6503 三菱電 2019-04-26 13:15:00
2019年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結) [pdf]
2019年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)
2019年4月26日
上場会社名 三菱電機株式会社 上場取引所 東
コード番号 6503 URL http://www.MitsubishiElectric.co.jp/
代表者 (役職名) 執行役社長 (氏名)杉山 武史
問合せ先責任者 (役職名) 広報部長 (氏名)河原崎 宏治 TEL 03-3218-2332
定時株主総会開催予定日 2019年6月27日 配当支払開始予定日 2019年6月4日
有価証券報告書提出予定日 2019年6月27日
決算補足説明資料作成の有無:有
決算説明会開催の有無 :有
(百万円未満切捨て)
1.2019年3月期の連結業績(2018年4月1日~2019年3月31日)
(1)連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
売上高 営業利益 税引前当期純利益 親会社株主に 当期包括利益合計額
帰属する当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2019年3月期 4,519,921 1.7 290,477 △11.3 315,958 △10.5 226,648 △11.4 200,171 △34.7
2018年3月期 4,444,424 - 327,444 - 353,206 - 255,755 - 306,630 -
1株当たり 希薄化後1株当たり 親会社株主
親会社株主に 親会社株主に 帰属持分 資産合計税引前 売上高
帰属する当期純利益 帰属する当期純利益 当期純利益率 当期純利益率 営業利益率
円 銭 円 銭 % % %
2019年3月期 105.65 105.65 9.7 7.3 6.4
2018年3月期 119.19 119.19 11.7 8.3 7.4
(参考)持分法による投資利益 2019年3月期 20,116百万円 2018年3月期 23,947百万円
(2)連結財政状態
資産合計 資本合計 親会社株主に 親会社株主 1株当たり親会社
(純資産) 帰属する持分 帰属持分比率 株主帰属持分
百万円 百万円 百万円 % 円 銭
2019年3月期 4,356,211 2,511,155 2,399,946 55.1 1,118.83
2018年3月期 4,305,580 2,397,219 2,294,174 53.3 1,069.19
(3)連結キャッシュ・フローの状況
営業活動による 投資活動による 財務活動による 現金及び現金同等物
キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー 期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2019年3月期 239,817 △210,668 △112,067 514,224
2018年3月期 265,768 △182,015 △149,813 599,199
2.配当の状況
年間配当金 親会社株主
配当金総額 配当性向 帰属持分
(合計) (連結) 配当率
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計 (連結)
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 百万円 % %
2018年3月期 - 14.00 - 26.00 40.00 85,871 33.6 3.9
2019年3月期 - 14.00 - 26.00 40.00 85,871 37.9 3.7
(注)当社は定款において3月31日又は9月30日を配当基準日と定めておりますが、2020年3月期について、現時点では基準日における配当予想額
は未定であります。配当予想を決定しましたら速やかに開示いたします。
3.2020年3月期の連結業績予想(2019年4月1日~2020年3月31日)
(%表示は対前期増減率)
親会社株主に 1株当たり
売上高 営業利益 税引前当期純利益 帰属する当期純利益 親会社株主に
帰属する当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 4,630,000 2.4 295,000 1.6 320,000 1.3 240,000 5.9 111.88
※ 注記事項
(1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更
① IFRSにより要求される会計方針の変更:無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2019年3月期 2,147,201,551株 2018年3月期 2,147,201,551株
② 期末自己株式数 2019年3月期 2,156,322株 2018年3月期 1,493,460株
③ 期中平均株式数 2019年3月期 2,145,198,524株 2018年3月期 2,145,808,679株
(参考) 個別業績の概要
2019年3月期の個別業績(2018年4月1日~2019年3月31日)
(1)個別経営成績 (%表示は対前期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2019年3月期 2,717,760 1.6 83,839 △30.3 184,441 △13.9 164,533 △19.0
2018年3月期 2,675,821 3.9 120,364 48.4 214,193 71.6 203,012 52.2
1株当たり 潜在株式調整後
当期純利益 1株当たり当期純利益
円 銭 円 銭
2019年3月期 76.70 -
2018年3月期 94.61 -
(注)潜在株式調整後1株当たり当期純利益は、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
(2)個別財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2019年3月期 2,841,159 1,241,462 43.7 578.76
2018年3月期 2,886,504 1,205,085 41.7 561.63
(参考)自己資本 2019年3月期 1,241,462百万円 2018年3月期 1,205,085百万円
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
当社の連結財務諸表は2019年3月期第1四半期から国際会計基準(以下、IFRS)を適用しております。また、2018年3月期の連結財務諸表及び
2018年3月期第4四半期の要約連結財務諸表につきましても、IFRSに準拠して表示しております。
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づ
いており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる仮定及び業績予想のご利用にあたって
の注意事項については「経営成績 経営成績に関する分析 2019年度(2020年3月期)の業績見通し(連結)」及び「事業等のリスク」をご
覧ください。
三菱電機(株) (6503) 2019 年 3 月期 決算短信
○添付資料の目次
1.連結決算概要 ………………………………………………………………………… 2
2.連結財務諸表 ………………………………………………………………… 3
(1)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ………………………………………… 3
(2)連結財政状態計算書 …………………………………………………………………… 5
(3)連結持分変動計算書 …………………………………………………………………… 6
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ……………………………………………………… 7
(5)セグメント情報………………………………………………………………………… 8
(6)連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………… 9
3.経営成績 …………………………………………………………………………………… 10
(1)経営成績に関する分析 ……………………………………………………………… 10
(2)財政状態に関する分析……………………………………………………………… 12
(3)利益配分に関する基本方針及び当期の配当………………………………………… 12
(4)事業等のリスク………………………………………………………………………… 12
4.会計基準の選択に関する基本的な考え方 …………………………………………… 13
5.要約連結損益計算書及び要約連結包括利益計算書 ………………………………… 14
6.IFRS への移行に関する開示 ……………………………………………………………… 16
(1)IFRS 第 1 号の免除規定及び例外規定 ……………………………………………… 16
(2)調整表 ………………………………………………………………………………… 16
7.補足情報 …………………………………………………………………………………… 22
(1)業績概要 …………………………………………………………………………… 23
(2)部門別売上高・営業損益 ………………………………………………………… 23
(3)部門別海外売上高 ………………………………………………………………… 23
