見積りの変更
① ＩＦＲＳにより要求される会計方針の変更：有
② ①以外の会計方針の変更 ：無
③ 会計上の見積りの変更 ：無
（3）発行済株式数（普通株式）
① 期末発行済株式数（自己株式を含む） 2020年3月期 2,147,201,551株 2019年3月期 2,147,201,551株
② 期末自己株式数 2020年3月期 2,094,335株 2019年3月期 2,156,322株
③ 期中平均株式数 2020年3月期 2,145,093,215株 2019年3月期 2,145,198,524株
(参考) 個別業績の概要
2020年3月期の個別業績（2019年4月1日～2020年3月31日）
（1）個別経営成績 （％表示は対前期増減率）
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 ％ 百万円 ％ 百万円 ％ 百万円 ％
2020年3月期 2,639,209 △2.9 40,846 △51.3 143,216 △22.4 157,854 △4.1
2019年3月期 2,717,760 1.6 83,839 △30.3 184,441 △13.9 164,533 △19.0
1株当たり 潜在株式調整後
当期純利益 1株当たり当期純利益
円 銭 円 銭
2020年3月期 73.59 －
2019年3月期 76.70 －
（注）潜在株式調整後1株当たり当期純利益は、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
（2）個別財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 ％ 円 銭
2020年3月期 2,866,812 1,282,260 44.7 597.76
2019年3月期 2,841,159 1,241,462 43.7 578.76
（参考）自己資本 2020年3月期 1,282,260百万円 2019年3月期 1,241,462百万円
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づ
いており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる仮定及び業績予想のご利用にあたって
の注意事項については「経営成績 経営成績に関する分析 2020年度（2021年3月期）の業績見通し（連結）」及び＜将来見通しに関するリ
スク情報＞をご覧ください。
三菱電機(株)（6503）2020年3月期 決算短信
○添付資料の目次
1．連結決算概要 ……………………………………………………………………………… 2
2．連結財務諸表 ……………………………………………………………………………… 3
（1）連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ………………………………………… 3
（2）連結財政状態計算書 …………………………………………………………………… 5
（3）連結持分変動計算書 …………………………………………………………………… 6
（4）連結キャッシュ・フロー計算書 ……………………………………………………… 7
（5）セグメント情報 ………………………………………………………………………… 8
（6）連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………… 9
3．経営成績 …………………………………………………………………………………… 10
（1）経営成績に関する分析 ……………………………………………………………… 10
（2）財政状態に関する分析 ……………………………………………………………… 13
（3）利益配分に関する基本方針及び当期の配当 ………………………………………… 14
4．会計基準の選択に関する基本的な考え方 …………………………………………… 14
5．要約連結損益計算書及び要約連結包括利益計算書 ………………………………… 15
6．補足情報 …………………………………………………………………………………… 17
（1）業績概要 …………………………………………………………………………… 18
（2）部門別売上高・営業損益 ………………………………………………………… 18
（3）部門別海外売上高 ………………………………………………………………… 18
（4）地域別海外売上高 ………………………………………………………………… 18
（5）海外生産高 …………………………………………………………………………… 19
（6）部門別受注高 ………………………………………………………………………… 19
（7）為替レート 及び 為替変動の売上高への影響額 ……………………………… 19
（8）設備投資 ……………………………………………………………………………… 19
（9）有形固定資産減価償却費等 ………………………………………………………… 19
（10）研究開発費 …………………………………………………………………………… 19
（11）借入金 ………………………………………………………………………………… 20
（12）期末人員 ……………………………………………………………………………… 20
<ご参考> …………………………………………………………………………………… 21
1
三菱電機(株)（6503）2020年3月期 決算短信
連結
1. 連結決算概要
2 0 2 0 年 5 月 1 1 日
三 菱 電 機 株 式 会 社
2 0 1 9 年 度 連 結 決 算 概 要
(単位:億円)
前 年 度 Ａ 当 年 度 Ｂ 前年度比
摘 要 自 2018年4月 1日 自2019年4月 1日
至 2019年3月31日 至 2020 年 3月 31日 Ｂ－Ａ B/A(%)
売 上 高 45,199 44,625 △574 99
営 業 利 益 2,904 2,596 △308 89
税 引 前
当 期 純 利 益 3,159 2,819 △339 89
親会社株主に帰属する
当 期 純 利 益 2,266 2,218 △48 98
基 本 的 １ 株 当 た り
親会社株主に帰属する 105円65銭 103円41銭 △2円24銭 98
当 期 純 利 益
剰 余 金 の 配 当 年間配当金 40円 年間配当金 40円
１ 株 当 た り 配 当 金 中間配当金 14円 中間配当金 14円 ― 100
期末配当金 26円 期末配当金 26円
（注）1. 当社の連結財務諸表は、国際会計基準（IFRS）に基づいて作成しています。
2. 連結子会社数は203社です。
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2．連結財務諸表
（1）連結損益計算書及び連結包括利益計算書
（連結損益計算書） (単位：百万円)
前年度Ａ 当年度Ｂ
自 2018年4月 1日 自 2019年4月 1日 前年度比
科 目 至 2019年3月31日 至 2020年3月31日
売上高比 売上高比 Ｂ-Ａ Ｂ/Ａ
％ ％ ％
売 上 高 4,519,921 100.0 4,462,509 100.0 △57,412 99
売 上 原 価 3,186,869 70.5 3,200,170 71.7 13,301 100
