4507 塩野義薬 2021-08-02 16:00:00
2021年度 第1四半期決算Conference Call [pdf]
2021年度 第1四半期決算
Conference Call
2021年8月2日
塩野義製薬株式会社
本日のアジェンダ
1. 第1四半期決算の概要(P.3-9)
2. 第1四半期の主な取り組みと成果(P.10-19)
2
1. 第1四半期決算の概要
連結経営成績
(単位:億円)
21年度 20年度 対前年同期
4-6月 対上期 4-6月
通期予想 上期予想 UP率 増減額
実績 進捗率 実績
売上収益 2,900 1,350 690 51.1% 714 △3.4% △24
営業利益 900 385 188 48.8% 286 △34.2% △98
コア営業利益* 900 385 194 50.3% 259 △25.0% △65
税引前四半期利益 1,150 485 229 47.3% 330 △30.5% △101
親会社の所有者に帰属する
四半期利益 1,000 495 322 65.1% 245 31.6% 77
• 売上収益および各利益項目は、上期予想に対して順調に進捗 為替レート 2021年度 2021年度
(期中平均) 前提 4-6月実績
– セフィデロコルの欧州プレローンチ活動や新型コロナウイルス感染症
(COVID-19)関連プロジェクト等への積極投資は継続 ド ル 105 円 109.52 円
• 四半期利益は、前年同期実績に対し増益 ポンド 145 円 153.20 円
– 大阪国税局からの更正処分に対する取消請求訴訟の勝訴に関する還付金 ユーロ 128 円 131.94 円
* 営業利益から非経常的な項目(減損損失、有形固定資産売却益等)を調整した利益
4
連結損益計算書
(単位:億円)
21年度 20年度 対前年同期
4-6月 対上期 4-6月
通期予想 上期予想
実績 進捗率 実績
UP率 増減額 主な増減要因(対前年同期)
売上収益 2,900 1,350 690 51.1% 714 △3.4% △24 • 売上収益
19.8 18.5 17.9 16.1 - 国内医療用医薬品、海外子会社/輸出の売上増
売上原価
575 250 123 49.3% 115 7.3% 8 - ロイヤリティー収入の減少(主にクレストール®)
売上総利益 2,325 1,100 566 51.5% 599 △5.5% △33 • 売上原価
30.7 32.6 32.7 30.4 - ナガセ医薬品(製造受託)の前年度3Qにおける連結
販売費・一般管理費 子会社化により増加
890 440 226 51.3% 217 4.1% 9
17.9 18.5 21.4 17.0 • 販売費・一般管理費
研究開発費 - 欧州Fetcroja® のプレローンチ・販売活動費用の増加
520 250 147 58.9% 122 21.1% 26
*
その他の収益・費用 △15 △25 △5 21.7% 25 △121.6% △30 • 研究開発費
31.0 28.5 27.3 40.0 - COVID-19ワクチン(S-268019)、COVID-19治療薬
営業利益 および注力8プロジェクトを中心に研究開発活動を推進
900 385 188 48.8% 286 △34.2% △98
31.0 28.5 28.1 36.2 • その他の収益・費用
コア営業利益** - Tetra社の段階取得に係る差益を前年度1Qに認識
900 385 194 50.3% 259 △25.0% △65 (約29億円)
金融収益・費用 250 100 41 41.5% 44 △6.7% △3 - 大阪国税局からの還付金の利息(約9億円)
39.7 35.9 33.3 46.2
税引前四半期利益 • 親会社の所有者に帰属する四半期利益
1,150 485 229 47.3% 330 △30.5% △101 - 大阪国税局からの更正処分に対する取消請求訴訟の
親会社の所有者に帰属する 勝訴に関する還付金(約135億円)
四半期利益 1,000 495 322 65.1% 245 31.6% 77
* Tetra社の企業結合による暫定的な会計処理の確定を行っており、遡及修正を実施
** 営業利益から非経常的な項目(減損損失、有形固定資産売却益等)を調整した利益 5
事業別売上収益
(単位:億円)
21年度 20年度 対前年同期
4-6月 対上期 4-6月
主な増減要因(対前年同期)
通期予想 上期予想 UP率 増減額
実績 進捗率 実績 • 国内医療用医薬品