(4)地域別海外売上高……………………………………………………………………… 23
(5)海外生産高……………………………………………………………………………… 23
(6)部門別受注高 ………………………………………………………………………… 24
(7)為替レート 及び 為替変動の売上高への影響額………………………………… 24
(8)設備投資 ……………………………………………………………………………… 24
(9)有形固定資産減価償却費等 ………………………………………………………… 24
(10)研究開発費 …………………………………………………………………………… 24
(11)借入金(有利子負債) ……………………………………………………………… 24
(12)期末人員……………………………………………………………………………… 24
<ご参考> …………………………………………………………………………………… 25
1
三菱電機(株)(6503)2019年3月期 決算短信
連結
1. 連結決算概要
2 0 1 9 年 4 月 2 6 日
三 菱 電 機 株 式 会 社
2 0 1 8 年 度 連 結 決 算 概 要
(単位:億円)
前 年 度 A 当 年 度 B 前年度比
摘 要 自 2017 年 4 月 1 日 自 2018 年 4 月 1 日
至 2018 年 3 月 31 日 至 2019 年 3 月 31 日 B-A B/A(%)
売 上 高 44,444 45,199 754 102
営 業 利 益 3,274 2,904 △369 89
税 引 前
当 期 純 利 益 3,532 3,159 △372 89
親会社株主に帰属する
当 期 純 利 益 2,557 2,266 △291 89
基 本 的 1 株 当 た り
親会社株主に帰属する 119円19銭 105円65銭 △13円54銭 89
当 期 純 利 益
剰 余 金 の 配 当 年間配当金 40円 年間配当金 40円
1 株 当 た り 配 当 金 中間配当金 14円 中間配当金 14円 ― 100
期末配当金 26円 期末配当金 26円
(注)1. 当社の連結財務諸表は、国際会計基準(IFRS)に基づいて作成しています。
2. 連結子会社数は206社です。
2
2.連結財務諸表
(1)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
(連結損益計算書) (単位:百万円)
前年度A 当年度B
自 2017年4月 1日 自 2018年4月 1日 前年度比
科 目 至 2018年3月31日 至 2019年3月31日
売上高比 売上高比 B-A B/A
% % %
売 上 高 4,444,424 100.0 4,519,921 100.0 75,497 102
売 上 原 価 3,090,449 69.5 3,186,869 70.5 96,420 103
販 売 費 及 び 一 般 管 理 費 1,021,361 23.0 1,043,294 23.1 21,933 102
そ の 他 の 損 益 ( △ 損 失 ) △5,170 △ 0.1 719 0.0 5,889 -
営 業 利 益 327,444 7.4 290,477 6.4 △36,967 89
金 融 収 益 8,611 0.2 9,747 0.2 1,136 113
金 融 費 用 6,796 0.2 4,382 0.1 △2,414 64
持 分 法 に よ る 投 資 利 益 23,947 0.5 20,116 0.5 △3,831 84
税 引 前 当 期 純 利 益 353,206 7.9 315,958 7.0 △37,248 89
法 人 所 得 税 費 用 86,807 1.9 78,304 1.7 △8,503 90
当 期 純 利 益 266,399 6.0 237,654 5.3 △28,745 89
( 当 期 純 利 益 の 帰 属 )
親 会 社 株 主 持 分 255,755 5.8 226,648 5.0 △29,107 89
非 支 配 持 分 10,644 0.2 11,006 0.3 362 103
3
(連結包括利益計算書) (単位:百万円)
前年度A 当年度B 前年度比
科 目 自 2017年4月 1日 自 2018年4月 1日
至 2018年3月31日 至 2019年3月31日 B-A
当 期 純 利 益 266,399 237,654 △28,745
そ の 他 の 包 括 利 益 ( △ 損 失 )
( 税 効 果 調 整 後 )
[当期純利益に振り替えられることのない項目]
その他の包括利益を通じて公正価値で測定
△52 △39,284 △39,232
す る 金 融 資 産 の 公 正 価 値 変 動 額
確 定 給 付 制 度 の 再 測 定 21,323 12,234 △9,089
持 分 法 に よ る そ の 他 の 包 括 利 益 170 △995 △1,165
計 21,441 △28,045 △49,486
[当期純利益に振り替えられる可能性のある項目]
在 外 営 業 活 動 体 の 換 算 差 額 16,992 △6,756 △23,748
キ ャ ッ シ ュ ・ フ ロ ー ・ ヘ ッ ジ の
△71 △37 34
公 正 価 値 の 純 変 動 額
持 分 法 に よ る そ の 他 の 包 括 利 益 1,869 △2,645 △4,514
計 18,790 △9,438 △28,228
合 計 40,231 △37,483 △77,714
当 期 包 括 利 益 306,630 200,171 △106,459
( 当 期 包 括 利 益 の 帰 属 )
親 会 社 株 主 持 分 294,710 189,306 △105,404
非 支 配 持 分 11,920 10,865 △1,055
4
(2)連結財政状態計算書
(単位:百万円)
前年度末A 当年度末B 前年度末比
科 目
(2018年3月31日) (2019年3月31日) B-A
( 資 産 の 部 )
流 動 資 産 2,582,735 2,624,293 41,558
現 金 及 び 現 金 同 等 物 599,199 514,224 △84,975
売 上 債 権 及 び 契 約 資 産 1,191,529 1,233,916 42,387
棚 卸 資 産 646,262 729,098 82,836
そ の 他 の 流 動 資 産 145,745 147,055 1,310
非 流 動 資 産 1,722,845 1,731,918 9,073
持分法で会計処理されている投資 194,308 197,959 3,651
そ の 他 の 金 融 資 産 363,171 303,834 △59,337
有 形 固 定 資 産 724,257 760,540 36,283
そ の 他 の 非 流 動 資 産 441,109 469,585 28,476
資 産 計 4,305,580 4,356,211 50,631
( 負 債 の 部 )
流 動 負 債 1,488,249 1,416,335 △71,914
注1. 社 債 及 び 借 入 金 122,895 104,969 △17,926
買 入 債 務 579,566 559,641 △19,925
そ の 他 の 流 動 負 債 785,788 751,725 △34,063
非 流 動 負 債 420,112 428,721 8,609
注1. 社 債 及 び 借 入 金 189,055 193,469 4,414
退 職 給 付 に 係 る 負 債 171,520 176,087 4,567
そ の 他 の 非 流 動 負 債 59,537 59,165 △372
負 債 計 1,908,361 1,845,056 △63,305
( 資 本 の 部 )
親 会 社 株 主 に 帰 属 す る 持 分 2,294,174 2,399,946 105,772
資 本 金 175,820 175,820 -
資 本 剰 余 金 199,442 202,834 3,392
利 益 剰 余 金 1,811,348 1,960,466 149,118
注2. その他の包括利益(△損失)累計額 109,492 63,809 △45,683
自 己 株 式 △1,928 △2,983 △1,055
非 支 配 持 分 103,045 111,209 8,164
資 本 計 2,397,219 2,511,155 113,936
負 債 ・ 資 本 計 4,305,580 4,356,211 50,631
注1. 借 入 金 ・ 社 債 残 高 311,950 298,438 △13,512
注2. その他の包括利益(△損失)累計額内訳
在外営業活動体の換算差額 17,549 8,368 △9,181
その他の包括利益を通じて
91,952 55,503 △36,449
公正価値で測定する金融資産
キャッシュ・フロー・ヘッジの
△9 △62 △53
公 正 価 値 の 純 変 動 額
5
(3)連結持分変動計算書
前年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)
(単位:百万円)
その他の
科目 親会社株主 非支配持分 資本合計
包括利益
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 に帰属する
(△損失)
持分合計
累計額
期首残高 175,820 198,745 1,593,660 101,166 △1,228 2,068,163 98,800 2,166,963
当期包括利益
当期純利益 255,755 255,755 10,644 266,399
その他の包括利益(△損失)
(税効果調整後) 38,955 38,955 1,276 40,231
当期包括利益 - - 255,755 38,955 - 294,710 11,920 306,630
利益剰余金への振替 30,629 △30,629 - -
