4571 M-ナノキャリア 2019-11-14 16:30:00
2020年3月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(非連結) [pdf]

                2020年3月期               第2四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
                                                                                     2019年11月14日
上 場 会 社 名   ナノキャリア株式会社                                             上場取引所                          東
コ ー ド 番 号   4571                                         URL http://www.nanocarrier.co.jp/
代   表   者 (役職名) 代表取締役社長CEO                            (氏名) 松山 哲人
問合せ先責任者 (役職名) 総務人事部長                                  (氏名) 藤本 浩治              (TEL) (03)3241-0553
四半期報告書提出予定日      2019年11月14日                          配当支払開始予定日               ―
四半期決算補足説明資料作成の有無        :有
四半期決算説明会開催の有無           :有 (                              アナリスト及び機関投資家向け                       )
 
                                                                                           (百万円未満切捨て)
1.2020年3月期第2四半期の業績(2019年4月1日~2019年9月30日)
(1)経営成績(累計)                           (%表示は、対前年同四半期増減率)
                           売上高                        営業利益           経常利益                      四半期純利益
                           百万円            %           百万円        %    百万円          %               百万円      %
    2020年3月期第2四半期           293       34.7           △683 -          △733          -               △896     -
    2019年3月期第2四半期           217      209.0           △928 -          △911          -               △909     -
 
                                                  潜在株式調整後
                           1株当たり
                                                    1株当たり
                          四半期純利益
                                                   四半期純利益
                                      円   銭                  円   銭
    2020年3月期第2四半期                   △15.75                       -
    2019年3月期第2四半期                   △19.97                       -
 
 
(2)財政状態
                           総資産                        純資産            自己資本比率
                                      百万円                    百万円                       %
 2020年3月期第2四半期          9,581                            9,422                    97.4
 2019年3月期               8,568                            5,879                    67.6
(参考) 自己資本   2020年3月期第2四半期                       9,328百万円     2019年3月期             5,790百万円
 
 
 

2.配当の状況
                                                      年間配当金

                    第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末                             期末            合計
                           円    銭             円   銭          円   銭       円   銭             円   銭
  2019年3月期         -     0.00                                    -        0.00             0.00
  2020年3月期         -     0.00
  2020年3月期(予想)                                                   -        0.00             0.00
(注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
 
 
 

3.2020年3月期の業績予想(2019年4月1日~2020年3月31日)

                                                                                  (%表示は、対前期増減率)
                                                                                         1株当たり
                    売上高               営業利益                   経常利益            当期純利益
                                                                                         当期純利益
                    百万円     %             百万円         %       百万円    %           百万円           %            円 銭
     通期       581 17.0 △1,520 -                             △1,536   -       △1,450            -          △23.58
(注) 直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 無
 
※       注記事項
(1)四半期財務諸表の作成に特有の会計処理の適用                   :無
 
 

(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
  ① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更                     :無
     ②   ①以外の会計方針の変更                       :無
     ③   会計上の見積りの変更                        :無
     ④   修正再表示                             :無
 
 

(3)発行済株式数(普通株式)
  ① 期末発行済株式数(自己株式を含む)         2020年3月期2Q   66,057,401株   2019年3月期     49,402,584株

    ②    期末自己株式数              2020年3月期2Q          26株    2019年3月期            26株

    ③    期中平均株式数(四半期累計)       2020年3月期2Q   56,939,022株   2019年3月期2Q   45,554,983株
 
 

    ※    四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
    ※    業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
         本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると
        判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業
        績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用にあた
        っての注意事項等については、添付資料4ページ「業績予想などの将来予測情報に関する説明」をご覧ください。
                      ナノキャリア株式会社(4571) 2020年3月期 第2四半期決算短信


○添付資料の目次



    1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………2

    (1)経営成績に関する説明 ………………………………………………………………………………2

    (2)財政状態に関する説明 ………………………………………………………………………………4

    (3)業績予想などの将来予測情報に関する説明 ………………………………………………………4

    2.四半期財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………5

    (1)四半期貸借対照表 ……………………………………………………………………………………5

    (2)四半期損益計算書 ……………………………………………………………………………………6

    (3)四半期キャッシュ・フロー計算書 …………………………………………………………………7

    (4)四半期財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………………8

      (継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………8

      (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………8




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                                     ナノキャリア株式会社(4571) 2020年3月期 第2四半期決算短信


