4588 Ｍ－オンコリスバイオ 2020-12-10 17:00:00
朝日インテック株式会社及びオンコリスバイオファーマ株式会社の資本業務提携に関するお知らせ [pdf]
2020 年 12 月 10 日
各 位
会 社 名 ： 朝日インテック株式会社
代表者名 ： 代表取締役社長 宮田 昌彦
（コード ： 7747 東証第一部・名証第一部）
問合せ先 ： 取締役 管理本部長 伊藤 瑞穂
（TEL：0561-48-5551）
会 社 名 ： オンコリスバイオファーマ株式会社
代表者名 ： 代表取締役社長 浦田 泰生
（コード ： 4588 東証マザーズ）
問合せ先 ： 取締役 管理担当 吉村 圭司
（TEL：03-5472-1578）
朝日インテック株式会社及びオンコリスバイオファーマ株式会社の
資本業務提携に関するお知らせ
朝日インテック株式会社（代表取締役社長：宮田昌彦、本社：愛知県瀬戸市。以下「朝日イ
ンテック」といいます。）及びオンコリスバイオファーマ株式会社（代表取締役社長：浦田泰
生、本社：東京都港区。以下「オンコリスバイオファーマ」といいます。）は、2020 年 12 月
10 日開催の各社の取締役会において、オンコリスバイオファーマが朝日インテックを割当予定
先として第三者割当の方法により普通株式 118,600 株を発行し、朝日インテックがこれを取得
することで、オンコリスバイオファーマに資本参加するとともに、当該２社の間で相互にがん
治療分野における更なる成長可能性を追求し、友好パートナーとしてあり続けることを目的と
した、オンコリスバイオファーマ株式会社普通株式第三者割当て契約証書兼資本業務提携に関
する契約書（以下「本契約」といいます。）を締結することを決議いたしましたので、お知ら
せいたします。
なお、当該第三者割当につきましては、オンコリスバイオファーマが本日付で発表いたしま
した「新株式及び第 18 回新株予約権（行使価額修正条項付）の第三者割当による発行並びに
ファシリティ契約（行使停止指定条項付）の締結に関するお知らせ」をご参照ください。
１．資本業務提携の理由・目的
オンコリスバイオファーマの主力パイプラインであるがんのウイルス療法テロメライシ
ン(OBP-301)や次世代テロメライシン OBP-702 などの腫瘍溶解ウイルスは、日常生活を悪化
させるような固形がんに応用されます。テロメライシンや OBP-702 は低分子医薬品と比較
して品質管理が難しく製造コストが高額になるバイオ医薬品であり、バイオ医薬品を臨床
現場の熟練した手技に依存せずに患部へ適量且つ適切に投与することが可能なデバイスが
重要になります。
朝日インテックは、世界有数のカテーテルメーカーとして医療機器分野で事業を全世界
で展開しています。朝日インテックとオンコリスバイオファーマは、2015 年から腫瘍溶解
ウイルスを適切に投与するデバイスについて情報交換を行ってきました。両社は、臨床現
場への複数回のヒアリングを通じて医療ニーズを吸い上げ、ウイルス療法の発展をより速
めるため積極的な展開を行うことを検討した結果、今回の資本業務提携に至りました。今
回の資本業務提携を通じて、朝日インテックは、世界有数のカテーテルメーカーとして築
いたデバイス開発の知見を活かしてオンコリスバイオファーマが開発する腫瘍溶解ウイル
スを食道がんなどの内臓がんへ適切に投与するデバイスの開発を推進します。また、オン
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コリスバイオファーマは、創業以来築いた腫瘍溶解ウイルスの知見を活かして、がんのウ
イルス療法の医療現場での取り扱いをより容易にし、未だ満たされていない医療ニーズの
解消に貢献する方針です。両者は相互の更なる成長可能性を追求し、友好パートナーとし
てあり続けることを目標としています。
なお、オンコリスバイオファーマは、主力パイプラインであるがんのウイルス療法テロ
メライシン(OBP-301)の日本と台湾の独占的なライセンス及び中国圏を除く全世界のオプ
ション権を中外製薬株式会社（以下「中外製薬」といいます。）に付与しています。2020
