4588 M-オンコリスバイオ 2021-06-14 08:30:00
新型コロナウイルス感染症治療薬OBP-2011のSARS及びMERSへの効果に関するお知らせ [pdf]

                                                     2021年6月14日
各 位
                     会   社       名   オンコリスバイオファーマ株式会社
                     代 表 者 名         代 表 取 締 役 社 長   浦田     泰生
                                               (コード番号:4588)
                     問 合 せ 先         取 締 役 管 理 担 当   吉村     圭司
                                               (TEL.03-5472-1578)



         新型コロナウイルス感染症治療薬 OBP-2011 の
         SARS 及び MERS への効果に関するお知らせ

 当社は、現在開発中の新型コロナウイルス感染症治療薬 OBP-2011 に関して、重症急性呼
吸器症候群(SARS)ウイルスや、中東型呼吸器症候群(MERS)ウイルスに対して、 OBP-2011
が高い活性を示すことを細胞培養系の実験で確認しました。この効果は、新型コロナウイル
ス感染症治療薬として承認されているレムデシビル(商品名ベクルリー:ギリアド社)と比
べて同等以上であることが示されました。

 現在問題となっている新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大は、2002 年の重症急性
呼吸器症候群(SARS)   、2012 年の中東型呼吸器症候群(MERS)に次いで、今世紀に入って
3度目のコロナウイルスによるパンデミックです。       2021 年3月 23 日に報告しましたように、
OBP-2011 は、現在感染拡大している変異ウイルスにも高い効果を示しています。今回の実験
結果は、将来引き続いて発生することが予測されているコロナウイルスによるパンデミック
に対しても、OBP-2011 が有効な治療薬となる可能性を示唆するものです。

 現在、当社は OBP-2011 の前臨床試験や治験薬 GMP 製造を急いでおり、2022 年の臨床試
験開始を目指しています。

 なお、本件に関する2021年12月期業績への影響はありません。

                                                             以 上




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