4547 キッセイ薬 2021-08-02 15:00:00
2022年3月期 第1四半期決算補足資料 [pdf]
証券コード:4547
決算補足資料
2022年3月期 第1四半期
2021 年 8 月 2 日
目 次
【四半期決算短信「経営成績に関する説明」より抜粋】 ……………… P1
Ⅰ.連結損益計算書の推移 ……………… P2
Ⅱ.主な医薬品の売上推移 ……………… P3
Ⅲ.新薬開発状況(自社) ……………… P4
Ⅳ.新薬開発状況(導出) ……………… P4
注記
「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」と
いう。)等を当第1四半期連結会計期間の期首から適用しております。前連結会計年度の連結経営成績等
につきましては収益認識会計基準等を遡及して算出しておりませんので、当第1四半期連結会計期間の連結
経営成績等に対する前年同四半期増減率につきましては参考値です。
本資料記載の将来見通しは、既存の情報や様々な動向についてのキッセイ薬品による2021年8月時点での分
析に基づいています。実際の業績は、事業に及ぼすリスクや不確定な事柄により見通しと異なることがあります。
【四半期決算短信「経営成績に関する説明」より抜粋】
・売上高の状況
医薬品事業の売上高は、13,924百万円(前年同期比5.3%減)となりました。前連結会計年度に引き続
き、コロナ禍において感染防止に十分配慮した上での医薬情報活動の中、過活動膀胱治療薬「ベオーバ錠」、男
性における夜間多尿による夜間頻尿治療薬「ミニリンメルトOD錠25µg/50µg」、夜尿症・中枢性尿崩症治療薬
「ミニリンメルトOD錠60µg/120µg/240µg」及び「デスモプレシン製剤」などの売上が増加いたしました一方、本年
4月に実施されました薬価改定の影響及び輸出売上が減少いたしましたことなどにより、減収となりました。なお、
本年6月には、株式会社三和化学研究所との間で二次性副甲状腺機能亢進症治療薬「ウパシタ静注透析用
シリンジ」につきまして、同社による同月での承認取得を受け、日本国内におけるコ・プロモーション契約を締結し、現
在、両社にて医薬情報活動を開始しております。
情報サービス事業の売上高は1,869百万円(前年同期比145.2%増)、建設請負事業の売上高は691百
万円(前年同期比47.9%増)、物品販売事業の売上高は150百万円(前年同期比14.1%増)となりまし
た。
なお、収益認識会計基準等の適用により、従前の会計処理と比較して、医薬品事業の売上高は7百万円増
加、情報サービス事業の売上高は147百万円増加、建設請負事業の売上高は212百万円増加、物品販売事
業の売上高は37百万円減少しております。
・利益の状況
利益面では、売上原価率の上昇、研究開発費を主とした販売費及び一般管理費の増加などにより、営業利
益、経常利益は減益となりました。一方、親会社株主に帰属する四半期純利益につきましては、投資有価証券
売却益の計上などにより増益となりました。
なお、収益認識会計基準等の適用により、従前の会計処理と比較して、営業利益、経常利益はそれぞれ74百
万円増加しております。
・研究開発の状況
本年5月に、EAファーマ株式会社と共同開発を行っております潰瘍性大腸炎治療薬カロテグラストメチル
(一般名、開発番号:AJM300)につきまして、同社から承認申請が行われました。また、本年6月には、当
社がライジェルファーマシューティカルズ社(アメリカ)より技術導入し、国内にて第Ⅲ相臨床試験を実施中の慢性
特発性血小板減少性紫斑病治療薬ホスタマチニブ(一般名、開発番号:R788)につきまして、韓国におけ
る開発権及び販売権をJWファーマシューティカル社(韓国)に許諾するサブライセンス契約を締結いたしました。
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Ⅰ.連結損益計算書の推移
(百万円)
決算期 2021年3月期 2022年3月期
第1四半期 第1四半期
通期実績 前同比 通期予想 うち上期
項目 実績 実績
売上高 16,061 69,044 16,635 3.6% 63,500 31,500
医薬品事業 14,700 56,407 13,924 △5.3% 53,000 26,200
医薬品 12,686 48,140 12,010 △5.3% 45,500 22,400
ヘルスケア食品 909 3,726 874 △3.8% 3,600 1,800
その他* 1,104 4,541 1,039 △5.9% 3,900 2,000
情報サービス事業 762 8,489 1,869 145.2% 6,300 3,000
建設請負事業 467 3,538 691 47.9% 3,700 2,000
物品販売事業 131 609 150 14.1% 500 300
(売上高のうち輸出) (1,135) (4,600) (1,086) (△4.3%) (3,900) (2,000)
売上原価 7,802 36,322 8,769 12.4% 34,200 17,000
(原価率%) (48.6) (52.6) (52.7) (53.9) (54.0)
売上総利益 8,259 32,722 7,866 △4.8% 29,300 14,500
販売費及び一般管理費 6,625 31,217 7,573 14.3% 31,900 16,300
研究開発費 1,720 9,626 2,189 27.3% 9,500 5,200
(売上高比%) (10.7) (13.9) (13.2) (15.0) (16.5)
営業利益 1,633 1,505 293 △82.1% △2,600 △1,800
営業外収益 546 2,154 645 18.1% 1,400 750