株主への配当 △68,696 △68,696 △7,085 △75,781
自己株式の取得 △700 △700 △700
自己株式の処分 0 0 0 0
非支配持分との取引等 697 697 △590 107
期末残高 175,820 199,442 1,811,348 109,492 △1,928 2,294,174 103,045 2,397,219
当年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:百万円)
その他の
科目 親会社株主 非支配持分 資本合計
包括利益
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 に帰属する
(△損失)
持分合計
累計額
期首残高 175,820 199,442 1,811,348 109,492 △1,928 2,294,174 103,045 2,397,219
当期包括利益
当期純利益 226,648 226,648 11,006 237,654
その他の包括利益(△損失)
(税効果調整後) △37,342 △37,342 △141 △37,483
当期包括利益 - - 226,648 △37,342 - 189,306 10,865 200,171
利益剰余金への振替 8,341 △8,341 - -
株主への配当 △85,871 △85,871 △5,872 △91,743
自己株式の取得 △1,055 △1,055 △1,055
自己株式の処分 0 0 0 0
非支配持分との取引等 3,392 3,392 3,171 6,563
期末残高 175,820 202,834 1,960,466 63,809 △2,983 2,399,946 111,209 2,511,155
6
(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前年度A 当年度B
前年度比
科 目 自 2017年4月 1日 自 2018年4月 1日
B-A
至 2018年3月31日 至 2019年3月31日
Ⅰ 営業活動によるキャッシュ・フロー
1.当期純利益 266,399 237,654 △28,745
2.営業活動によるキャッシュ・フローへの調整
(1)減価償却費及び償却費等 181,474 178,892 △2,582
(2)売上債権及び契約資産の減少(△増加) △32,348 △40,780 △8,432
(3)棚卸資産の減少(△増加) △82,975 △82,718 257
(4)買入債務の増加(△減少) △57,717 △20,792 36,925
(5)その他 △9,065 △32,439 △23,374
営業活動によるキャッシュ・フロー 265,768 239,817 △25,951
Ⅱ 投資活動によるキャッシュ・フロー
1.有形固定資産の取得 △186,792 △188,042 △1,250
2.固定資産売却収入 3,005 4,170 1,165
3.有価証券等の取得(取得時現金控除後) △8,518 △13,304 △4,786
4.有価証券等の売却収入(売却時現金控除後) 35,194 11,824 △23,370
5.その他 △24,904 △25,316 △412
投資活動によるキャッシュ・フロー △182,015 △210,668 △28,653
Ⅰ+Ⅱ フリー・キャッシュ・フロー 83,753 29,149 △54,604
Ⅲ 財務活動によるキャッシュ・フロー
1.社債及び長期借入金による調達及び返済 △44,006 △22,892 21,114
2.短期借入金の増加(△減少) △27,496 △2,077 25,419
3.配当金の支払 △68,696 △85,871 △17,175
4.自己株式の取得 △700 △1,055 △355
5.自己株式の処分 0 0 0
6.その他 △8,915 △172 8,743
財務活動によるキャッシュ・フロー △149,813 △112,067 37,746
Ⅳ 為替変動によるキャッシュへの影響額 2,790 △2,057 △4,847
Ⅴ 現金及び現金同等物の純増加(△減少)額 △63,270 △84,975 △21,705
Ⅵ 現金及び現金同等物の期首残高 662,469 599,199 △63,270
Ⅶ 現金及び現金同等物の期末残高 599,199 514,224 △84,975
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三菱電機(株)(6503)2019年3月期 決算短信
(5) セグメント情報
(事業の種類別セグメント情報) (単位:百万円)
前年度 当年度
自 2017年4月 1日 自 2018年4月 1日 増減
前年度比
至 2018年3月31日 至 2019年3月31日
C/A(%)
売上高 営業損益 売上高 営業損益 売上高 営業損益
A B C D C-A D-B
重 電 シ ス テ ム 1,253,062 65,457 1,296,745 82,501 43,683 17,044 103
産業メカトロニクス 1,444,928 187,350 1,467,633 142,563 22,705 △44,787 102
情報通信システム 438,184 11,340 426,269 12,247 △11,915 907 97
電 子 デ バ イ ス 202,294 14,164 199,908 1,442 △2,386 △12,722 99
家 庭 電 器 1,049,369 55,496 1,074,044 59,451 24,675 3,955 102
そ の 他 659,059 24,034 676,736 24,172 17,677 138 103
計 5,046,896 357,841 5,141,335 322,376 94,439 △35,465 102
消 去 他 △602,472 △30,397 △621,414 △31,899 △18,942 △1,502 -
連 結 合 計 4,444,424 327,444 4,519,921 290,477 75,497 △36,967 102
(注) 各部門の売上高には、セグメント間の内部売上高(振替高)を含めて表示しています。
(向先地域別売上高) (単位:百万円)
前年度 当年度 増減 前年度比
A 比率(%) B 比率(%) B-A B/A(%)
日 本 2,438,942 54.9 2,556,644 56.6 117,702 105
北 米 419,121 9.4 429,451 9.5 10,330 102
ア ジ ア 1,089,176 24.5 1,013,883 22.4 △75,293 93
中 国 545,072 12.3 486,405 10.8 △58,667 89
欧 州 431,316 9.7 453,748 10.0 22,432 105
そ の 他 65,869 1.5 66,195 1.5 326 100
海 外 2,005,482 45.1 1,963,277 43.4 △42,205 98
連 結 合 計 4,444,424 100.0 4,519,921 100.0 75,497 102
(注)向先地域別売上高は、顧客の所在地別に表示しています。
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三菱電機(株)(6503)2019年3月期 決算短信
(6) 連結財務諸表に関する注記事項
連結範囲及び持分法の適用に関する事項(増減は対前年度末)
①連結子会社数 : 206社 (新規) : 5社 、 (除外) : 4社
②持分法適用会社数 : 37社 (新規) : 1社 、 (除外) : 0社
1株当たり情報
前 年 度 当 年 度
親会社株主に帰属する当期純利益 255,755百万円 226,648百万円
潜在的普通株式による影響 - -
希薄化後親会社株主に帰属する当期純利益 255,755百万円 226,648百万円
平均発行済普通株式数 2,145,808,679株 2,145,198,524株
希薄化の原因
ストックオプション - -
調整後発行済普通株式数 2,145,808,679株 2,145,198,524株
1株当たり親会社株主帰属持分 1,069.19円 1,118.83円
基本的1株当たり親会社株主に帰属する当期純利益 119.19円 105.65円
希薄化後1株当たり親会社株主に帰属する当期純利益 119.19円 105.65円
継続企業の前提に関する注記
該当事項はありません。
重要な後発事象
該当事項はありません。
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三菱電機(株) (6503) 2019 年 3 月期 決算短信
3.経営成績
(1) 経営成績に関する分析
① 2018 年度(2019 年 3 月期)の概況(連結)
・全般の概況
2018 年度の景気は、 米国では堅調な拡大が続いた一方、中国ではやや減速しました。 また、
日本や欧州では総じてみれば緩やかな回復基調で推移したものの、 足元では輸出や生産など
一部に減速感がみられました。為替については、対米ドルでは前年度並みとなり、対ユーロ
をみると 8 月以降は円高基調で推移しました。
かかる中、三菱電機グループは、これまでの事業競争力強化・経営体質強化に加え、自ら
の強みに根ざした成長戦略の推進に、従来以上に軸足を置いて取り組んでまいりました。
この結果、2018 年度の売上高は、重電システム部門、産業メカトロニクス部門及び家庭電
器部門の増収などにより、全体では前年度比 102%の 4 兆 5,199 億円となりました。
営業利益は、産業メカトロニクス部門、電子デバイス部門の減益により、全体では前年度
比 89%の 2,904 億円となりました。
税引前当期純利益は、前年度比 89%の 3,159 億円となりました。
親会社株主に帰属する当期純利益は、前年度比89%の2,266億円となりました。