1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
  当第2四半期累計期間において、当社は主要パイプラインの開発推進、新規パイプラインの探索、提携先の開拓
 などに積極的に取り組んでまいりました。


  主要パイプラインの進捗状況は下記のとおりです。
  シスプラチンミセル(NC-6004)につきましては、ライセンス先であるOrient Europharma Co., Ltd.(台湾、以
 下「OEP」といいます。)と共同でグローバルに2つの臨床試験を推進しております。日本を含むアジア地域におい
 ては、膵がんを対象にゲムシタビン単独投与とNC-6004及びゲムシタビン併用投与の2群比較の第Ⅲ相臨床試験を実
 施しております。本試験は患者登録を完了しており、現在、生存調査を継続しております。また、欧米地域におい
 ては、頭頸部がんを対象にNC-6004及び免疫チェックポイント阻害剤「キイトルーダ®」との併用による第Ⅱ相臨床
 試験として2019年7月に投与を開始いたしました。
  エピルビシンミセル(NC-6300)につきましては、米国で軟部肉腫を対象に第Ⅰ/Ⅱ相臨床試験を実施中です。対
 象疾患として第Ⅰ相パート試験で有効性が示唆された軟部肉腫の一種である血管肉腫にターゲットを絞り、有効性
 及び安全性を確認する拡大試験(expansion cohort)の実施を決定し、2019年10月に投与を開始しております。な
 お、本剤は米国食品医薬品局(FDA)より本適応に対するオーファンドラッグの指定※を受けております。
  パクリタキセルミセル(NK105)につきましては、日本を含むアジア地域を対象としたライセンス先である日本化
 薬株式会社から、乳がんを対象に第Ⅱ相臨床試験を実施中の旨発表されております。


 ※ オーファンドラッグ指定(希少疾病用医薬品指定)
  米国における患者数20万人以下の希少疾病に対する新薬開発を促進するために米国FDAが与えるもので、オーファ
 ンドラッグの指定を受けると、7年間の排他的先発販売権が与えられます。また、米国政府からの補助金の獲得、
 臨床研究費用の税額控除、FDA申請における医薬品審査手数料の免責、治験実施計画書の審査に対しての優遇措置が
 受けられます。


  導入パイプラインの進捗状況は下記のとおりです。
  Vascular Biogenics Ltd.(イスラエル、以下「VBL」といいます。)から国内の開発及び販売権に関するライセ
 ンスを取得した遺伝子治療薬「VB-111」につきましては、現在、同社が米国を中心にプラチナ抵抗性卵巣がんを対
 象に第Ⅲ相臨床試験を実施しております。当第4四半期に予定されている同試験の中間解析結果を踏まえ、当社は
 日本国内における開発方針を検討する予定です。また、VBLが実施済みの再発悪性神経膠芽腫(rGBM)を対象とした
 第Ⅱ相及び第Ⅲ相臨床試験の結果を踏まえ、新たに医師主導による第Ⅱ相臨床試験に関する治験許可申請(IND)が
 行われ、2019年11月に米国FDAより承認された旨、同社から発表されました。さらに消化器がんを対象にした免疫チ
 ェックポイント阻害剤との併用による米国国立がん研究所主導の臨床試験を開始する旨、同社から発表されており
 ます。
  セオリアファーマ株式会社との間で共同開発を行っている耳鼻咽喉科領域における開発候補品(ENT103)につき
 ましては、国内において中耳炎を対象とした第Ⅲ相臨床試験を実施しており、2019年5月に登録を開始しておりま
 す。本剤は抗がん剤の開発と比べ短期間で製造販売承認を取得することが期待できることから、患者のQOL向上に役
 立つ医薬品として早期にお届けすることを目指します。
  2019年4月、株式会社エイオンインターナショナルから「Acti-PRP(血球細胞分離機)」の国内販売権を取得し
 ました。多血小板血漿(PRP)は細胞の成長を促す豊富な成長因子を含み、局所に注入することで組織の修復などを
 促します。PRPを用いた治療は整形外科領域などで行われておりますが、当社は婦人科領域における不妊治療への応
 用として、PRP研究会の会員施設に対し「Acti-PRP」を販売し、あわせて臨床研究を実施しております。患者のQOL
 向上という当社理念に基づき、再生医療分野へも進出し、国内初の新規事業として展開しております。