国内医療用医薬品 944 461 235 50.9% 224 5.1% 11 - インチュニブ®の売上増
海外子会社/輸出 311 122 93 76.2% 55 70.0% 38 • 海外子会社/輸出
シオノギ Inc. 84 42 47 111.5% 17 182.7% 30 - 米国:Fetroja®の売上増
:FORTAMET®の販売権等の移管に
Fetroja® - - 12 - 1 835.9% 11 関する一時金を受領
平安塩野義*/C&O 143 39 24 60.8% 24 0.2% 0 - 欧州:Fetcroja®の売上増
シオノギB.V.(欧州) 35 14 9 63.7% 4 144.1% 5 • 製造受託
- ナガセ医薬品の製造受託の収益
製造受託 178 74 37 50.5% 29 30.2% 9
一般用医薬品 154 69 25 36.0% 23 9.0% 2 • 一般用医薬品
- セデス® 、リンデロン®の売上増
ロイヤリティー収入 1,298 617 296 48.0% 380 △22.1% △84 › 対上期予想:イソジンの低調な売上動向
HIVフランチャイズ 1,252 608 288 47.5% 310 △6.8% △21 • ロイヤリティー収入
クレストール ®
11 - - - 56 - △56 - 為替(ポンド高/ドル安)の影響によるHIVフ
ランチャイズの収入減
その他 35 9 8 84.4% 15 △47.4% △7 - 国別の売上動向による収入減
その他 14 7 4 51.4% 4 △17.3% △1 - 契約に基づく2021年1月以降のクレストール®
の収入減
合計 2,900 1,350 690 51.1% 714 △3.4% △24
* 一般用医薬品も同合弁会社の収益に含む
6
国内医療用医薬品売上収益
(単位:億円)
21年度 20年度 対前年同期
通期予想 上期予想 4-6月実績 対上期進捗率 4-6月実績 UP率 増減額
サインバルタ ®
151 100 68 68.1% 69 △1.5% △1
インチュニブ® 182 85 36 42.0% 26 37.3% 10
ビバンセ® 10 4 1 37.3% 0 436.2% 1
感染症薬 170 48 21 43.9% 21 △1.6% △0
インフルエンザファミリー 79 2 0 19.6% 0 290.0% 0
オキシコンチン 類 ®
50 26 13 48.1% 14 △8.9% △1
スインプロイク® 31 13 6 46.1% 5 24.8% 1
アシテア® 4 2 1 58.8% 1 79.1% 0
ムルプレタ® 1 1 0 46.0% 0 18.0% 0
ピレスパ® 35 18 10 54.2% 14 △32.2% △5
その他 309 164 79 47.8% 73 8.1% 6
クレストール® 65 38 14 37.8% 15 △7.7% △1
イルベタン®類 31 17 8 47.1% 8 △7.3% △1
国内医療用医薬品 944 461 235 50.9% 224 5.1% 11
<感染症薬構成製品>
• ゾフルーザ® • フィニバックス® • シオマリン® • フラジール®
• ラピアクタ® • フルマリン® • バンコマイシン • フルコナゾール
• ブライトポック®Flu・Neo • フロモックス® • バクタ® • イソジン®
インフルエンザファミリー
7
第1四半期決算のサマリー
COVID-19 成長ドライバーへの
国内、海外事業の
トータルケアへの 積極投資
順調な進捗
アクションの進展
• COVID-19関連
• インチュニブ®、
• ワクチン、治療薬、 • 注力8プロジェクト
セフィデロコルの伸長
下水疫学、診断薬 • セフィデロコル
8
上期および通期予想の見通し
既存事業の強化により 新規事業の実現・拡大に向け
上期予想に対して順調に進捗 順調に進捗
• 売上収益は上期予想に対して51.1%の進捗 • 2021年度の新たな事業機会
− 国内、海外事業の順調な進捗 − COVID-19関連製品・サービスの提供
− インフルエンザ、AMR等、有事発生に備える各国対応の変化
− 費用構造改革によるコストマネジメントは継続 − 製品導入、M&A
⇒上期上方修正について検討は行ったが現時点で − 新規ビジネスの早期拡大に向けた積極投資
は修正しない − アセットの導出、パートナリング検討
⇒ 予想に織り込んでいない上記事業機会
については、計画通り進捗
COVID-19に対するソリューション提供に注力しながらも、既存事業の強化、
新規事業の実現・拡大により「通期予想を達成」し、「増収増益」を目指す