年 10 月の中外製薬による発表では、2022 年にテロメライシン（OBP-301）の承認申請を計
画しています。
２．資本業務提携の内容等
（１）業務提携の概要
朝日インテックは、世界有数のカテーテルメーカーとして築いたデバイス開発の知見を
活かして、オンコリスバイオファーマが開発する腫瘍溶解ウイルスを食道がんなどの内臓
がんへ適切に投与するデバイスの開発を推進します。また、オンコリスバイオファーマは、
創業以来築いた腫瘍溶解ウイルスの知見を活かして、がんのウイルス療法の医療現場での
取り扱いをより容易にし、未だ満たされていない医療ニーズの解消に貢献する方針です。
朝日インテックは、オンコリスバイオファーマが新たに開拓した腫瘍溶解ウイルス市場で、
自社デバイスの販売拡大を見込んでいます。
朝日インテックとオンコリスバイオファーマは、相互に業務面で強固な関係を築き、が
ん治療分野における未だ満たされていない医療ニーズの充足に向けた体制を築いていきま
す。
（２）資本提携の概要
朝日インテックは、オンコリスバイオファーマが第三者割当の方法により新たに発行す
る普通株式 118,600 株（同社発行済株式総数（2020 年６月 30 日現在）の 0.83％）を、取
得価額 1,685 円で取得する予定です。当該第三者割当に関する詳細は、オンコリスバイオ
ファーマが本日付で別途公表しております「新株式及び第 18 回新株予約権（行使価額修正
条項付）の第三者割当による発行並びにファシリティ契約（行使停止指定条項付）の締結
に関するお知らせ」をご参照ください。
また、朝日インテックはオンコリスバイオファーマ株式を中長期的に保有する方針です。
オンコリスバイオファーマは、朝日インテックと、朝日インテックが払込期日から２年以
内に本第三者割当により発行される株式の全部又は一部を譲渡した場合には、その内容を
オンコリスバイオファーマに対して書面により報告すること、オンコリスバイオファーマ
が当該報告内容を株式会社東京証券取引所に報告すること、及び当該報告内容が公衆の縦
覧に供されることに同意することにつき、確約書を締結いたします。
３．経営者コメント
朝日インテック 代表取締役社長 宮田 昌彦
「オンコリスバイオファーマ株式会社のウイルス療法は、がん治療における一つのブ
レークスルーになると考えております。到達の難しい患部へのアクセスを可能とする、当
社のガイドワイヤー・カテーテル技術と組み合わせる事で、より多くの患者さまへウイル
ス療法を受ける機会を提供できると確信しております。」
オンコリスバイオファーマ 代表取締役社長 浦田 泰生
「朝日インテック株式会社は血管内治療用のガイドワイヤー・カテーテルを中心に開
発・製造・販売し、世界でも非常に高い評価を受けてきた企業です。この技術を応用発展
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させ、当社が開発する腫瘍溶解ウイルスの消化管などへの投与をより容易かつ的確にして、
医療現場での取り扱いを容易にさせることは、がんのウイルス療法発展には不可欠の技術
であると考えます。」
４．各社の概要
（１）朝日インテックの概要
(１) 名称 朝日インテック株式会社
(２) 所在地 愛知県瀬戸市暁町３番地 100
(３) 代表者の役職及び氏
代表取締役社長 宮田 昌彦
名
(４) 主な事業内容 医療機器の開発・製造・販売
極細ステンレスワイヤーロープ及び端末加工品等の開発・製
造・販売
(５) 資本金 6,403,311 千円
(６) 設立年月日 1976 年７月８日
(７) 大株主及び持株比率 ボウエンホールディングス㈱ 8.85％
(2020 年６月 30 日現 日本マスタートラスト信託銀行㈱（信託口） 8.70％
在) 日本トラスティ・サービス信託銀行㈱（信託口） 7.45％
JP MORGAN CHASE BANK 385632 6.28％
（常任代理人 ㈱みずほ銀行）
㈱ハイレックスコーポレーション 3.68％
アイシーエスピー(有) 2.76％
宮田 昌彦 2.18％