販 売 費 及 び 一 般 管 理 費 1,043,294 23.1 1,017,075 22.8 △26,219 97
そ の 他 の 損 益 ( △ 損 失 ) 719 0.0 14,397 0.3 13,678 －
営 業 利 益 290,477 6.4 259,661 5.8 △30,816 89
金 融 収 益 9,747 0.2 10,285 0.2 538 106
金 融 費 用 4,382 0.1 7,008 0.1 2,626 160
持 分 法 に よ る 投 資 利 益 20,116 0.5 19,048 0.4 △1,068 95
税 引 前 当 期 純 利 益 315,958 7.0 281,986 6.3 △33,972 89
法 人 所 得 税 費 用 78,304 1.7 48,474 1.1 △29,830 62
当 期 純 利 益 237,654 5.3 233,512 5.2 △4,142 98
（ 当 期 純 利 益 の 帰 属 ）
親 会 社 株 主 持 分 226,648 5.0 221,834 5.0 △4,814 98
非 支 配 持 分 11,006 0.3 11,678 0.2 672 106
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三菱電機(株)（6503）2020年3月期 決算短信
（連結包括利益計算書） (単位：百万円)
前年度Ａ 当年度Ｂ 前年度比
科 目 自 2018年4月 1日 自 2019年4月 1日
至 2019年3月31日 至 2020年3月31日 Ｂ－Ａ
当 期 純 利 益 237,654 233,512 △4,142
そ の 他 の 包 括 利 益 ( △ 損 失 )
（ 税 効 果 調 整 後 ）
［当期純利益に振り替えられることのない項目］
その他の包括利益を通じて公正価値で測定
△39,284 △31,874 7,410
す る 金 融 資 産 の 公 正 価 値 変 動 額
確 定 給 付 制 度 の 再 測 定 12,234 △23,574 △35,808
持 分 法 に よ る そ の 他 の 包 括 利 益 △995 △1,528 △533
計 △28,045 △56,976 △28,931
［当期純利益に振り替えられる可能性のある項目］
在 外 営 業 活 動 体 の 換 算 差 額 △6,756 △49,360 △42,604
キ ャ ッ シ ュ ・ フ ロ ー ・ ヘ ッ ジ の
△37 20 57
公 正 価 値 の 純 変 動 額
持 分 法 に よ る そ の 他 の 包 括 利 益 △2,645 △2,434 211
計 △9,438 △51,774 △42,336
合 計 △37,483 △108,750 △71,267
当 期 包 括 利 益 200,171 124,762 △75,409
（ 当 期 包 括 利 益 の 帰 属 ）
親 会 社 株 主 持 分 189,306 117,132 △72,174
非 支 配 持 分 10,865 7,630 △3,235
4
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（2）連結財政状態計算書
(単位：百万円)
前年度末Ａ 当年度末Ｂ 前年度末比
科 目
(2019年3月31日) (2020年3月31日) Ｂ－Ａ
( 資 産 の 部 )
流 動 資 産 2,624,293 2,628,033 3,740
現 金 及 び 現 金 同 等 物 514,224 537,559 23,335
売 上 債 権 及 び 契 約 資 産 1,233,916 1,244,067 10,151
棚 卸 資 産 729,098 693,890 △35,208
そ の 他 の 流 動 資 産 147,055 152,517 5,462
非 流 動 資 産 1,731,918 1,781,738 49,820
持分法で会計処理されている投資 197,959 196,237 △1,722
そ の 他 の 金 融 資 産 303,834 262,367 △41,467
有 形 固 定 資 産 760,540 854,382 93,842
そ の 他 の 非 流 動 資 産 469,585 468,752 △833
資 産 計 4,356,211 4,409,771 53,560
( 負 債 の 部 )
流 動 負 債 1,416,335 1,402,665 △13,670
注1. 社債、借入金及びリース負債 104,969 133,369 28,400
買 入 債 務 559,641 527,307 △32,334
そ の 他 の 流 動 負 債 751,725 741,989 △9,736
非 流 動 負 債 428,721 468,247 39,526
注1. 社債、借入金及びリース負債 193,469 243,634 50,165
退 職 給 付 に 係 る 負 債 176,087 163,240 △12,847
そ の 他 の 非 流 動 負 債 59,165 61,373 2,208
負 債 計 1,845,056 1,870,912 25,856
( 資 本 の 部 )
親 会 社 株 主 に 帰 属 す る 持 分 2,399,946 2,429,743 29,797
資 本 金 175,820 175,820 －
資 本 剰 余 金 202,834 202,832 △2
利 益 剰 余 金 1,960,466 2,071,817 111,351
注2. その他の包括利益(△損失)累計額 63,809 △17,802 △81,611
自 己 株 式 △2,983 △2,924 59
非 支 配 持 分 111,209 109,116 △2,093
資 本 計 2,511,155 2,538,859 27,704
負 債 ・ 資 本 計 4,356,211 4,409,771 53,560
注1. 社債、借入金及びリース負債残高 298,438 377,003 78,565
う ち リ ー ス 負 債 除 く 残 高 275,972 267,008 △8,964
注2. その他の包括利益(△損失)累計額内訳
在外営業活動体の換算差額 8,368 △39,519 △47,887
その他の包括利益を通じて
55,503 21,754 △33,749
公正価値で測定する金融資産
キャッシュ・フロー・ヘッジの
△62 △37 25
公 正 価 値 の 純 変 動 額
5
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（3）連結持分変動計算書
前年度（自 2018年4月1日 至 2019年3月31日）
(単位：百万円)
その他の
科目 親会社株主 非支配持分 資本合計
包括利益
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 に帰属する
(△損失)
持分合計
累計額
期首残高 175,820 199,442 1,811,348 109,492 △1,928 2,294,174 103,045 2,397,219
当期包括利益
当期純利益 226,648 226,648 11,006 237,654
その他の包括利益(△損失)
(税効果調整後) △37,342 △37,342 △141 △37,483
当期包括利益 － － 226,648 △37,342 － 189,306 10,865 200,171
