4911 資生堂 2020-08-06 16:30:00
2020年 第2四半期/上期実績(1-6月)および通期見通し [pdf]

2020年 第2四半期/上期実績
(1-6月)
および通期見通し

マイケル クームス
株式会社 資生堂
執行役員 最高財務責任者
2020年8月6日
当資料の記載内容のうち、歴史的事実でないものは、資生堂の将来に関する
見通しおよび計画に基づいた将来予測です。これらの将来予測には、リスクや
不確定な要素などの要因が含まれており、実際の成果や業績などは、記載の
見通しとは異なる可能性があります。
 2020年 第2四半期 Executive Summary
                           COVID-19影響により大きく減収減益
                                       ※1
売上高 実質前年比△32.6% 、営業利益 △99億円、四半期純利益 △228億円
売上高           1,909億円 前年比△34.4% 外貨前年比△32.8% 実質前年比△32.6%※1
             全社的に4-5月をボトムに回復基調にある一方、未だ厳しい経済環境
             中国のプレステージはCOVID-19前を上回る成⻑性に回復
             グローバルで店舗販売が著しく減収したものの、Eコマースは伸⻑ +40%
                                                       ※2




営業利益 △99億円 前年差△400億円
     日本(前年差△220億円)、米州(△110億円)を中心に損益悪化
     粗利減の内、42%※3をコスト削減でカバー
特別損益 △156億円 前年差△152億円
     COVID-19関連 △148億円 (休業中の従業員給与、店舗・工場維持費等)
税金費用 △48億円 前年差△134億円
     米州・欧州の損失計上に対する税効果の未認識

親会社株主に帰属する四半期純利益                               △228億円         前年差△417億円

EBITDA          △102億円 前年差△536億円
※1   米州における米国会計基準(ASC606)の適用影響および2019年の基幹情報システム導入に伴う先行出荷影響、「Drunk Elephant」の買収影響等を除く
※2   当社お客さま購買ベース ※3 COVID-19関連の特別損益等への振替影響を除く                                          3
 第2四半期 実績要約
                        2019年             2020年                              外貨   実質
                                                         前年差      前年比             前年比
             (億円)             構成比                構成比                        前年比

       売上高            2,910     100%    1,909     100% △1,001 △34.4% △32.8% △32.6%

       売上原価            590    20.3%      511     26.7%     △79 △13.5%
      売上総利益           2,320   79.7%     1,398    73.3%   △922 △39.7%
       販管費            2,020   69.4%     1,498    78.5%   △522 △25.8%

       営業利益            300    10.3%      △99     △5.2%   △400           -

      営業外損益           △16     △0.5%      △25     △1.3%      △9          -
       特別損益             △5    △0.2%    △156      △8.2%   △152           -
       税金費用              86     2.9%     △48     △2.5%   △134           -

 四半期純利益※1              189      6.5%   △228 △11.9%       △417           -

      EBITDA※2         434    14.9%    △102      △4.5%   △536           -

     為替レート   ドル=107.5円(前年比△2.2%)、ユーロ=118.3円(△4.2%)、中国元=15.2円(△5.6%)



※1   親会社株主に帰属する四半期純利益
※2   調整後:税金等調整前四半期純利益(損失)+支払利息+減価償却費+のれん等の減損損失                                          4
  売上高前年比推移:大半の地域で4-5月以降回復基調
         実質前年比
                 第1四半期 △16%             第2四半期 △33%

         前年比

   0%




-5000%

           1月       2月        3月   4月      5月        6月


                                                          5
第2四半期売上高:中国がプラスに転じる一方、
         大半の地域でCOVID-19影響を受け大きく減収
     報告セグメント別 売上高増減実績
     上:前年差
     下:実質前年比
 (億円)



         事業撤退                                   トラベル
         影響等※1                     中国
                                   +32          リテール                           △32.6%
                                  +5.8%          △107     米州
                                                                               実質前年比
                                                △30.4%    △196
                          日本                アジア          △65.6%            プロフェッ         Drunk
                          △474            パシフィック                           ショナル、       Elephant、
                         △42.2%             △60                             その他        Tory Burch
                                           △34.8%
                                                                   欧州                                為替
                                                                   △80                              影響等
                                                                  △34.7%




 2,910           2,849                                                             1,920                  1,909

 2019年                                                                                                 2020年
第2四半期                                                                                                 第2四半期

※1   日本における2019年の皮膚用薬ブランド「フェルゼア」「エンクロン」の撤退影響、米州における米国会計基準(ASC606)の適用影響および2019年の基幹情報システム導入に伴う
     先行出荷影響等
※2   各事業の外貨前年比は、実勢の為替レートベースにて算出                                                                                   6
第2四半期売上高:スキンケア 相対的には底堅い
         メイクアップ・フレグランス 大幅なマイナス
     ブランド別 売上高増減実績

     実質前年比
 (億円)
                  SHISEIDO
                   △26%
                                 イプサ
       事業撤退                      △2%          アネッサ        Laura
       影響等                                     △23%       Mercier       Dolce&
                         クレ・ド・
                                       エリク                △56%         Gabbana
                          ポー
                          ボーテ          シール       bareMinerals           △65%
                          △26%         △40%         △58%            NARS              Drunk
                                                                    △58%            Elephant、
                                                                                    Tory Burch

                                                                              その他            為替
                                                                             ブランド            影響等




2,910         2,849                                                              1,920             1,909


 2019年                                                                                            2020年
第2四半期                                                                                            第2四半期


