4507 塩野義薬 2020-05-11 13:00:00
2019年度決算(2018年4月~2019年3月) [pdf]

2019年度 決算
(2019年4月~2020年3月)

   2020年5月11日
  塩野義製薬株式会社
 代表取締役社長 手代木 功
    新型コロナウイルス感染症の影響について
2019年度 事業への影響
•   サプライチェーン
     シオノギ製販品の原料等の調達、生産、在庫には影響なく、安定供給に支障なし
•   情報提供活動
     医師や医療機関のニーズに応じた活動、e-detailの活用
     社会の混乱と新常態に基づく医療習慣変更によるインフルエンザファミリーの売上への影響
•   研究開発活動
     欧米中心に治験の症例集積に遅延あり

2020年度 ビジネスオペレーション
     新中期経営計画*初年度の非常事態対応を生産性向上のための
           機会ととらえ、成長基盤の強化を推進
•   流行の長期化を見据えたサプライチェーンマネジメントにより、安定供給を徹底
•   ストリーム・アイのツールやe-detailによる医師のアンメットニーズの把握と情報提供の効率化
•   症例数の国ごとの配分の見直し、バーチャル臨床試験の検討
•   テレワーク期間を活用した“捨てる業務”の選別と、マネジャーの管理・育成力を強化
                                       * 2020年6月1日に公表予定
                                                          2
 新型コロナウイルス感染症に関する取り組み
治療薬の創製
• 北海道大学人獣共通感染症リサーチセンターとの共同研究の中で、新型コロナウイルス株を
  使用した創薬研究を開始
• in vitro試験にて、新型コロナウイルス株に対する有望な化合物群を選出
• 2020年度内の臨床試験開始を目指して創薬を加速

予防ワクチンの開発
• グループ会社であるUMNファーマの持つBEVS*を活用し、国立感染症研究所、九州大学と協
  働し、シオノギ主導で組換えタンパクワクチンの開発に着手
• 創薬とともに最優先プロジェクトとして、2020年内の臨床試験開始を目指して取り組みを加速
• 1,000万人規模に供給可能な生産体制の構築を目指す
検査キットの提供
• IgG/IgM抗体検査キット製品の導入に向けマイクロブラッドサイエンス社と業務提携
• 国内での実用化に向けて性能試験に参画し、臨床データを収集中
• 臨床での有用性検討に必要なエビデンスの構築に向けて、臨床研究を計画中
     新型コロナウイルス感染症に対するトータルケアを実現し、
    パンデミックの早期終息による社会の安心・安全の回復に貢献
              * BEVS (Baculovirus Expression Vector System):昆虫細胞などを用いたタンパク発現技術
                                                                                 3
本日のアジェンダ
1. 2019年度 決算の概要(P.5-13)
2. 2019年度の取り組みと結果(P.14-17)
3. 2020年度 業績予想(P.18-26)
4. 株主還元(P.27, 28)




                             4
1. 2019年度 決算の概要
   決算ハイライト①                                                    日本基準(JGAAP)



  売上高:3,350億円(対前年 △7.9%)
あああああああああああああああああああああああああああ
     HIVフランチャイズに関する
  ロイヤリティー収入:1,271億円(対前年 +2.1%)
                                                           HIVフランチャイズの
(億円)                               (億円)                   ロイヤリティー収入の推移
            売上高(通期)
4,000                               350
                                                             (四半期毎)
                                                                                               334 325
                                    300                                    328 345
3,500                                                                326             297 314
                                    250
                                                        294
                                                276 278
3,000
                 3,637                                         245
                          3,350
                                    200
        3,447
                                    150   186
2,500
                                    100

                                    50
2,000                                     Q1    Q2   Q3   Q4   Q1    Q2    Q3   Q4   Q1   Q2   Q3   Q4
        2017年度   2018年度   2019年度               2017年度                2018年度               2019年度

                                                                                                         6
   決算ハイライト②                                                                      JGAAP



   営業利益:1,252億円(対前年 △9.6%)

  経常利益:            億円(対前年
あああああああああああああああああああああああああああ     1,518                                 △8.9%)
           親会社株主に帰属する
   当期純利益: 1,213億円(対前年 △8.6%)

                                                                                  親会社株主に帰属する
            営業利益 (通期)                          経常利益 (通期)
(億円)                                (億円)                               (億円)
                                                                                 当期純利益 (通期)

  1,600                              1,800                              1,400
  1,400                              1,600                              1,200
  1,200                              1,400
                                                              1,518     1,000            1,328   1,213
                            1,252             1,387   1,666                     1,089
  1,000     1,152   1,385            1,200
                                     1,000                               800
   800
                                       800                               600
   600
                                       600
                                                                         400
   400                                 400
   200                                 200                               200
       0                                 0                                 0
           2017年度 2018年度 2019年度              2017年度 2018年度 2019年度               2017年度 2018年度 2019年度


                                                                                                         7
    連結経営成績                                                              JGAAP

                                                                                (単位:億円)

                                     2019年度                     2018年度            対前年
                        当初予想     修正予想                対修正予想                      UP率
                                               実績                  実績                   増減額
                        (5/9)     (2/3)              達成率(%)                      (%)
売        上         高    3,655 3,550 3,350                94.4   3,637           △7.9 △288

営    業       利     益    1,470 1,415 1,252                88.5   1,385           △9.6 △133

経    常       利     益    1,705 1,670 1,518                90.9   1,666           △8.9 △148

                        1,330 1,330 1,213                       1,328
親 会 社 株 主 に 帰 属 す る
当 期 純 利 益                                                91.2                   △8.6 △115

