新中期5ヵ年経営計画
PEGASUS
2020年4月 ～ 2025年3月
－ 英知の結集、新ステージへの飛翔 －
市場競争環境、製品ポートフォリオ・開発パイプラインの変化を踏まえ、前中期
5ヵ年経営計画を3年間で終了し、新たな中期5ヵ年経営計画をスタート
PEGASUS 基本方針／基本戦略
1. 国内売上の拡大
・ 新製品群の売上拡大
・ 開発テーマの発売と製商品導入による製品ラインナップの拡充
・ ヘルスケア事業の収益拡大
2. 海外収益基盤の強化
・ 創製品リンザゴリクス（一般名）による新たな海外収益の獲得
・ 新たなライセンスアウト
3. 開発パイプラインの拡充
・ 低分子にフォーカスした創薬研究の推進
・ 領域戦略に合致したライセンスイン
4. 経営環境の変化に対応する経営基盤の強化
・ ガバナンス体制の更なる強化
・ コンプライアンスの遵守
・ 高品質製商品の安定供給と原価低減
・ 次代を担う人材の育成
・ コスト構造の適正化
・ ESG／SDGsの推進
1
PEGASUS 最終年度（2024年度）計数目標
2019年度 最終年度（2024年度）
実績 目標
連結売上高 632億円 870億円以上
単体売上高 513億円 750億円以上
医薬品※１ 413億円 625億円以上
ヘルスケア食品 38億円 45億円以上
その他※２ 60億円 80億円以上
連結営業利益 18億円 90億円以上
研究開発投資 107億円 130億円
ROE 1.5％ 5.0％以上
※１： 原薬・バルク輸出含む
※２： 国内販売提携先供給額、技術料売上、コ・プロモーションフィーの合計額
2
新製品発売実績／PEGASUS期間中の発売・申請予定製品
年度 2017 2018 2019 2020 2021～2024
Ⓡ
ミニリンメルト 高用量
泌尿器 ベオーバⓇ ミニリンメルトⓇ低用量
（尿浸透圧あるいは尿比重の低下に伴う夜尿症、
（過活動膀胱） （男性における夜間多尿による夜間頻尿）
中枢性尿崩症）
ピートルⓇ顆粒
ジフェリケファリン／MR13A9
（高リン血症）
腎・透析
ダルベポエチン アルファBS （透析患者におけるそう痒症）
（腎性貧血） 国内：P2終了
ナルフラフィンGE 海外：ライセンサーによりP3実施中
（透析患者におけるそう痒症）
グルベスⓇOD
糖尿病 マリゼブⓇ
（速効型インスリン分泌促進薬／食後過血糖
（持続性選択的DPP-4阻害薬）
改善薬配合剤）
国
カロテグラストメチル／AJM300
内
消化器 レクタブルⓇ
（潰瘍性大腸炎）
（潰瘍性大腸炎）
国内P3-2実施中
婦人科
ジエノゲストGE
（子宮内膜症）
ロバチレリン／KPS-0373
（脊髄小脳変性症）
国内P3終了
アバコパン／CCX168 ※
（顕微鏡的多発血管炎、多発血管炎性肉芽腫症）
国際共同P3終了
希少疾病 ホスタマチニブ／R788 ※
（慢性特発性血小板減少性紫斑病）
国内：P3実施中
米国：創製元により販売中
欧州：ライセンサーが承認取得
CG0070
（高リスク筋層非浸潤性膀胱上皮内がん）
開発プラン立案中
海外：ライセンサーによるP3準備中
海
レモグリフロジン リンザゴリクス／OBE2109
外 （2型糖尿病／SGLT2阻害薬） （子宮筋腫／子宮内膜症）
〔ライセンシーによりインドにおいて発売〕 ライセンシーにより欧米においてP3実施中
注）青字・・・発売済み／赤字・・・指定難病／※・・・希少疾病用医薬品指定
3
PEGASUS ５ヵ年の投資・収益概念
1 2 3 4 5 Year
収
益 販売
販売 前中計で発売した製品の育成 新中計で発売する製品の育成
投 研究 開発プロジェクトの承認申請
資 開発 創薬研究の推進／後期ステージプロジェクトの開発推進
導入 開発プロジェクトや製商品の導入
前中計で発売した製品の育成 開発プロジェクトの承認申請・新中計で発売する製品の育成 後期ステージプロジェクトの開発推進
ベオーバⓇ（過活動膀胱)
泌尿器 ミニリンメルトⓇ（男性における夜間多尿に
よる夜間頻尿、等）
ピートルⓇ（高リン血症） ジフェリケファリン（透析患者における
腎・透析
ダルベポエチン アルファBS（腎性貧血） そう痒症）
グルベスⓇ（速効型インスリン分泌促進薬／
糖尿病 食後過血糖改善薬配合剤）
マリゼブⓇ（持続性選択的DPP-4阻害薬）
ロバチレリン （脊髄小脳変性症）
CG0070 （高リスク筋層非浸潤性膀胱
希少疾病 アバコパン （顕微鏡的多発血管炎、多発血管炎性肉芽腫症）
上皮内がん）
ホスタマチニブ（慢性特発性血小板減少性紫斑病）
リンザゴリクス （子宮筋腫／子宮内膜症）【米国、欧州】
その他
カロテグラストメチル（潰瘍性大腸炎）
4
経営環境の変化に対応する経営基盤の強化
• 経営理念、経営ビジョンの実現に向けて、経営環境
の変化に対応し新中期経営計画を推進することによ
り、経営基盤を強化するとともに、企業価値の向上を
「世界の人びとの健康に貢献できる 図る
独創的な医薬品を開発し提供す
る創薬研究開発型企業を目指す」
• ステークホルダーとの信頼関係を維持・強化する
現
コ
ー
ポ
レ
ー • ガバナンス体制を更に強化する
ト
・
ガ
バ
ナ
ン
ス
体
制
• コンプライアンスを基盤として、革新的な医薬品や医療ソリューションを創出し提供
することにより、新しい価値を提供し、社会に貢献していくことが創薬研究開発型
SDGs ESG
／ 企業の使命
の
• 同時に、エネルギー使用量の削減や、誰もが働きやすい職場環境の実現など、
推 環境・社会・経済の側面をバランスよく捉えた企業活動を積極的に推進し、保健
進
分野をはじめとするSDGsの達成に貢献する
5
株主還元
利益配分に関する基本方針
将来にわたる経営基盤の確保に留意しながら安定的な配当を継続
自己株式の取得
資本効率の向上と株主還元の充実を図る一環として機動的な実施を検討
2009年4月から2019年3月の10年間における当期純利益、株主還元額
親会社株主に帰属する当期純利益合計額 64,838百万円
配当金額合計 20,559百万円
38,913百万円 総還元性向60.0%
自己株式取得金額合計 18,354百万円
取得自己株式総数 7,551千株 13.3%
2009年3月末時点の発行済み株式総数
56,911千株に対する割合
消却自己株式総数 5,100千株 9.0%
6
本資料記載の将来見通しは、既存の情報や様々な動向についてのキッセイ薬品による
2020年5月時点での分析に基づいています。実際の業績は、事業に及ぼすリスクや
不確定な事柄により見通しと異なることがあります。
医薬品（開発中のものを含む）に関する情報が含まれておりますが、その内容は宣伝広告、
医学的アドバイスを目的としているものではありません。