※1   各ブランドの前年比は、期初想定の為替レートベースにて算出。為替換算および米州における米国会計基準ASC606の適用影響等除く                                    7
 第2四半期におけるコスト削減
                                                                                 (億円、構成比)

                2019年                 2020年                 前年差
                                                                          コスト削減による
 売上高             2,910                  1,909            △1,001           粗利減カバー率※2
 売上原価              590                    511              △79            第2四半期:42%※4
 粗利益             2,320                  1,398             △922            第1四半期:19%
            実質※4 △393億円 (△19.4%) 削減
 販管費
            2,020(69.4%)                                           原価
                                                                    偏在在庫償却引当の増加
                                 実質                                 減産による工場生産性悪化
                                1,627            開示ベース
マーケティング        837                          1,498 (78.5%)          マーケティング投資
   投資         (28.8%)
                         △212                                       広告・プロモーションの中止・延期
                                625                607              中国への投資再配分・
 ブランド・         112       △20                      (31.8%)
                                                                     デジタルマーケティング強化
研究開発投資
                                 91
               625                                  91             人件費
  人件費※1        (21.5%)   △119   506                417              業績連動賞与の減少
                                                  (21.8%)
                                                                   その他経費
   経費          446       △41    405                383              不要不急の費用見直し
              (15.3%)                             (20.1%)           償却費増加
                                                                     「Drunk Elephant」のれん償却等
              2019年                      2020年
 営業利益        300 (10.3%)        △250            △99 (△5.2%)
※1 BC人件費等含む ※2 前年対比での販管費削減額÷同粗利益減少額
※3 2020年12月期より、従来「ブランド開発費」に計上していた媒体製作費を「マーケティング投資」に計上する等、費用計上区分の一部見直しを実施
 前年実績は変更後の区分方法により作成したものを記載 ※4 COVID-19関連の特別損益等への振替影響を除く                                       8
日本:ローカル売上 4-5月を底に回復基調
   インバウンド需要 大きく減少、モメンタムはさらに悪化

 市場:COVID-19影響を受け
      引き続き2桁のマイナス成⻑
   緊急事態宣言による店舗一時休業
   インバウンド:渡航制限によりほぼゼロ
   スキンケア:底堅い需要
                                     営業再開後の店頭の様子

 当社(お客さま購買):△30%台後半        日本事業      お客さま購買前年比
  ローカル:△20%台前半             (%)
                                    ローカル    インバウンド
                             0
   • デパート:店舗閉鎖
     ドラッグストア:時短営業
   • 4-5月を底に回復基調だが、未だ低調
                          △ 40
  Eコマース: +19%伸⻑
  インバウンド: △70%超
                          △ 80
                                  1月 2月 3月 4月 5月 6月
                                                      9
中国:プレステージブランドの⾶躍的な成⻑
   中国全体の回復をけん引
 市場:
   ほとんどの店舗が通常営業へ
   プレステージ:市場の回復に大きく貢献
   Eコマース:成⻑加速
   価格面での競争激化
   香港:引き続き厳しい市場環境

 当社(お客さま購買):事業トータル +9%
                                ■ カテゴリー別お客さま購買
   中国 +19%                       (事業トータル)
   • プレステージ:+50%超、市場シェア拡大                        前年比

     COVID-19前以上の成⻑を実現        パーソナルケア
                                                +10%台後半

     「SHISEIDO」 「クレ・ド・ポー ボーテ」
                                                △1桁後半
     「イプサ」 「NARS」             コスメティクス
   • Eコマース比率:40%超 +35%超伸⻑
                                                +20%台半ば
     プレステージ:+150%              プレステージ
     「618」やスーパーブランドデーなどの            2019年  2020年
     プロモーションで⼒強く成⻑                 第2四半期  第2四半期
                                                     10
トラベルリテール:
厳しい環境下、中国・韓国の市中免税店はモメンタム回復

 市場:
   国際線の大幅な減便
  海南島(中国)への中国人旅行者増
   7月より免税対象枠拡大、
   ⼒強い成⻑を後押し


 当社(お客さま購買):アジア+10%台前半
            (グローバル △20%台前半)   「SHISEIDO」ストア(海南島)


  アジア   海南島や韓国の市中免税店中心に成⻑
  日本    インバウンド需要のさらなる悪化
  米州・欧州   急激な落ち込み



                                                   11
米州・欧州:固定費が高く収益性の低い構造に課題
 市場および当社の概況
 COVID-19影響により店舗閉鎖
 スキンケア 底堅い需要継続、メイクアップ・フレグランス                                        大幅なマイナス
 米国で「Drunk Elephant」好調
 課題
 米州:販売事業とブランドホルダー機能で高い固定費構造
 欧州:フレグランス事業における高いマーケティング比率
 上期 米州の収益構造※1                            上期 欧州の収益構造                                               2019
                                                                                                  2020
①販売事業                                  ①販売事業


       ②ブランド                                   ②ブランド
             ①+②           CoE※2                     ①+②                           CoE※2
        ホルダー                       計            ホルダー                                              計
              計            コスト                        計                            コスト
        コスト                                     コスト



                   取得価額                                             取得価額
                    配分                                               配分
                   (PPA)                                            (PPA)
内訳
マージン

           ②



     コスト
                                                ※1   「Drunk Elephant」除く   ※2   Centers of Excellence
                                                                                                         12
上期         実績要約
                       2019年             2020年                             外貨   実質
                                                         前年差    前年比             前年比
           (億円)             構成比                  構成比                      前年比

