4588 Ｍ－オンコリスバイオ 2019-12-12 15:00:00
がんのウイルス療法「テロメライシン（OBP-301）」のライセンス契約に係わるマイルストーン達成に関するお知らせ（開示事項の経過報告） [pdf]
2019 年 12 月 12 日
各 位
会 社 名 オンコリスバイオファーマ株 式 会 社
代表者名 代表取締役社長 浦田 泰生
（コード番号：4588）
問 合 せ先 取 締 役 管 理 担 当 吉 村 圭 司
（TEL 03-5472-1578）
がんのウイルス療法「テロメライシン（OBP-301）」のライセンス契約に係わる
マイルストーン達成に関するお知らせ（開示事項の経過報告）
オンコリスバイオファーマ株式会社（以下、「オンコリス」）と中外製薬株式会社（以下、「中外製薬」）は、がん
のウイルス療法「テロメライシン（OBP-301）」（以下、「テロメライシン」）に関して、2019 年４月８日にライセン
ス契約（以下、「本契約」）を締結しています。現在進行中の臨床試験において事前に設定した基準を満たし、
本契約に係わるマイルストーンを達成しました旨、オンコリスは中外製薬から通知を受けましたので、お知らせします。
今回の達成に伴いオンコリスは中外製薬から、本契約に基づき第 1 回マイルストーンとして５億円を中外製薬よ
り受領します。両社は引き続き協力して本品目の開発を実施してまいります。
経営者コメント
オンコリスバイオファーマ株式会社 代表取締役社長 浦田 泰生
「テロメライシンの開発が確実に進展しており、今回、第 1 回目のマイルストーンが達成できたことを大変嬉しく思
います。今後も、中外製薬と共にテロメライシンの臨床展開を拡大していきたいと思います。日本オリジナルのウイ
ルス療法テロメライシンが、早く臨床現場で活用されることを期待しています。」
本件により 2019 年 12 月期のオンコリス売上高に、第１回マイルストーン金額である５億円が計上されます。
なお、2019 年 11 月１日に開示しました 2019 年 12 月期第３四半期決算短信に記載のとおり、オンコリス
は現時点では業績に与える未確定な要素が多いことから、2019 年 12 月期の業績予想は適正かつ合理的な数
値の算出が困難な状況と考えており、予想の公表をしておりません。
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オンコリスバイオファーマについて
オンコリスバイオファーマは、ウイルス遺伝子改変技術を活用した新規がん治療薬、新規がん検査薬の開発を行
い、がんや重症感染症領域の医療ニーズ充足に貢献することを目指しています。特にがん領域では、腫瘍溶解ウイ
ルスのプラットフォームをベースに、がんのウイルス療法テロメライシンとその次世代版の開発を進めると共に、がんの早
期発見または術後検査を行う新しい検査薬のテロメスキャン等を揃えることで、がんの早期発見・初期のがん局所
治療・術後検査・転移がん治療を網羅するパイプラインを構築しています。詳細は www.oncolys.com をご覧下
さい。
テロメライシンについて
テロメライシンは、がん細胞で特異的に増殖し、がん細胞を破壊することができるように遺伝子改変した５型のア
デノウイルスです。５型のアデノウイルスは風邪の症状を引き起こすもので、自然界にも存在します。テロメライシンは、
がん細胞で特異的に増殖することでがん細胞を溶解させる強い抗腫瘍活性を示すことや、正常な細胞の中では増
殖能力が低いために、臨床的な安全性を保つことが期待されています。現在まで、嘔吐・脱毛・造血器障害等の
重篤な副作用は報告されていないことから患者さんの QOL（Quality of Life）の向上が期待されます。更に近
年の研究により、ウイルス療法によって破壊されたがん細胞は、その特異的な抗原のシグナルを樹状細胞等の免疫
細胞に直接伝えることにより、がん免疫を誘導できることが示唆され、近年その有効性が注目されている抗 PD-1 抗
体等の免疫チェックポイント阻害剤との併用により、全身的な抗がん作用が期待されています。
以 上
本件に関するお問い合わせ先
オンコリスバイオファーマ株式会社 財務部
Tel: 03-5472-1578
E-mail：oncolys_information@oncolys.com
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