4588 M-オンコリスバイオ 2021-05-06 15:00:00
テロメライシン(OBP-301)の頭頸部がんを対象とした米国Phase2医師主導治験 第一例目への投与開始のお知らせ [pdf]

                                                      2021年5月6日
各 位
                        会    社    名   オンコリスバイオファーマ株式会社
                        代 表 者 名       代 表 取 締 役 社 長   浦田     泰生
                                                (コード番号:4588)
                        問 合 せ 先       取 締 役 経 理 担 当   吉村     圭司
                                                (TEL.03-5472-1578)



       テロメライシン(OBP-301)の頭頸部がんを対象とした
      米国 Phase2医師主導治験 第一例目への投与開始のお知らせ

 当社は、米国で準備が進められていた頭頸部がんを対象としたテロメライシ(OBP-301)の Phase2
医師主導治験(以下、「本治験」     )について、第一例目の患者様への投与が開始された旨、連絡を受け
ましたのでお知らせいたします。本治験は、米国ニューヨーク州を拠点とするコーネル大学医学部血
液・腫瘍内科准教授の Dr. Doru Paul らを中心とする研究グループが進めるもので、当社は同グループ
と本治験の実施に関する契約を締結しています。

  本治験は、手術不能な再発性または進行性の頭頸部がんの患者様を対象として、  放射線および抗 PD-
1 抗体ペムブロリズマブによる標準治療に、テロメライシンを併用した場合の有効性と安全性を検討
します。頭頸部がんは、社会生活を送る上で重要な機能が阻害される難治性のがんで、現在、手術や
放射線治療が有効な治療法とされていますが、患者様の生活の質を著しく低下させる可能性が高く、
治療における課題が多く残された領域です。本治験では、局所作用としてのテロメライシンと放射線
治療の併用による相乗効果に加え、全身作用としての抗 PD-1 抗体との併用による臨床効果を検討し、
新たな頭頸部がんの治療法開発を目指しています。

 また、本治験は、第1ステージ、第2ステージの2段階で構成されており、目標症例数を 36 例とし
ています。今後、当社は、第1ステージにおける 12 例の評価を 2022 年に行い、本治験の継続可否の
判断を行う計画です。

 当社はこれからも、
         「がんを切らずに治す」というコンセプトに基づいたテロメライシンの開発を進
め、未来のがん治療法の発展に貢献することを目指していきます。

 本件に関する 2021 年 12 月期業績への影響はありません。



                                                             以 上




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<テロメライシンの開発一覧>         2021 年5月6日現在




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