      売上高           5,646      100%   4,178       100% △1,468 △26.0% △24.5% △24.7%

     売上原価           1,156    20.5%    1,009      24.1%   △147 △12.7%
     売上総利益          4,490    79.5%    3,169      75.9% △1,321 △29.4%
      販管費           3,801    67.3%    3,204      76.7%   △597 △15.7%

     営業利益             690    12.2%     △34       △0.8%   △724         -

     営業外損益           △10    △0.2%      △29       △0.7%    △19         -
     特別損益            △13    △0.2%     △161       △3.9%   △148         -
     税金費用             123      2.2%    △12       △0.3%   △135         -

四半期純利益※1              525      9.3%   △214       △5.1%   △738         -

     EBITDA※2         960    17.0%      138       3.3%   △822 △85.7%

 為替レート      ドル=108.2円(前年比△1.7%)、ユーロ=119.2円(△4.1%)、中国元=15.4円(△5.0%)


※1   親会社株主に帰属する四半期純利益
※2   調整後:税金等調整前四半期純利益(損失)+支払利息+減価償却費+のれん等の減損損失
                                                                                      13
下期のCOVID-19影響に関する市場前提

第3四半期以降の緊急事態宣言・ロックダウンは想定しない
        ・ローカル:店舗の営業は継続
  日本
        ・インバウンド:中国を中心とする旅行者の回復は見込まず


  中国    ・完全に回復、W11などEコマースの成⻑さらに加速


 アジア
       ・店舗の営業は継続(時短営業あり)
パシフィック

        ・店舗の営業は継続(時短営業あり)
  米州    ・生産は通常時の8割で稼働
        ・Eコマースのさらなる拡大

        ・店舗の営業は継続(時短営業あり)
  欧州
        ・生産・物流は正常化

 トラベル   ・大幅な国際便の減便継続、中国人の旅行客減少は回復しない
 リテール   ・海南島を中心に免税売上の大幅増加(免税対象枠の拡大)

                                       14
下期の強化・対応策


 生活者の意識変化に迅速に対応したマーケティング強化
  (新製品発売・美容情報の発信)
• マスク着用による肌悩み、メイクアップニーズの変化に対応
• 衛生意識、価格に対する意識の高まりへ対応
• デジタル・Eコマースの利用拡大
  - BCライブストリーミング、オンラインカウンセリング
  - W11などのイベントでの投資強化(限定品・サンプル・セット品)

 マーケティング投資の大胆なシフト
• エリア(中国)/生活者との接点(デジタル、Eコマース)

 需要の変化に対応する柔軟な供給体制
• 調達リードタイムの短縮/生産計画(減産・増産)の迅速な反映

 売上変動に合わせたコストコントロールの徹底


                                      15
日本事業 下期の新製品・プロモーション
下期   日本事業の新製品・プロモーション




7月31日発売 取扱店限定      7月1日発売 数量限定          9月1日発売
  「アルティミューン         「アルティミューン          「モダンマット
   パワライジング      ディフェンス リフレッシュミスト」   パウダーリップスティック」
  コンセントレートN
                  夏限定 打ち水のように涼しく
 ギンザフラッグシップ        美肌に整える日中用ミスト
リミテッドエディション」                                   17
下期   日本事業の新製品・プロモーション




   8月21日発売 数量限定
    キーラディアンスケア
デビュー1周年記念 選べる限定セット




       9月21日発売
 「 クレームヴォリュミザント S」
      (医薬部外品)

   先端の肌サイエンスを集結した、
高機能「エイジングデザイン」シリーズ第4弾
 年齢にとらわれない自分らしい生き方や
  ライフスタイルを商品とともに提案
                        18
下期   日本事業の新製品・プロモーション




               8月21日発売 数量限定       9月21日発売
    8月21日発売
                              「エリクシールシュペリエル
新「つや玉ファンデーション」「エリクシールシュペリエル
               デザインタイム セラム」    スムースジェルウォッシュ」



                                           19
下期   日本事業の新製品・プロモーション




          8月21日発売         9月21日発売
        新・化粧水&乳液         新・薬用化粧水
     「敏感肌用スキンケアシリーズ」   「薬用 高保湿化粧水」
                                     20
 売上高前年比推移              見通し
         実質前年比
          第1四半期 △16%   第2四半期 △33%   第3四半期 △15%                第4四半期 +1%


         前年比

   0%




                                      実質前年比                第3四半期 第4四半期   年間

                                      日本                   △24%   △8%    △24%
                                      中国                   +14%   +41%   +13%
                                      アジアパシフィック             △2%   +5%    △13%
                                      米州                   △27%   △19%   △33%
                                      (Drunk Elephant含む)   △15%   △12%   △22%
                                      欧州                   △13%   △6%    △15%
                                      トラベルリテール             △28%   △19%   △20%
                                      合計※                  △15%   +1%    △16%
-7000%
            第1四半期       第2四半期        第3四半期                    第4四半期

                                                                                21
 2020年 通期見通し

                                         2020年
                                                                                      外貨     実質
                        2019年                              前年差          前年比
                                               構成比                                   前年比    前年比※2
               (億円)


       売上高             11,315        9,530       100% △1,785 △15.8%                  △15%   △16%

      営業利益               1,138             0      0.0% △1,138                  -

      経常利益               1,087        △65      △0.7% △1,152                    -

 当期純利益※1                    736     △220       △2.3%        △956               -

      EBITDA             1,693         580        6.1% △1,113 △65.7%

 2020年通期想定レート            ドル=108.0円 (前年比△1.0%)、ユーロ=120.7円 (△1.1%)、中国元=15.3円 (△3.2%)




