4588 M-オンコリスバイオ 2019-10-30 15:00:00
次世代テロメライシンOBP-702に関する岡山大学との業務請負契約締結の件 [pdf]
2019 年 10 月 30 日
各 位
会 社 名 オンコリスバイオファーマ株式会社
代 表 者 名 代 表 取 締 役 社 長 浦 田 泰 生
(コード番号:4588)
問 合 せ 先 取 締 役 管 理 担 当 吉 村 圭 司
(TEL.03-5472-1578)
次世代テロメライシン OBP-702 に関する
岡山大学との業務請負契約締結の件
オンコリスバイオファーマ株式会社(以下、「当社」)は、国立大学法人岡山大学(以下、「岡
山大学」)と次世代テロメライシン OBP-702 に関する業務請負契約の締結に関して合意しまし
たので、お知らせいたします。
当社が開発を進めています OBP-702 は、がんのウイルス療法テロメライシン(OBP-301)の遺
伝子構造を一部改変し、多彩ながん抑制機能を有するがん抑制遺伝子 p53 を組み込むことに
より武装化させた次世代テロメライシンです。このウイルスはテロメライシンが本来持っている
「ウイルス増殖による腫瘍溶解作用」と、組み込んだ p53 遺伝子による「がん細胞が増えるのを
止めたり、がん化した細胞を自然死(アポトーシス)させたり、がんに対する免疫を強くしたりす
るなどの作用」の双方の効果を発現させることにより、より強力な抗腫瘍効果を示すことが期待
されています。
現在、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科藤原俊義教授の研究グループでは、国立研
究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の助成を受け、OBP-702 の実用化に向けた前臨
床試験を進めています。今回、当社は岡山大学からの委託を受け、次世代テロメライシン
OBP-702 の前臨床試験のうち、製造法並びに品質試験法の開発検討を受託することになりま
した。
当社は今後、次世代テロメライシン OBP-702 の研究開発を促進させ、2022 年までに臨床試
験開始を目指していきます。
なお、本件に関する収入は、2020 年 12 月期業績への寄与を見込んでいます。
以 上