9
2. 第1四半期の主な取り組みと成果
COVID-19に関してシオノギが実現したい姿
本決算資料
を再掲
喫緊の課題である医療体制逼迫へのソリューションを提供
安全で有効
予防 診断 治療
検知 無症状者
な治療薬
低分子
(流行予測) ワクチン接種 ルミラ** 自宅療養
治療薬
下水疫学 迅速・簡便かつ
軽症者
高感度の診断
入院・宿泊療養
エピセンター*の (ホテルなどに隔離)
早期特定、
SATIC***
無症状感染者 多検体の迅速診断
Asapiprant
[S-555739]
の有無を把握
遺伝子組換え TARC 重症化 重症化の抑制
タンパクワクチン
重症化リスクのある
ワクチンの確保、迅 中等~重傷者
患者の特定
速・安定的な提供
入院療養
医療体制の逼迫
* エピセンター:感染者が多く集まり、持続的に多量のウイルスが排出される中心地 *** SATIC :Signal Amplification
** ルミラ:ルミラ・ダイアグノスティクス・ジャパン株式会社との共同販売 by Ternary Initiation Complexes 11
COVID-19に対する取り組み 1/5
遺伝子組換えタンパクワクチンの開発 旧製剤 新製剤
抗原 抗原
アジュバントを変更し、開発を加速 旧アジュバント 新アジュバント
旧アジュバント選択の背景 結果 考察
• SARS*、MERS*2に対する研究成果 <臨床データ> • 中和抗体価と発症抑制効果が高く相
から、Th1>Th2型のバランスの重要 • 幅広い用量で臨床試験を実施 関する可能性、細胞性免疫の重要性
を示す根拠の蓄積
性を考慮 ‒ 高い安全性を実証
‒ 基準値に対する国際的な評価の確
• 非臨床データ ‒ 細胞性免疫の一定の誘導を確認 立にはまだ時間がかかるものの、一定
‒ 中和抗体価の上昇を確認 ‒ 中和抗体価は十分に高まらず 以上の中和抗体価の上昇はプライミ
‒ 明確な重症化(致死)予防効果を ングワクチンとして必須
<非臨床データ>
確認 ‒ 既承認ワクチンを含めて現時点で
• アジュバントを変更した新製剤にお VDE/ADEの報告はほとんどないが、
⇒臨床での投与実績としてTh1>Th2 いて、旧製剤と比較して中和抗体 Th1>Th2バランスは重要
バランスを保つことで、VDE*3/ADE*4が 価の顕著な上昇を確認(次頁)
起こりにくく、安全性が確立されている ⇒ VDE/ADEリスク回避と高い中和抗体
点を重視して旧アジュバントを選択 価誘導を両立できるアジュバントへの切
り替えが必要
* SARS:Severe Acute Respiratory Syndrome、重症急性呼吸器症候群 *2 MERS:Middle East Respiratory Syndrome 、中東呼吸器症候群
*3 VDE:Vaccine induced Disease Enhancement、ワクチン関連疾患増悪 *4 ADE:Antibody-Dependent Enhancement、抗体依存性感染増強 12
COVID-19に対する取り組み 2/5
新製剤
遺伝子組換えタンパクワクチンの開発
5120
種々のアジュバントの組み合わせで再検討
1280
中和抗体価
中和抗体価
• サル免疫原性試験 320
箱内の横線は中央値、
箱は四分位範囲、ヒゲ
• 2回接種(3週間隔) は95%信頼区間を示す
• ワクチン接種29日および36日後の中和抗体 80
価を測定 20
• これまでに蓄積した臨床データとの相関は非常
5
に高い
0w
4w
5w
新製剤 回復患者
サル免疫原性試験デザイン 中和抗体価測定
臨床相当量 血清の推定値*
(D1) (D8) (D15) (D22) (D29) (D36) (4例/群) (59例)
0w 1w 2w 3w 4w 5w
カニクイサル ワクチン接種 ワクチン接種
アジュバント変更により高い中和抗体価を確認
N=4/群
(回復患者血清と同程度以上)
* 別試験での測定値からの推定
13
COVID-19に対する取り組み 3/5
遺伝子組換えタンパクワクチンの開発
• 新製剤では、ヒトにおいてVDE/ADEリスク回避と高い中和抗体価誘導の両立が期待できる
− ヒトと相関性の高いサルを用いた免疫原性試験で、良好なデータを確認
› 高い中和抗体価(回復患者血清と同程度以上)
› 好ましいTh1>Th2型のバランスを保持する可能性
• 年内の最終段階の試験開始
• 新製剤を用いた国内臨床試験計画
および年度内提供を目指す
− Phase 1/2試験開始(2021年7月) − ICMRA*での議論も踏まえ、既承認ワクチンとの