<連結>売上高 4 兆 5,199 億円 (前年度比 102%)
営業利益 2,904 億円 (前年度比 89%)
税引前当期純利益 3,159 億円 (前年度比 89%)
親会社株主に帰属する
当期純利益 2,266 億円 (前年度比 89%)
・セグメント別の状況
17 年度 18 年度 前年度比
重電システム 売上高 1 兆 2,530 億円 1 兆 2,967 億円 103%
営業利益 654 億円 825 億円 170 億円増
社会インフラ事業は、受注高は前年度並みとなりましたが、国内・海外の交通事業や国
内の電力事業の増加などにより、売上高は前年度を上回りました。
ビルシステム事業は、中国の新設事業が減少しましたが、国内のリニューアル事業など
が増加したことにより、受注高・売上高とも前年度並みとなりました。
この結果、部門全体では、売上高は前年度比 103%の 1 兆 2,967 億円となりました。
営業利益は、 売上高の増加などにより、 前年度比 170 億円増加の 825 億円となりました。
17 年度 18 年度 前年度比
産業メカトロニクス 売上高 1 兆 4,449 億円 1 兆 4,676 億円 102%
営業利益 1,873 億円 1,425 億円 447 億円減
FA システム事業は、国内需要は堅調に推移しましたが、海外の有機 EL やスマートフォ
ン関連の設備投資が減少したことから、受注高・売上高とも前年度を下回りました。
自動車機器事業は、国内・欧州・アジア向けの増加に加え、グローバルで市場が拡大し
ている車両電動化関連製品の販売増加などにより、受注高・売上高とも前年度を上回りま
した。
この結果、部門全体では、売上高は前年度比 102%の 1 兆 4,676 億円となりました。
営業利益は、機種構成の変動や素材価格の上昇に加え、成長事業への先行投資などによ
り、前年度比 447 億円減少の 1,425 億円となりました。
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三菱電機(株) (6503) 2019 年 3 月期 決算短信
17 年度 18 年度 前年度比
情報通信システム 売上高 4,381 億円 4,262 億円 97%
営業利益 113 億円 122 億円 9 億円増
通信システム事業は、通信インフラ機器の需要減少などにより、受注高・売上高とも前
年度を下回りました。
情報システム・サービス事業は、受注高は前年度並みとなりましたが、システムインテ
グレーション事業の増加により、売上高は前年度を上回りました。
電子システム事業は、受注高は宇宙システム事業などの減少、売上高は防衛システム事
業などの減少により、前年度を下回りました。
この結果、部門全体では、売上高は前年度比 97%の 4,262 億円となりました。
営業利益は、 売上案件の変動などにより、 前年度比 9 億円増加の 122 億円となりました。
17 年度 18 年度 前年度比
電子デバイス 売上高 2,022 億円 1,999 億円 99%
営業利益 141 億円 14 億円 127 億円減
電子デバイス事業は、通信用光デバイスの需要減少などにより、受注高は前年度を下回
り、売上高は前年度比 99%の 1,999 億円となりました。
営業利益は、 売上高の減少や機種構成の変動などにより、 前年度比 127 億円減少の 14 億
円となりました。
17 年度 18 年度 前年度比
家庭電器 売上高 1 兆 493 億円 1 兆 740 億円 102%
営業利益 554 億円 594 億円 39 億円増
家庭電器事業は、 国内・欧州・北米向け空調機器の増加により、 売上高は前年度比 102%
の 1 兆 740 億円となりました。
営業利益は、売上高の増加などにより、前年度比 39 億円増加の 594 億円となりました。
17 年度 18 年度 前年度比
その他 売上高 6,590 億円 6,767 億円 103%
営業利益 240 億円 241 億円 1 億円増
物流の関係会社での増加などにより、売上高は前年度比 103%の 6,767 億円となりまし
た。
営業利益は、売上高の増加などにより、前年度比 1 億円増加の 241 億円となりました。
② 2019 年度(2020 年 3 月期)の業績見通し(連結)
世界経済の先行きは、総じて緩やかな回復基調にあるものの、米国の通商政策や英国の EU
離脱影響などの不確実性が継続する中、米中貿易摩擦に起因する各国・地域の輸出や投資の
減速等で成長が鈍化することを見込んでおります。
かかる中、三菱電機グループは、成長牽引事業を中心としたグローバルでの事業推進を継
続するとともに、各事業における収益性改善・強化、全社横断的な経営改善施策に継続的に取
り組み、業績及び財務体質の改善を図ることにより経営目標の達成を目指してまいります。
現時点での 2019 年度の業績見通しは以下のとおりです。
<連結>売上高 4 兆 6,300 億円 (前年度比 102%)
営業利益 2,950 億円 (前年度比 102%)
税引前当期純利益 3,200 億円 (前年度比 101%)
親会社株主に帰属する
当期純利益 2,400 億円 (前年度比 106%)
上記の業績見通しの為替条件は、米ドル 105 円、ユーロ 125 円、人民元 16.0 円を前提とし
ております。
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三菱電機(株) (6503) 2019 年 3 月期 決算短信
(2) 財政状態に関する分析
① 資産、負債及び資本の状況に関する分析(連結)
当年度末の総資産残高は、4 兆 3,562 億円で前年度末比 506 億円の増加となりました。現
金及び現金同等物が 849 億円減少した一方、棚卸資産が 828 億円、売上債権及び契約資産が
423 億円それぞれ増加したことがその主な要因です。
負債の部は、借入金・社債残高が前年度末比 135 億円減少の 2,984 億円、借入金比率は
6.9%(前年度末比△0.3 ポイント)となりました。また、買入債務が 199 億円、その他の流
動負債が 340 億円それぞれ減少したこと等から、負債残高は前年度末比 633 億円減少の 1 兆
8,450 億円となりました。
資本の部は、配当金の支払い 858 億円による減少及び株価下落・為替円高等を背景とした
その他の包括利益累計額 456 億円の減少がありましたが、親会社株主に帰属する当期純利益
2,266 億円の計上等により、親会社株主に帰属する持分は前年度末比 1,057 億円増加の 2 兆
3,999 億円、親会社株主帰属持分比率は 55.1%(前年度末比+1.8 ポイント)となりました。
② キャッシュ・フローの状況に関する分析(連結)
当年度の営業キャッシュ・フローは 2,398 億円の収入となり、前年度比では当期純利益の
減少等により 259 億円の収入減少となりました。また、投資キャッシュ・フローは 2,106 億
円の支出となり、前年度比では有価証券等の売却収入の減少等により 286 億円の支出増加と
なりました。その結果、フリー・キャッシュ・フローは 291 億円の収入となりました。財務
キャッシュ・フローは、配当金の支払い等により、1,120 億円の支出となりました。
(3) 利益配分に関する基本方針及び当期の配当
① 利益配分に関する基本方針
当社は、企業価値の向上を究極目標としつつ、当該年度の収益状況に応じた利益配分と、
内部留保の充実による財務体質の強化の両面から、総合的に株主利益の向上を図ることを基
本方針といたします。
② 当期の配当
2018 年度は、当期の業績及び財務体質の状況を勘案し、剰余金の配当(期末配当金)を 1
株当たり 26 円とし、中間配当金 14 円とあわせ、年間配当金 40 円といたしました。期末配
当金の支払い開始につきましては、2019 年 6 月 4 日を予定しております。
(参考)前年度 中間配当金 14 円、期末配当金 26 円(年間配当金 40 円)。
なお、2019 年度の剰余金の配当は未定です。
(4) 事業等のリスク
三菱電機グループは、重電システム、産業メカトロニクス、情報通信システム、電子デバイ
ス、家庭電器、その他の広範囲の分野にわたり開発、製造、販売等の事業を行っており、また
それぞれの事業は国内及び北米、欧州、アジア等の海外において展開されております。そのた
め、様々な要素が当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
具体的に当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性がある要因のうち、主
なものは以下のとおりですが、新たな要因が発生する可能性もあります。
① 世界の経済状況・社会情勢及び規制や税制等各種法規の動向
世界の経済状況・社会情勢及び規制や税制等各種法規の動向は、当社グループの経営全般
に影響を及ぼす可能性があります。
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三菱電機(株) (6503) 2019 年 3 月期 決算短信
② 為替相場
為替相場の変動は、主に当社における米ドル建てもしくはユーロ建て輸出売上や輸入部材
購入、アジア地域の製造拠点における当該地国以外の通貨建て輸出売上や輸入部材購入に
ついて影響を及ぼす可能性があります。
③ 株式相場
株式相場の下落は、当社グループが保有する市場性のある株式の価値の減少や、年金資産
の減少をもたらす可能性があります。
④ 製品需給状況及び部材調達環境
製品需給状況の変動による価格の下落や出荷数量の減少及び部材調達環境の悪化による
原価の上昇は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
⑤ 資金調達環境
特に円の金利上昇は、当社の支払利息の増加をもたらします。
⑥ 重要な特許の成立及び実施許諾並びに特許関連の係争等