                                          為替レート       2019年度前提     2019年度前提            2019年度
•   インフルエンザファミリー*の国内売                     (期中平均)        (5/9)      (10/30修正)             実績
    上減少の影響が大きく、計画を大
                                           ド    ル         110.0円        107.0円         108.72円
    幅に未達
•   インフルエンザファミリーを除くと、                      ポンド            145.0円        133.0円         138.15円
    売上高は修正予想通りに着地**                        ユーロ            130.0円        120.0円         120.82円



                 * インフルエンザファミリー                     ** インフルエンザファミリーを除く売上高:
                 (ゾフルーザ®、ラピアクタ®、ブライトポック®Flu・Neo)       修正予想 3,322億円、実績 3,325億円              8
    損益計算書                                                                                  JGAAP
                                                                                                   (単位:億円)
                                                        2019年度                       2018年度          対前年
                                    当初予想         修正予想                      対修正予想                   UP率
                                                              通期実績                    通期実績              増減額
                                    (5/9)         (2/3)                    達成率(%)                  (%)
売               上               高      3,655       3,550       3,350         94.4          3,637   △7.9 △288
                                    14.6         16.2         16.9                  15.1

売        上    原                 価        535         575         567         98.6            549     3.3     18
売       上   総  利                益      3,120       2,975       2,783         93.5          3,088    △9.9   △306
販         売   費                 ・   45.1         43.9         45.7                  46.8

一       般   管  理                費      1,650       1,560       1,530         98.1          1,703 △10.1     △173
                                    31.6         30.4         31.6                  28.0

販   売       費   ・   管       理   費      1,155       1,080       1,058         98.0          1,020     3.8     39
                                    13.5         13.5         14.1                  18.8

研   究       開       発       費   計          495          480          472     98.3            683 △30.9     △211
    研       究   開       発   費              495          480          472     98.3            514 △8.2      △42
    戦 略 的 事 業 投 資                            -            -            -        -            169     -     △169
                                    40.2         39.9         37.4                  38.1

営        業   利                  益      1,470       1,415       1,252         88.5          1,385    △9.6   △133
営       業  外  損                 益        235         255         265        104.0            280    △5.4    △15
                                    46.6         47.0         45.3                  45.8
経        常          利           益      1,705       1,670       1,518         90.9          1,666    △8.9   △148
親 会 社 株 主 に 帰 属 す る
当       期       純       利       益      1,330       1,330       1,213         91.2          1,328    △8.6   △115



                                                                                                             9
   前年比較および増減要因(損益計算書)
  • 対前年比較              (単位:億円)
                                  主な増減要因(対前年)
     売上高                   △288   •   売上高
                                       - 国内医療用医薬品の売上減
   売上原価                     +18        - ゾフルーザ®に関するRoche社からのマイルストン収
                                         入*の減少
                                      売上原価
  売上総利益                    △306   •
                                       - ゾフルーザ®の輸出増、品目mixによる影響
                                      販売費・一般管理費
                            +39
                                  •
販売費・管理費                                - 販売費・管理費
                                        › 国内戦略品と中国の売上拡大による費用増
  研究開発費                    △211        - 研究開発費
                                        › 2018年度:戦略的事業投資 (169億円)
                           △133         › Cefiderocolおよびゾフルーザ® のPhase 3試験の
   営業利益                                   終了
                           △15    •   営業外損益
  営業外損益                                - 2018年度:ViiV社から臨時配当金受領
                                      特別損益
   経常利益                    △148   •
                                       - 投資有価証券売却益
                                      法人税
                            +30
                                  •
   特別損益                                - 2018年度:研究開発投資に伴う控除額増
親会社株主に帰属する
  当期純利益                    △115   主な増減要因(対修正予想)
                                  •   売上高
             減益要因   増益要因               - 国内医療用医薬品の売上減

                                                   * 研究開発の成果に対する報酬
                                                                       10
     事業別売上高                                                   JGAAP

                                                                      (単位:億円)
                                  2019年度                 2018年度          対前年
                                        対修正予
                       当初予想 修正予想                          通期          UP率
                                   通期実績 想達成率                                  増減額
                       (5/9) (2/3)                        実績           (%)
                                         (%)
国 内 医 療 用 医 薬 品         1,441   1,291   1,086     84.1    1,287       △15.6   △201
海 外 子 会 社 / 輸 出           314     313     308     98.1      294         4.5     13
    シオノギ Inc.              99     102     101     99.3      118       △14.4    △17
       Mulpleta®           10      10      5.4    54.3      0.8*         -*      5
    C&O                   146     133     131     98.5      115        14.4     16
製    造     受    託         143     169     176    104.2      148        19.0     28
一 般 用 医 薬 品                97      97     103    106.0       81        26.9     22
ロ イ ヤ リ テ ィ ー 収 入       1,636   1,657   1,656     99.9    1,803        △8.2   △147
    HIVフランチャイズ          1,265   1,271   1,271    100.0    1,244         2.1     26
    クレストール®               220     220     220    100.0      220         0.3      1
    その他                   151     166     165     98.9      339       △51.4   △174
そ           の      他       24      22      22     96.2       25       △12.2     △3
合                  計 3,655      3,550 3,350       94.4    3,637       △7.9    △288

                                                           * 2018年12月より本格発売     11
   前年比較および増減要因(事業別売上高)
• 対前年比較                  (単位:億円)