利益剰余金への振替 8,341 △8,341 － －
株主への配当 △85,871 △85,871 △5,872 △91,743
自己株式の取得 △1,055 △1,055 △1,055
自己株式の処分 0 0 0 0
非支配持分との取引等 3,392 3,392 3,171 6,563
期末残高 175,820 202,834 1,960,466 63,809 △2,983 2,399,946 111,209 2,511,155
当年度（自 2019年4月1日 至 2020年3月31日）
(単位：百万円)
その他の
科目 親会社株主 非支配持分 資本合計
包括利益
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 に帰属する
(△損失)
持分合計
累計額
期首残高 175,820 202,834 1,960,466 63,809 △2,983 2,399,946 111,209 2,511,155
会計方針の変更による
累積的影響額 △1,521 △1,521 △7 △1,528
会計方針の変更を反映した
期首残高 175,820 202,834 1,958,945 63,809 △2,983 2,398,425 111,202 2,509,627
当期包括利益
当期純利益 221,834 221,834 11,678 233,512
その他の包括利益(△損失)
(税効果調整後) △104,702 △104,702 △4,048 △108,750
当期包括利益 － － 221,834 △104,702 － 117,132 7,630 124,762
利益剰余金への振替 △23,091 23,091 － －
株主への配当 △85,871 △85,871 △7,826 △93,697
自己株式の取得 △785 △785 △785
自己株式の処分 △844 844 0 0
非支配持分との取引等 842 842 △1,890 △1,048
期末残高 175,820 202,832 2,071,817 △17,802 △2,924 2,429,743 109,116 2,538,859
6
三菱電機(株)（6503）2020年3月期 決算短信
（4）連結キャッシュ・フロー計算書
(単位：百万円)
前年度Ａ 当年度Ｂ
前年度比
科 目 自 2018年4月 1日 自 2019年4月 1日
Ｂ－Ａ
至 2019年3月31日 至 2020年3月31日
Ⅰ 営業活動によるキャッシュ・フロー
1．当期純利益 237,654 233,512 △4,142
2．営業活動によるキャッシュ・フローへの調整
(1）減価償却費及び償却費等 178,892 212,018 33,126
(2）売上債権及び契約資産の減少(△増加) △40,780 △24,257 16,523
(3）棚卸資産の減少(△増加) △82,718 18,504 101,222
(4）買入債務の増加(△減少) △20,792 △28,582 △7,790
(5）その他 △32,439 △15,361 17,078
営業活動によるキャッシュ・フロー 239,817 395,834 156,017
Ⅱ 投資活動によるキャッシュ・フロー
1．有形固定資産の取得 △188,042 △192,833 △4,791
2．固定資産売却収入 4,170 19,571 15,401
3．有価証券等の取得(取得時現金控除後) △13,304 △20,019 △6,715
4．有価証券等の売却収入(売却時現金控除後) 11,824 13,687 1,863
5．その他 △25,316 △24,403 913
投資活動によるキャッシュ・フロー △210,668 △203,997 6,671
Ⅰ＋Ⅱ フリー・キャッシュ・フロー 29,149 191,837 162,688
Ⅲ 財務活動によるキャッシュ・フロー
1．社債及び長期借入金による調達及び返済 △13,534 △6,326 7,208
2．短期借入金の増加(△減少) △2,077 △2,093 △16
3．リース負債の返済 △9,358 △53,947 △44,589
4．配当金の支払 △85,871 △85,871 0
5．自己株式の取得 △1,055 △785 270
6．自己株式の処分 0 0 △0
7．その他 △172 △7,432 △7,260
財務活動によるキャッシュ・フロー △112,067 △156,454 △44,387
Ⅳ 為替変動によるキャッシュへの影響額 △2,057 △12,048 △9,991
Ⅴ 現金及び現金同等物の増減額(△減少) △84,975 23,335 108,310
Ⅵ 現金及び現金同等物の期首残高 599,199 514,224 △84,975
Ⅶ 現金及び現金同等物の期末残高 514,224 537,559 23,335
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(5) セグメント情報
（事業の種類別セグメント情報） （単位：百万円）
前年度 当年度
自 2018年4月 1日 自 2019年4月 1日 増減
前年度比
至 2019年3月31日 至 2020年3月31日
C/A(%)
売上高 営業損益 売上高 営業損益 売上高 営業損益
A B C D C-A D-B
重 電 シ ス テ ム 1,296,745 82,501 1,307,389 82,309 10,644 △192 101
産業メカトロニクス 1,467,633 142,563 1,349,429 68,962 △118,204 △73,601 92
情報通信システム 426,269 12,247 455,596 26,457 29,327 14,210 107
電 子 デ バ イ ス 199,908 1,442 208,750 8,701 8,842 7,259 104
家 庭 電 器 1,074,044 59,451 1,090,248 78,206 16,204 18,755 102
そ の 他 676,736 24,172 659,636 26,050 △17,100 1,878 97
計 5,141,335 322,376 5,071,048 290,685 △70,287 △31,691 99
消 去 又 は 全 社 △621,414 △31,899 △608,539 △31,024 12,875 875 －
連 結 合 計 4,519,921 290,477 4,462,509 259,661 △57,412 △30,816 99
(注) 1. 各部門の売上高には、セグメント間の内部売上高(振替高)を含めて表示しています。
2. 連結損益計算書の「その他の損益（△損失）」に含まれる土地売却益は、各部門に配賦しています。
（向先地域別売上高） （単位：百万円）
前年度 当年度 増減 前年度比
Ａ 比率(%) Ｂ 比率(%) B-A B/A(%)
日 本 2,556,644 56.6 2,610,322 58.5 53,678 102
北 米 429,451 9.5 432,096 9.7 2,645 101
ア ジ ア 1,013,883 22.4 919,973 20.6 △93,910 91
中 国 486,405 10.8 420,529 9.4 △65,876 86
欧 州 453,748 10.0 437,214 9.8 △16,534 96