※1   親会社株式に帰属する当期純利益
※2   「Drunk Elephant」の買収影響等を除く                                                                  22
流動性マネジメント
                                                                       (億円)

                       2020年
手元流動性、B/S    2019年                             施策/コメント
                       (見通し)
                                手元流動性の強化:
   現預金         1,103      1,000 ・当座貸越枠拡大・コミットメントラインの設定により新規資金
   (月商比)     (1.2カ月)   (1.3カ月)   調達枠として2,000億円の確保
                                ・売上高1.5カ月分の健全な手元流動性を維持
 ネットEBITDA                      ・格付けシングルAレベルを下限、維持
               0.8倍     4.0倍 ・COVID-19影響を踏まえた中⻑期的な許容水準:
 有利子負債倍率
                                 ネットEBITDA有利子負債倍率 2.0倍
  ネットD/E                         ネットD/Eレシオ 0.7倍
               0.3倍     0.5倍
   レシオ                          ・2020年 有利子負債残高 (見通し)       3,300億円 ※
                                                      前年度末 2,481億円
 有利子負債比率      33.3%     42.0%    - 「Drunk Elephant」買収にかかる有利子負債の⻑期借換
                                 ※IFRS16号「リース」影響含む


 キャッシュ・                2020年
             2019年                             施策/コメント
  フロー                  (見通し)
                                ・在庫圧縮:発注リードタイムの短縮化
 フリー・キャッ
         △1,273         △600    ・COVID-19影響を受け、投資案件の厳選
  シュ・フロー
                                ・遊休資産の売却等を通じたキャッシュ創出
                                ・期初計画から530億円減額
  設備投資等        1,322     920     - 既存工場の設備投資一部中止△340億円
                                 - カウンター投資延期△100億円 など

                                                                          23
危機に打ち勝ち
2023年に完全復活を目指す!
2020年8月6日
魚谷 雅彦       株式会社 資生堂 代表取締役 社⻑ 兼 CEO




                                      25
2020年 リスクに対応した緊急アクションを実行

            2020年見通し


     (億円)
                   前年比
                           • New Normalに応じた営業マーケティングによる
 売上高        9,530 △16%      売上の最大化(新製品プロモーション強化)

                           • 販管費の抑制・削減
 営業利益          0       -    - マーケティング投資・人件費・ その他経費
                            - 役員基本報酬の一部返上(8-12月)
                              CEO 30%、他 10〜15%
当期純利益       △220       -
                           • 設備投資の見直し
 EBITDA      580 △66%      • 遊休資産の売却

配当(予定)       40円 △33%      • 借入枠確保による財務基盤の安定



                                                      26
2020年 配当は減額するも継続し、回復を目指す

1株当たり配当金 /DOE(自己資本配当率)推移


                            5.1

                    4.1
                                    3.4
            2.7                            DOE(%)
    2.0                     60             期末(円)
                    45                     中間(円)
                            30      40
           27.5     25              20
    20                             (予定)
            15
    10                      30
           12.5     20              20
    10
   2016年   2017年   2018年   2019年   2020年
                                                27
直面する経営課題


1. 高粗利率をベースとした高い販管費(固定費)の事業損益モデルと低い生産性

2. 日本インバウンド・トラベルリテールなど旅行者需要への高い依存度

3. メイクアップ・フレグランス事業に起因する欧米の低い収益性

4. デジタル化を加速するも強固なビジネスモデル確立には至らず

5. 供給体制・ITなどが老朽化し、重点的な設備投資が必要

6. COVID-19による生活者変化への対応⼒・回復⼒




                                     28
 直視すべき生産性の課題

販管費比率          1人当たりの営業利益




 グローバル         グローバル
 競合A           競合A


 グローバル         グローバル
 競合B           競合B

 国内            国内
 競合C           競合C



※2019年実績ベース                 29
COVID-19がもたらしたもの
生活者の価値・意識・行動は
不可逆的に変化
 全体
 支出の抑制、
 「Value for Money(本源価値)」重視へ
 在宅時間の⻑期化、活動のオンライン化
 Eコマースの加速
 健康・衛生面への意識の向上
 企業への信頼・サステナビリティへの
 関心の高まり

 ビューティー市場
 スキンケア・健康的な肌を重視
 メイクアップ頻度の減少
 店頭とEコマースの融合、デジタルの重要性
 価格に対する意識の高まり
                              30
市場環境の前提

     COVID-19は2021年中に収束を想定
ビューティー市場全体としては“2023年中に本格回復”との
       シナリオを前提に改革を実行


  COVID-19        ビューティー市場
                    回復見通し


               2020下期:中国
 世界主要国地域で      2021下期:日本
  2021年中には           (インバウンド回復へ)
   収束と想定       2022年:アジアパシフィック、
                     トラベルリテール
               2022後半~23年:米州、欧州


                                   31
構造的転換を図り、
2023年に営業利益率15%を達成する
     VISION 2020     WIN 2023
                                     WIN 2023の改革内容
                                     原価の低減:
    原価    23%            21%    2%   継続的な生産性改善、スキンケア売上比
                                     率の拡大→ミックス効果により改善