› 抗原量の低減化も検討予定 比較試験を準備中
− 上記試験で用量を決定後、速やかに次相へ移行 − 上記とは別に、アジア・アフリカでのプラセボ対照試験も準備中
› 3,000例規模で安全性、有効性を評価予定 − 2つの試験のうち最速の試験結果をもとに、国内提供に向けた
規制当局・省庁との協議を継続
− 生産体制は順次構築中
* ICMRA:International Coalition of Medicines Regulatory Authorities、薬事規制当局国際連携組織
14
COVID-19に対する取り組み 4/5
有効性・安全性に優れた治療薬の開発
• COVID-19治療薬(S-217622)国内Phase 1試験を開始
− 自社創製の低分子の経口抗ウイルス薬で、PKブースター*不要な3CLプロテアーゼ阻害剤
› 有効性:非臨床試験において、ウイルス量を速やかかつ有意に低下
› 安全性:現時点で安全性に大きな懸念はなし
• 早期提供に向けた取り組み
− 年内の国内大規模臨床試験開始を目指す
› 国内提供に向けた規制当局・省庁との協議
− グローバル開発の準備
− 生産体制の構築
パンデミック終息に向け、安全かつ簡便な治療薬の早期提供を目指す
薬剤の血中濃度を高め、その作用を増強する化合物
15
*
COVID-19に対する取り組み 5/5
重症化を予測できる診断マーカー 下水中のSARS-CoV-2の検査体制構築
• HISCL® TARC*試薬 • 新型コロナウイルスの下水疫学調査サービスを
− COVID-19における重症化リスク判定補助としての 開始
適応追加承認取得(2021年6月7日)保険適 • 早期社会実装を目指し、島津製作所との業務
用開始(2021年6月11日)
提携に向けた基本合意書を締結
− 市販後もエビデンス構築に向けた臨床研究を実施
• サービス拡大に向け、複数の自治体と協議中
迅速・高感度な抗原検査法 − 2021年6月よりサービス開始
• 「ルミラ・SARS-CoV-2 Ag テストストリップ」、
「ルミラ測定機器」
− 販売開始(2021年5月末)
− 今後、同一機器で他の感染症や疾患に幅広く応
用する予定
* TARC(thymus and activation-regulated chemokine)
リンパ球の一つであるTh2細胞を炎症部位に遊走させるケモカイン群の一つ 16
R&Dの推進:注力8プロジェクト
パイプライン 適応症 現状
感染症 S-540956 感染症、がん Phase 1試験準備中
S-600918
①難治性慢性咳嗽 ②睡眠時無呼吸症候群 ①Phase 2b試験実施中、②Phase 2a試験実施中
[sivopixant]
S-637880 神経障害性腰痛 Phase 2a試験実施中
精神/ S-812217
うつ病・うつ状態 Phase 2b試験実施中
神経 [zuranolone]
BPN14770 ①Phase 2試験実施中
①アルツハイマー型認知症 ②脆弱X症候群
[zatolmilast] ②米国Phase 2bおよびPhase 3試験準備中
S-874713 各種精神疾患 Phase 1試験準備中
新たな S-531011 固形がん Phase 1b/2試験準備中
成長 S-005151 ①栄養障害型表皮水疱症 ②急性期脳梗塞 ①申請準備中、②Phase 2試験実施中
領域 [レダセムチド ] ③変形性膝関節症 ④慢性肝疾患 ③④医師主導治験(Phase 2試験)実施中
COVID-19関連とともに注力8プロジェクトの着実な進展
⇒ 2021年9月29日(水)のR&D説明会にて詳細を報告
* Appendix p.22-24参照
17
国内・海外事業の強化に向けて
国内事業 海外事業:米欧中事業の加速
• 戦略品2品目がトップライン伸長に寄与 • セフィデロコル
– サインバルタ® − 欧米における価値最大化
> 種々の社会情勢を鑑み、安定供給および − 低中所得国でのセフィデロコルへのアクセスの向上
適切な情報提供活動を継続 に向けた取り組みを推進*
– インチュニブ®
> 小児領域における伸長 • 平安塩野義
> 成人領域拡大に向けた取り組みを推進 − オンライン医療プラットフォーム「Ping An Good
Doctor」での販売品目の拡充
• 国内事業組織改編による生産性向上 − RWD(リアルワールドデータ)の収集・解析を活
– 病院領域強化による地域内・全国への波及効果 用したデータドリブン創薬の加速
* Appendix p.25 参照
18
ViiV社によるHIVフランチャイズの進展
