2021年2月期
決算短信補足説明資料
（2021年4月7日）
イノベーションとコミュニケーションで
社会の豊かさを支える
株式会社ベルシステム24 ホールディングス
1 © 2021 BELLSYSTEM24 Holdings, Inc.
2021年2月期 決算サマリー
前年度に対し、大幅増収を達成。利益面では、「その他事業」
で発生した減損損失を吸収して増益を確保。
売上収益 1,357億円 前年度比 ＋7.2%
連結業績 営業利益 118億円 前年度比 ＋6.3%
親会社の所有者に
帰属する当期利益 72億円 前年度比 ＋3.5%
新型コロナ関連のスポット業務が大きく貢献
年間を通じて新規獲得が遅延するも、継続業務も着実に成長
2
2021年2月期 決算概要
売上収益・利益ともに業績予想を達成。
（百万円）
2020年2月期 2021年2月期 連結業績予想 業績予想比
前年度比増減額 前年度比増減率
売上収益 126,663 135,735 ＋9,072 +7.2% 132,000 102.8%
CRM事業 125,142 134,559 ＋9,417 +7.5% － －
継続業務 114,597 117,106 ＋2,509 +2.2% － －
スポット業務 10,545 17,453 ＋6,908 +65.5% － －
その他事業 1,521 1,176 △345 △22.7% － －
営業利益 11,105 11,799 ＋694 +6.3% 11,500 102.6%
CRM事業 10,978 12,367 ＋1,389 +12.7% － －
その他事業 127 ▲ 568 △695 △547.2% － －
親会社の所有者に帰属する当期利益 7,006 7,252 ＋246 +3.5% 7,200 100.7%
※ 2021年2月期の「その他事業」の営業利益には、㈱ポッケに係る減損損失854百万円を含む。
3
売上収益・営業利益の推移（過去5期間）
（億円）
【売上収益】 +4.7% +4.6%
+7.2%
+6.2%
1,266.6 1,357.4
1,156.2 1,211.1
1,089.2
平均成長率+5.7％
2017年2月期 2018年2月期 2019年2月期 2020年2月期 2021年2月期
（2016年度） （2017年度） （2018年度） （2019年度） （2020年度）
【営業利益・営業利益率】 ※ 医薬関連事業再編の影響を除くと
営業利益102.2、営業利益率8.4％
※ 「その他事業」の減損処理の影響を除くと
+6.3%
営業利益126.6、営業利益率9.3%
+29.4%
+14.1% 111.1 118.0
▲7.9%
93.2
81.7 85.8
※ ( )は
平均成長率+9.6％
営業利益率
(7.5％) (8.1％) (7.1％) (8.8％) (8.7％)
2017年2月期 2018年2月期 2019年2月期 2020年2月期 2021年2月期
（2016年度） （2017年度） （2018年度） （2019年度） （2020年度）
4
売上収益・営業利益の推移（四半期）
【売上収益】 （億円）
341.9 352.7
322.0 324.0 326.8 336.0
301.5 299.1 299.7 310.7 308.4 312.3
285.6 285.8 294.8 290.0
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
2018年2月期 2019年2月期 2020年2月期 2021年2月期
【営業利益・営業利益率】 ※ 「その他事業」の減損処理の影響を除くと
営業利益25.1、営業利益率7.5%
※ 医薬関連事業再編の影響を除くと
営業利益24.8、営業利益率8.0% 35.7 35.3
29.6 29.9 30.5
27.9 29.2
26.9 25.6 24.0
22.5 22.4 22.4
21.4
16.5
8.4
(7.9％) (7.5％) (9.1％) (7.7％) (9.2％) (8.6％) (8.0％) (2.7％) (9.5％) (9.2％) (9.2％) (7.2％) (9.3％) (10.4％)(10.0％) (4.9％)
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
2018年2月期 2019年2月期 2020年2月期 2021年2月期 ※ ( )は
営業利益率
5
2021年2月期 売上収益（前年度比）