  新 規 開 発 パ イ プ ラ イ ン に つ き ま し て は、 当 社 独 自 の 先 進 基 盤 技 術 で あ る 抗 体 / 薬 物 結 合 型 ミ セ ル 「 ADCM
 (Antibody/Drug-Conjugated Micelle)」を次世代型DDS医薬品技術として開発しております。薬物を内包しセンサ
 ーとなる抗体を結合したActive型ミセル化ナノ粒子は、標的とする細胞へのターゲティング性能を高めることが期
 待されます。



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                         ナノキャリア株式会社(4571) 2020年3月期 第2四半期決算短信


 また、技術進化として新規センサーの検討に向けた共同研究なども実施しており、ADCMの最適化やさらなる発展
を目指しております。JCRファーマ株式会社との間では、脳内デリバリー創薬に関する共同研究契約を締結し、当社
のADCM技術や、同社が有する脳内に薬剤を届けるための独自技術であるJ-Brain Cargo®(血液脳関門通過技術)な
ど、両社が持つ技術や知見を融合し、革新的な脳内デリバリー医薬品の実現を目指した共同研究を推進しておりま
す。


 事業開発活動につきましては、2019年5月、主要パイプラインであるNC-6004の推進において、OEPとのより強固
な協力体制を確保し業務提携内容の拡充を図るために、同社の100%子会社であるCyntec Co., Ltd.へ当社普通株式
705,800株を割り当てる第三者割当増資を行っております。
 また、2019年4月、株式会社エイオンインターナショナルとの間で同社の「Acti-PRP」の国内販売代理店契約を
締結し、販売を開始しております。


 化粧品事業につきましては、株式会社アルビオンとの共同開発製品であるスカルプトータルケア製品「Depth(デ
プス)」のインターネット販売及び美容室でのカウンセリング販売を行っております。大手百貨店や化粧品専門店
の他、全国の美容室へ取扱い店舗を拡大するとともに、インターネット販売においてはECサイト、SNSやメールマガ
ジン等を活用したオムニチャネル化を推進しております。また、同社が販売する美容液エクラフチュール及び薬用
美白美容液エクシアALホワイトニングイマキュレートエッセンスIDD用の原材料を供給しております。
 また、化粧品開発における皮膚浸透性の研究を基に、皮膚科領域における医薬品開発の可能性を見いだしており、
今後、皮膚科領域での医薬品にも応用展開を目指してまいります。


 以上の結果、当第2四半期累計期間の売上高は、開発マイルストーン収入、化粧品材料供給収入、化粧品売上、
PRP事業に係る医療機器売上等により293,615千円(前第2四半期売上高217,976千円)、営業損失は683,906千円
(前第2四半期営業損失928,482千円)、経常損失は733,754千円(前第2四半期経常損失911,122千円)、四半期純
損失は896,610千円(前第2四半期四半期純損失909,735千円)となりました。なお、当第2四半期累計期間におき
まして、以下の営業外費用、特別利益及び特別損失を計上しております。
・外国為替相場の変動による為替差損15,303千円を営業外費用に計上しております。これは主に、当社の保有する
 外貨建預金の評価替えにより発生したものであります。
・第17回行使価額修正条項付新株予約権及び第18回新株予約権の発行に伴い、新株予約権発行費9,267千円を営業外
 費用に計上しております。
・行使価額修正条項付第4回無担保転換社債型新株予約権付社債の発行に伴い、社債発行費4,570千円を営業外費用
 に計上しております。
・行使価額修正条項付第4回無担保転換社債型新株予約権付社債及び第17回行使価額修正条項付新株予約権の発行
 に係る払込みについては、金銭による払込みに代えて、第3回無担保転換社債型新株予約権付社債が出資された
 ため、その差額92,368千円を社債償還益として特別利益に計上しております。
・当社が保有する投資有価証券のうち、取得価額に比べ時価が著しく下落し、その回復可能性があると認められな
 いものについて減損処理を行ったことによって、投資有価証券評価損255,178千円を特別損失に計上しておりま
 す。




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                          ナノキャリア株式会社(4571) 2020年3月期 第2四半期決算短信