宮田 憲次 2.01％
日本トラスティ・サービス信託銀行㈱（信託口５） 1.79％
SSBTC CLIENT OMNIBUS ACCOUNT 1.75％
（常任代理人 香港上海銀行東京支店）
(８) 当事会社間の関係 資本関係 該当事項はありません。
人的関係 該当事項はありません。
取引関係 該当事項はありません。
関連当事者への該
該当事項はありません。
当状況
(９) 最近３年間の経営成績及び財政状態（単位：千円。特記しているものを除きます。）
決算期 2018 年６月期 2019 年６月期 2020 年６月期
連結純資産 53,599,633 65,450,541 71,975,197
連結総資産 72,104,833 84,358,949 93,729,471
１株当たり連結純資産（円） 207.34 251.37 276.13
連結売上高 50,124,249 57,216,973 56,546,224
連結営業利益 13,773,292 15,168,593 12,445,643
連結経常利益 13,740,686 14,833,357 12,310,441
3
親会社株主に帰属する当期純
10,042,046 11,237,710 9,178,652
利益
１株当たり連結当期純利益
38.88 43.29 35.25
（円）
１株当たり配当金（円） 19.43 21.61 8.81
（２）オンコリスバイオファーマの概要
(１) 名称 オンコリスバイオファーマ株式会社
(２) 所在地 東京都港区虎ノ門四丁目１番 28 号
(３) 代表者の役職及び氏
代表取締役社長 浦田 泰生
名
(４) 主な事業内容 腫瘍殺傷ウイルスの研究・開発・製造・販売・輸出入
医薬品及び癌検査薬の研究・開発・製造・販売・輸出入
(５) 資本金 7,121,273 千円
(６) 設立年月日 2004 年３月 18 日
(７) 大株主及び持株比率 アステラス製薬㈱ 5.07％
(2020 年６月 30 日現 野村證券㈱ 3.31％
在) 浦田 泰生 3.27％
中外製薬㈱ 3.18％
松井証券㈱ 2.27％
㈱SBI 証券 2.19％
楽天証券㈱ 0.92％
日本証券金融㈱ 0.87％
樫原 康成 0.87％
ＳＭＢＣ日興証券㈱ 0.82％
(８) 当事会社間の関係 資本関係 該当事項はありません。
人的関係 該当事項はありません。
取引関係 該当事項はありません。
関連当事者への該
該当事項はありません。
当状況
(９) 最近３年間の経営成績及び財政状態（単位：千円。特記しているものを除きます。）
決算期 2017 年 12 月期 2018 年 12 月期 2019 年 12 月期
純資産 2,931,893 2,901,153 3,454,048
総資産 3,526,222 3,430,112 4,380,056
１株当たり純資産（円） 263.54 216.61 240.71
売上高 229,139 168,549 1,303,844
営業損失（△） △1,078,389 △1,247,563 △511,463
経常損失（△） △1,087,185 △1,230,105 △539,177
当期純損失（△） △1,090,703 △1,233,846 △912,346
１株当たり当期純損失（△） △106.23 △104.55 △65.55
4
（円）
１株当たり配当金（円） ‐ ‐ ‐
５．日程
（１） 各社の取締役会の決議日 2020 年 12 月 10 日
（２） 本契約の締結日 2020 年 12 月 10 日
（３） 朝日インテックに対するオンコリスバイオファーマ株式の割
2020 年 12 月 28 日
当日
６．今後の見通し
朝日インテックの 2021 年６月期の連結業績に与える影響は軽微ですが、中長期的な業績向上
に資するものであると考えております。
オンコリスバイオファーマの 2020 年 12 月期の業績に与える影響は軽微ですが、中長期的な
業績向上に資するものであると考えております。
以 上
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