重要な特許の成立及び実施許諾並びに特許関連の係争等が起こった場合は、当該案件の関
係する事業へ影響を及ぼす可能性があります。
⑦ 環境に関連する規制や問題の発生
環境に関連する規制の動向や問題の発生は、損失の計上や規制に対応するための費用等の
増加を伴う可能性があります。また、当社グループの生産活動をはじめとする企業活動全
般に影響を及ぼす可能性があります。
⑧ 製品やサービスの欠陥や瑕疵等
製品やサービスの欠陥や瑕疵等により、損失計上を伴う場合があります。また、当社グルー
プの製品やサービスの品質に対する評価の低下は、経営全般に影響を及ぼす可能性があり
ます。
⑨ 訴訟その他の法的手続き
当社グループに対する訴訟その他の法的手続きは、当社グループの経営全般に影響を及ぼ
す可能性があります。
⑩ 急激な技術変化や、新技術を用いた製品の開発、製造及び市場投入時期
急激な技術変化や、新技術を用いた製品の開発、製造及び市場投入時期は、当社グループ
の業績に影響を及ぼす可能性があります。
⑪ 事業構造改革
事業構造改革の実行内容によっては、損失計上を伴う場合があります。
⑫ 情報セキュリティー
当社グループの保有する個人情報や当社グループの技術・営業等の事業に関する機密情報
等が、コンピューターウイルスの感染や不正アクセスその他不測の事態により、滅失もし
くは社外に漏洩した場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
⑬ 地震・台風・津波・火災等の大規模災害の発生
地震・台風・津波・火災等の大規模災害の発生は、当社グループの生産活動をはじめとす
る企業活動全般に影響を及ぼす可能性があります。
⑭ テロ・戦争、新型インフルエンザ等の感染症の流行等による社会的・政治的混乱の発生
テロ・戦争、新型インフルエンザ等の感染症の流行等による社会的・政治的混乱の発生は、
当社グループの経営全般に影響を及ぼす可能性があります。
4.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社は、 資本市場における財務情報の国際的な比較可能性の向上を目的として、2019 年 3 月期
第 1 四半期から国際会計基準(IFRS)を任意適用しています。
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5.要約連結損益計算書及び要約連結包括利益計算書
(第4四半期連結会計期間)
(要約四半期連結損益計算書) (単位:百万円)
前年度 当年度
第4四半期A 第4四半期B
前年同期比
科 目 自 2018年1月 1日 自 2019年1月 1日
至 2018年3月31日 至 2019年3月31日
売上高比 売上高比 B-A B/A
% % %
売 上 高 1,257,669 100.0 1,255,796 100.0 △1,873 100
売 上 原 価 883,096 70.2 886,620 70.6 3,524 100
販 売 費 及 び 一 般 管 理 費 279,166 22.2 280,241 22.3 1,075 100
そ の 他 の 損 益 ( △ 損 失 ) △ 5,909 △ 0.5 102 0.0 6,011 -
営 業 利 益 89,498 7.1 89,037 7.1 △461 99
金 融 収 益 1,364 0.1 1,287 0.1 △77 94
金 融 費 用 5,051 0.4 1,035 0.1 △4,016 20
持 分 法 に よ る 投 資 利 益 8,221 0.7 4,923 0.4 △3,298 60
税 引 前 四 半 期 純 利 益 94,032 7.5 94,212 7.5 180 100
法 人 所 得 税 費 用 20,242 1.6 23,950 1.9 3,708 118
四 半 期 純 利 益 73,790 5.9 70,262 5.6 △3,528 95
( 四 半 期 純 利 益 の 帰 属 )
親 会 社 株 主 持 分 71,685 5.7 67,829 5.4 △3,856 95
非 支 配 持 分 2,105 0.2 2,433 0.2 328 116
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(要約四半期連結包括利益計算書) (単位:百万円)
前年度 当年度
前年同期比
第4四半期A 第4四半期B
科 目
自 2018年1月 1日 自 2019年1月 1日
B-A
至 2018年3月31日 至 2019年3月31日
四 半 期 純 利 益 73,790 70,262 △3,528
そ の 他 の 包 括 利 益 ( △ 損 失 )
( 税 効 果 調 整 後 )
[四半期純利益に振り替えられることのない項目]
その他の包括利益を通じて公正価値で測定
△23,397 5,134 28,531
す る 金 融 資 産 の 公 正 価 値 変 動 額
確 定 給 付 制 度 の 再 測 定 21,323 12,234 △9,089
持 分 法 に よ る そ の 他 の 包 括 利 益 △659 △531 128
計 △2,733 16,837 19,570
[四半期純利益に振り替えられる可能性のある項目]
在 外 営 業 活 動 体 の 換 算 差 額 △28,989 6,459 35,448
キ ャ ッ シ ュ ・ フ ロ ー ・ ヘ ッ ジ の
△74 △1 73
公 正 価 値 の 純 変 動 額
持 分 法 に よ る そ の 他 の 包 括 利 益 789 △994 △1,783
計 △28,274 5,464 33,738
合 計 △31,007 22,301 53,308
四 半 期 包 括 利 益 42,783 92,563 49,780
( 四 半 期 包 括 利 益 の 帰 属 )
親 会 社 株 主 持 分 43,136 89,045 45,909
非 支 配 持 分 △353 3,518 3,871
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6. IFRSへの移行に関する開示
当社グループは、当年度第1四半期の連結財務諸表からIFRSを適用しています。米国会計基準に準拠して作成された直近の連結
財務諸表は、2018年3月31日に終了した1年間に関するものであり、移行日は2017年4月1日です。
(1)IFRS第1号の免除規定及び例外規定
IFRS第1号は、IFRSを初めて適用する企業に対し、原則としてIFRSを遡及的に適用することを求めていますが、一部については
任意に遡及適用を免除できるもの及び強制的に遡及適用を禁止するものを定めています。
当社及び連結子会社は、IFRS第1号で定められた遡及適用の免除規定のうち、以下を適用しています。
・企業結合
当社及び連結子会社は、2015年12月22日以前に行われた企業結合に対してIFRS第3号「企業結合」を遡及適用しないことを
選択しています。この結果、2015年12月22日以前の企業結合から生じたのれんの額については、米国会計基準の帳簿価額に
よっています。
なお、当該のれんについては、減損の兆候の有無にかかわらず、移行日時点において減損テストを実施しています。
・在外営業活動体の換算差額
当社及び連結子会社は、移行日現在の在外営業活動体の換算差額の累計額をゼロとみなすことを選択しています。この
結果、移行日現在の在外営業活動体の換算差額の累計額を、その他の包括利益(損失)累計額から利益剰余金に振り替えて
います。
・移行日前に認識した金融商品の指定
当社及び連結子会社は、移行日前に認識した金融商品の分類に関して、移行日時点に存在する事実及び状況に基づいて
指定することを選択しています。
(2)調整表
IFRSの初度適用において開示が求められる調整表は以下のとおりです。
調整表上の区分について、主として、「表示組替」には利益剰余金及び包括利益に影響を及ぼさない項目を、「認識及び測定の
差異」には利益剰余金及び包括利益に影響を及ぼす項目を表示しています。
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三菱電機(株)(6503)2019年3月期 決算短信
移行日(2017年4月1日)の資本に対する調整
(連結財政状態計算書) (単位:百万円)
米国 認識及び
米国会計基準表示科目 表示組替 IFRS IFRS表示科目
会計基準 測定の差異
(資産の部) (資産の部)
流動資産 2,500,685 3,062 4,810 2,508,557 流動資産
現金及び預金等 662,469 - - 662,469 現金及び現金同等物
受取手形及び売掛金 1,037,201 15,261 103,004 1,155,466 売上債権及び契約資産
棚卸資産 643,040 - △83,138 559,902 棚卸資産
その他の流動資産 157,975 △12,199 △15,056 130,720 その他の流動資産
- △3,062 60,950 1,729,473 非流動資産
長期売掛債権 2,815 △2,815 - -
投資等 618,935 △618,935 - -
- 181,724 5,634 187,358 持分法で会計処理されている投資
- 362,869 27,710 390,579 その他の金融資産
有形固定資産 732,611 - △33,133 699,478 有形固定資産
その他の資産 317,224 74,095 60,739 452,058 その他の非流動資産
資産計 4,172,270 - 65,760 4,238,030 資産計
(負債の部) (負債の部)
流動負債 1,525,761 7,456 33,082 1,566,299 流動負債
短期借入金 124,368 - 21,987 146,355 社債及び借入金
支払手形及び買掛金 780,202 △145,119 - 635,083 買入債務
その他の流動負債 621,191 152,575 11,095 784,861 その他の流動負債