  2018年度
                       3,637                     主な増減要因(対前年)
   売上高
                                                 •   ロイヤリティー収入
     製造受託                       +28                  - ゾフルーザ®に関するRoche社からの収入の減少*
ロイヤリティー収入                                            - HIVフランチャイズの売上増とThreshold期間終了によ
       (HIV)                     +26                   る増加
                                                 •   国内医療用医薬品
 一般用医薬品
                                  +22                - サインバルタ®、インチュニブ®の売上増
海外子会社/輸出                                             - インフルエンザファミリーの売上減
                                  +13            •   製造受託
ロイヤリティー収入
   (クレストール®)                          +1             - ゾフルーザ®の輸出増
                                                 •   海外子会社/輸出
       その他                          △3               - C&O:ラベプラゾールの売上増
ロイヤリティー収入                                            - シオノギ Inc.:Symproic®に関する一時金収入**
     (その他)                △174
                                                 主な増減要因(対修正予想)
国内医療用医薬品          △201
                                                 •   国内医療用医薬品
  2019年度
   売上高           3,350                               - インフルエンザファミリーの売上減


                * 研究開発の成果に対する報酬
               ** 2018年度はPurdue社より、2019年度はBioDelivery Sciences International Inc.社よりそれぞれ受領   12
国内医療用医薬品                                                    JGAAP   (単位:億円)

                                 2019年度         2018年度           対前年
                 当初予想 修正予想               対修正予想    通期          UP率
                                 通期実績 達成率(%)                        増減額
                 (5/9)   (2/3)                    実績           (%)
 サインバルタ®            293     273     262    96.0      241        8.8  21
 インチュニブ®            136     106     106   100.0       53     100.7   53
 ビバンセ®               3.8     0.5     0.1   19.9        -*        -*  0.1
 ゾフルーザ®             280     180      4.3    2.4      263     △98.4 △259
 ラピアクタ®              26      26      12    45.1       20     △42.4   △9
 ブライトポック®            18      22      8.5   39.6       12     △27.1   △3
戦略品 合計              757     607     393    64.7      589     △33.3 △196
 オキシコンチン®類           67      64      61    94.4       73     △16.9  △12
 スインプロイク®            23      23      22    96.8       16      39.2     6
 アシテア®               2.7     2.6     2.8  108.8       1.9     47.5     1
 ムルプレタ®              3.3     2.3     1.3   55.7       1.5    △16.3   △0
 ピレスパ®               69      70      68    97.0       57      19.3   11
新製品 合計              922     769     547    71.2      738     △25.8 △191
 クレストール®            100      95      89    93.9       99      △9.9  △10
 イルベタン®類             49      46      44    94.3       54     △18.5  △10
その他                 369     381     406   106.6      396        2.3    9
国内医療用医薬品          1,441   1,291   1,086    84.1    1,287     △15.6 △201
   インフルエンザファミリーを除く国内医療用医薬品はほぼ修正計画通りに着地**
             * 2019年12月発売   ** インフルエンザファミリー3品目を除く国内医療用医薬品売上:
                               修正予想 1,063億円、実績 1,061億円
                                                                           13
2. 2019年度の取り組みと結果
2019年度の取り組みと結果 1/2
1.販売
• インフルエンザファミリー:
   3品目ともにインフルエンザの小規模な流行による影響、新型コロナウイルス感染症の
    流行拡大による影響を大きく受けた
   ゾフルーザ®に対する低感受性ウイルスへの医師の理解浸透は進むものの、処方増加
    までには至らず
• サインバルタ®:
   疼痛領域での伸長により、対前年実績を上回り着地
   “慢性腰痛に対する第一選択薬”というポジショニングメッセージを訴求しきれず、修正
    計画は未達
• インチュニブ®:
   小児:新規患者市場、それを含むダイナミック市場でトップシェア獲得
   成人:追加適応取得、採用施設の増加により修正計画を達成(売上:小児とあ
    わせて前年比2倍の増)
• ビバンセ®:
    流通管理体制の構築、発売
             新製品の売上拡大に課題が残る1年
                                           15
2019年度の取り組みと結果 2/2
2.投資(研究開発)
• HIV製品パテントクリフを乗り越えるため“治療パラダイムを変える注力パイプライン*”
  を選定、Tetra社への追加出資
• S-600918、zuranolone、レダセムチド、S-648414等の次世代成長ドライバーの
  開発進展
• Cefiderocolの米国上市、欧州承認 (2020年4月)
• Xofluza®のグローバル開発進展
        成長ドライバーの拡充、海外事業の基盤構築が順調に進展
3.ビジネスイノベーション
• エムスリーとの合弁会社ストリーム・アイ設立
   新しい情報提供モデル構築の開始
• UMNファーマの完全子会社化
   ワクチン事業への本格参入
• 中国平安保険(集団)股份有限公司との資本業務提携(基本合意)
   中国事業の変革
• ADHDデジタル治療製品候補 SDT-001の国内臨床試験用アプリの開発
      ヘルスケアでの新たな価値創造に向けた取り組みを積極化
                                    * Appendix p.37参照
                                                        16
 2019年度総括と2020年度に向けて
2019年度総括
            達成                      積み残した課題
• 事業提携により将来のビジネスの幅を拡大
                             • 国内事業のベストプラクティス確立
• 海外事業の基盤となるcefiderocolの欧米
                             • 国内・海外での新製品拡大
  での承認取得
                             • 後期パイプラインの充実
• PoC獲得品、非臨床パイプラインの充実


         持続的成長を実現するための2020年度強化ポイント

1. 国内・海外事業:新製品による売上高の成長
  • ヘルスケア戦略本部の新設・医薬事業本部の再編
     ‐   疾患に対するトータルケアの提案
     ‐   グローバルで一貫したブランド戦略
     ‐   データに基づいた戦略立案・活動の定着
  • 中国での新しいビジネスモデルの構築を含めた海外事業の転換
2. 研究・開発:次世代成長ドライバーの研究開発加速
                                       PoC: Proof of concept
                                                               17
3. 2020年度 業績予想
 国際会計基準(IFRS)の導入
2019年度実績のIFRS適用による変化                            (単位:億円)