Dovatoとカボテグラビルの市場浸透による成長の牽引 (DTG/3TC*) (CAB/RPV*2)
• Dovato、Cabenuvaが成長を牽引 • Dovato
− ViiV社は2026年まで一桁台半ばの年平均成長率を見込む − 継続患者におけるシェアは欧米で順調に推移(下図)
• Cabenuva − SALSA試験48週時点、およびTANGO試験144週時点での
良好な有効性と安全性を確認
− 医療従事者による強い関心と持続型製剤による治療を組み込む
ための積極的な取り組み − ViiV社は、2022年に売上約1,500億円以上を見込む
› CUSTOMIZE試験より、COVID-19禍においても医療従事者
によるオペレーションは順調であることを確認 GSK社 2021 Second quarter resultsより
− 米国における2か月に1回投与は、2021年内に承認取得、 2022
年早期に上市予定
• Cabotegravir(予防)
− 米国で申請済であり、2022年早期に上市予定
• 超持続型製剤
− 新製剤で3~6ヵ月に1回の超持続型製剤を開発中で2028年以
降に発売見込み
・CUSTOMIZE試験:長時間作用型レジメンを提供する上での受容性、妥当性、実現可能性を評価
・SALSA試験:2剤のNRTI*3を含む3剤以上療法でウイルス抑制患者から、Dovatoへ切り替えた際の比較
Source: IQVIA (R4W) and ActOne (R3M)
・TANGO試験:TAF*4を含む3剤以上療法でウイルス抑制患者から、Dovatoへ切り替えた際の比較
* DTG/3TC: dolutegravir/lamivudine *2 CAB/RPV: cabotegravir/rilpivirine
*3 NRTI: nucleoside reverse transcriptase inhibitor、核酸系逆転写酵素阻害薬 *4 TAF: tenofovir alafenamide 19
Appendix
財政状態(連結、IFRS)
資産 親会社の所有者に帰属する持分
(単位:億円)
9,990 10,004
8,461 8,642
2021年 2021年
単位:億円 増減額
3月末 6月末
資産 非流動資産 4,428 4,422 △6
流動資産 5,562 5,582 19
親会社の所有者に
帰属する持分 8,461 8,642 181
負債 非流動負債 343 323 △20
2021年3月末 2021年6月末
流動負債 1,002 862 △140
2021年 2021年
3月末 6月末
親会社所有者
84.7% 86.4%
帰属持分比率
21
開発パイプラインの状況_感染症
2021年8月2日現在
非臨床 Phase 1 Phase 2 Phase 3 申請
S-872600 S-217622 Up セフィデロコル ゾフルーザ®
好気性グラム陰性菌感染症 インフルエンザウイルス感染症
インフルエンザ予防ワクチン COVID-19の治療
(小児) (顆粒剤、20kg未満)
S-268019* * Phase 1/2 実施中
COVID-19の予防ワクチン
S-648414
HIV感染症
アウトライセンス
ステージ変更(2021年5月10日からの変更点) S-555739 [asapiprant] cabotegravir Xofluza®(米国)
HIV感染予防 インフルエンザウイルス感染症
COVID-19の重症化抑制
持続性注射製剤 (小児、1歳以上)
S-217622(COVID-19の治療):Phase1開始(国内) Xofluza®
インフルエンザウイルス感染症
(小児、1歳未満)
Xofluza®
インフルエンザウイルス感染症
(伝播抑制)
: グローバル開発
: 2021年5月10日~2021年8月2日の変更 22
開発パイプラインの状況_精神・神経
2021年8月2日現在
非臨床 Phase 1 Phase 2 Phase 3 申請
S-600918 S-812217 S-600918
S-874713
各種精神疾患 [sivopixant] [zuranolone] [sivopixant]
神経障害性疼痛 うつ病・うつ状態 難治性・原因不明慢性咳嗽
S-600918 Rizmoic*
S-872881 S-010887 * Phase1/2実施中
アルツハイマー型認知症 神経障害性疼痛 [sivopixant] オピオイド誘発性便秘症
難治性・原因不明慢性咳嗽 (小児)
S-600918
S-109802 S-117957 S-120083
