4507 塩野義薬 2019-06-13 14:00:00
株式会社ピオニエとの共同研究終了と株式買い取りについて [pdf]
2019 年 6 月 13 日
各 位
会 社 名 塩 野 義 製 薬 株 式 会 社
代表者名 代表取締役社長 手 代 木 功
(コード番号 4507 東証第一部)
問合せ先 広 報 部 長 京 川 吉 正
TEL (06)6209-7885
株式会社ピオニエとの共同研究終了と株式買い取りについて
塩野義製薬株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:手代木 功、以下「塩野義製
薬」または「当社」
)は、株式会社ピオニエ(本社:大阪市中央区、代表取締役:伊藤 義邦、以
)との間で 2015 年 10 月より実施しておりました共同研究について、設定した目
下「ピオニエ」
標を達成した事を受けて共同研究を終了し、ピオニエの全株式の買い取りを実施しましたので、
お知らせいたします。
ピオニエは、大阪商工会議所による製薬企業の新薬研究開発を支援する「DSANJ(Drug
Seeds Alliance Network Japan:創薬シーズ・基盤技術アライアンスネットワーク)
」事業の一
環として、大阪バイオファンドを始めとしたベンチャーファンド※1 からの出資によって設立さ
れた「カーブアウトベンチャー※2」です。外部資金を活用し、製薬企業が保有する特定の創薬
シーズの価値を短期間で最大化する、公的機関としては日本初の事業化支援スキームとして
2015 年 9 月に立ち上げられました。当社はこの枠組みを活用し、2015 年 10 月に新規リード化
合物の創製を目指した共同研究をピオニエと立ち上げ、取り組んで参りました。
この度、契約で合意した達成目標を満たしたため、共同研究を予定通り終了し、契約で定めた
条件にてピオニエの全株式の買い取りを実施いたしました。これにより、大阪商工会議所の創薬
事業化支援スキームの第 1 号案件は成功裡に終了する事となります。買い取り実施後は自社で創
薬を展開し、開発候補化合物の非臨床試験の開始を目指して参ります。
塩野義製薬は「常に人々の健康を守るために必要な最もよい薬を提供する」という企業理念の
もと、
「創薬型製薬企業として社会とともに成長し続ける」ことを経営目標に掲げ、自社研究開
発に加え国内外のアカデミアや企業との連携など、社外リソースの活用を積極的に推進していま
す。今後も、革新的な新薬の継続的な提供を通じ、世界中の皆さまの健康と QOL の改善に貢献
できるよう努力してまいります。
なお、本件が 2020 年 3 月期連結業績に与える影響は軽微です。
以 上
※1:NVCC7 号投資事業有限責任組合、NVCC8 号投資事業有限責任組合、SMBC ベンチャーキャピタル株式会社、大阪バイ
オファンド投資事業有限責任組合
※2:上場企業等から開発シーズを切り出し(Carve Out)、その企業と一定の連携を保ちながら外部資金と人材を投入して成長
を目指すベンチャー企業。M&A や上場(IPO)をゴールとする。