         JGAAP                  IFRS*             差異
    売上高          3,350   売上収益           3,333       △16
    売上原価           567   売上原価             568         1
    売上総利益        2,783   売上総利益          2,765       △18
    販売費・管理費      1,058   販売費・管理費          981       △78
    研究開発費          472   研究開発費            479         7
                         その他収益費用            8         8
    営業利益         1,252   営業利益           1,314        61
                         コア営業利益         1,282
    営業外損益         265                               △265
    特別損益           68                                △68
                         金融収益費用          282         282
    法人税等          373    法人所得税等          372          △0
    親会社株主に帰属する           親会社の所有者に帰属する
    当期純利益        1,213   当期利益           1,223          10

IFRS適用後のコア営業利益の定義
  フルベースの営業利益から下記の非経常的な項目を調整
      減損損失        災害による損失
      有形固定資産売却益   訴訟費用・賠償金・和解金
      事業構造再編費用    その他会社が除外すべきと判断する項目
                                   * 2019年度実績のIFRS組替数値は監査未了の暫定値
                                                                  19
業績予想 (IFRS)
                                                                 (単位:億円)

                          2020年度予想          2019年度           対前年
                                                         UP率
                          通期       上期           実績*            増減額
                                                          (%)
売     上       収     益      3,235   1,556        3,333     △3.0     △98

営     業       利     益      1,103     538        1,314    △16.0    △210

コ ア 営 業 利 益                1,103     538        1,282    △13.9    △178

税    引    前    利    益      1,363     616        1,595    △14.6    △232

                           1,036     449        1,223
親 会 社 の 所 有 者 に 帰 属 す る
当     期       利     益                                    △15.3    △187


                                                      2020年度     2019年度
アライアンスに関連する一過性                        為替レート
                                     (期中平均)             前提         実績
の減収を新製品の売上拡大で                           ド   ル           107円      108.72円
補えず、減収減益                                ポンド             130円      138.15円
                                        ユーロ             120円      120.82円

                                     * JGAAPからIFRSへ変換済み
                                     (2019年度実績のIFRS組替数値は監査未了の暫定値)           20
損益計算書予想(IFRS)
                                                                                 (単位:億円)
                                   2020年度          2019年度            対前年
                              通期        上期                        UP率
                                                    通期実績*                 増減額
                              予想        予想                         (%)
売       上       収       益     3,235     1,556             3,333   △3.0    △98
                            17.2      16.5         17.0

売    上 原                価       557       257               568   △1.9    △11
売   上 総 利               益     2,678     1,299             2,765   △3.2    △87
販    売  費               ・   47.6      48.0         43.8

一   般 管 理               費     1,539          747          1,459     5.5     80
                            32.1      32.2         29.4

販   売   ・   管       理   費     1,037          516           981      5.8     57
                            15.5      14.8         14.4

研   究       開   発       費      502       230               479    4.8      23
その他の収益・費用                      △35       △14                 8 △567.5     △43
                            34.1      34.6         39.4

営       業       利       益     1,103          538          1,314   △16.0   △210
                            34.1      34.6         38.5

コ ア 営 業 利 益                   1,103          538          1,282   △13.9   △178
金 融 収 益 ・ 費 用                   260           78            282    △7.8    △22
                            42.1      39.6         47.9
税   引       前   利       益     1,363          616          1,595   △14.6   △232
親会社の所有者に帰属する
当       期       利       益     1,036          449          1,223   △15.3   △187
                                                   * JGAAPからIFRSへ変換済み
                                                   (2019年度実績のIFRS組替数値は監査未了の暫定値)      21
  減益予想の内訳(損益計算書、IFRS)
  • 対前年比較          (単位:億円)


    売上収益              △98    主な増減要因(対前年)
    売上原価              △11    • 売上収益(△98億円)
                                - 国内医療用医薬品の売上増
   売上総利益              △87       - 海外子会社の売上減(一時金収入含む)
                                - ロイヤリティー収入の減少(主にXofluza®および
 販売費・管理費              +57               クレストール®に関する一過性要因による)
   研究開発費               +23      -       製造受託売上の減少

その他の収益・費用             △43    • 販売費・一般管理費(+80億円)
                                - 販売費・管理費(+57億円)
    営業利益             △210           ›    国内:戦略品、特にサインバルタ® 、インチュ
  コア営業利益             △178                     ニブ®の売上拡大に伴う費用増
                                    ›    海外:欧州Fetcroja®のプレローンチ・販売
 金融収益・費用              △22                     活動費用増
                                    ›    IT投資
   税引前利益             △232       - 研究開発費(+23億円)
    当期利益             △187           ›    注力プロジェクトを中心にR&D活動を推進
            減益要因   増益要因

                                                                    22
事業別売上収益予想 (IFRS)
                                                                (単位:億円)

                                  2020年度       2019年度      対前年
                                通期     上期       通期      UP率
                                                                増減額
                                予想     予想       実績*      (%)
 国 内 医 療 用 医 薬 品 1,239                   531    1,062    16.6    177
 海 外 子 会 社 / 輸 出                 240     113      308   △21.8    △67
     シオノギ Inc.                    51      26      101   △49.1    △50
     C&O                         119      57      131    △9.2    △12
 製         造       受       託     154      79      176   △12.2    △21
 一    般    用       医   薬   品     104      49       97     7.5      7
 ロ イ ヤ リ テ ィ ー 収 入             1,483     778    1,669   △11.1   △186
     HIVフランチャイズ                1,263     642    1,281    △1.4    △18
     クレストール®                     169     111      223   △24.4    △54
     その他                          52      25      165   △68.7   △113
 そ             の           他      13       7       22   △39.0     △8
 合                         計   3,235   1,556    3,333   △3.0    △98

                                            * JGAAPからIFRSへ変換済み
                                            (2019年度実績のIFRS組替数値は監査未了の暫定値)   23
国内医療用医薬品売上収益予想 (IFRS)
                          2020年度                2019年度             対前年             (単位:億円)