そ の 他 66,195 1.5 62,904 1.4 △3,291 95
海 外 1,963,277 43.4 1,852,187 41.5 △111,090 94
連 結 合 計 4,519,921 100.0 4,462,509 100.0 △57,412 99
（注）向先地域別売上高は、顧客の所在地別に表示しています。
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(6) 連結財務諸表に関する注記事項
連結範囲及び持分法の適用に関する事項（増減は対前年度末）
①連結子会社数 ： 203社 （新規） ： 8社 、 （除外） ： 11社
②持分法適用会社数 ： 39社 （新規） ： 2社 、 （除外） ： 0社
1株当たり情報
前 年 度 当 年 度
親会社株主に帰属する当期純利益 226,648百万円 221,834百万円
潜在的普通株式による影響 － －
希薄化後親会社株主に帰属する当期純利益 226,648百万円 221,834百万円
平均発行済普通株式数 2,145,198,524株 2,145,093,215株
希薄化の原因
ストックオプション － －
調整後発行済普通株式数 2,145,198,524株 2,145,093,215株
1株当たり親会社株主帰属持分 1,118.83円 1,132.69円
基本的1株当たり親会社株主に帰属する当期純利益 105.65円 103.41円
希薄化後1株当たり親会社株主に帰属する当期純利益 105.65円 103.41円
継続企業の前提に関する注記
該当事項はありません。
会計方針の変更
当社グループは当年度第1四半期より、IFRS第16号「リース」（以下、同基準）を適用しています。
当社グループは、従来IAS第17号「リース」のもとでオペレーティング・リースに分類されていたリースについてはオフバラン
ス処理していましたが、同基準の適用により、原則として借手のリースをオンバランス処理する単一の会計モデルを導入し、
リース期間が12ヵ月以内に終了するリース及び原資産が少額であるリースを除き、全てのリースについて、リース開始日にお
いて、原資産を使用する権利である使用権資産とリース料の支払義務であるリース負債をそれぞれ認識します。
当社グループは、連結財政状態計算書上、使用権資産を「有形固定資産」に、リース負債を「社債、借入金及びリース負
債」に含めて表示しています。
当社グループは、同基準の適用にあたっては、経過措置として認められている累積的影響を当年度の利益剰余金期首残
高の修正として認識する方法を採用しています。
同基準の適用により、当社グループは適用開始日(2019年4月1日)に、リース関連の資産93,066百万円、リース負債95,193
百万円を追加的に認識しました。これにより利益剰余金が1,521百万円減少しています。
重要な後発事象
該当事項はありません。
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3．経営成績
(1) 経営成績に関する分析
① 2019 年度（2020 年 3 月期）の概況（連結）
・全般の概況
2019 年度の景気は、2019 年末までは日本、米国、欧州において総じてみれば緩やかな回
復基調は維持されたものの企業部門が減速しました。また、中国では成長が鈍化し、企業部
門をみると輸出や固定資産投資が減速しました。 さらに、2020 年以降、新型コロナウイルス
感染症の拡大とともにその影響によって、 ・ 各国 地域の経済は大幅に下押しされてきました。
かかる中、三菱電機グループは、これまでの事業競争力強化・経営体質強化に加え、自ら
の強みに根ざした成長戦略の推進に、従来以上に軸足を置いて取り組んでまいりました。
この結果、2019 年度の業績は、以下のとおりとなりました。
＜連結＞売上高 4 兆 4,625 億円 （前年度比 99％）
営業利益 2,596 億円 （前年度比 89％）
税引前当期純利益 2,819 億円 （前年度比 89％）
親会社株主に帰属する
当期純利益 2,218 億円 （前年度比 98％）
【売上高】
売上高は、情報通信システム部門、家庭電器部門、重電システム部門、電子デバイス部門
で増収となりましたが、産業メカトロニクス部門などの減収により、前年度比574億円減少
の4兆4,625億円となりました。産業メカトロニクス部門は、国内外の設備投資などの需要の
停滞によるFAシステム事業の減少や、 各国での新車販売の減速による自動車機器事業の減少
により減収になりました。
なお、売上高の減少には円高による影響や、第4四半期からの新型コロナウイルス感染症
の影響もありました。
【営業利益】
営業利益は、家庭電器部門、情報通信システム部門、電子デバイス部門などで増益となり
ましたが、産業メカトロニクス部門などの減益により、前年度比308億円減少の2,596億円と
なりました。営業利益率は、売上原価率の悪化などにより、前年度比0.6ポイント悪化の5.8％
となりました。
売上原価率は、操業度低下や機種構成変動、 成長事業への先行投資影響などによる産業メ
カトロニクス部門の悪化に加え、円高の影響もあり、前年度比1.2ポイント悪化しました。
販売費及び一般管理費は、前年度比262億円減少し、売上高比率は0.3ポイント改善しまし
た。
その他の損益は、土地の売却などにより前年度比136億円増加し、売上高比率は0.3ポイン
ト改善しました。
【税引前当期純利益】
税引前当期純利益は、営業利益の減少に加え、為替差損などによる金融費用の増加、持分
法による投資利益の減少などにより、前年度比 339 億円減少の 2,819 億円、売上高比率は
6.3％となりました。
【親会社株主に帰属する当期純利益】
親会社株主に帰属する当期純利益は、税引前当期純利益の減少はありましたが、海外の関
係会社再編に伴う法人所得税費用の減少などにより、前年度比 48 億円減少の 2,218 億円、
売上高比率は 5.0％となりました。
なお、ROE は前年度比 0.5 ポイント悪化の 9.2％となりました。
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三菱電機(株)（6503）2020年3月期 決算短信
・セグメント別の状況
18 年度 19 年度 前年度比
重電システム 売上高 1 兆 2,967 億円 1 兆 3,073 億円 101％
営業利益 825 億円 823 億円 1 億円減
社会インフラ事業の事業環境は、国内の公共事業における防災・減災向けの投資や、国内
外の鉄道事業における投資が堅調に推移し、また国内の電力システム改革に伴う需要が継続
しました。このような状況の中、同事業の受注高は国内外の電力事業や国内の公共・交通事
業などの増加により前年度を上回りましたが、 国内外の火力発電事業の減少などにより売上
高は前年度並みとなりました。
ビルシステム事業の事業環境は、 海外では中国の高級・大規模オフィス案件の需要減少や、
中東の市況低迷が継続しましたが、国内ではリニューアル需要が増加しました。このような
状況の中、同事業の受注高は中国及び中東向けなどを中心に減少しましたが、売上高は首都
圏を中心とした国内の新設事業の増加などにより前年度並みとなりました。
この結果、部門全体では、売上高は前年度比 101％の 1 兆 3,073 億円となりました。
営業利益は、円高の影響や売上案件の変動などにより、前年度比 1 億円減少の 823 億円と