マーケティング
          25%                        デジタル・マーケティングの強化:
     投資
                                     デジタル関連投資の拡大
  ブランド・                              マーケティング ROIの向上
          6%
 研究開発費
                   67%
                         64%    3%
   人件費    21%                        イノベーションの加速:
                                     イノベーション関連投資の拡大
                                     スキンケア・新領域にフォーカス
    経費    16%
                                     経費の低減:
                         15%    5%
  営業利益    10%                        生産性の向上
                                     固定費の低減および変動費化
          2019           2023
          実績             目標
                                                          32
 キャッシュフローを最大化し、
 財務基盤の安定と株主還元を実現する
                        300




                        250




                                1,138
                        200




                        150




       営業利益
                        100




                         50
                                          0
                          0




                        300




                        250




                        200     1,693
        EBITDA          150




                        100
                                         580
                         50




                          0




                        250




                        200




                        150




    フリーキャッシュフ
                        100




                         50




                                        △600
       ロー                 0




                         -50
                               △1,270
                        -100




                        -150




                 (億円)           2019    2020   2023
                                実績      見通し    目標
※一過性要因による影響は除く                                        33
VISION 2020 これまでの経営戦略

1. 「プレステージファースト」によりスキンケア・メイクアップ・
 フレグランスを持つグローバルビューティーカンパニーを目指す

2. ブランドマーケティング投資の拡大によるオーガニック成⻑および
 M&Aによりトップラインを成⻑(CAGR+8%)させ、
 粗利拡大と経費率引き下げにより、2桁の営業利益率を達成する

3. アジア圏を基盤に、欧米での存在感とグローバル展開を実現する

4. R&D・サプライネットワーク・デジタル・ITへの投資を強化し、
 ⻑期成⻑基盤を構築する

5. マトリクス組織のもとグローバル経営体制(人材・組織・カルチャー)を
 確立する




                                       34
WIN 2023の実現に向けて これからの経営戦略

1. 「スキンビューティーカンパニー」
 高付加価値スキンビューティー領域をコア事業とし、
 2030年までに世界No.1を目指す

2. トップライン重視から、収益性とキャッシュフロー重視へと転換し、
 原価・販管費の改革により営業利益率15%を達成する

3. アジア圏(日本・中国・アジアパシフィック・トラベルリテール)を
 基軸とし、欧米の収益改革を急ぐ

4. デジタルを活用した事業モデルへの転換を加速、体制強化

5. R&D・サプライネットワーク・IT・人材などへの投資は継続し、
 他社との協業も含めて効率的に⻑期成⻑基盤を構築

6. CEO直轄で「グローバルトランスフォーメーション委員会」を設置し、
 確実な実行を推進する

                                     35
高付加価値スキンビューティー領域への注力
自社開発・オープンイノベーション・戦略的M&Aによるさらなるポートフォリオ強化
                            2019年                          2023年

  売上構成                      60%                            80%
                                Mental/       Science
                                Wellness
                                                           Japanese
                                                            Beauty
               Ingestible




                                                                       Clean/
                                                                       Natural

                                    高付加価値スキン
Personalized                        ビューティー領域
  Service
                                                                         Sustainability
                                                                      Inclusive/Conscious
                                    Suncare
                Beauty Device
                                                         Medical/
                                                        Dermatology
                                                                                            36
日本発ブランドのさらなるグローバル化




                     37
            多面的な美を提供するスキンケアブランドへ

                 ラグジュアリー
 サステナビリティ
                                  サンケア




               #ALIVEwithBeauty




イノベーション
(セカンドスキン)

                  ブランド体験           メンズ   38
新ブランドのグローバル展開を加速




 2021〜2022年:欧州主要国、    2021年:中国へ展開
 トラベルリテール、日本、
 中国、韓国、メキシコ、ブラジル

                                      39
新価値創造の事業化
        新たなスキンケアルーティンの創造
      〜スキンケアと美容機器の専門知見の融合〜




                     ×
                            ■ 中国 美容機器市場規模(億円)

• 日本の美容機器トップブランド、                  CAGR
 中国美容機器市場 No.1のヤーマン(株) との          +50%超
 JVによる事業運営
• 両社の専門性を駆使したイノベーションに
 よる新ブランド開発、ビジネスモデル構築         600

                                                   2020 40
• 2021年:中国・日本で発売予定          2017     2018   2019
                                                   見込み
                                                   ※コロナ前
デジタル・Eコマース事業の⾶躍的成⻑を実現

                    2019年       2023年目標
媒体費に占める
 デジタル比率             50%        90~100%

                   2019年         2023年


 Eコマース
             全社     13%          25%
 売上構成
 お客さま購買ベース

             中国     34%          50%

 デジタル・        本社にデジタルトランスフォーメーションチームを発足
データ分析の        日本事業:チーフデジタルオフィサー登用
専門人材強化        デジタルマーケティング専門人材 100名採用
 各地域の改革

 日本:「量から質へ」の転換によりローカル市場での持続的な高収益事業へ
           OMO ※1 などデジタル投資へのシフト

 中国:「第2の本社」としての組織機能拡充
           消費者データに基づいたブランド育成マーケティングを実施、
           Eコマース比率 2023年 50%へ

 アジアパシフィック:「選択と集中」による戦略市場の成長加速
 トラベルリテール:中国事業との連携強化によるさらなる収益性向上
 米州: D2Cへの大胆な転換、販管費抑制、2023年 OPM 5~10%目標 ※2
 欧州:フレグランス事業の収益向上、2023年 OPM 5~10%目標 ※2