(2)財政状態に関する説明
  当第2四半期会計期間末における財政状態につきましては、2019年4月25日開催の取締役会において、株式会社
 ウィズ・パートナーズが業務執行組合員を務めるウィズ・ヘルスケア日本2.0投資事業有限責任組合及びTHEケンコ
 ウFUTURE投資事業有限責任組合を割当予定先とする第三者割当の方法による行使価額修正条項付第4回無担保転換
 社債型新株予約権付社債並びに第17回行使価額修正条項付新株予約権及び第18回新株予約権の募集を行うことを決
 議し、2019年5月13日付で割当を実施いたしました。なお、行使価額修正条項付第4回無担保転換社債型新株予約
 権付社債及び第17回行使価額修正条項付新株予約権の発行に係る払込みについては、金銭による払込みに代えて、
 当社が2015年10月8日に発行した第3回無担保転換社債型新株予約権付社債の、2019年4月25日時点で残存する全
 部が出資されたため、実質的には第3回無担保転換社債型新株予約権付社債の条件変更(リファイナンス)として
 の効果を有しております。
  また、2019年4月25日開催の取締役会において、当社との間で資本業務提携を行っているOEPの100%子会社であ
 るCyntec Co., Ltd.に対する第三者割当による新株式の発行を決議し、2019年5月13日付で割当を実施いたしまし
 た。
  以上の結果、資産は、前事業年度末に比べ1,013,623千円増加し、9,581,802千円となりました。負債は、主に上
 記リファイナンス及びその後の転換社債型新株予約権付社債の転換により、前事業年度末に比べ2,529,276千円減少
 し、159,336千円となりました。純資産は、主に四半期純損失の計上並びに第三者割当増資、新株予約権の行使及び
 転換社債型新株予約権付社債の転換による株式の発行等により、前事業年度末に比べ3,542,900千円増加し、
 9,422,466千円となりました。


(3)業績予想などの将来予測情報に関する説明
  当事業年度(2020年3月期)の業績予想につきましては、売上高は、開発マイルストーン収入、化粧品原料供給
 収入、化粧品売上、PRP事業に係る医療機器売上等により581百万円(前事業年度比17.0%増)、営業利益は△1,520
 百万円(前事業年度営業利益△1,802百万円)、経常利益は△1,536百万円(前事業年度経常利益△1,774百万円)、
 当期純利益は△1,450百万円(前事業年度当期純利益△1,808百万円)を見込んでおり、2019年5月14日の「2019年
 3月期   決算短信〔日本基準〕(非連結)」で公表した通期業績予想に変更はありません。




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                   ナノキャリア株式会社(4571) 2020年3月期 第2四半期決算短信


2.四半期財務諸表及び主な注記
(1)四半期貸借対照表
                                                   (単位:千円)
                           前事業年度            当第2四半期会計期間
                        (2019年3月31日)         (2019年9月30日)
資産の部
 流動資産
   現金及び預金                       4,566,689            6,564,136
   受取手形及び売掛金                      192,019              146,352
   有価証券                         2,000,000            1,500,000
   商品及び製品                          26,734               22,352
   原材料及び貯蔵品                         6,113               19,844
   その他                            194,337              161,098
   流動資産合計                       6,985,895            8,413,783
 固定資産
   有形固定資産                           3,368                3,322
   無形固定資産                           1,849                1,651
   投資その他の資産                     1,577,065            1,163,045
   固定資産合計                       1,582,283            1,168,019
 資産合計                           8,568,179            9,581,802
負債の部
 流動負債
   買掛金                             12,916               11,898
   未払法人税等                              -                33,972
   その他                            165,439               87,425
   流動負債合計                         178,356              133,295
 固定負債
   転換社債型新株予約権付社債                2,475,000                   -
   繰延税金負債                          10,581                1,270
   資産除去債務                          24,674               24,770
   固定負債合計                       2,510,256               26,040
 負債合計                           2,688,612              159,336
純資産の部
 株主資本
   資本金                          1,843,956           4,135,865
   資本剰余金                        6,086,602           8,378,511
   利益剰余金                       △1,808,510          △2,705,120
   自己株式                              △27                 △27
   株主資本合計                       6,122,021           9,809,228
 評価・換算差額等
   その他有価証券評価差額金                 △331,169             △480,462
   評価・換算差額等合計                   △331,169             △480,462
 新株予約権                             88,714               93,700
 純資産合計                          5,879,566            9,422,466
負債純資産合計                         8,568,179            9,581,802