受取利息及び配当金 452 1,273 585 29.3%
その他の収益 93 881 59 △35.9%
営業外費用 10 183 174 - 100 50
支払利息 5 23 5 0.4%
その他の費用 4 160 168 -
経常利益 2,169 3,476 764 △64.8% △1,300 △1,100
特別利益 2 4,087 3,531 - 6,000 6,000
特別損失 0 87 22 - - -
税金等調整前四半期(当期)純利益 2,171 7,476 4,273 96.8% 4,700 4,900
法人税、住民税及び事業税 623 1,510 1,180 89.3% 1,200 1,300
法人税等調整額 △155 587 △579 272.0% 160 △220
非支配株主に帰属する
△22 93 28 △229.7% 40 20
四半期(当期)純利益(△は損失)
親会社株主に帰属する
1,725 5,285 3,644 111.2% 3,300 3,800
四半期(当期)純利益
(包括利益) (22,783) (△1,373) (-)
*:国内販売提携先供給額、技術料売上(導出テーマに係る契約金、マイルストン収入、ランニングロイヤルティ)の合計額
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Ⅱ.主な医薬品の売上推移
(百万円)
決算期 2021年3月期 2022年3月期
第1四半期 第1四半期
通期実績 前同比 通期予想 うち上期
製品名 実績 実績
過活動膀胱治療薬
ベオーバ 1,764 7,024 2,047 16.0% 8,300 4,000
デスモプレシン製剤
ミニリンメルト、他* 619 3,464 1,068 72.5% 4,000 1,900
排尿障害改善薬
ユリーフ 1,095 3,671 777 △29.0% 2,900 1,500
高リン血症治療薬
ピートル 1,603 5,885 1,502 △6.3% 6,600 3,200
腎性貧血治療薬
ダルベポエチン アルファBS注JCR 1,197 4,883 912 △23.8% 3,500 1,500
腎性貧血治療薬
エポエチンアルファBS注JCR 1,164 4,416 1,070 △8.1% 2,900 1,500
糖尿病治療薬
グルベス 1,162 4,308 1,030 △11.3% 4,000 2,000
糖尿病治療薬
グルファスト 341 1,161 270 △20.9% 1,000 500
糖尿病治療薬
マリゼブ 462 1,547 358 △22.4% 1,700 800
口腔乾燥症状改善薬
サラジェン 421 1,526 386 △8.3% 1,400 700
潰瘍性大腸炎治療薬
レクタブル 216 791 205 △5.1% 800 400
*:ミニリンメルトOD錠25μg/50μg/60μg/120μg/240μg、デスモプレシン点鼻液0.01%協和、デスモプレシン・スプレー2.5協和/10協和、デスモプレシン注4協和
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Ⅲ.新薬開発状況(自社)
(2021年8月現在)
一般名
開発段階 開発区分 予定適応症 主な作用等
/開発番号
導入品/ビフォー・フレゼニウス・
アバコパン 顕微鏡的多発血管炎、
メディカル・ケア・リーナル・ファーマ 補体C5a受容体阻害作用
/CCX168 多発血管炎性肉芽腫症
承認申請中 (スイス)
カロテグラストメチル 導入品/EAファーマ
潰瘍性大腸炎 α4インテグリン阻害作用
/AJM300 共同開発
ロバチレリン 甲状腺刺激ホルモン放出
申請準備中 導入品/塩野義製薬 脊髄小脳変性症
/KPS-0373 ホルモン(TRH)作用
ホスタマチニブ 導入品/ライジェルファーマシュー
慢性特発性血小板減少性紫斑病 チロシンキナーゼ阻害作用
/R788 ティカルズ(アメリカ)
ジフェリケファリン 導入品/丸石製薬
第Ⅲ相 透析患者におけるそう痒症 κオピオイド受容体刺激作用
/MR13A9 共同開発
導入品/CGオンコロジー
CG0070 筋層非浸潤性膀胱がん 腫瘍溶解性ウイルス療法
(アメリカ)
リンザゴリクス
創製品 子宮内膜症 GnRHアンタゴニスト
/KLH-2109
第Ⅱ相
KDT-3594 創製品 パーキンソン病 ドパミン受容体刺激作用
第Ⅰ相 KSP-0243 創製品 炎症性腸疾患
※ 前回公表時(2021年5月)からの変更点: カロテグラストメチル… 申請準備中 → 承認申請中
Ⅳ.新薬開発状況(導出)
(2021年8月現在)
開発段階 一般名/開発番号 提携企業 実施国・地域 予定適応症 主な作用等
シロドシン α1Aアドレナリン受容体
エーザイ(日本) ベトナム、他 前立腺肥大症に伴う排尿障害
(silodosin) 拮抗作用
承認申請中
リンザゴリクス
オブシーバ(スイス) 欧州 子宮筋腫 GnRHアンタゴニスト
(linzagolix)
リンザゴリクス
オブシーバ(スイス) 米国 子宮筋腫 GnRHアンタゴニスト
(linzagolix)
第Ⅲ相
リンザゴリクス
オブシーバ(スイス) 欧州、米国 子宮内膜症 GnRHアンタゴニスト
(linzagolix)
ベドラドリン β2アドレナリン受容体
メディシノバ(アメリカ) 米国 喘息の急性発作
(bedoradrine) 刺激作用
第Ⅱ相
KDT-3594 アファメド(中国) 中国、他 パーキンソン病 ドパミン受容体刺激作用
※ 前回公表時(2021年5月)からの変更点: ミチグリニド… 承認申請中(ベトナム) → 削除
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