- △7,456 6,423 504,768 非流動負債
社債及び長期借入金 227,756 - - 227,756 社債及び借入金
退職給付引当金 194,990 - 8,044 203,034 退職給付に係る負債
その他の固定負債 83,055 △7,456 △1,621 73,978 その他の非流動負債
負債計 2,031,562 - 39,505 2,071,067 負債計
(資本の部) (資本の部)
株主資本 2,039,627 - 28,536 2,068,163 親会社株主に帰属する持分
資本金 175,820 - - 175,820 資本金
資本剰余金 212,530 - △13,785 198,745 資本剰余金
連結剰余金 1,654,557 - △60,897 1,593,660 利益剰余金
その他の包括利益(△損失)累計額 △2,052 - 103,218 101,166 その他の包括利益(△損失)累計額
自己株式 △1,228 - - △1,228 自己株式
非支配持分 101,081 - △2,281 98,800 非支配持分
資本計 2,140,708 - 26,255 2,166,963 資本計
負債・資本計 4,172,270 - 65,760 4,238,030 負債・資本計
借入金・社債残高 352,124 - 21,987 374,111 借入金・社債残高
その他の包括利益(△損失)累計額内訳 その他の包括利益(△損失)累計額内訳
為替換算調整額 18,535 - △18,535 - 在外営業活動体の換算差額
年金負債調整額 △156,993 - 156,993 - 確定給付制度の再測定
その他の包括利益を通じて
有価証券未実現損益 136,352 - △35,223 101,129 公正価値で測定する金融資産
キャッシュ・フロー・ヘッジの
デリバティブ未実現損益 54 - △17 37
公正価値の純変動額
17
三菱電機(株)(6503)2019年3月期 決算短信
前年度末(2018年3月31日)の資本に対する調整
(連結財政状態計算書) (単位:百万円)
米国 認識及び
米国会計基準表示科目 表示組替 IFRS IFRS表示科目
会計基準 測定の差異
(資産の部) (資産の部)
流動資産 2,606,493 △1,434 △22,324 2,582,735 流動資産
現金及び預金等 599,199 - - 599,199 現金及び現金同等物
受取手形及び売掛金 1,087,593 14,225 89,711 1,191,529 売上債権及び契約資産
棚卸資産 741,782 - △95,520 646,262 棚卸資産
その他の流動資産 177,919 △15,659 △16,515 145,745 その他の流動資産
- 1,434 63,345 1,722,845 非流動資産
長期売掛債権 1,965 △1,965 - -
投資等 614,295 △614,295 - -
- 187,828 6,480 194,308 持分法で会計処理されている投資
- 335,474 27,697 363,171 その他の金融資産
有形固定資産 740,448 - △16,191 724,257 有形固定資産
その他の資産 301,358 94,392 45,359 441,109 その他の非流動資産
資産計 4,264,559 - 41,021 4,305,580 資産計
(負債の部) (負債の部)
流動負債 1,471,367 8,586 8,296 1,488,249 流動負債
短期借入金 122,430 - 465 122,895 社債及び借入金
支払手形及び買掛金 719,404 △139,838 - 579,566 買入債務
その他の流動負債 629,533 148,424 7,831 785,788 その他の流動負債
- △8,586 △349 420,112 非流動負債
社債及び長期借入金 189,055 - - 189,055 社債及び借入金
退職給付引当金 171,017 - 503 171,520 退職給付に係る負債
その他の固定負債 68,975 △8,586 △852 59,537 その他の非流動負債
負債計 1,900,414 - 7,947 1,908,361 負債計
(資本の部) (資本の部)
株主資本 2,259,355 - 34,819 2,294,174 親会社株主に帰属する持分
資本金 175,820 - - 175,820 資本金
資本剰余金 213,250 - △13,808 199,442 資本剰余金
連結剰余金 1,857,741 - △46,393 1,811,348 利益剰余金
その他の包括利益(△損失)累計額 14,472 - 95,020 109,492 その他の包括利益(△損失)累計額
自己株式 △1,928 - - △1,928 自己株式
非支配持分 104,790 - △1,745 103,045 非支配持分
資本計 2,364,145 - 33,074 2,397,219 資本計
負債・資本計 4,264,559 - 41,021 4,305,580 負債・資本計
借入金・社債残高 311,485 - 465 311,950 借入金・社債残高
その他の包括利益(△損失)累計額内訳 その他の包括利益(△損失)累計額内訳
為替換算調整額 34,149 - △16,600 17,549 在外営業活動体の換算差額
年金負債調整額 △141,075 - 141,075 - 確定給付制度の再測定
その他の包括利益を通じて
有価証券未実現損益 121,413 - △29,461 91,952 公正価値で測定する金融資産
キャッシュ・フロー・ヘッジの
デリバティブ未実現損益 △15 - 6 △9
公正価値の純変動額
18
三菱電機(株)(6503)2019年3月期 決算短信
資本に対する調整に関する注記
上記の資本に対する調整表におけるIFRSへの移行影響の主な内容は以下のとおりです。
(1)表示組替
表示組替の主な内容は以下のとおりです。
① IFRSの表示規定に基づき、金融資産を別掲しています。
② 受取手形及び売掛金、その他の流動資産、及びその他の資産等については、IFRSにおいて規定されている定義及び
計上要件等に基づいて、一部を組み替えています。
③ 支払手形及び買掛金、その他の流動負債、及びその他の固定負債については、IFRSにおいて規定されている定義及び
計上要件等に基づいて、一部を組み替えています。
(2)認識及び測定の差異
認識及び測定の差異の主な内容は以下のとおりです。
①従業員給付
米国会計基準では、数理計算上の差異及び過去勤務費用はその他の包括利益累計額で繰り延べられ、将来の一定期間に
わたり償却され純損益で認識します。また、勤務費用、利息費用及び期待運用収益を当期の純損益として認識します。
一方、IFRSでは、確定給付型企業年金制度及び退職一時金制度にかかる確定給付制度債務及び制度資産については
IFRSの規定に基づき再測定しています。再測定の結果生じる変動は、その他の包括利益で認識し、その他の包括利益
累計額から純損益を通さずに直接利益剰余金に振り替えています。制度の改訂により生じる過去勤務費用は発生時に全額
純損益として認識します。また、勤務費用は発生時に純損益として認識し、利息費用は確定給付制度債務及び制度資産の
純額に債務の現在価値の算定に用いられた割引率を乗じた金額を純損益に認識します。
②資本性金融商品
米国会計基準では、市場性のない資本性金融商品について、取得原価で計上します。一時的でないと判断される公正価値
の下落が生じている金融商品については、取得価額が公正価値を上回る部分を減損損失として認識します。また、当該金融
商品にかかる売却損益については、純損益として認識します。
一方、IFRSでは、資本性金融商品について、活発な市場の有無に関わらず公正価値で計上します。また、公正価値の変動を
その他の包括利益において認識することが認められているため、当社及び連結子会社は資本性金融商品の公正価値の変動を
その他の包括利益で認識することを選択しており、米国会計基準において純損益に計上していた減損損失及び売却損益に
ついてもその他の包括利益として認識します。
③法人所得税
内部未実現取引について、米国会計基準では、繰延法に基づき、売却元の税金費用を繰り延べます。
一方、IFRSでは、資産負債法に基づき、売却した資産の帳簿価額と売却価額の差異を将来減算一時差異として認識し、
その回収可能性を検討の上、購入会社の税率により繰延税金資産を認識します。
持分法適用会社に対する投資にかかる一時差異について、米国会計基準では、継続的に保有する方針であっても、売却に
より一時差異が解消するという前提に基づいて適用される税率により繰延税金負債を認識します。また、子会社等の未分配利益
に対しては、原則として繰延税金負債を認識します。
一方、IFRSでは、原則として全ての将来加算一時差異について、配当又は売却等の一時差異の解消時に適用される税率に
より繰延税金負債を認識します。また、子会社等に対する投資にかかる将来加算一時差異のうち、予測可能な期間内に解消す
る可能性が高い一時差異に対して、繰延税金負債を認識します。
④在外営業活動体の換算差額
在外営業活動体の換算差額の累計額は、移行日に全てゼロとみなしています。その結果、移行日現在のその他の包括利益
累計額のうち、在外営業活動体の換算差額を全額利益剰余金に振り替えています。
⑤持分法適用会社の除外
米国会計基準では、投資先が持分法適用会社に該当しなくなった時点において、売却価額と売却した持分の帳簿価額との
差額を純損益に認識します。投資元が残存持分を保有している場合には、過年度に認識した損益は、残存持分の帳簿価額に
引き継がれます。
一方、IFRSでは、投資先が持分法適用会社に該当しなくなった時点において、投資元が残存持分を保有している場合には、
残存持分を公正価値にて測定します。売却価額及び残存持分の公正価値と投資先が持分法適用会社に該当しなくなった