※1 OMO(Online merge offlineの略):オンラインとオフラインを融合したマーケティング
※2 Centers of Excellenceコストおよびのれん等償却費を除く               42
WIN 2023 グローバルトランスフォーメーション委員会
 全体戦略の構築と実行管理・迅速な意思決定
 各地域構造改革案の策定と実行サポート
 非中核事業売却の推進・サポート
 新規投資・事業開発の推進・サポート
 本社部門 人材・組織・ケーパビリティ改革を推進

                     委員長
                   グループ CEO

                                   CFO


            グローバルトランスフォーメーションチーム
                  リーダー CSO


                     アジア                 トラベル
  本社   日本     中国              米州    欧州
                    パシフィック               リテール


                                                43
トランスフォーメーションのロードマップ

        抜本的な構造改革           再び成長軌道へ
        2020年   2021年      2022年     2023年
事業ポート      非中核事業の売却・撤退
フォリオの
 再構築               周辺領域の事業開発・戦略的M&A

           欧米の収益性改革

収益性改善   日本:ローカル事業を中心とした基盤再構築
           中国:「第2の本社」組織能力拡充と
              競争力向上
           デジタル・Eコマースを中心とした事業モデル改革
デジタル
 変革     グローバル標準のICTインフラ・
        オペレーション構築(FOCUS)



                                             44
New Normal でのサステナビリティへの取り組み
〜肌にやさしい手指消毒液をより多くの方のもとへ〜

 8月上旬一般販売開始!




                  医療現場に20万本寄贈 (撮影日:6月10日)
                                            45
「爱心接⼒ RELAY OF LOVE」プロジェクト
  「爱心バス」で中国7都市を巡回   美の⼒で元気と笑顔を届ける
  中国婦⼥発展基金会、および中国⻘少年発展基金会と専用基金を設立
環境(Clean Environment)への取り組み

 「SHISEIDO」
  化粧品業界 世界初
  新素材 サステナブル
  プラスチックパッケージを
  使用したリップパレットを販売
 (2020年11月)


 レフィル:
  1,000以上のSKUで展開    商品パッケージ リユース




                                    47
  働き方、ダイバーシティ&インクルージョンの進化

  「ジョブ型」人事制度の全社導入 1
                                                        ※




  「Shiseido Smart Work Style」
         リモートワークをベースとした
          働き方による生産性向上、
          環境・制度整備
         2021年 本格実施

  エンパワーメント
         ⼥性比率
          取締役会 46%、国内管理職 38% 2
                            ※


                                     ※
         ⼥性役員団体WCD 3 から表彰
          日本企業初!

  30% Club Japan
   「TOPIX社⻑会」
※1. BC除く ※2. 2021年1月見通し ※3. Women Corporate Directors       48
   世界で勝てる日本発の
グローバルビューティーカンパニーへ
~危機に打ち勝ち、構造転換の改革を進め、2023年に完全復活を目指す~




                                 49
補足1 上期                 売上高             報告セグメント別

                        2019年             2020年                          外貨     実質
                                                         前年差    前年比
             (億円)             構成比               構成比                     前年比     前年比

日                本    2,212   39.2%     1,505   36.0%    △707 △31.9% △31.9%     △31.8%

中                国    1,077   19.1%     1,000   23.9%     △76   △7.1%   △2.9%   △2.9%

アジアパシフィック              363      6.4%     262      6.3%   △101 △27.8% △26.6%     △26.6%

米                州     634    11.2%      367      8.8%   △267 △42.1% △40.9%     △45.2%

欧                州     482      8.5%     350      8.4%   △133 △27.5% △24.4%     △24.4%

トラベルリテール               638    11.3%      517    12.4%    △121 △19.0% △17.5%     △17.5%

プロフェッショナル                72     1.3%      56      1.3%    △16 △22.1% △20.4%     △20.4%

そ        の       他     169      3.0%     121      2.9%    △48 △28.3% △28.3%     △28.3%

合                計    5,646     100%    4,178     100% △1,468 △26.0% △24.5%     △24.7%

※1   セグメント変更については、補足11を参照。なお、前年実績は変更後の区分方法により作成したものを記載
                                                                                      51
 補足2 上期                事業別実績             日本・中国
     日本                        2019年                2020年
                                                                    前年差        前年比
                 (億円)                構成比                  構成比
         プ レ ス テ ー ジ           573     25.9%        310     20.6%      △263     △45.9%
         プ レ ミ ア ム           1,232     55.7%        830     55.1%      △402     △32.6%
         ライフスタイル               279     12.6%        249     16.5%       △30     △10.8%
         そ   の       他         128      5.8%        117      7.8%       △12      △9.1%
     売       上       高       2,212     100%       1,505     100%       △707     △31.9%
     事業撤退の影響を除く実質前年比△31.8%


     中国                       2019年                 2020年                       外貨
                                                                    前年差
                 (億円)                構成比                  構成比                  前年比
         プ レ ス テ ー ジ          501      46.5%        494     49.4%        △7          +3.0%
         コスメティクス              394      36.6%        293     29.3%      △100     △21.7%
         パーソナルケア              170      15.8%        203     20.3%       +33      +24.3%
         そ   の       他          12      1.1%         10      1.0%        △2     △15.7%
     売       上       高       1,077     100%       1,000     100%        △76      △2.9%
※1   2020年12月期より日本事業内のマネジメント体制を変更。従来の「コスメティクス」は「プレミアム」へ、「パーソナルケア」は「ライフスタイル」へと呼称を変更
     また、従来「その他」に計上していたヘルスケア事業や「エテュセ」等は「ライフスタイル」に計上。従来「その他」に計上していた次世代事業は「プレステージ」に計上
     なお、前年実績は変更後の区分方法により作成したものを記載
※2   セグメント変更については、補足11を参照。なお、前年実績は変更後の区分方法により作成したものを記載                                       52
 補足3 上期                営業利益              報告セグメント別
                               2019年                     2020年
                                         のれん等                      のれん等
                                営業       償却前              営業       償却前      前年差     前年比
                               利益率        営業             利益率        営業
               (億円)                      利益率                       利益率

