4588 M-オンコリスバイオ 2021-07-26 15:00:00
新型コロナウイルス感染症治療薬OBP-2011のインド型及び南アフリカ型変異コロナウイルスへの効果に関するお知らせ [pdf]

                                                        2021年7月26日


各 位


                        会   社       名   オンコリスバイオファーマ株式会社
                        代 表 者 名         代 表 取 締 役 社 長   浦田     泰生
                                                  (コード番号:4588)
                        問 合 せ 先         取    締     役    吉村     圭司
                                                  (TEL.03-5472-1578)



         新型コロナウイルス感染症治療薬 OBP-2011 の
        インド型及び南アフリカ型変異コロナウイルスへの
               効果に関するお知らせ

 当社は、現在開発中の新型コロナウイルス感染症治療薬 OBP-2011 に関して、インド型及
び南アフリカ型の変異コロナウイルスに対する有効性を鹿児島大学ヒトレトロウイルス学共
同研究センターとの共同研究で確認しましたので、お知らせいたします。

 変異型コロナウイルスの中でも特に感染力が強いと言われているインド型変異コロナウイ
ルス「デルタ株」に対して、OBP-2011 が野生型株と同等の活性を示すことを細胞培養系の実
験で確認しました。さらに、これまで明らかになっていたイギリス型「アルファ株」                、ブラジ
ル型「ガンマ株」に加えて、南アフリカ型「ベータ株」に対しても同様な活性が確認されま
した。
 この結果、 OBP-2011 は、世界保健機関(WHO)が懸念すべき変異株(VOC: Variants of Concern)
として指定するイギリス型、ブラジル型に続きインド型及び南アフリカ型の全ての VOC に
対する効果が確認できました。また、この結果に加え,OBP-2011 は、重症急性呼吸器症候群
(SARS)および中東型呼吸器症候群(MERS)ウイルスに対しても効果を示しており、幅広
いコロナウイルス増殖抑制効果を持つことが確認されました。

 現在、当社は OBP-2011 の前臨床試験や治験薬の GMP 製造を進めており、  2022 年上半期ま
でに臨床試験の開始を目指すと共に、     OBP-2011 が早期コロナウイルス感染患者の治療に応用
されることを期待しています。

 なお、本件に関する2021年12月期業績への影響はありません。

                                                                以 上




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