時点の帳簿価額との差額は純損益に認識します。
⑥政府補助金
米国会計基準では、資産に関する政府補助金について、会計基準が規定されておらず、補助金を資産の帳簿価額に反映
しません。
一方、IFRSでは、資産に関する政府補助金は、補助金を控除して資産の帳簿価額を算出する方法により認識します。
⑦非金融資産の減損
米国会計基準では、固定資産が減損している可能性を示す兆候がある場合に、固定資産の帳簿価額と割引前の見積将来
キャッシュ・フローを比較した結果、帳簿価額が割引前の見積将来キャッシュ・フローを上回った場合に限り、公正価値を上
回る金額を固定資産の減損損失として認識します。
一方、IFRSでは、固定資産が減損している可能性を示す兆候がある場合に、固定資産の帳簿価額が回収可能価額(使用
価値又は処分費用控除後の公正価値のいずれか高い金額)を上回る金額を固定資産の減損損失として認識します。
⑧企業結合
米国会計基準では、企業結合について、取得企業は非支配持分も含めた被取得企業全体を公正価値で測定し、のれんは
非支配持分に帰属する部分も含めて認識します。
一方、IFRSでは、企業結合について、取得企業は企業結合ごとに、非支配持分も含めた被取得企業全体を公正価値で測定
し、のれんは非支配持分に帰属する部分も含めて認識する方法と、非支配持分を被取得企業の識別可能な純資産の公正
価値に対する比例持分相当額として測定し、のれんは取得企業の持分相当額についてのみ認識する方法のいずれかを
選択することが認められています。当社は、非支配持分を被取得企業の識別可能な純資産の公正価値に対する比例持分
相当額として測定し、のれんは取得企業の持分相当額についてのみ認識する方法を選択しており、支配獲得後の非支配
持分の追加取得において資本剰余金を認識します。
19
三菱電機(株)(6503)2019年3月期 決算短信
前年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)の損益及び包括利益に対する調整
(連結損益計算書) (単位:百万円)
米国 認識及び
米国会計基準表示科目 表示組替 IFRS IFRS表示科目
会計基準 測定の差異
売上高 4,431,198 - 13,226 4,444,424 売上高
売上原価 3,030,902 - 59,547 3,090,449 売上原価
販売費及び一般管理費 1,061,778 729 △41,146 1,021,361 販売費及び一般管理費
固定資産減損損失 19,881 △19,881 - -
- △20,990 15,820 △5,170 その他の損益(△損失)
営業利益 318,637 △1,838 10,645 327,444 営業利益
営業外収益 60,414 - - -
受取利息及び配当金 8,611 23,637 △23,637 8,611 金融収益
持分法利益 22,261 △22,261 - -
雑収益 29,542 △29,542 - -
営業外費用 14,473 - - -
支払利息 2,727 4,726 △657 6,796 金融費用
雑損失 11,746 △11,746 - -
- 22,261 1,686 23,947 持分法による投資利益
税引前当期純利益 364,578 △723 △10,649 353,206 税引前当期純利益
法人税等充当額 82,239 △723 5,291 86,807 法人所得税費用
当期純利益 282,339 - △15,940 266,399 当期純利益
(当期純利益の帰属)
非支配持分帰属損益 10,459 - 185 10,644 非支配持分
当社株主に帰属する
271,880 - △16,125 255,755 親会社株主持分
当期純利益
(連結包括利益計算書) (単位:百万円)
米国 認識及び
米国会計基準表示科目 表示組替 IFRS IFRS表示科目
会計基準 測定の差異
当期純利益 282,339 - △15,940 266,399 当期純利益
その他の包括利益(△損失) その他の包括利益(△損失)
-税効果調整後 (税効果調整後)
当期純利益に振り替えられる
ことのない項目
その他の包括利益を通じて公正価値で
有価証券未実現損益 △14,875 392 14,431 △52 測定する金融資産の公正価値変動額
年金負債調整額 15,857 △596 6,062 21,323 確定給付制度の再測定
- 204 △34 170 持分法によるその他の包括利益
- - 20,459 21,441 計
当期純利益に振り替えられる
可能性のある項目
為替換算調整額 17,023 △1,908 1,877 16,992 在外営業活動体の換算差額
キャッシュ・フロー・ヘッジの
デリバティブ未実現損益 △88 △6 23 △71
公正価値の純変動額
- 1,914 △45 1,869 持分法によるその他の包括利益
- - 1,855 18,790 計
合計 17,917 - 22,314 40,231 合計
当期包括利益 300,256 - 6,374 306,630 当期包括利益
(当期包括利益の帰属)
非支配持分帰属
11,852 - 68 11,920 非支配持分
当期包括利益
当社株主に帰属する
288,404 - 6,306 294,710 親会社株主持分
当期包括利益
20
三菱電機(株)(6503)2019年3月期 決算短信
損益及び包括利益に対する調整に関する注記
上記の損益及び包括利益に対する調整表におけるIFRSへの移行影響の主な内容は以下のとおりです。
(1)表示組替
表示組替の主な内容は以下のとおりです。
① IFRSの表示規定に基づき、金融収益及び金融費用を別掲しています。
② 雑収益及び雑損失等については、IFRSの表示規定に基づき一部を営業利益に含めて表示しています。
③ 持分法適用会社に帰属する有価証券未実現損益、年金負債調整額、為替換算調整額及びデリバティブ未実現損益にかかる
その他の包括利益については、IFRSの表示規定に基づき組み替えています。
(2)認識及び測定の差異
認識及び測定の差異の主な内容は以下のとおりです。
①売上高及び売上原価に対する調整
米国会計基準では、工事契約の結果を信頼性をもって見積ることができない場合には、工事が完成した時点ですべての工事
収益及び工事原価を認識します。
一方、IFRSでは、一定の期間にわたり充足される履行義務からの収益は、成果を信頼性をもって見積ることができない場合
には、原価回収基準により収益を認識します。原価回収基準による収益は、発生原価のうち回収される可能性が高い範囲
でのみ認識し、原価は発生した期間に費用認識します。
②資本性金融商品
米国会計基準では、市場性のない資本性金融商品について、取得原価で計上します。一時的でないと判断される公正価値
の下落が生じている金融商品については、取得価額が公正価値を上回る部分を減損損失として認識します。また、当該金融
商品にかかる売却損益については、純損益として認識します。
一方、IFRSでは、資本性金融商品について、活発な市場の有無に関わらず公正価値で計上します。また、公正価値の変動を
その他の包括利益において認識することが認められているため、当社及び連結子会社は資本性金融商品の公正価値の変動を
その他の包括利益で認識することを選択しており、米国会計基準において純損益に計上していた減損損失及び売却損益に
ついてもその他の包括利益として認識します。
キャッシュ・フローに対する調整に関する注記
米国会計基準からIFRSへの移行に伴うキャッシュ・フロー計算書の重要な差異はありません。
21
三菱電機(株)(6503)2019年3月期 決算短信
7. 補足情報
2 0 1 9 年 4 月 2 6 日
三 菱 電 機 株 式 会 社
2018年度 連結決算について
<総括編>
(1) 業績概要
(2) 部門別売上高・営業損益
(3) 部門別海外売上高
(4) 地域別海外売上高
(5) 海外生産高
(6) 部門別受注高
(7) 為替レート 及び 為替変動の売上高への影響額
(8) 設備投資
(9) 有形固定資産減価償却費等
(10) 研究開発費
(11) 借入金(有利子負債)
(12) 期末人員
<ご参考>
(1) 2018年度四半期別業績
(2) 2018年度四半期別部門別売上高・営業損益
(3) 2017年度 米国会計基準とIFRSの損益比較
22
三菱電機(株)(6503)2019年3月期 決算短信
<総括編>
(1) 業績概要
<連結> ( )内は前年度比 単位:億円、%、倍
2017年度 2018年度 2019年度
計画
売上高 44,444 45,199 (102) 46,300 (102)
連単倍率 1.66 1.66
営業利益 3,274 2,904 (89) 2,950 (102)
税引前当期純利益 3,532 3,159 (89) 3,200 (101)
親会社株主に帰属する
2,557 2,266 (89) 2,400 (106)
当期純利益
連単倍率 1.26 1.38
(2) 部門別売上高・営業損益 ( )内は前年度比 単位:億円、%
2017年度 2018年度 2019年度
計画
重電 売上高 12,530 12,967 (103) 13,300 (103)
システム 営業損益 654 825 (126) 830 (101)
産業メカ 売上高 14,449 14,676 (102) 14,800 (101)
トロニクス 営業損益 1,873 1,425 (76) 1,330 (93)
情報通信 売上高 4,381 4,262 (97) 4,400 (103)
システム 営業損益 113 122 (108) 170 (139)
電子 売上高 2,022 1,999 (99) 2,200 (110)
デバイス 営業損益 141 14 (10) 70 (485)
売上高 10,493 10,740 (102) 11,100 (103)
家庭電器
営業損益 554 594 (107) 640 (108)
売上高 6,590 6,767 (103) 6,800 (100)