なりました。
18 年度 19 年度 前年度比
産業メカトロニクス 売上高 1 兆 4,676 億円 1 兆 3,494 億円 92％
営業利益 1,425 億円 689 億円 736 億円減
FA システム事業の事業環境は、国内外の自動車関連、国内の半導体・工作機械関連、海外
の有機 EL・スマートフォン関連需要の停滞が継続しました。このような状況の中、同事業は
円高の影響や国内外の FA 機器・加工機・数値制御装置などの減少により、受注高・売上高
とも前年度を下回りました。
自動車機器事業の事業環境は、車両電動化関連市場がグローバルで拡大しましたが、各国
での新車販売が減速し、第 4 四半期には新型コロナウイルス感染症の影響も顕在化しまし
た。このような状況の中、同事業はモーター・インバーターなどの車両電動化関連製品の販
売は増加しましたが、その他の自動車用電装品の減少や円高の影響などにより、受注高・売
上高とも前年度を下回りました。
この結果、部門全体では、売上高は前年度比 92％の 1 兆 3,494 億円となりました。
営業利益は、売上高の減少や機種構成の変動、成長事業への先行投資などにより、前年度
比 736 億円減少の 689 億円となりました。
18 年度 19 年度 前年度比
情報通信システム 売上高 4,262 億円 4,555 億円 107％
営業利益 122 億円 264 億円 142 億円増
通信システム事業の事業環境は、5G 通信ネットワークの拡大などに向けた通信トラフィ
ックの増大に伴う通信事業者の投資が堅調に推移しました。このような状況の中、同事業は
通信インフラ機器の需要増加などにより、受注高・売上高とも前年度を上回りました。
情報システム・サービス事業の事業環境は、 クラウド活用やサイバーセキュリティー強化、
業務プロセス効率化などに関連した需要が増加しました。このような状況の中、同事業はシ
ステムインテグレーション事業の増加などにより、受注高・売上高とも前年度を上回りまし
た。
電子システム事業は、受注高が宇宙システム事業の大口案件の増加など、売上高が防衛シ
ステム事業の大口案件の増加などにより、前年度を上回りました。
この結果、部門全体では、売上高は前年度比 107％の 4,555 億円となりました。
営業利益は、売上高の増加や売上案件の変動などにより、前年度比 142 億円増加の 264 億
円となりました。
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三菱電機(株)（6503）2020年3月期 決算短信
18 年度 19 年度 前年度比
電子デバイス 売上高 1,999 億円 2,087 億円 104％
営業利益 14 億円 87 億円 72 億円増
電子デバイス事業の事業環境は、5G 通信ネットワークや次世代データセンター関連需要
の立ち上がり、 電動化車両の開発・市場投入の加速などがありました。 このような状況の中、
同事業は通信用光デバイスを中心とした高周波光デバイス、自動車用を中心としたパワー半
導体の増加などにより、受注高は前年度を上回り、売上高は前年度比 104％の 2,087 億円と
なりました。
営業利益は、売上高の増加や機種構成の変動などにより、前年度比 72 億円増加の 87 億円
となりました。
18 年度 19 年度 前年度比
家庭電器 売上高 1 兆 740 億円 1 兆 902 億円 102％
営業利益 594 億円 782 億円 187 億円増
家庭電器事業の事業環境は、環境意識の高まりにより、北米市場ではダクトレス空調の需
要が増加し、欧州市場ではヒートポンプ式温水暖房の需要が拡大しました。また国内市場で
は学校向けの業務用空調の需要増加などがありました。 このような状況の中、 同事業は国内・
北米・欧州向け空調機器の増加により、売上高が前年度比 102％の 1 兆 902 億円となりまし
た。
営業利益は、売上高の増加や費用改善などにより、前年度比 187 億円増加の 782 億円とな
りました。
18 年度 19 年度 前年度比
その他 売上高 6,767 億円 6,596 億円 97％
営業利益 241 億円 260 億円 18 億円増
売上高は、資材調達・物流の関係会社でのグループ向けの減少などにより、前年度比 97％
の 6,596 億円となりました。
営業利益は、費用改善などにより、前年度比 18 億円増加の 260 億円となりました。
② 2020 年度（2021 年 3 月期）の業績見通し(連結)
世界経済の先行きは、新型コロナウイルス感染症の影響深刻化が景気に著しい悪影響を及
ぼすと考えられます。各国・地域において経済対策は実施されるものの、本格的な景気回復
には至らず、年度を通じた経済成長率は前年度と比べて大幅に減速することが見込まれます。
また、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化すれば、経営環境が一層厳しくなると予想
されます。
かかる中、三菱電機グループは、グローバルでの事業推進により、主力事業の収益力を向
上してまいります。あわせて、オープンイノベーションなどの積極活用により事業モデルの
変革を加速し、多様化する社会課題の解決に向けたソリューション事業を重点的に強化する
とともに、収益力向上と経営資源の有効活用のための事業ポートフォリオの見直しを図り、
経営基盤をより一層強化してまいります。
現時点での 2020 年度の業績見通しは以下のとおりです。
今回の見通しは、新型コロナウイルス感染症の影響として、各国・地域での市況低迷とそ
の後の市況回復過程を織り込み、第 2 四半期まで売上高や営業利益などに影響する前提のも
とに算出しています。その影響額は売上高 4,400 億円の減少、営業利益 1,350 億円の減少で
す。なお、各国・地域の新型コロナウイルス感染症の収束状況により、業績見通しを変更す
る可能性があります。
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三菱電機(株)（6503）2020年3月期 決算短信
＜連結＞売上高 4 兆 1,000 億円 （前年度比 92％）
営業利益 1,200 億円 （前年度比 46％）
税引前当期純利益 1,450 億円 （前年度比 51％）
親会社株主に帰属する
当期純利益 1,000 億円 （前年度比 45％）
上記の業績見通しの為替条件は、米ドル 105 円、ユーロ 115 円、人民元 15.0 円を前提
としております。
(2) 財政状態に関する分析
① 資産、負債及び資本の状況に関する分析（連結）
当社グループは当年度第 1 四半期より、IFRS 第 16 号「リース」を適用しています。この
基準の適用により、 当社グループは適用開始日にリース関連の資産 930 億円を主に有形固定
資産へ、負債 951 億円を社債、借入金及びリース負債へ追加的に認識しました。詳細につい
ては、「2．連結財務諸表(6)連結財務諸表に関する注記事項（会計方針の変更）」をご参照
下さい。
当年度末の総資産残高は、前年度末比 535 億円増加の 4 兆 4,097 億円となりました。 棚卸
資産が 352 億円、その他の金融資産が 414 億円それぞれ減少した一方、有形固定資産が 938
億円、現金及び現金同等物が 233 億円それぞれ増加したことがその主な要因です。