                         通期    上期                 通期           UP率
                                                                      増減額
                         予想    予想                 実績*           (%)
サインバルタ®                   286   139                 262           9.1   24
インチュニブ®                   167    68                 103          61.1   63
ビバンセ®                       8     2                   0           -**    8
感染症薬                      265    71                 161          65.0  104
オキシコンチン®類                  56    29                  59         △5.4    △3
スインプロイク®                   29    13                  21          37.1    8
アシテア®                       3     2                   3          27.6    1
ムルプレタ®                      1     1                   1         △3.0    △0
ピレスパ®                      49    29                  66        △25.6   △17
その他                       375   177                 387         △2.9   △11
 クレストール®                       83      42             86         △4.4        △4
 イルベタン®類                       37      18             43        △12.5        △5
国内医療用医薬品                 1,239        531          1,062         16.6        177
 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行により、各感染症薬の正確な見積りが困難であるため、
  感染症薬の予想は下記製品の合計額を計上
   •   ゾフルーザ®              •    フィニバックス®    •   セフテム®      •   バクタ®      •   イソジン®
   •   ラピアクタ®              •    フルマリン®      •   シオマリン®     •   フラジール ®   •   新型コロナウイルス
   •   ブライトポック®Flu・Neo     •    フロモックス®     •   バンコマイシン    •   フルコナゾール ®     検査キット***
       * JGAAPからIFRSへ変換済み          ** 2019年12月発売                  *** 発売前、臨床データ集積中
       (2019年度実績のIFRS組替数値は監査未了の暫定値)                                                   24
   減収予想の内訳(事業別・製品別売上収益)
                                        主な増減要因(対前年)
• 対前年比較                 (単位:億円)
                                        •   国内医療用医薬品(+177億円)
                                             - 感染症薬、ADHDファミリー、サインバルタ®の
 2019年度売上       3,333                          売上増
                              +177      •   海外子会社/輸出(△67億円)
国内医療用医薬品
                                             - シオノギInc.:Symproic®の販売提携に伴う
  一般用医薬品                          +7           一時金(2019年度)
                                             - C&O:主力製品の国家保険未収載の影響
        その他                       △8           による売上減
 ロイヤリティー収入                              •   製造受託(△21億円)
        (HIV)                     △18        - ドルテグラビル原薬の製造法改良を控え、供給
      製造受託                    △21              量が一時的に減少
                                        •   ロイヤリティー収入(△186億)
 ロイヤリティー収入
   (クレストール)                   △54            - Xofluza®に関するRoche社からのマイルストン
                                               収入(2019年度)
海外子会社/輸出                    △67              - 会計基準の変更による、クレストール®に関する
 ロイヤリティー収入                                     AstraZeneca社からのロイヤリティー収入の計
      (その他)                △113                上タイミングの変更(1Qのずれの解消)
                                             - 為替の影響によるHIVフランチャイズに関するロ
 2020年度売上       3,235                          イヤリティー収入の減少



                                                                        25
P.20の再掲     業績予想 (IFRS)
                                                                   (単位:億円)

                            2020年度予想          2019年度           対前年
                                                           UP率
                            通期       上期           実績*            増減額
                                                            (%)
  売     上       収     益      3,235   1,556        3,333     △3.0     △98

  営     業       利     益      1,103     538        1,314    △16.0    △210

  コ ア 営 業 利 益                1,103     538        1,282    △13.9    △178

  税    引    前    利    益      1,363     616        1,595    △14.6    △232

                             1,036     449        1,223
  親 会 社 の 所 有 者 に 帰 属 す る
  当     期       利     益                                    △15.3    △187


                                                        2020年度     2019年度
 アライアンスに関連する一過性                         為替レート
                                       (期中平均)             前提         実績
 の減収を新製品の売上拡大で                            ド   ル           107円      108.72円
 補えず、減収減益                                 ポンド             130円      138.15円
                                          ユーロ             120円      120.82円

                                       * JGAAPからIFRSへ変換済み
                                       (2019年度実績のIFRS組替数値は監査未了の暫定値)           26
4. 株主還元
     機動的な資本政策
• 成長をともに実感していただける株主還元政策
      自己株式の取得・消却、政策保有株の持合い削減も含め、資本効率を向上
      2020年度も9期連続の増配を予定
                                                                                                103     106
    (円)                                                                                        (予定)    (予定)
                                                                                        94
     100                                                                      82
                                                                    72
      80                                                 62                                            53
      60                            46
                                               52
                                                                                   44
                                                                                              50      (予定)
                      42                                                 38
      40                                            28
                                                               34
             20            22            24
      20
         0
    年度        12            13            14         15         16        17        18         19           20
自
己
株
    取得額           -             -        300億円       -        350億円      294億円     500億円     500億円
式
    消却数           -             -          -         -        2,200万株 500万株        735万株 520万株*
DOE (%)       3.7           3.5           3.7        4.1        4.5        4.6       4.6     4.7 (予定) 4.0 以上**
ROE (%)      17.5           9.2           9.4       13.6       16.3       19.4      20.9       18.0   12.5 以上**

                           * 2020年3月30日決議、4月6日消却                          ** 2020年度はIFRSに基づき算出した予想値
                                                                                                                 28
Appendix
KPI - 2019年度の結果 -                                            JGAAP


                             2020年度       2019年度       2019年度         2018年度
                               目標           目標*          実績             実績


成長性       新製品**売上            2,000億円      1,006億円       629億円         831億円

 KPI         経常利益            1,500億円      1,705億円      1,518億円 1,666億円

              ROIC***        13.5%以上      15.0%以上        13.8%          16.5%
効率性
              CCC****          7.0ヵ月     7.6ヶ月以下         7.7ヵ月         8.9ヵ月
 KPI
          自社創薬比率              50%以上       50%以上           67%            69%