その他
営業損益 240 241 (101) 230 (95)
売上高 50,468 51,413 (102) 52,600 (102)
計
営業損益 3,578 3,223 (90) 3,270 (101)
売上高 △6,024 △6,214 △6,300
消去他
営業損益 △303 △318 △320
売上高 44,444 45,199 (102) 46,300 (102)
連結合計
営業損益 3,274 2,904 (89) 2,950 (102)
(3) 部門別海外売上高 ( )内は前年度比 単位:億円、%
2017年度 2018年度
重電システム 4,221 4,113 (97)
産業メカトロニクス 8,658 8,425 (97)
情報通信システム 131 141 (108)
電子デバイス 1,158 1,079 (93)
家庭電器 5,687 5,707 (100)
その他 197 165 (84)
連結合計 20,054 19,632 (98)
海外売上高比 45.1% 43.4%
(4) 地域別海外売上高 ( )内は前年度比 単位:億円、%
2017年度 2018年度
北米 4,191 4,294 (102)
アジア 10,891 10,138 (93)
欧州 4,313 4,537 (105)
その他 658 661 (100)
連結合計 20,054 19,632 (98)
(5) 海外生産高 単位:%
2017年度 2018年度
連結売上高比 29.7 29.4
海外売上高比 54.8 55.4
23
三菱電機(株)(6503)2019年3月期 決算短信
(6) 部門別受注高
<連結> ( )内は前年度比 単位:億円、%
2018年度
重電システム 12,996 (100)
産業メカトロニクス 14,323 (101)
情報通信システム 4,184 (88)
電子デバイス 1,992 (96)
(注) 「家庭電器」「その他」については受注生産形態をとらない製品が多く、受注規模を金額で示すことをしていない。
(7) 為替レート 及び 為替変動の売上高への影響額
2017年度 2018年度 2019年度
計画
米ドル 111円 111円 105円
期中平均
ユーロ 130円 128円 125円
レート
人民元 16.8円 16.5円 16.0円
売上増 売上減
連結
為替変動の 約750億円 約180億円
売上高への 内米ドル 約90億円増 約10億円増
影響額 内ユーロ 約260億円増 約60億円減
内人民元 約110億円増 約60億円減
(8) 設備投資 ( )内は前年度比 単位:億円、%
2017年度 2018年度 2019年度
計画
重電システム 295 354 (120)
産業メカトロニクス 792 986 (124)
情報通信システム 227 248 (109)
電子デバイス 177 552 (312)
家庭電器 342 383 (112)
その他 89 63 (71)
共通 120 104 (87)
連結合計 2,042 2,690 (132) 2,700 (100)
(9) 有形固定資産減価償却費等 ( )内は前年度比 単位:億円、%
2017年度 2018年度 2019年度
計画
連結 1,569 1,548 (99) 1,800 (116)
(10) 研究開発費 ( )内は前年度比 単位:億円、%
2017年度 2018年度 2019年度
計画
連結 2,103 2,127 (101) 2,180 (102)
売上高比 4.7 4.7 4.7
(注) 製造原価に計上している開発費を含めている。
(11) 借入金(有利子負債) 単位:億円、%
2017年度 2018年度
連結 3,119 2,984
借入金比率 7.2 6.9
(12) 期末人員 単位:人
2018年 2019年 2020年
3月末 3月末 3月末見込
連結 142,340 145,817
単独 34,561 35,203 36,293
205社 206社
子会社
107,779 110,614
94社 95社
内 国内子会社
55,312 56,837
111社 111社
内 海外子会社
52,467 53,777
24
三菱電機(株)(6503)2019年3月期 決算短信
<ご参考>
(1) 2018年度四半期別業績
<連結> ( )内は前年度比・前年同期比 単位:億円、%
2017年度 2018年度
第2 第2
第3 第4 第3 第4
四半期 通期 四半期 通期
四半期 四半期 四半期 四半期
(累計) (累計)
売上高 21,117 10,749 12,576 44,444 21,701 (103) 10,940 (102) 12,557 (100) 45,199 (102)
営業利益 1,528 851 894 3,274 1,259 (82) 755 (89) 890 (99) 2,904 (89)
税引前当期
1,661 930 940 3,532 1,412 (85) 804 (87) 942 (100) 3,159 (89)
(四半期)純利益
親会社株主に帰属する
1,209 630 716 2,557 1,023 (85) 564 (90) 678 (95) 2,266 (89)
当期(四半期)純利益
(2) 2018年度四半期別部門別売上高・営業損益 ( )内は前年度比・前年同期比 単位:億円、%
2017年度 2018年度
第2 第2
第3 第4 第3 第4
四半期 通期 四半期 通期
四半期 四半期 四半期 四半期
(累計) (累計)
重電 売上高 5,571 3,024 3,934 12,530 5,686 (102) 3,172 (105) 4,108 (104) 12,967 (103)
システム 営業損益 106 175 372 654 155 (146) 236 (135) 432 (116) 825 (126)
産業メカ 売上高 7,037 3,668 3,744 14,449 7,303 (104) 3,639 (99) 3,733 (100) 14,676 (102)
トロニクス 営業損益 963 531 378 1,873 779 (81) 361 (68) 284 (75) 1,425 (76)
情報通信 売上高 1,912 1,010 1,459 4,381 1,868 (98) 1,007 (100) 1,386 (95) 4,262 (97)
システム 営業損益 32 36 44 113 25 (77) 41 (113) 56 (127) 122 (108)
電子 売上高 995 503 524 2,022 1,018 (102) 466 (93) 513 (98) 1,999 (99)
デバイス 営業損益 72 47 21 141 12 (18) △5 (-) 7 (33) 14 (10)
売上高 5,392 2,399 2,702 10,493 5,571 (103) 2,489 (104) 2,679 (99) 10,740 (102)
家庭電器
営業損益 394 109 51 554 336 (85) 170 (156) 87 (171) 594 (107)
売上高 3,107 1,666 1,815 6,590 3,278 (105) 1,724 (103) 1,764 (97) 6,767 (103)
その他
営業損益 96 55 88 240 103 (107) 58 (105) 79 (91) 241 (101)
売上高 24,016 12,272 14,180 50,468 24,727 (103) 12,498 (102) 14,187 (100) 51,413 (102)
計
営業損益 1,665 955 956 3,578 1,413 (85) 862 (90) 947 (99) 3,223 (90)
売上高 △2,898 △1,522 △1,603 △6,024 △3,026 △1,558 △1,629 △6,214
消去他
営業損益 △137 △104 △61 △303 △153 △107 △57 △318
売上高 21,117 10,749 12,576 44,444 21,701 (103) 10,940 (102) 12,557 (100) 45,199 (102)
連結合計
営業損益 1,528 851 894 3,274 1,259 (82) 755 (89) 890 (99) 2,904 (89)
(3) 2017年度 米国会計基準とIFRSの損益比較
① 業績概要
<連結> 単位:億円
2017年度
米国会計基準 IFRS 差異
売上高 44,311 44,444 132
営業利益 3,186 3,274 88
税引前当期純利益 3,645 3,532 △113
親会社株主に帰属する
2,718 2,557 △161
当期純利益
(注) 親会社株主に帰属する当期純利益は、米国会計基準では当社株主に帰属する当期純利益となります。
② 部門別売上高・営業損益 単位:億円
2017年度
米国会計基準 IFRS 差異
重電 売上高 12,419 12,530 111
システム 営業損益 517 654 137
産業メカ 売上高 14,449 14,449 -
トロニクス 営業損益 1,908 1,873 △34
情報通信 売上高 4,360 4,381 21
システム 営業損益 119 113 △6
電子 売上高 2,022 2,022 -
デバイス 営業損益 145 141 △3
売上高 10,493 10,493 -
家庭電器
営業損益 560 554 △5
売上高 7,643 6,590 △1,052
その他
営業損益 239 240 1
売上高 51,389 50,468 △920
計
営業損益 3,490 3,578 88
売上高 △7,077 △6,024 1,052
消去他
営業損益 △303 △303 -
売上高 44,311 44,444 132
連結合計
営業損益 3,186 3,274 88
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