継続業務の着実な成長に加え、大型スポット業務伸張により
大幅増収。 (億円)
-3.5 1,357.4
+69.1
+25.1
1,266.6
2020年2月期 CRM事業 CRM事業 その他事業 2021年2月期
売上収益 継続業務 スポット業務 売上収益
6
2021年2月期 営業利益（前年度比）
CRM事業の増収・収益性改善により利益は伸長。
・退職率低下に伴う採用減によるコスト削減 ・不採算業務の継続的見直しによる収益性改善
-0.3
(億円)
-1.2
-7.5
+1.6
+22.6 -8.5
118.0
111.1 ※㈱ポッケに係る減損損失。
同社は占いサイト運営のコンテンツ事業、
アプリ等の開発事業を運営。
直近の業績が当初見込んでいた計画を下
回っており、将来の事業計画を見直した結
果、回収可能価額が帳簿価額を下回った
ことから減損損失を計上。
2020年2月期 CRM事業 CRM事業 CRM事業 その他事業 減損損失 2021年2月期
営業利益 増収・収益 戦略・先行投資 販管費等 （その他事業） 営業利益
性改善
7
2021年2月期 財政状態
連結財政状態計算書の概要 （百万円）
2020年2月末 2021年2月末 増減額 2020年2月末 2021年2月末 増減額
流動資産 26,957 26,381 △ 576 流動負債 37,958 48,952 +10,994
現金及び現金同等物 7,767 5,518 △ 2,249 うち借入金 10,436 20,235 +9,799
うち営業債権 17,967 19,644 +1,677 非流動負債 81,013 70,426 △ 10,587
非流動資産 141,551 146,507 +4,956 うち長期借入金 57,742 42,907 △ 14,835
うちのれん 96,250 95,396 △ 854 負債合計 118,971 119,378 +407
資本金 27,033 27,049 +16
利益剰余金 18,984 23,148 +4,164
親会社の所有者に帰属する持分 49,168 53,113 +3,945
資本合計 49,537 53,510 +3,973
資産合計 168,508 172,888 +4,380 負債・資本合計 168,508 172,888 +4,380
連結キャッシュ・フロー計算書の概要 （百万円）
2020年2月期 2021年2月期
営業活動によるキャッシュ・フロー 16,717 14,886
投資活動によるキャッシュ・フロー ▲ 3,213 ▲ 3,177
財務活動によるキャッシュ・フロー ▲ 11,799 ▲ 13,955
（フリーキャッシュ・フロー） 13,504 11,709
8
2021年2月期 財政状態
Net DERは安定的に低下。ROEは高水準を維持。
1,000 ネット有利子負債
1.80
親会社の所有者に帰属する持分
1.63
900 Net DER 1.70
1.42 ROE
800
726 1.23
20.5%
711
1.09 1.20
700
650
18.5% 604
600
576 (億円)
531
0.70
16.5%
492
500 457
435
14.5% 402
400 14.8%
14.2% 0.20
12.5% 13.4%
300
11.0%
12.1%
10.5%
200 (0.30)
2017年2月期 2018年2月期 2019年2月期 2020年2月期 2021年2月期
※ ネット有利子負債は、期末の借入金－現金及び現金同等物。
9
2022年2月期 業績予想
10
2022年2月期 業績予想
大型スポット業務終了の反動はあるものの、社会構造の変化等を受けた
堅調なアウトソーシング需要を背景に増収を見込む。
また、営業利益も前年度比＋3.4%増の122億円を予想。
2022年2月期 業績予想 （百万円）
2022年2月期
2021年2月期
（予想） 前年度比増減額 前年度比増減率
売上収益 135,735 139,000 +3,265 +2.4％
営業利益 11,799 12,200 +401 +3.4％
親会社の所有者に
帰属する当期利益 7,252 7,800 +548 +7.6％
11
2022年2月期 売上収益予想（前年度比）
スポット業務は縮小するも継続業務の伸張により増収を予想。
(億円)
-44.5
+75.9 1,390.0
+1.2
1,357.4
2021年2月期 CRM事業 CRM事業 その他事業 2022年2月期
売上収益 継続業務 スポット業務 売上収益