棚卸資産の減少は、産業メカトロニクス部門での市場の減速に伴う在庫の縮小、家庭電器
部門での消費増税及び学校向けの業務用空調需要増加などに対応した在庫の消化、 為替円高
影響などによるものです。 棚卸資産回転率は、前年度末比 0.23 回転改善の 6.43 回転となり
ました。
負債の部は、買入債務が 323 億円、退職給付に係る負債が 128 億円それぞれ減少した一
方、社債、借入金及びリース負債が 785 億円増加したこと等から、負債残高は前年度末比
258 億円増加の 1 兆 8,709 億円となりました。なお、リース負債を除く借入金・社債残高は
前年度末比 89 億円減少の 2,670 億円、借入金比率は 6.1％となりました。
資本の部は、配当金の支払い 858 億円による減少及び為替円高・株価下落等を背景とした
その他の包括利益累計額 816 億円の減少などはありましたが、 親会社株主に帰属する当期純
利益 2,218 億円の計上などにより、親会社株主に帰属する持分は前年度末比 297 億円増加
の 2 兆 4,297 億円、親会社株主帰属持分比率は 55.1％(前年度末に対し変動なし)となりま
した。
② キャッシュ・フローの状況に関する分析（連結）
当年度は、営業活動によるキャッシュ・フローが 3,958 億円の収入となった一方、投資活
動によるキャッシュ・フローが 2,039 億円の支出となったため、フリー・キャッシュ・フロ
ーは前年度比 1,626 億円増加の 1,918 億円の収入となりました。これに対し、財務活動によ
るキャッシュ・フローは 1,564 億円の支出となったことなどから、現金及び現金同等物の期
末残高は、前年度末比 233 億円増加の 5,375 億円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、棚卸資産への支出の減少や、IFRS 第 16 号「リー
ス」適用に伴う減価償却費の増加などにより、前年度比 1,560 億円の収入増加となりまし
た。
投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券や有形固定資産の取得の増加等はありま
したが、固定資産売却収入の増加などにより、前年度比 66 億円の支出減少となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、IFRS 第 16 号「リース」適用に伴うリース負債の
返済の増加などにより、前年度比 443 億円の支出増加となりました。
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三菱電機(株)（6503）2020年3月期 決算短信
(3) 利益配分に関する基本方針及び当期の配当
① 利益配分に関する基本方針
当社は、企業価値の向上を究極目標としつつ、当該年度の収益状況に応じた利益配分と、
内部留保の充実による財務体質の強化の両面から、総合的に株主利益の向上を図ることを基
本方針といたします。
② 当期の配当
2019 年度は、当期の業績及び財務体質の状況を勘案し、剰余金の配当（期末配当金）を 1
株当たり 26 円とし、中間配当金 14 円とあわせ、年間配当金 40 円といたしました。期末配
当金の支払い開始につきましては、2020 年 6 月 2 日を予定しております。
（参考）前年度 中間配当金 14 円、期末配当金 26 円（年間配当金 40 円）。
なお、2020 年度の剰余金の配当は未定です。
4．会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社は、 資本市場における財務情報の国際的な比較可能性の向上を目的として、2019 年 3 月期
第 1 四半期から国際会計基準（IFRS）を任意適用しています。
＜将来見通しに関するリスク情報＞
本資料に記載されている三菱電機グループの業績見通し等の将来に関する記述は、当社が
現時点において合理的と判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は見通しと大き
く異なることがあり得ます。
なお、業績等に影響を及ぼす可能性がある要因のうち、主なものは以下のとおりですが、
新たな要因が発生する可能性もあります。
① 世界の経済状況・社会情勢及び規制や税制等各種法規の動向
② 為替相場
③ 株式相場
④ 製品需給状況及び部材調達環境
⑤ 資金調達環境
⑥ 重要な特許の成立及び実施許諾並びに特許関連の係争等
⑦ 環境に関連する規制や問題
⑧ 製品やサービスの欠陥や瑕疵等
⑨ 訴訟その他の法的手続き
⑩ 急激な技術変化や、新技術を用いた製品の開発、製造及び市場投入時期
⑪ 事業構造改革
⑫ 情報セキュリティー
⑬ 地震・台風・津波・火災等の大規模災害
⑭ テロ・戦争、感染症の流行等による社会的・政治的混乱
⑮ 当社役員・大株主・関係会社等に関する重要事項
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三菱電機(株)（6503）2020年3月期 決算短信
5．要約連結損益計算書及び要約連結包括利益計算書
（第4四半期連結会計期間）
（要約四半期連結損益計算書） (単位：百万円)
前年度 当年度
第4四半期Ａ 第4四半期Ｂ
前年同期比
自 2019年1月 1日 自 2020年1月 1日
科 目
至 2019年3月31日 至 2020年3月31日
売上高比 売上高比 Ｂ-Ａ Ｂ/Ａ
％ ％ ％
売 上 高 1,255,796 100.0 1,212,380 100.0 △43,416 97
売 上 原 価 886,620 70.6 868,290 71.6 △18,330 98
販 売 費 及 び 一 般 管 理 費 280,241 22.3 269,235 22.2 △11,006 96
そ の 他 の 損 益 ( △ 損 失 ) 102 0.0 2,549 0.2 2,447 －
営 業 利 益 89,037 7.1 77,404 6.4 △11,633 87
金 融 収 益 1,287 0.1 1,503 0.1 216 117
金 融 費 用 1,035 0.1 1,436 0.1 401 139
持 分 法 に よ る 投 資 利 益 4,923 0.4 5,733 0.5 810 116
税 引 前 四 半 期 純 利 益 94,212 7.5 83,204 6.9 △11,008 88
法 人 所 得 税 費 用 23,950 1.9 19,263 1.6 △4,687 80
四 半 期 純 利 益 70,262 5.6 63,941 5.3 △6,321 91
（ 四 半 期 純 利 益 の 帰 属 ）
親 会 社 株 主 持 分 67,829 5.4 62,124 5.1 △5,705 92
非 支 配 持 分 2,433 0.2 1,817 0.2 △616 75
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三菱電機(株)（6503）2020年3月期 決算短信
（要約四半期連結包括利益計算書） (単位：百万円)
前年度 当年度
前年同期比
第4四半期Ａ 第4四半期Ｂ
科 目
自 2019年1月 1日 自 2020年1月 1日
Ｂ－Ａ
至 2019年3月31日 至 2020年3月31日