 日                本      418    17.9%     17.9%     52     3.2%      3.3%   △366    △87.5%
 中                国      180    16.7%     16.8%     77     7.6%      8.1%   △103    △57.4%
 アジアパシフィック                32     8.4%      8.5%    △6    △2.3%     △1.5%     △38          -
 米                州     △32    △3.7%     △0.7%    △186 △39.6% △33.6%        △154          -
 欧                州     △50    △9.3%     △7.8%    △99 △25.0% △22.1%          △49          -
 トラベルリテール                171    26.7%     26.7%     75    14.5%     15.2%    △96    △56.0%
 プロフェッショナル                 2     3.0%      3.0%      0     0.3%      0.3%     △2    △93.1%
 そ        の       他     △12    △1.3%     △1.3%      94    10.5%     10.7%    +106         -
 小                計      709    10.4%     11.0%      7     0.1%      1.1%   △702    △99.0%
 調        整       額     △19          -        -   △42          -        -    △22          -
 合                計      690    12.2%     12.9%   △34    △0.8%       0.4%   △724          -

※1   営業利益率は、セグメント間の内部売上高を含めた売上に対する比率
※2   セグメント変更については、補足11を参照。なお、前年実績は変更後の区分方法により作成したものを記載                                  53
補足4 上期                 販売管理費


                                    2020年
                                                                               外貨
                                                           前年差        前年比
                                     構成比         率差                            前年比
                (億円)


販 売 管 理 費                   3,204      76.7%     +9.4pt      △597     △15.7%   △14.2%

     マーケティング
                            1,621      38.7%     +2.0pt      △453     △21.8%   △20.1%
     投     資 ※1
     ブランド開発・
                              186        4.5%    +0.7pt        △27    △12.8%   △11.6%
     研究開発投資

     人      件      費          585      14.0%     +2.6pt        △58     △9.1%   △7.6%

     経             費          813      19.5%     +4.1pt        △58     △6.7%   △5.6%


※1   BC人件費等を含む
※2   2020年12月期より、従来「ブランド開発費」に計上していた媒体製作費を「マーケティング投資」に計上する等、費用計上区分の一部見直しを実施
     なお、前年実績は変更後の区分方法により作成したものを記載                                                       54
補足5 上期                    営業外損益・特別損益

                    営業外損益                                   特別損益
                    (億円)   2019年       2020年
                                                                 2019年       2020年
                                                          (億円)
    受   取       利     息            6           4
                                             新型コロナウイルス
                                                                         -     △148
    支   払       利     息       △9         △12 感 染 症 関 連 損 益

利       息       収     支       △3          △8 投 資 有 価 証 券
                                                                     11              3
                                             売  却  損   益
補   助       金   収     入        11          25
                                                   構 造 改 革 費 用      △12              -
為   替       差   損     益      △22         △25
                                                   事 業 撤 退 損             -       △9

そ           の         他            4     △21 固定資産処分損等               △11          △7

合                     計      △10         △29 合              計       △13        △161


                                                                                     55
 補足6 上期                    貸借対照表

                           2020/6末       増減                                 2020/6末       増減
                                      (対2019/12末)                                      (対2019/12末)
                    (億円)                                            (億円)

流       動       資     産       4,842        △484 負                       債      6,921        △88
                                                        仕   入   債   務   ・
    現       預         金       1,000        △103                                1,334       △526
                                                        未       払       金

    売   上       債     権       1,337        △392         有   利   子   負   債      3,241        +759

                                                        賞   与   引   当   金       122        △129
    た な 卸 資 産                 1,948        +137
                                                        ⻑   期   未   払   金       521         +30
固       定       資     産       6,877         +15
                                                    純           資       産      4,798       △380
    有 形 固 定 資 産               3,190         +43         株   主       資   本      4,708       △333
                                                        その他包括利益
    無 形 固 定 資 産               2,493           +1                               △103         △27
                                                        累  計  額

    投 資 そ の 他                 1,194         △28         非支配株主持分                 180         △22

資           産         計      11,719        △469 負 債 ・ 純 資 産 計                 11,719       △469
為替レート                                                                             ※主要な勘定科目のみ
2020/6末:ドル=107.7円(△0.7%)、ユーロ=120.8円(△0.8%)、中国元=15.2円(△2.3%)
2019/12末:ドル=108.5円、ユーロ=121.8円、中国元=15.6円                                                         56
補足7 上期                設備投資・減価償却費等

                                                               2020年
                                         2019年上期    2020年上期
                            (億円)
                                                               見通し

                                ※1   0
設         備    投    資       等                 641        426       920

      有   形    固    定    資      産             506        250       660

      無 形 固 定 資 産 他                           135        176       260

減         価     償       却       費             268        307       630

      有   形    固    定    資      産             152        186

      無 形 固 定 資 産 他                           116        121

研         究     開       発       費             157        133       290

※1.   資本的⽀出、有形固定資産、無形固定資産(のれん、商標権等を除く)および⻑期前払費⽤への投資
                                                                         57
補足8 第2四半期                     売上高         報告セグメント別

