4588 Ｍ－オンコリスバイオ 2021-04-20 16:30:00

新型コロナウイルス感染症治療薬OBP-2011の共同開発契約に関するお知らせ [pdf]

                                                    2021年４月20日


各 位


                    会   社       名   オンコリスバイオファーマ株式会社
                    代 表 者 名         代 表 取 締 役 社 長   浦田     泰生
                                              （コード番号：4588）
                    問 合 せ 先         取 締 役 経 理 担 当   吉村     圭司
                                              （TEL.03-5472-1578）


         新型コロナウイルス感染症治療薬 OBP-2011 の
            共同開発契約に関するお知らせ

 当社は、現在開発を進める新型コロナウイルス感染症治療薬 OBP-2011 に関して、前臨床・
臨床試験の実施支援をはじめとした医薬品開発関連事業を行う株式会社新日本科学（以下、
「新日本科学」という）と共同開発契約（以下、「本契約」という）を締結することを合意い
たしましたので、お知らせいたします。

 OBP-2011 は、新型コロナウイルス感染症の発症初期に対する経口治療薬を目指し、現在、
前臨床試験が進められています。本契約は、今後予定されている OBP-2011 の前臨床試験に
おける開発スピードを上げ、臨床試験開始までの期間を短縮することを第一の目的としてい
ます。

 また、OBP-2011 は、現在までに行われた探索的な薬物動態試験や安全性試験において、経
口吸収性が認められ、一方で、問題となる毒性の兆候は認められていません。薬理試験にお
いては、ブラジル型やロンドン型などの変異型コロナウイルスに対しても効果が期待できる
ことなどが確認されています。

 さらに、当社は、OBP-2011 原薬の GMP 製造についても、すでに岩城製薬株式会社と委託
に関する基本合意を行っています。当社が有するウイルス学に立脚した創薬技術を駆使する
とともに、鹿児島大学、および岩城製薬、新日本科学との開発体制を活かし、2022 年上半期
には、臨床試験の開始に必要となる主要な薬理試験、薬物動態試験、あるいは安全性試験な
ど OBP-2011 に関わる前臨床試験を完了し、直ちに治験届を提出することを目標としていま
す。

 本件による 2021 年 12 月期業績への影響は軽微であり、2021 年２月 12 日に開示しました
通期業績予想に織り込み済みです。なお、現時点で、当社と新日本科学の間で、OBP-2011 の
知的財産権に関する権利関係は発生していません。

                                                            以 上




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