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(2)四半期損益計算書
  第2四半期累計期間
                                                   (単位:千円)
                   前第2四半期累計期間             当第2四半期累計期間
                    (自 2018年4月1日           (自 2019年4月1日
                    至 2018年9月30日)          至 2019年9月30日)
売上高                            217,976                293,615
売上原価                            40,883                 54,546
売上総利益                          177,093                239,069
販売費及び一般管理費                   1,105,575                922,976
営業損失(△)                      △928,482                △683,906
営業外収益
 受取利息                             9,314                  8,120
 為替差益                            27,911                     -
 その他                                 30                    136
 営業外収益合計                         37,257                  8,256
営業外費用
 為替差損                               -                  15,303
 株式交付費                          14,008                 28,963
 新株予約権発行費                        5,888                  9,267
 社債発行費                              -                   4,570
 営業外費用合計                        19,897                 58,104
経常損失(△)                       △911,122               △733,754
特別利益
 新株予約権戻入益                         3,201                  1,769
 社債償還益                               -                  92,368
 特別利益合計                           3,201                 94,137
特別損失
 投資有価証券評価損                          -                 255,178
 特別損失合計                             -                 255,178
税引前四半期純損失(△)                  △907,920               △894,795
法人税、住民税及び事業税                     1,815                  1,815
法人税等合計                           1,815                  1,815
四半期純損失(△)                     △909,735               △896,610




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(3)四半期キャッシュ・フロー計算書
                                                         (単位:千円)
                           前第2四半期累計期間           当第2四半期累計期間
                            (自 2018年4月1日         (自 2019年4月1日
                            至 2018年9月30日)        至 2019年9月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
 税引前四半期純損失(△)                       △907,920             △894,795
 減価償却費                                  4,342                  463
 受取利息                                 △9,314               △8,120
 為替差損益(△は益)                          △43,293                13,786
 株式交付費                                 14,008               28,963
 新株予約権発行費                               5,888                9,267
 社債発行費                                     -                 4,570
 新株予約権戻入益                             △3,201               △1,769
 社債償還益                                     -              △92,368
 投資有価証券評価損益(△は益)                           -               255,178
 売上債権の増減額(△は増加)                     △105,731                45,667
 たな卸資産の増減額(△は増加)                       33,730              △9,348
 前渡金の増減額(△は増加)                       △59,397              △18,140
 前払費用の増減額(△は増加)                       △3,471                17,909
 未収消費税等の増減額(△は増加)                      43,657               22,677
 買掛金の増減額(△は減少)                        △2,415               △1,018
 未払金の増減額(△は減少)                        152,401             △74,899
 未払費用の増減額(△は減少)                     △156,049                   486
 預り金の増減額(△は減少)                          △790               △3,380
 その他                                 △24,625                48,104
 小計                                △1,062,184            △656,764
 利息の受取額                                 9,351                6,708
 法人税等の支払額                             △3,630               △3,630
 営業活動によるキャッシュ・フロー                  △1,056,462            △653,686
投資活動によるキャッシュ・フロー
 定期預金の預入による支出                       △602,253             △603,378
 定期預金の払戻による収入                         602,253              598,183
 有形固定資産の取得による支出                       △3,601                 △219
 無形固定資産の取得による支出                       △1,980                    -
 有価証券の取得による支出                      △6,400,000           △3,000,000
 有価証券の償還による収入                       6,431,620            3,500,000
 投資有価証券の取得による支出                    △1,216,000                   -
 投資活動によるキャッシュ・フロー                  △1,189,961              494,585
財務活動によるキャッシュ・フロー
 株式の発行による収入                         1,199,668              295,399
 新株予約権の行使による株式の発行による収入                888,841            1,876,522
 新株予約権の発行による収入                         30,113                   -
 新株予約権の発行による支出                             -               △2,211
 転換社債型新株予約権付社債の発行による支出                     -               △4,570
 自己新株予約権の取得による支出                     △83,058                    -
 財務活動によるキャッシュ・フロー                   2,035,565            2,165,139
現金及び現金同等物に係る換算差額                       30,393              △8,592
現金及び現金同等物の増減額(△は減少)                 △180,465             1,997,446
現金及び現金同等物の期首残高                      2,688,524            3,065,334
現金及び現金同等物の四半期末残高                    2,508,059            5,062,780




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                         ナノキャリア株式会社(4571) 2020年3月期 第2四半期決算短信


(4)四半期財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
  該当事項はありません。


(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
  当社は、当第2四半期累計期間において、第三者割当増資(Cyntec Co., Ltd.)、新株予約権(第16回及び第17
 回)の行使請求及び転換社債型新株予約権付社債(第4回)の転換請求に伴い新株式16,654,817株の発行を行い、
 資本金及び資本準備金がそれぞれ2,291,908千円増加しております。
  この結果、当第2四半期会計期間末において資本金が4,135,865千円、資本準備金が8,378,511千円となっており
 ます。




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