12
2022年2月期 営業利益予想（前年度比）
新規取り組み強化等により継続業務は安定拡大。DX推進により戦略・先
行投資が増加するも前期減損損失の反動により営業利益は増益を予想。
+4.9 -5.3 (億円)
-4.4
122.0
+8.5 +0.3
118.0
2021年2月期 前期減損損失 CRM事業 CRM事業 CRM事業 その他事業 2022年2月期
営業利益 （その他事業） 増収・収益 戦略・先行投資 販管費等 営業利益
性改善
13
2022年2月期 配当予想
【配当政策の基本方針】
当社は、株主に対する利益還元を最重要課題の一つとして認識しており、剰余金の配当を安定か
つ継続的に実施し、業績の進捗状況に応じて配当性向及び必要な内部留保の充実等を総合的に勘
案した上で、中期的には親会社の所有者に帰属する当期利益をベースに、連結配当性向50％を目
標として、中間配当と期末配当の年２回の剰余金の配当を行うことを基本方針としております。
2022年2月期 配当予想
1株当たり配当金（円）
配当性向
中間 期末 合計 （％）
2022年2月期（予想） 24.00 24.00 48.00 45.3％
2021年2月期 21.00 21.00 42.00 42.6％
2020年2月期 21.00 21.00 42.00 44.1％
14
Appendix
15
2021年2月期 トピックス
年間売上収益5億円超(継続業務)のクライアント数/売上収益推移
【クライアント数】 43 42 (社)
40
37 38
31
2016年2月期 2017年2月期 2018年2月期 2019年2月期 2020年2月期 2021年2月期
【売上収益】 678 (億円)
666
617
588
532
457
2016年2月期 2017年2月期 2018年2月期 2019年2月期 2020年2月期 2021年2月期
※スポット業務を除く
16
2021年2月期 トピックス
本中期経営計画の位置付け
「情報サービス」および「通信」において売上収益が大きく伸長。
業種別売上収益※の推移
（2020年2月期 vs 2021年2月期 ）
(億円)
33.0
その他 31.2
33.3 +12.0億円 114.7
電気・ガス・水道等 22.9
製造 102.7 (＋11.7%)
金融
+11.8億円 213.5
(＋5.8%)
201.7
流通(小売・卸売) ▲12.8億円 199.0
(▲6.0%)
211.8
運輸・通信 +27.8億円 307.0
(+10.0％)
279.2
放送・出版・
情報サービス +53.1億円
(+18.4%)
342.4
289.3
2020年2月期 2021年2月期
17 ※CRM事業の売上収益上位300社が対象
2021年2月期 トピックス
伊藤忠シナジーは、前年度比+12.8億円、+9.7%と増加。
【伊藤忠シナジーの推移】 （億円）
+12.8億円
+21.3億円
+12.8億円
144.5億円
131.7億円
110.4億円 34.4 34.8
36.5 36.3 35.6 36.1
97.6億円 32.5
28.7 30.0
27.9 28.3
25.7 26.0 25.5
24.1
21.8
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
2018年2月期 2019年2月期 2020年2月期 2021年2月期
※スポット業務を含む
18
2021年2月期 トピックス
凸版印刷との取組
2017年 資本業務提携
2018年 コンタクトセンター分野での連携を開始
デジタル関連サービス分野での連携を強化
2019年 コンタクトセンターサービスの連携強化による売上の急増
2020年 DX支援BPO新会社
「TBネクストコミュニケーションズ（TBNC）」を設立
（出資比率：凸版印刷51％、当社49％）
2021年～ TBNC 売上100億円規模へ
19
2021年2月期 トピックス
ソニーコンピュータサイエンス研究所と、「イノベーション＆コミュニケーション
サイエンス研究所」を設立し、独自開発のAI技術によるコンタクトセンター運用に
特化したサービスの提供を開始
株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所様と連携し、「ヒト」と「新技術」を融合させた「次世代コ
ンタクトセンター」の創出を目的に「イノベーション＆コミュニケーションサイエンス研究所」を設立。また、
