4911 資生堂 2021-04-28 21:00:00
DOLCE&GABBANA S.R.L.とのライセンス契約解消のお知らせ(一部は労使協議後確定) [pdf]
2021 年 4月 28日
各 位
会社名 株式会社 資 生 堂
代表者名 代表取締役 社長 兼 CEO
魚谷 雅彦
(コード番号 4911 東証第1部)
問合せ先 IR部長 北川 晴元
(TEL.03-3572-5111)
DOLCE&GABBANA S.R.L.とのライセンス契約解消のお知らせ(一部は労使協議後確定)
当社は、EMEA(ヨーロッパ・中東・アフリカ)地域本社においてフレグランス事業を担うBeauté Prestige
International S.A.S.(ボーテプレステージインターナショナル、本社所在地:フランス・パリ、以下BPI社)を通
じ、DOLCE&GABBANA S.R.L.(ドルチェ&ガッバーナ、本社所在地:イタリア・ミラノ、以下D&G社)との間で
締結していた、フレグランス、メーキャップ、スキンケア商品の開発、生産および販売・マーケティングに関す
るグローバルライセンス契約を解消することについて合意いたしましたので、お知らせします。
本契約の解消に伴い、フランスを除くすべての市場での本ライセンス契約に関する事業展開が2021年12
月31日を効力発生日として終了する予定です。なお、フランスにおける事業活動に係る本ライセンス契約
の解消については、同国の労働法に基づき、従業員代表との労使協議を経た上で決定する予定です。
また、BPI社は、本ライセンス契約解消以降、最低12ヵ月間、D&G社商品のグローバルでの生産および
販売を継続する検討を開始しています。
1. 本ライセンス契約解消の背景
当社は2016年10月1日より、特に欧米において重要なフレグランスカテゴリーを強化し、グローバルプ
レステージ領域におけるブランドポートフォリオを拡大する目的で、D&G社とライセンス契約を締結し、同
社とともにグローバルで成長を拡大してきました。
一方で、当社は新型コロナウイルス感染症拡大に伴う市場変化を踏まえて、中長期経営戦略「WIN
2023 and Beyond」を策定し、高収益構造への転換に向け、選択と集中による事業ポートフォリオの再構
築を進めています。今回の契約解消はこの中長期経営戦略に基づくものです。今後は、これまでの売
上拡大による成長重視から、収益性とキャッシュフロー重視の戦略へと転換し、2023年までに営業利益
率15%を達成すべく、構造改革を進めてまいります。
中長期経営戦略「WIN 2023 and Beyond」の詳細については以下ご参照ください。
https://corp.shiseido.com/jp/ir/pdf/ir20210209_766.pdf
2. 契約解消日
契約解消日:2021年12月31日(予定)
フランスにおける事業活動については、同国の労働法に基づき、従業員代表との協議を経た上で決
定します。また、2022年1月1日から、最低12ヵ月間、D&G社商品のグローバルでの生産および販売を継
続する検討を開始しています。
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3. 業績への影響
本ライセンス契約解消に伴う2021年12月期業績への影響は、商標権の減損等で特別損失として約
350億円を見込んでいます。なお、2021年度通期見通しについては、先般公表したパーソナルケア事業
の譲渡影響など、その他の状況も鑑み、2021年5月12日に予定している第1四半期決算発表で公表し
ます。
以 上
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