                        2019年            2020年                           外貨      実質
                                                         前年差    前年比
             (億円)             構成比              構成比                      前年比     前年比

日               本     1,125   38.6%     648      34.0%   △476 △42.4% △42.4% △42.2%

中               国      552    18.9%     555      29.1%     +3   +0.6%   +5.8%   +5.8%

アジアパシフィック              173      5.9%    111       5.8%    △62 △36.1% △34.8% △34.8%

米               州      357    12.3%     134       7.0%   △223 △62.4% △61.2% △65.6%

欧               州      232      8.0%    145       7.6%    △87 △37.4% △34.7% △34.7%

トラベルリテール               351    12.1%     239      12.5%   △112 △31.9% △30.4% △30.4%

プロフェッショナル               37      1.3%     27       1.4%    △9 △25.4% △23.5% △23.5%

そ        の      他       83      2.9%     49       2.6%    △35 △41.4% △41.4% △41.4%

合               計     2,910     100%   1,909     100% △1,001 △34.4% △32.8% △32.6%


※1   セグメント変更については、補足11を参照。なお、前年実績は変更後の区分方法により作成したものを記載
                                                                                      58
 補足9 第2四半期                     営業利益            報告セグメント別

                              2019年                      2020年
                                        のれん等                       のれん等
                               営業       償却前               営業       償却前      前年差    前年比
                              利益率        営業              利益率        営業
              (億円)                      利益率                        利益率

日                本      192     15.9%    16.0%    △28    △3.9%     △3.8%    △220         -
中                国       50      9.1%     9.2%      24     4.3%      4.7%    △26 △52.4%
アジアパシフィック                 8      4.4%     4.5%    △17 △14.6% △13.7%          △25         -
米                州       13      2.6%     5.2%    △98 △57.8% △51.8%         △110         -
欧                州     △32 △12.1% △10.5%          △34 △20.7% △17.3%          △2          -
トラベルリテール                 96     27.3%    27.3%      25    10.6%     11.3%    △70 △73.5%
プロフェッショナル                 2      4.5%     4.5%     △0    △1.5%     △1.5%     △2          -
そ         の      他     △26     △5.8%    △5.8%       52    11.5%     11.8%    +77         -
小                計      303      8.6%     9.1%    △76    △3.1%     △2.2%    △379         -
調         整      額      △3          -         -   △23          -        -    △20         -
合                計      300     10.3%    11.0%    △99    △5.2%     △4.0%    △400         -
※1   営業利益率は、セグメント間の内部売上高を含めた売上に対する比率
※2   セグメント変更については、補足11を参照。なお、前年実績は変更後の区分方法により作成したものを記載                                   59
補足10 通期                    報告セグメント別                      売上高見通し
                                                                前年比
                            2019年                                                      2019年
                                          2020年                  外貨          実質
                            組換後                                                        組換前
                (億円)                                            前年比         前年比※2

     合                計          11,315     9,530    △15.8%        △15%         △16%    11,315

     日                 本          4,309     3,255    △24.5%        △24%         △24%     4,516

     中                 国          2,162     2,380      +10.1%       +13%        +13%     2,162

     ア    ジ    ア
                                   698       595     △14.8%        △13%         △13%      698
     パ シ フ ィ ッ ク

     米                 州          1,230      940     △23.6%        △22%         △33%     1,243

     欧                 州          1,184      990     △16.4%        △15%         △15%     1,184

     トラベルリテール                     1,228      960     △21.8%        △20%         △20%     1,022

     プロフェッショナル                     147       125     △14.9%        △14%         △14%      147

     そ        の        他           357       285     △20.2%        △20%         △20%      343

2020年通期想定レート        ドル=108.0円 (前年比△1.0%)、ユーロ=120.7円 (△1.1%)、中国元=15.3円 (△3.2%)

※1   セグメント変更については、補足資料11を参照
※2   「Drunk Elephant」の買収影響等を除く                                                                 60
補足11 新旧報告セグメントの主な変更
           2019年                                                            2020年
          セグメント                                                            セグメント

             日本
                                     日本国内の空港免税事業等
         ㈱ザ・ギンザ                                                        トラベルリテール
                                       「THE GINZA」の
                                      ブランドホルダー機能
                                                                              その他
     「エリクシール」
      「アネッサ」
    ブランドホルダー機能                                                                その他


             米州
    ベアエッセンシャル㈱                                                                その他
      (日本国内で事業運営)

       Technology
                                                                              その他
    Acceleration Hub等

※ 2020年12月期より、当社グループ内の業績管理区分の一部見直しを実施。(1)従来「日本事業」に計上していた㈱ザ・ギンザにおける日本国内の空港免税事業等の業績は「トラベル
  リテール事業」へ計上し、同子会社のブランド「THE GINZA」のブランドホルダー機能に係る業績を「その他」に計上。(2)従来「米州事業」に計上していた日本国内で事業運営
  するベアエッセンシャル㈱の業績とTechnology Acceleration Hub の業績等は「その他」へ計上。(3)資生堂ジャパン㈱から㈱資生堂へのエリクシールおよびアネッサブランドの
  ブランドホルダー機能(グローバルマーケティング戦略立案、商品開発、コミュニケーション・クリエイティブ開発、ブランド経営管理の機能等)の移管に伴い、従来「日本事業」に
  計上していた両ブランドのブランドホルダー機能に係る業績を「その他」へ計上                                                              61