株主還元            ROE          15.0%以上      18.0%以上        18.0%          20.9%

 KPI            DOE           4.0%以上      4.3%以上          4.7%          4.6%
                                                          (予定)


   * 2019年5月9日開示目標 ** 新製品:2016年10月31日 中期経営計画SGS2020のupdateより Appendix p.41参照
   *** ROIC:投下資本利益率=税引後営業利益/(有利子負債+株主資本+非支配株主持分) **** CCC:Cash Conversion Cycle   30
     2020年度通期予想について(IFRS)
 • 売上収益(3,333→3,235)                                          (単位:億円)

              Symproic®の販売提携          Roche社からのマイル
              に伴う一時金                  ストン収入

      前期             上期実績                   下期実績
      実績*             1,632                  1,701

      当期             上期予想                   下期予想
      予想              1,556                  1,679                △98
                               新製品の売上拡大         クレストール®ロイヤリティーの
                                                計上タイミングの変更
                                                       親会社の所有者に帰属する
      • コア営業利益                 • 税引き前利益              • 当期利益
      (1,282→1,103)             (1,595→1,363)         (1,223→1,036)
前期     上期実績   下期実績             上期実績      下期実績         上期実績    下期実績
実績*     633    649              711       885          543     680

当期    上期予想    下期予想            上期予想     下期予想          上期予想    下期予想
予想     538     565             616      747           449     587
      研究開発費、
      販売・管理費の増加        △178                 △232                  △187
                                         * JGAAPからIFRSへ変換済み
                                         (2019年度実績のIFRS組替数値は監査未了の暫定値)    31
 2019年度計画修正の変遷(JGAAP)
                                                       (単位:億円)

                                   2019年度          2018年度
                           当初予想    修正予想 修正予想
                                                    実績
                           (5/9)   (10/30) (2/3)
     売        上       高    3,655    3,670 3,550    3,637
     営    業       利   益    1,470    1,500 1,415    1,385
     経    常       利   益    1,705    1,715 1,670    1,666
                           1,330    1,350 1,330    1,328
     親 会 社 株 主 に 帰 属 す る
     当   期    純   利   益

当初予想(5/9)              修正予想(10/30)            修正予想(2/3)

                                              国内事業の進捗遅れを反映し
新製品の売上拡大によりRoche       上期の堅調な進捗および成長
                                              下方修正
社からのマイルストン収入の減少        投資の優先度の見直しを反映
を補い、増収増益を達成                                   成長投資を推進しながら過去
                       し上方修正
                                              最高益を達成



                                                                 32
   一過性要因の対前年同期比較(JGAAP)
 売上高(単位:億円)

               3,637
          (国内医療用医薬品売上:1,287)
                                   3,350
                               (国内医療用医薬品売上:1,086)

               1,065
     営業利益
(一過性の収入を除く)

     営業利益                           1,073                 <主な一過性要因>

  (一過性の収入)       320                                    2018年度:
  戦略的事業投資        169                  180                •  Roche社からのマイルストン収入
                                                            Purdue社からの一時金収入
                                      472
                                                         •
従来の研究開発費         514                                     •  戦略的事業投資

                                                        2019年度:
                                                            Roche社からのマイルストン収入
                                     1,058
                                                         •
   販売・管理費       1,020                                    •  HIVフランチャイズロイヤリティー
                                                            収入のthreshold設定期間の
                                                            終了
                                                            BDSI*社からの一時金収入
                                      567
                                                         •
       原価        549
              2018年度              2019年度
                                             * BioDelivery Sciences International Inc.
                                                                                         33
 財政状態(連結、JGAAP)
   資産     純資産       (単位:百万円)

778,741         773,650
      672,429         683,647
                                  単位:百万円       2019年     2020年     増減額
                                                3月末       3月末
                                  資産    流動資産   461,743   485,932    24,188
                                        固定資産   316,997   287,717   △29,279
                                  負債    流動負債    89,107    72,653   △16,453
                                        固定負債    17,203    17,349       145
                                  純資産   株主資本   652,371   694,489    42,117
                                        その他     20,058   △10,841   △30,900

2019年3月末        2020年3月末
           2019年          2020年
            3月末            3月末
自己資本比率      85.7%         88.3%



                                                                       34
    2019/2020シーズンの変異株検出状況
•   国内 国立感染症研究所 抗インフルエンザ薬耐性株サーベイランス結果(2020年4月30日時点)
      ゾフルーザ®感受性低下株の結果を抜粋
                                   A(H1N1)pdm09                            A(H3N2)                              B
     耐性株数 (%)                          1* (0.14%)                          0 (0.0%)                        0 (0.0%)
     解析株数                                  738                                49                               27
                  * WHOの暫定基準に準じ、薬剤感受性試験において3倍以上の感受性低下が確認された場合に感受性低下ウイルスと判定、薬剤未投与例

•   国内 特定使用成績調査結果(新潟大学国際保健学教室にて調査:2020年4月28日時点)
     2019/2020シーズン ゾフルーザ®感受性低下株調査 PA変異ありの患者割合
      薬剤投与前株の結果を抜粋
                      A(H1N1)pdm09                A(H3N2)             A(H1N1)pdm09                     B                   A and B
                                                                       and A(H3N2)
     耐性株数 (%)              0 (0.0%)                    0                       1*                  0 (0.0%)                    0
     解析株数                    277                       2                       2                      53                       2
                                   *A(H1N1)pdm09及びA(H3N2)の混合感染症例。A(H1N1)pdm09はシーケンス解析できず、A(H3N2)でI38Tアミノ酸変異を確認

