4911 資生堂 2021-05-12 15:00:00
通期連結業績予想の修正、特別利益および特別損失の計上に関するお知らせ [pdf]

                                                               2021 年 5 月 12 日
    各 位
                                            会 社 名            株式会社 資 生 堂
                                            代表者名    代表取締役 社長 兼 CEO
                                                              魚谷 雅彦
                                                 (コード番号 4911 東証第 1 部)
                                            問合せ先      IR 部長 北川 晴元
                                                      (TEL.03-3572-5111)


          通期連結業績予想の修正、特別利益および特別損失の計上に関するお知らせ

     当社は、2021年2月9日に公表した通期連結業績予想を下記のとおり修正しましたので、お知らせします。



    1. 2021 年 12 月期 通期連結業績予想数値の修正(2021 年 1 月 1 日~2021 年 12 月 31 日)
        
                                                  親会社株主に
                                                    帰属する         1 株当たり
                                                   当期純利益         当期純利益
                       売上高   営業利益       経常利益         または           または
                                                  親会社株主に         1 株当たり
                                                    帰属する       当期純損失(△)
                                                       当期純損失(△)

                         百万円       百万円        百万円          百万円         円   銭
      前回発表予想(A)
                       1,100,000   35,000     31,000       11,500        28.79
      今回修正予想(B)        1,067,000   27,000     27,000       35,500        88.87
      増減額(B-A)         △33,000     △8,000     △4,000      +24,000             
      増減率(%)             △3.0%     △22.9%     △12.9%      +208.7%
      (ご参考)前期実績
                        920,888    14,963      9,638      △11,660      △29.19
      (2020 年 12 月期)


    2. 修正の理由
        2021 年 12 月期通期業績に関して、既存ビジネスでの売上高・利益について本年 2 月に公表した業績予想
       に変更はありませんが、パーソナルケア事業譲渡・合弁事業化に伴う下期の売上高、営業利益減少影響、お
       よび事業譲渡後のパーソナルケア商品の製品供給を譲渡先新会社に対して継続する影響を織り込み、売上
       高は 330 億円減額し1兆 670 億円、営業利益は 80 億円減額し 270 億円とそれぞれ予想数値を修正します。
        親会社株主に帰属する当期純利益については、上記事業に関わる株式譲渡益等を特別利益として 870 億
       円計上する一方、DOLCE&GABBANA S.R.L.とのライセンス契約解消に伴う商標権の減損損失等を特別損失
       として 350 億円を計上すること、また欧州において組織最適化に向けた構造改革を実施すること等から、前回
       予想に対し 240 億円増額し、355 億円となる見込みです。




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    3.   特別利益の内容
         (1)計上見込額
            当社がパーソナルケア事業(以下、当該事業)の譲渡のため新たに設立する株式会社の全株式および
            当該事業の関連資産の譲渡益として、870 億円を 2021 年 12 月期第 3 四半期に計上する見込みです。
         (2)内容
            2021 年 2 月 3 日に公表の通り、当該事業譲渡については、日本の当該事業を承継した新会社の株式を
            7 月に株式会社 Oriental Beauty Holding(以下、OBH 社)に譲渡、および中国における当該事業の資産
            を OBH 社の子会社に対して譲渡する予定です。9 月には、香港およびアジアパシフィックの 100%子会社
            における当該事業の譲渡を予定しています。なお、アジアパシフィックの合弁会社における当該事業譲
            渡については 2022 年以降順次実施する予定です。

    4.   特別損失の内容
         (1)計上見込額
             「Dolce&Gabbana」のグローバルライセンス契約の解消に伴い、特別損失として約 350 億円を見込んでい
             ます。このうち、2021 年 12 月期第 1 四半期に商標権の減損損失を 153 億円計上しており、当第 2 四半
             期以降、割増退職金などを含む契約解消に伴う一時費用として約 200 億円を計上する見込みです。
         (2)内容
             2021 年 4 月 28 日に公表の通り、本契約の解消に伴い、フランスを除くすべての市場での本ライセンス契
             約に関する事業展開が 2021 年 12 月 31 日を効力発生日として終了する予定です。なお、フランスにおけ
             る事業活動に係る本ライセンス契約の解消については、同国の労働法に基づき、従業員代表との労使
             協議を経た上で決定する予定です。また、本ライセンス契約解消以降、最低 12 ヵ月間、「Dolce&Gabbana」
             商品のグローバルでの生産および販売を継続する検討を開始しています。

    5.   配当予想
           本業績修正に伴う 2021 年 12 月期の配当予想に変更はありません。今期は、中間配当 20 円、期末配当
         30 円とし、前期に対し 10 円増配の年間 50 円の配当を実施する予定です。

    (注)上記の業績予想は、当社が現在入手している情報に基づき作成したものであり、実際の業績は様々な
       要因によって予想数値と異なる可能性があります。

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