4588 M-オンコリスバイオ 2021-10-26 15:30:00
新型コロナウイルス感染症治療薬OBP-2011のハムスター感染モデルを用いた有効性に関するお知らせ [pdf]

                                                   2021年10月26日


各 位
                   会   社       名   オンコリスバイオファーマ株式会社
                   代 表 者 名         代 表 取 締 役 社 長   浦田     泰生
                                             (コード番号:4588)
                   問 合 せ 先         取    締     役    吉村     圭司
                                             (TEL.03-5472-1578)



        新型コロナウイルス感染症治療薬 OBP-2011 の
      ハムスター感染モデルを用いた有効性に関するお知らせ

 当社が現在開発中の新型コロナウイルス感染症治療薬 OBP-2011 に関して、ハムスター感
染モデルを用いた薬理試験で有効性が確認されましたので、お知らせいたします。

 当社は、新型コロナウイルスに対して感受性を有するゴールデンシリアンハムスターに野
生型コロナウイルスを感染させた後、OBP-2011 を4日間連続経口投与した結果、肺組織中の
感染性ウイルス量を有意に減少させることを確認いたしました。今回の薬理試験の結果は、
新規メカニズムであるヌクレオカプシド阻害剤の有効性を初めて生体レベルで確認する結果
となりました。

 OBP-2011 はこれまで、野生型の新型コロナウイルスに加え、特に感染力が強いと言われて
いるインド型「デルタ株」をはじめ、イギリス型「アルファ株」    、ブラジル型「ガンマ株」お
よび南アフリカ型「ベータ株」の変異株や、重症急性呼吸器症候群(SARS)および中東呼吸
器症候群(MERS)のウイルスに対しても効果を有することが確認されており、幅広いコロナ
ウイルスに対してウイルス増殖抑制効果を有することが細胞培養系の実験によって証明され
ています。

 現在、当社は、OBP-2011 の前臨床試験や治験薬の GMP 製造を進めており、2022 年上半期
までに臨床試験を開始し、   OBP-2011 が1日も早くコロナウイルス感染患者の治療に応用され、
“マスクのいらない世界の実現”に貢献することを目指してまいります。

 なお、本件による2021年12月期業績への影響はありません。

                                                          以   上




                           1