•   グローバル調査結果(2020年2月28日 WHO報告より)
      ゾフルーザ®感受性低下株の結果を抜粋
                    A(H1N1)pdm09                                           A(H3N2)                              B
     耐性株数 (%)                          1* (0.07%)                          1** (0.1%)                      0 (0.0%)
     解析株数                                 1,355                              1,012                            930
                                                     * 薬剤未投与例、E23Kを検出              ** 薬剤投与前後の情報不明、I38Mアミノ酸変異

    本剤への感受性が低下した変異株はわずかしか認められず、蔓延は確認されなかった
            国内サーベイランス結果(国立感染症研究所、新潟大学)                                          WHO報告
            https://www.niid.go.jp/niid/ja/influ-resist.html
            http://www.med.niigata-u.ac.jp/pub/category/influenzasearch/
                                                                                https://www.who.int/influenza/vaccines/virus/reco
                                                                                mmendations/202002_recommendation.pdf?ua=1
                                                                                                                                     35
ヘルスケア戦略本部の新設
必要な製品・情報をグローバルで効果的に届ける仕組み
   バリューチェーン横断・顧客視点・エビデンス重視・データ駆動

  研究・開発                             上市

          ポートフォリオ戦略                           ニュープロダクト
   研究・開発から一貫した製品価値の構築                         プランニング部

                            疾患戦略・製品戦略
                                                  疾患戦略部
                エビデンス構築・医療経済的評価
                                           メディカルアフェアーズ部
       データ解析,モデリング,シミュレーション
                                             データサイエンス室
    CSR*活動(予防・疾患啓発・適正使用推進)
                                                CSR推進部

                  * CSR (Corporate Social Responsibility):企業の社会的責任
                                                                     36
2019年度
R&D説明会資料より   注力パイプラインで実現したい世界
       既存品目とシナジーにより
      がん治療パラダイムを変える                 制御性                    再生医療のパラダイムを変える
                                    T細胞
                                    阻害剤        S-005151
                   S-874713                                   幅広い疾患で免疫療法の
                                                [レダセムチド]
新しいメカニズムにより依存症                                                有効性を向上させるプラット
など幅広い精神疾患を改善                                                         フォーム
                                  疾患治療の                        がん:免疫チェックポイント
                                                                阻害剤のブースター
                                  パラダイムを                       HIV: 根治により治療パ
               BPN14770                            S-540956
                                    変える                         ラダイムを変える
                                    Game
認知機能改善作用により、                       Changer
 アルツハイマー治療の                                                    多くの疾患にパラダイム
   新たな選択肢                                                        チェンジを起こす
                   S-812217                    S-600918        難治性慢性咳嗽
                   [zuranolone]
                                                               睡眠時無呼吸症候群
   うつ病治療の既成概念を                     S-637880                    慢性疼痛 等
      変える有効性
                                               神経・精神疾患の新たなキーメカニズムへの作用
                                              (疼痛・うつ・多発性硬化症)


  アンメットメディカルニーズが高い疾患の既成概念を打破
                                                                            37
 パイプラインの状況 (2020年5月11日現在)
国内開発              Phase 1            Phase 2             Phase 3                申請
                  S-600918          セフィデロコル              セフィデロコル               ゾフルーザ®
                  神経障害性疼痛           複雑性尿路感染症               院内肺炎             インフルエンザウイルス感染症
                                                                                 (予防投与)
                  S-637880           S-812217             ゾフルーザ®
                  神経障害性疼痛          [zuranolone]        インフルエンザウイルス感染症          ゾフルーザ®
                                     うつ病・うつ状態              (小児高用量)          インフルエンザウイルス感染症
                  S-010887                                                    (顆粒剤、20kg未満)
                  神経障害性疼痛            S-600918            サインバルタ®
                                   難治性・原因不明慢性咳嗽         うつ病・うつ状態(小児)          オキシコンチン®TR
                  S-770108                                                    慢性疼痛における鎮痛
                  特発性肺線維症            S-600918             S-588410
                                   睡眠時無呼吸症候群               食道がん

                                 S-005151 [レダセムチド]
                                       脳梗塞
    非臨床*                         S-005151 [レダセムチド]
    S-872600                          表皮水疱症
  インフルエンザ予防ワクチン
                                     SDT-001
    S-874713                     ADHD患者の不注意症状(小児)
    各種精神疾患
                                     S-237648
    BPN14770                           肥満症
    認知機能改善
                                     S-588410
    S-872881                           膀胱がん
  アルツハイマー型認知症
                                     SR-0379                                         感染症
    S-109802                          皮膚潰瘍
 脳卒中後上肢・下肢痙縮
                                    ADR-001**                                        疼痛・神経
 制御性T細胞阻害剤                          非代償性肝硬変
      固形がん                                                                           新たな成長領域
    S-540956
   核酸アジュバント
    S-309309                                         ステージ変更(2020年2月3日からの変更点)
      肥満症
    S-723595                                         zuranolone(うつ病・うつ状態):Phase 2開始
      NASH
                                                     S-600918(睡眠時無呼吸症候群):Phase 2a開始


                       : 2020年2月4日~2020年5月11日の変更                      * 主な開発候補品を掲載
                                                                     ** Phase 1/2 実施中          38
 パイプラインの状況 (2020年5月11日現在)
海外開発        Phase 1               Phase 2           Phase 3                    申請
            S-648414              S-600918          セフィデロコル               Xofluza®(台湾)
             HIV感染症             難治性・原因不明慢性咳嗽      好気性グラム陰性菌感染症            インフルエンザウイルス感染症
                                                      (小児)                     (予防投与)
            S-117957             Naldemedine
              不眠症              術後の消化管機能回復促進
                                                                          Fetroja®(米国)
            S-237648              Rizmoic®*                                    院内肺炎
              肥満症              オピオイド誘発性便秘症(小児)

