4571 M-ナノキャリア 2021-11-10 12:15:00
NC-6004 キイトルーダ併用第IIb相試験 症例登録が目標の90%まで進捗 [pdf]

                                                           2021 年 11 ⽉ 10 ⽇
     <各位>
                                              ナ ノ キ ャ リ ア 株 式 会 社
                                              代表取締役社⻑          松⼭     哲⼈
                                              ( 4 5 7 1   東 証 マ ザ ー ズ )
                                              問合せ先 IR担当        ⼟屋    千映⼦
                                              電話番号        03-3241-0553


                  NC-6004 キイトルーダ®併⽤第 IIb 相試験
                      症例登録が⽬標の 90%まで進捗

 NC-6004 の頭頸部がんを対象としたキイトルーダ®併⽤第 IIb 相試験(以下、
                                          「本試験」)
の進捗状況について、⽬標症例数 124 例のうち 111 例(約 90%)まで進捗していること
をお知らせいたします。


 2022 年 1-3 ⽉には症例登録が完了すると⾒込んでおり、投与および経過観察を経て半
年〜1 年程度でトップラインデータを取得する予定です。


 本試験は、近年世界的にがん治療の中⼼となった免疫チェックポイント阻害剤(ICI)キ
イトルーダ®と NC-6004 の併⽤試験です。⼤⼿製薬企業も含めて ICI 併⽤の臨床試験が世
界で 2000 以上も実施されており、さらには COVID-19 の感染拡⼤により世界的に症例登
録の遅延が報告されているなど厳しい開発環境において、本試験の症例登録が順調に進ん
でいることからも、NC-6004 については、ICI の併⽤薬としての製剤価値向上とともに、
製薬企業からの関⼼が⾼まるものと期待できます。


 NC-6004 は、本試験結果に基づいてライセンスする計画で、ライセンス活動も併せて進
めております。引き続き、収益化を重視した活動を推進してまいります。


【ご参考】
2021.2   第 IIa 相試験成績概要アップデート (第 18 回⽇本臨床腫瘍学会)
https://pdf.irpocket.com/C4571/ng2K/XVLA/wexF.pdf
対象疾患︓プラチナ製剤抵抗性再発/転移・頭頸部がん                      (16 例)
有効性︓奏効率 25%、無増悪⽣存期間中央値 4.1 か⽉、全⽣存期間中央値 10.4 か⽉


キイトルーダ®(免疫チェックポイント阻害剤)単剤で実施された第Ⅲ相試験の結果(Keynote-
040︓奏効率 14.6%、無増悪⽣存期間中央値 2.1 か⽉、全⽣存期間中央値 8.4 か⽉)を参考に
考察した結果、NC-6004 とキイトルーダ併⽤療法における抗腫瘍活性は、奏効率や PFS および
OS が⾼い値を⽰しており、セカンドラインの頭頸部がんに対する治療法としての可能性を⽰し
た。
                                                                       以上