4547 キッセイ薬 2020-08-03 15:00:00
2021年3月期 第1四半期決算補足資料 [pdf]
証券コード:4547
決算補足資料
2021年3月期 第1四半期
2020 年 8 月 3 日
目 次
【四半期決算短信「経営成績に関する説明」より抜粋】 ……………… P1
Ⅰ.連結損益計算書の推移 ……………… P2
Ⅱ.主な医薬品の売上推移 ……………… P3
Ⅲ.新薬開発状況(自社) ……………… P4
Ⅳ.新薬開発状況(導出) ……………… P4
本資料記載の将来見通しは、既存の情報や様々な動向についてのキッセイ薬品による2020年8月時点での分析
に基づいています。実際の業績は、事業に及ぼすリスクや不確定な事柄により見通しと異なることがあります。
【四半期決算短信「経営成績に関する説明」より抜粋】
・売上高の状況
医薬品事業の売上高は、14,700百万円(前年同期比4.1%増)となりました。新型コロナウイルス感染症の
影響により限られた医薬情報活動となりましたが、過活動膀胱治療薬「ベオーバ錠」、腎性貧血治療薬「ダルベポ
エチン アルファBS注JCR」、高リン血症治療薬「ピートルチュアブル錠」及び「ピートル顆粒分包」などの売上が増加
いたしましたことに加え、本年4月に販売移管が行われました男性における夜間多尿による夜間頻尿治療薬「ミニリ
ンメルトOD錠25μg/50μg」、夜尿症・中枢性尿崩症治療薬「ミニリンメルトOD錠60μg/120μg/240μg」及び
「デスモプレシン製剤」、糖尿病治療薬「マリゼブ錠」の寄与などにより、増収となりました。
情報サービス事業の売上高は762百万円(前年同期比38.5%減)、建設請負事業の売上高は467百万
円(前年同期比34.0%増)、物品販売事業の売上高は131百万円(前年同期比66.0%減)となりまし
た。
・利益の状況
利益面では、研究開発費を主に販売費及び一般管理費が減少いたしました一方、売上原価率の上昇がありま
したことなどにより、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する四半期純利益は減益となりました。
・研究開発の状況
研究開発の状況につきましては、引き続き各テーマの研究開発を推進し、開発段階のステージアップを図っており
ます。なお、脊髄小脳変性症治療薬KPS-0373(開発番号、一般名:ロバチレリン)につきましては、第Ⅲ相臨
床試験を終了し、これまでの試験により得られた結果について重症度による部分集団解析などの詳細な検討を行
うとともに、当局との協議を継続しております。
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Ⅰ.連結損益計算書の推移
(百万円)
決算期 2020年3月期 2021年3月期
第1四半期 第1四半期
通期実績 前同比 通期予想 うち上期
項目 実績 実績
売上高 16,099 63,234 16,061 △0.2% 65,500 30,700
医薬品事業 14,123 51,308 14,700 4.1% 54,500 26,700
医薬品 11,245 41,397 12,686 12.8% 46,500 22,700
ヘルスケア食品 953 3,840 909 △4.7% 4,000 2,000
その他* 1,924 6,070 1,104 △42.6% 4,000 2,000
情報サービス事業 1,239 6,631 762 △38.5% 5,800 2,400
建設請負事業 348 3,610 467 34.0% 4,100 1,100
物品販売事業 387 1,684 131 △66.0% 1,100 500
(売上高のうち輸出) (1,429) (5,731) (1,135) (△20.6%) (3,600) (1,800)
売上原価 6,053 28,328 7,802 28.9% 34,600 15,700
(原価率%) (37.6) (44.8) (48.6) (52.8) (51.1)
売上総利益 10,046 34,905 8,259 △17.8% 30,900 15,000
販売費及び一般管理費 7,984 33,048 6,625 △17.0% 35,500 16,200
研究開発費 2,392 10,767 1,720 △28.1% 12,400 5,000
(売上高比%) (14.9) (17.0) (10.7) (18.9) (16.3)
営業利益 2,061 1,857 1,633 △20.8% △4,600 △1,200
営業外収益 527 1,430 546 3.5% 1,400 750
受取利息及び配当金 505 1,227 452 △10.5%
その他の収益 21 203 93 326.3%
営業外費用 182 859 10 △94.4% 100 50
支払利息 5 23 5 0.3%
その他の費用 176 835 4 △97.5%
経常利益 2,406 2,429 2,169 △9.9% △3,300 △500
特別利益 27 2,264 2 △91.8% 7,100 2,600
特別損失 2 62 0 △100.0% - -