            S-588210              S-120083
             固形がん                  炎症性疼痛
                                  S-707106
                                   2型糖尿病
                                  S-488210
                                   頭頸部がん                                          感染症
                                  S-588410                                        疼痛・神経
                                    膀胱がん

                                  epertinib                                       新たな成長領域
                                   悪性腫瘍


                                                     Dovato®              Xofluza®(欧州)
        アウトライセンス                                       HIV感染症             インフルエンザウイルス感染症
                                                  TANGO試験(維持療法)          (治療 [健常、ハイリスク]、予防)

                                                   Cabotegravir           Xofluza®(米国)
                                                     HIV感染予防              インフルエンザウイルス感染症
 ステージ変更(2020年2月3日からの変更点)                            持続性注射製剤                    (予防投与)

                                                     Xofluza®             Xofluza®(米国)
 Fetroja®(院内肺炎):Phase 3→申請(米国)                    インフルエンザウイルス感染症          インフルエンザウイルス感染症
 Fetcroja®(好気性グラム陰性菌感染症):申請→承認(欧州)                      (重症)                 (小児、1歳以上)

 Xofluza®(インフルエンザウイルス感染症):申請(台湾)、追加適                 Xofluza®             Xofluza®(米国)
                                                  インフルエンザウイルス感染症          インフルエンザウイルス感染症
 応申請(米国)                                             (小児、1歳未満)                 (顆粒剤)
 GSK3342830(多剤耐性グラム陰性期感染症):開発中止
                                                     Xofluza®                CAB+RPV
                                                  インフルエンザウイルス感染症              HIV感染症
                                                       (伝播抑制)               (持続性注射製剤)


                      : 2020年2月4日~2020年5月11日の変更     * Phase 1/2 実施中
                                                    CAB:cabotegravir RPV: rilpivirine         39
 2020年度の開発品予定
Phase       パイプライン                    適応               マイルストン           :達成

申請~承認       Fetroja® (cefiderocol)    グラム陰性菌による院内肺炎    米国:追加適応承認
            Fetcroja® (cefiderocol)   好気性グラム陰性菌感染症     欧州:承認

            ゾフルーザ®顆粒剤                 インフルエンザウイルス感染症   日本:追加適応承認
                                      (小児、体重20kg未満)
            ゾフルーザ®                    インフルエンザウイルス感染症   日本:追加適応承認
                                      (予防)
            オキシコンチン®TR                慢性疼痛における鎮痛       日本:追加適応承認
            サインバルタ®                   うつ病・うつ状態(小児)     日本:申請
Phase 1~3   S-637880                  神経障害性疼痛          日本:Phase 1反復投与試験完了
            S-600918/S-637880         神経障害性腰痛          日本:Phase 2 (PoC試験)開始
            S-648414                  HIV感染症           米国:Phase 2 (PoC試験)開始
            S-770108                  特発性肺線維症          英国:肺沈着試験開始
            S-540956                  HIV感染症、がん        Phase 1試験開始(地域未定)
            S-874713                  各種精神疾患           日本:Phase 1試験開始
            BPN14770                  アルツハイマー型認知症      日本:Phase 1試験開始
            S-723595                  非アルコール性脂肪肝炎      日本:Phase 1試験開始

            * 他の治療法が無いまたは限られた成人患者対象
                                                                              40
新製品の定義(中期経営計画SGS2020のupdate改変)

       • サインバルタ®                            2,500
                                             2500
                                              ,
                                                    新製品売上高
       • オキシコドン乱用防止製剤、
 疼痛
         オキノーム® 、オキファスト®                                2,000億円
 神経    • ナルデメジン*                            2,000
                                             2000
       • インチュニブ® 、ビバンセ®

                                            1,500
                                             1500
       • ゾフルーザ® /XofluzaTM
感染症    • セフィデロコル
       • ラピアクタ®、インフルエンザ診断キット                1,000
                                             1000



                                             500
                                             500
       •ピレスパ®                                       300億円
       • ムルプレタ®
 その他   • アシテア®                                 0
                                               0
       • Osphena® (Senshio®)                        2015年度 2020年度
                                                      実績     目標


         * ナルデメジンの製品名:スインプロイク®(日本)、Symproic®(米国)、 Rizmoic® (欧州)
                                                                    41
将来の見通しに関する注意事項
•   本資料において提供される情報は、いわゆる「見通し情報」(forward-looking statements)を含みます。
    これらの文言は、現在における見込み、予測、リスクを伴う想定、実質的にこれらの文言とは異なる現実的な結
    論・結果を招き得る不確実性に基づくものです。
•   それらリスクや不確実性には、一般的な業界ならびに市場の状況、金利、通貨為替変動といった一般的な国内
    および国際的な経済状況が含まれます。
    リスクや不確実性は、特に製品に関連した見通し情報に存在します。製品のリスク、不確実性には、技術的進
    歩、特許の競合他社による獲得、臨床試験の完了、製品の安全性ならびに効果に関するクレームや懸念、規
    制機関による審査期間や承認取得、国内外の保険関連改革、マネジドケア、健康管理コスト抑制への傾向、
    国内外の事業に影響を与える政府の法規制など、新製品開発に付随する課題などが含まれますが、これらに限
    定されるものではありません。
•   承認済みの製品に関しては、製造およびマーケティングのリスクがあり、需要を満たす製造能力を構築する能力を
    欠く状況、原材料の入手困難、市場の受容が得られない場合などが含まれますが、これに限定されるものではあ
    りません。
•   新しい情報、将来の出来事もしくはその他の事項により、見通し情報に更新もしくは改正が望ましい場合
    であっても、それを行う意図を有するものではなく、義務を負うものではありません。
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