四 半 期 純 利 益 70,262 63,941 △6,321
そ の 他 の 包 括 利 益 ( △ 損 失 )
（ 税 効 果 調 整 後 ）
［四半期純利益に振り替えられることのない項目］
その他の包括利益を通じて公正価値で測定
5,134 △45,411 △50,545
す る 金 融 資 産 の 公 正 価 値 変 動 額
確 定 給 付 制 度 の 再 測 定 12,234 △23,574 △35,808
持 分 法 に よ る そ の 他 の 包 括 利 益 △531 △1,390 △859
計 16,837 △70,375 △87,212
［四半期期純利益に振り替えられる可能性のある項目］
在 外 営 業 活 動 体 の 換 算 差 額 6,459 △44,379 △50,838
キ ャ ッ シ ュ ・ フ ロ ー ・ ヘ ッ ジ の
△1 △58 △57
公 正 価 値 の 純 変 動 額
持 分 法 に よ る そ の 他 の 包 括 利 益 △994 439 1,433
計 5,464 △43,998 △49,462
合 計 22,301 △114,373 △136,674
四 半 期 包 括 利 益 92,563 △50,432 △142,995
（ 四 半 期 包 括 利 益 の 帰 属 ）
親 会 社 株 主 持 分 89,045 △48,608 △137,653
非 支 配 持 分 3,518 △1,824 △5,342
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三菱電機(株)（6503）2020年3月期 決算短信
6. 補足情報
2 0 2 0 年 5 月 1 1 日
三 菱 電 機 株 式 会 社
2019年度 連結決算について
＜総括編＞
(1) 業績概要
(2) 部門別売上高・営業損益
(3) 部門別海外売上高
(4) 地域別海外売上高
(5) 海外生産高
(6) 部門別受注高
(7) 為替レート 及び 為替変動の売上高への影響額
(8) 設備投資
(9) 有形固定資産減価償却費等
(10) 研究開発費
(11) 借入金
(12) 期末人員
＜ご参考＞
(1) 2019年度四半期別業績
(2) 2019年度四半期別部門別売上高・営業損益
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三菱電機(株)（6503）2020年3月期 決算短信
＜総括編＞
(1) 業績概要
＜連結＞ （ ）内は前年度比 単位：億円、％、倍
2018年度 2019年度 2020年度
計画
売上高 45,199 (102) 44,625 (99) 41,000 (92)
連単倍率 1.66 1.69
営業利益 2,904 (89) 2,596 (89) 1,200 (46)
税引前当期純利益 3,159 (89) 2,819 (89) 1,450 (51)
親会社株主に帰属する
2,266 (89) 2,218 (98) 1,000 (45)
当期純利益
連単倍率 1.38 1.41
(2) 部門別売上高・営業損益 （ ）内は前年度比 単位：億円、％
2018年度 2019年度 2020年度
計画
重電 売上高 12,967 (103) 13,073 (101) 13,400 (102)
システム 営業損益 825 (126) 823 (100) 840 (102)
産業メカ 売上高 14,676 (102) 13,494 (92) 14,100 (104)
トロニクス 営業損益 1,425 (76) 689 (48) 800 (116)
情報通信 売上高 4,262 (97) 4,555 (107) 4,100 (90)
システム 営業損益 122 (108) 264 (216) 200 (76)
電子 売上高 1,999 (99) 2,087 (104) 2,500 (120)
デバイス 営業損益 14 (10) 87 (603) 50 (57)
売上高 10,740 (102) 10,902 (102) 11,000 (101)
家庭電器
営業損益 594 (107) 782 (132) 750 (96)
売上高 6,767 (103) 6,596 (97) 6,600 (100)
その他
営業損益 241 (101) 260 (108) 240 (92)
売上高 51,413 (102) 50,710 (99) 51,700 (102)
計
営業損益 3,223 (90) 2,906 (90) 2,880 (99)
消去又は 売上高 △6,214 △6,085 △6,300
全社 営業損益 △318 △310 △330
連結合計 売上高 45,199 (102) 44,625 (99) 45,400 (102)
(新型ｺﾛﾅｳｲﾙｽ
感染症影響反映前) 営業損益 2,904 (89) 2,596 (89) 2,550 (98)
新型ｺﾛﾅｳｲﾙｽ 売上高 △4,400
感染症影響
営業損益 △1,350
連結合計 売上高 41,000 (92)
(新型ｺﾛﾅｳｲﾙｽ
感染症影響反映後) 営業損益 1,200 (46)
(注) 1. 従来「情報通信システム」に含んでいた通信システム事業は、2020年度以降は「重電システム」に含んでいます。
2. 2020年度計画の各部門別の売上高・営業損益には、新型コロナウイルス感染症の影響は含んでいません。
(3) 部門別海外売上高 （ ）内は前年度比 単位：億円、％
2018年度 2019年度
重電システム 4,113 (97) 3,967 (96)
産業メカトロニクス 8,425 (97) 7,541 (90)
情報通信システム 141 (108) 132 (94)
電子デバイス 1,079 (93) 1,085 (101)
家庭電器 5,707 (100) 5,633 (99)
その他 165 (84) 160 (97)
連結合計 19,632 (98) 18,521 (94)
海外売上高比 43.4% 41.5%
(4) 地域別海外売上高 （ ）内は前年度比 単位：億円、％
2018年度 2019年度
北米 4,294 (102) 4,320 (101)
アジア 10,138 (93) 9,199 (91)
欧州 4,537 (105) 4,372 (96)
その他 661 (100) 629 (95)
連結合計 19,632 (98) 18,521 (94)
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三菱電機(株)（6503）2020年3月期 決算短信
(5) 海外生産高 単位：％
2018年度 2019年度
連結売上高比 29.4 28.5
海外売上高比 55.4 56.2
(6) 部門別受注高
＜連結＞ （ ）内は前年度比 単位：億円、％
2018年度
2019年度
重電システム 12,996 (100)
13,488 (104)
産業メカトロニクス 14,323 (101)
13,580 (95)
情報通信システム 4,184 (88)
4,488 (107)
電子デバイス 1,992 (96)
2,216 (111)
(注) 「家庭電器」「その他」については受注生産形態をとらない製品が多く、受注規模を金額で示していません。
(7) 為替レート 及び 為替変動の売上高への影響額
2018年度 2019年度 2020年度
計画
米ドル 111円 109円 105円
期中平均
ユーロ 128円 121円 115円
