4911 資生堂 2021-05-11 10:00:00
アクセンチュア株式会社との合弁会社設立について ~変化するお客さまと市場環境に迅速に対応~ [pdf]
2021 年 5月 11日
各 位
会社名 株式会社 資 生 堂
代表者名 代表取締役 社長 兼 CEO
魚谷 雅彦
(コード番号 4911 東証第1部)
問合せ先 IR部長 北川 晴元
(TEL.03-3572-5111)
アクセンチュア株式会社との合弁会社設立について
~変化するお客さまと市場環境に迅速に対応~
当社は、アクセンチュア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 江川昌史、以下アクセンチュア
社)と、資生堂およびそのグループ会社に、デジタルマーケティング業務とデジタル・IT関連業務を提供する
合弁会社「資生堂インタラクティブビューティー株式会社(以下資生堂インタラクティブビューティー)」を、本
年7月に設立することに合意しました。
1.新会社設立の背景と目的
資生堂は、中長期経営戦略「WIN 2023 and Beyond」においてスキンビューティー領域をコア事業とする
抜本的な経営改革を実行しています。その一環として、「デジタルを活用した事業モデルへの転換・組織構
築」を掲げており、2021年2月にグローバルでのデジタル領域で多くの支援実績を持つアクセンチュア社と
戦略的パートナーシップ締結を合意しました。今回の新会社は、変化するお客さまと市場環境に迅速に対
応し、デジタルトランスフォーメーション(DX)を加速させ、日本の事業モデルを革新していくことを目的として
います。
2.資生堂インタラクティブビューティーについて
新会社では、デジタルを中心とした事業モデル改革、グローバル標準のITインフラとオペレーションの構
築、さらにデジタル・IT領域での人材の強化に取り組みます。アクセンチュア社からの人材、知見を取り入
れ、ビューティー領域に特化したデジタル・ITの戦略機能会社ならではのスピードとイノベーションにより、資
生堂のIT機能の拡充だけでなく、さらなるDXの加速によって、新しいデジタルマーケティング戦略を強化し
ていきます。
例えば、資生堂だけでは成し得なかった新しいビューティー体験を実現します。お客さまがオンラインや
店頭で行った肌診断やバーチャルメイクアップ履歴をデータベースに蓄積し、その履歴データを購買データ
や研究開発のデータ等と合わせて分析することで、時間や場所を自由に選択できるそのお客さまに最適な
カウンセリングや商品、レッスンのメニューの提案を可能とします。そのほかにも、美容に関する最新のテク
ノロジーを活用し、お客さま一人ひとりに合わせてパーソナライズされたサービスを、生涯にわたりデジタ
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ル、リアル問わずシームレスに、かつ様々なコンタクトポイントで提供します。
また、既存システムのクラウド移行を始めとする「クラウドファースト」の施策を実施します。IT機能の拡充
と柔軟なシステム基盤を構築し、資生堂のIT投資およびメンテナンスコストの効率を高めるとともに、事業ス
ピードの向上と、データによる迅速なビジネス判断を実現します。
さらに、アクセンチュア社の人材育成ノウハウを活用し、資生堂が強化したいデジタル・IT人材像のため
の専用プログラムを共同で開発・提供することで、デジタル・IT専門分野での高度なスキルを持つ社員を育
成します。外部からの人材獲得も積極的に行い、資生堂全体のデジタル・IT能力の向上に貢献します。
<資生堂インタラクティブビューティーの概要>
社名 資生堂インタラクティブビューティー株式会社
代表者 高野 篤典
主な業務 資生堂およびそのグループ会社にデジタルマーケティング業務、およびデジタル・
IT 関連業務を提供
所在地 東京都中央区銀座 7 丁目 5-5
資本金 1 億円
出資の状況 資生堂が過半を出資
社員数 約 250 名
会社設立時期 2021 年 7 月(予定)
3.合弁会社設立の相手先の概要
社名 アクセンチュア株式会社
代表者 江川 昌史
所在地 東京都港区
設立 1995 年 12 月
資本金 3 億 5 千万円
従業員数 約 16,000 人
事業内容 ストラテジー&コンサルティング、インタラクティブ、テクノロジー、オペレーションズ
の 4 つの領域でのサービスとソリューションを提供
*アクセンチュアの詳細は www.accenture.com を、アクセンチュア株式会社の
詳細は www.accenture.com/jp をご覧ください。
4.今後の見通し
本件が2021年12月期の当社連結業績に与える影響は軽微ですが、今後、当社の事業拡大に寄与するも
のと考えています。
以 上
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