4588 M-オンコリスバイオ 2021-08-16 08:30:00
OBP-601(Censavudine, TPN-101)の神経変性疾患を対象とした2つのPhase2臨床試験に関するお知らせ [pdf]

                                                           2021年8月16日


各 位
                           会   社       名   オンコリスバイオファーマ株式会社
                           代 表 者 名         代 表 取 締 役 社 長   浦田     泰生
                                                     (コード番号:4588)
                           問 合 せ 先         取    締     役    吉村     圭司
                                                     (TEL.03-5472-1578)



  OBP-601(Censavudine, TPN-101)の神経変性疾患を対象とした
          2つの Phase2臨床試験に関するお知らせ

 当社は、2020 年6月に Transposon Therapeutics, Inc.(以下、
                                               「Transposon 社」
                                                            )と核酸系逆転
写酵素阻害剤 OBP-601(Censavudine, TPN-101)の独占的ライセンス契約を締結しています。
この度、Transposon 社が2つの神経変性疾患を対象とした米国 Phase2臨床試験の新薬臨床試
験開始届(IND)を米国食品医薬品局(FDA:Food and Drug Administration)へ申請し、審査
手続きが完了しましたので、お知らせいたします。

  今回、Transposon 社によって開始される2つの臨床試験の対象疾患は、              「進行性核上性麻痺
(PSP:Progressive Supranuclear Palsy)
                                   」と「筋萎縮性側索硬化症(ALS:Amyotrophic Lateral
Sclerosis)及び前頭側頭型認知症(FTD:Frontotemporal Degeneration)
                                                    」です。これらの疾患は
指定難病であり、未だ有効な治療法が確立されていません。
  なお、何れの臨床試験も、プラセボを比較対象とした二重盲検試験で実施されます。

  当社は2006年にYale大学からOBP-601を導入し、2010年にBristol-Myers Squibb Co.(以下
「BMS社」)へ導出し、抗HIV薬のPhase 2b臨床試験を完了しましたが、2014年にBMS社
の戦略変更を理由にライセンス契約は終了しました。その後、当社はTransposon社へOBP-
601を再び導出し、今回のINDに至っています。

 当社は、引き続き、Transposon社と継続的に合同開発委員会を開催し、OBP-601がこれま
でにない神経変性疾患の治療薬へ開発されることをサポートしてゆきます。

 本件による2021年12月期の当社業績への影響はありません。


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