レート
人民元 16.5円 15.6円 15.0円
売上減 売上減
連結
為替変動の 約180億円 約620億円
売上高への 内米ドル 約10億円増 約90億円減
影響額 内ユーロ 約60億円減 約200億円減
内人民元 約60億円減 約170億円減
(8) 設備投資 （ ）内は前年度比 単位：億円、％
2018年度 2019年度 2020年度
計画
重電システム 354 (120) 264 (75)
産業メカトロニクス 986 (124) 968 (98)
情報通信システム 248 (109) 195 (79)
電子デバイス 552 (312) 322 (58)
家庭電器 383 (112) 344 (90)
その他 63 (71) 158 (251)
共通 104 (87) 91 (88)
連結合計 2,690 (132) 2,342 (87) 1,500 (64)
(注) IFRS第16号「リース」適用の影響を含んでいません。
(9) 有形固定資産減価償却費等 （ ）内は前年度比 単位：億円、％
2018年度 2019年度 2020年度
計画
連結 1,548 (99) 1,496 (97) 1,700 (114)
(注) IFRS第16号「リース」適用の影響を含んでいません。
(10) 研究開発費 （ ）内は前年度比 単位：億円、％
2018年度 2019年度 2020年度
計画
重電システム (98)347351 (101)
産業メカトロニクス (102)708674 (95)
情報通信システム (86)153134 (88)
電子デバイス (105)141125 (89)
家庭電器 (105)438449 (103)
その他・共通 (105)339332 (98)
連結合計 2,127
(101) 2,068 (97) 1,900 (92)
売上高比 4.7 4.6 4.6
(注) 製造原価に計上している開発費を含めています。
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三菱電機(株)（6503）2020年3月期 決算短信
(11) 借入金 単位：億円、％
2018年度 2019年度
連結 2,984 2,670
借入金比率 6.9 6.1
(注) 2018年度の借入金残高にはリース負債を含んでいます。
(12) 期末人員 単位：人
2019年 2020年 2021年
3月末 3月末 3月末見込
連結 145,817 146,518
単独 35,203 35,649 36,193
206社 203社
子会社
110,614 110,869
95社 95社
内 国内子会社
56,837 56,602
111社 108社
内 海外子会社
53,777 54,267
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三菱電機(株)（6503）2020年3月期 決算短信
＜ご参考＞
(1) 2019年度四半期別業績
＜連結＞ （ ）内は前年度比・前年同期比 単位：億円、％
2018年度 2019年度
第2 第2
第3 第4 第3 第4
四半期 四半期 四半期 通期 四半期 通期
四半期 四半期
(累計) (累計)
売上高 21,701 10,940 12,557 45,199 (102) 21,825 (101) 10,676 (98) 12,123 (97) 44,625 (99)
営業利益 1,259 755 890 2,904 (89) 1,142 (91) 680 (90) 774 (87) 2,596 (89)
税引前当期
1,412 804 942 3,159 (89) 1,240 (88) 747 (93) 832 (88) 2,819 (89)
（四半期）純利益
親会社株主に帰属する
1,023 564 678 2,266 (89) 912 (89) 684 (121) 621 (92) 2,218 (98)
当期（四半期）純利益
(2) 2019年度四半期別部門別売上高・営業損益
（ ）内は前年度比・前年同期比 単位：億円、％
2018年度 2019年度
第2 第2
第3 第4 第3 第4
四半期 通期 四半期 通期
四半期 四半期 四半期 四半期
(累計) (累計)
重電 売上高 5,686 3,172 4,108 12,967 (103) 5,921 (104) 3,212 (101) 3,939 (96) 13,073 (101)
システム 営業損益 155 236 432 825 (126) 204 (131) 270 (114) 348 (81) 823 (100)
産業メカ 売上高 7,303 3,639 3,733 14,676 (102) 6,862 (94) 3,297 (91) 3,333 (89) 13,494 (92)
トロニクス 営業損益 779 361 284 1,425 (76) 412 (53) 176 (49) 100 (35) 689 (48)
情報通信 売上高 1,868 1,007 1,386 4,262 (97) 1,990 (107) 1,030 (102) 1,535 (111) 4,555 (107)
システム 営業損益 25 41 56 122 (108) 47 (188) 64 (156) 153 (272) 264 (216)
電子 売上高 1,018 466 513 1,999 (99) 1,031 (101) 512 (110) 543 (106) 2,087 (104)
デバイス 営業損益 12 △5 7 14 (10) 10 (82) 44 (-) 31 (449) 87 (603)
売上高 5,571 2,489 2,679 10,740 (102) 5,817 (104) 2,489 (100) 2,594 (97) 10,902 (102)
家庭電器
営業損益 336 170 87 594 (107) 532 (158) 164 (97) 85 (98) 782 (132)
売上高 3,278 1,724 1,764 6,767 (103) 3,162 (96) 1,640 (95) 1,793 (102) 6,596 (97)
その他
営業損益 103 58 79 241 (101) 95 (92) 66 (113) 99 (124) 260 (108)
売上高 24,727 12,498 14,187 51,413 (102) 24,785 (100) 12,184 (97) 13,740 (97) 50,710 (99)
計
営業損益 1,413 862 947 3,223 (90) 1,302 (92) 786 (91) 818 (86) 2,906 (90)
消去又は 売上高 △3,026 △1,558 △1,629 △6,214 △2,960 △1,508 △1,616 △6,085
全社 営業損益 △153 △107 △57 △318 △159 △106 △44 △310
売上高 21,701 10,940 12,557 45,199 (102) 21,825 (101) 10,676 (98) 12,123 (97) 44,625 (99)
連結合計
営業損益 1,259 755 890 2,904 (89) 1,142 (91) 680 (90) 774 (87) 2,596 (89)
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