独自開発のAI検索エンジン「Mopas™(モーパス)」と、AIナレッジメンテナンス機能「Knowledge
Creator™」により、eメールでの問い合わせ対応業務の効率化と削減につなげるコンタクトセンター業
務に特化した新たなAIサービスの提供を開始。
台湾のコンタクトセンター企業「宏華國際股份有限公司（ホンファ国際）＊」と
2020年4月より事業を開始
＊台湾最大手の総合通信会社「中華電信」子会社
台湾支店を拠点に、通販企業をはじめとする日系企業や現地企業向けに、宏華國際のもつ中華
電信グループのカスタマーサポート、情報通信サービスの知見を最大限活用し、台湾における
コンタクトセンターアウトソーシング市場の開拓・拡大を目指し、ベトナム、タイに続き、海
外3か国目での事業を開始。
20
2021年2月期 トピックス
クライアント企業向けショールームを備えた約600席規模の
コールセンター拠点を大同生命札幌ビルに開設
国内最大級の全国37拠点目となる「札幌第5ソリューションセンター」は、3フロア、
約600席規模のセンターとして、新たに約1,000名の雇用創出を目指す。
「スカパー!」カスタマーセンターで在宅運用を開始
在宅オペレーター
スカパー・カスタマーリレーションズ様の運営する、日本最大の有料多チャンネル放送サービス「スカ
パー！」のカスタマーサポート業務において、ニューノーマル時代における「新しい働き方」の実現等
を目的に、クラウド型コールセンターシステムを活用し、在宅オペレーターによるコールセンターの運
用を開始。 拠点型センターにおける
オペレーター管理の様子
社内問合せ業務において、CTCファーストコンタクトのヘルプデスクサービスの
導入と、独自AI検索エンジン「Mopas™（モーパス）」の活用を開始
当社子会社で、ヘルプデスク業界の国際機関であるHDI認定「HDIサポートセンター国際認定
プログラム」企業であるCTCファーストコンタクトのヘルプデスクサービスを導入。情報シ
ステム部門、人事部門や法務部門など本社間接部門ごとに設置している電話・メールでの社
内問合せ窓口の一元化、および、ソニーコンピューターサイエンス研究所と共同開発の独自
AIエンジン「Mopas」を導入し、社内問い合わせ業務の効率化、省力化を目指す。
21
2021年2月期 トピックス
コールセンター業界初「2020 J-Winダイバーシティ・アワード」
ベーシック部門の最高賞「ベーシックアチーブメント大賞」を受賞
内閣府や厚生労働省などが後援する「2020 J-Winダイバーシティ・アワード」において、「ベーシッ
ク部門」の最高賞である「ベーシックアチーブメント大賞」を、コールセンター業界で初めて受賞。
コールセンター業界初、「2021 J-Winダイバーシティ・アワード」における個人賞
「リーダー・アワード」を当社取締役 専務執行役員 早田が受賞
NPO法人J-Win（ジェイウイン）が主催し、内閣府や厚生労働省などが後援する「2021 J-Winダイバーシティ・
アワード」における個人賞、「リーダー・アワード（以下：同賞）」を、コールセンター業界で初めて、当社の取締役
専務執行役員である早田 憲之が受賞。
職場におけるLGBTQへの取組の評価指標「PRIDE指標」の
最高位"ゴールド"を2年連続で受賞
LGBTQなどの性的少数者に関するダイバーシティ・マネジメントの促進と定着を支援する任意団体『work
with Pride』が策定した、企業・団体等職場におけるLGBTQへの取組みの評価指標「PRIDE指標
2020」にて、昨年に続き2年連続、最高位“ゴールド”を受賞。
沖縄エリア初、ミカフェートプロデュースの
「障がい者の運営によるカフェ」をコールセンター内に開設
コーヒーを通じたSDGsの実現を進める株式会社ミカフェート様のプロデュースにより、東京、札幌に続き3ヶ所目となる
「障がい者の運営によるカフェ」を沖縄拠点のコールセンター内に開設。
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ご注意
本説明および参考資料の内容には、将来の当社業績に関す
る見通しが含まれていますが、これらは現在入手可能な情
報から得られた当社の判断にもとづくものであり、その実
現には潜在的リスクや不確実性を含んでいます。実際の業
績は、これら業績に関する見通しとは大きく異なる結果と
なる可能性があることをご承知おきください。
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