税金等調整前四半期(当期)純利益 2,431 4,630 2,171 △10.7% 3,800 2,100
法人税、住民税及び事業税 654 390 623 △4.7% 1,400 600
法人税等調整額 △241 1,351 △155 △35.4% △740 △120
非支配株主に帰属する
5 71 △22 △469.3% 40 20
四半期(当期)純利益(△は損失)
親会社株主に帰属する
2,012 2,817 1,725 △14.3% 3,100 1,600
四半期(当期)純利益
(包括利益) (△1,113) (22,783) (-)
*:国内販売提携先供給額、技術料売上(導出テーマに係る契約金、マイルストン収入、ランニングロイヤルティ)の合計額
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Ⅱ.主な医薬品の売上推移
(百万円)
決算期 2020年3月期 2021年3月期
第1四半期 第1四半期
通期実績 前同比 通期予想 うち上期
製品名 実績 実績
過活動膀胱治療薬
ベオーバ 173 3,185 1,764 915.0% 5,900 2,800
デスモプレシン製剤
ミニリンメルト、他* - - 619 - 4,400 1,800
排尿障害改善薬
ユリーフ 2,191 5,857 1,095 △50.0% 3,700 2,000
高リン血症治療薬
ピートル 1,496 5,752 1,603 7.1% 6,600 3,200
腎性貧血治療薬
エポエチンアルファBS注JCR 1,608 5,520 1,164 △27.6% 3,500 1,900
腎性貧血治療薬
ダルベポエチン アルファBS注JCR - 812 1,197 - 2,700 1,200
糖尿病治療薬
グルベス 1,316 4,501 1,162 △11.7% 4,700 2,300
糖尿病治療薬
グルファスト 417 1,406 341 △18.3% 1,100 600
糖尿病治療薬
マリゼブ - - 462 - 2,000 900
口腔乾燥症状改善薬
サラジェン 447 1,604 421 △5.9% 1,570 800
潰瘍性大腸炎治療薬
レクタブル 205 756 216 5.7% 820 400
高脂血症治療薬
ベザトール 422 1,364 308 △26.9% 1,160 600
*:ミニリンメルトOD錠25μg/50μg/60μg/120μg/240μg、デスモプレシン点鼻液0.01%協和、デスモプレシン・スプレー2.5協和/10協和、デスモプレシン注4協和
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Ⅲ.新薬開発状況(自社)
(2020年8月現在)
開発番号
開発段階 開発区分 予定適応症 主な作用等 備 考
(一般名)
KPS-0373 甲状腺刺激ホルモン放出 第Ⅲ相臨床試験終了
導入品/塩野義製薬 脊髄小脳変性症
(ロバチレリン) ホルモン(TRH)作用 PMDAと協議中
AJM300 導入品/EAファーマ
潰瘍性大腸炎 α4インテグリン阻害作用
(カロテグラストメチル) 共同開発
第Ⅲ相 導入品/ビフォー・フレゼニ
CCX168 顕微鏡的多発血管炎、
ウス・メディカル・ケア・ 補体C5a受容体阻害作用 第Ⅲ相臨床試験終了
(アバコパン) 多発血管炎性肉芽腫症
リーナル・ファーマ(スイス)
R788 導入品/ライジェルファーマ 慢性特発性血小板
チロシンキナーゼ阻害作用
(ホスタマチニブ) シューティカルズ(アメリカ) 減少性紫斑病
KLH-2109
創製品 子宮内膜症 GnRHアンタゴニスト
(リンザゴリクス)
MR13A9 導入品/丸石製薬 透析患者における
第Ⅱ相 κオピオイド受容体刺激作用
(ジフェリケファリン) 共同開発 そう痒症
KDT-3594 創製品 パーキンソン病 ドパミン受容体刺激作用
※ 前回公表時(2020年5月)からの変更点:なし
Ⅳ.新薬開発状況(導出)
(2020年8月現在)
開発番号/
開発段階 提携企業 権利地域 予定適応症 主な作用等
一般名
ミチグリニド 速効・短時間型
エーザイ(日本) アセアン*1 2型糖尿病
(mitiglinide) インスリン分泌促進作用
承認申請中
シロドシン *2 前立腺肥大症に α1Aアドレナリン受容体
エーザイ(日本) アセアン、インド、スリランカ
(silodosin) 伴う排尿障害 拮抗作用
KLH-2109 日本、一部のアジアを除く
オブシーバ(スイス) 子宮筋腫 GnRHアンタゴニスト
(linzagolix) 全世界
第Ⅲ相
KLH-2109 日本、一部のアジアを除く
オブシーバ(スイス) 子宮内膜症 GnRHアンタゴニスト
(linzagolix) 全世界
ベドラドリン β2アドレナリン受容体
第Ⅱ相 メディシノバ(アメリカ) 日本を除く全世界 喘息の急性発作
(bedoradrine) 刺激作用
※ 前回公表時(2020年5月)からの変更点:なし
*1:申請中:ベトナム
*2:申請中:アセアン2ヵ国
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