脳卒中後上肢・下肢痙縮 不眠症 [sivopixant] 炎症性疼痛
睡眠時無呼吸症候群
BPN14770 BPN14770
[zatolmilast] [zatolmilast]
アルツハイマー型認知症 アルツハイマー型認知症 アウトライセンス
BPN14770 S-0373** ** 申請準備中
S-637880
神経障害性腰痛
[zatolmilast] [ロバチレリン]
脆弱X症候群 脊髄小脳変性症
SDT-001
ADHD患者の不注意症状
(小児)
: グローバル開発
: 2021年5月10日~2021年8月2日の変更 23
開発パイプラインの状況_新たな成長領域
2021年8月2日現在
非臨床 Phase 1 Phase 2 Phase 3 申請
S-531011 S-770108 S-237648 S-588410
固形がん 特発性肺線維症 肥満症 食道がん
S-540956 S-723595 S-588410 SR-0379 Up
核酸アジュバント NASH 膀胱がん 皮膚潰瘍
S-309309 S-588210 ADR-001* * Phase 1/2 実施中
肥満症 固形がん 非代償性肝硬変
S-005151
[レダセムチド ]
急性期脳梗塞
S-005151 ** 申請準備中
[レダセムチド ]
栄養障害型表皮水疱症**
ステージ変更(2021年5月10日からの変更点)
S-488210
頭頸部がん
SR-0379(皮膚潰瘍):Phase3開始(国内)
S-588410
膀胱がん
S-222611
: グローバル開発 [epertinib]
悪性腫瘍
: 2021年5月10日~2021年8月2日の変更 24
セフィデロコルのアクセスに関する取り組みを推進
低中所得国での薬剤耐性感染症の治療のために必要とされるセフィデロコルの
利用を可能とするためのGARDP、CHAIとの基本合意書を締結(2021年7月6日)
今回の基本合意書の締結を通じて、低中所得国でのセフィデロコルのアクセスにおける様々な障壁を
克服するために、塩野義製薬、GARDPおよびCHAIは、医師向けの臨床ガイダンス作成やトレーニン
グの実施等、適正使用を確実に実施するための手段を用いて対象となる各国政府やパートナー企業
を支援するために、それぞれの専門知識を駆使する
*現在世界中で70万人の方が亡くなっており、新規の治療薬が必要とされています。一方、本領域では、アクセスを
考慮するだけでなく、治療薬適正使用のために診断や医学・衛生環境の改善なども並行して進めて行く必要がありま
す。GARDPならびにCHAIは現地における規制や医学環境に関する造詣が深く、今回のコラボレーションはAMRの難
しい課題を解決する大きな一歩になると考えています
* Press release: https://www.shionogi.com/jp/ja/news/2021/07/210713.html
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その他の2021年度第1四半期の成果*
• 6月
– 温室効果ガス削減目標の 「Science Based Targets(SBT)イニシアチブ」からの承認取得
– スポーツにおける医薬品の誤用や乱用によるドーピングの防止に向けた世界アンチ・ドーピング機構
(WADA)との覚書締結
• 7月
– バーチャルYouTuber「シオノギカナデ(Shionogi Kanade)」の専用YouTubeチャンネルを開設
> ▼YouTubeアカウント:シオノギ カナデ / Shionogi Kanade
https://www.youtube.com/channel/UCpjB41cfRYglxskhHNo-BQQ
> ▼塩野義製薬 Webサイト シオノギ カナデのページ
https://www.shionogi.com/jp/ja/company/media/social/kanade.html
– 「SOMPOサステナビリティ・インデックス」の構成銘柄に10年連続で選定
– カチオン化ナノゲルデリバリーシステムを用いたCOVID-19ワクチンの開発に関するHanaVax社との
ライセンス契約の締結
* 2021年5月11日~2021年8月2日に進捗があった項目のみを抜粋
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将来の見通しに関する注意事項
• 本資料において提供される情報は、いわゆる「見通し情報」(forward-looking statements)を含みます。
これらの文言は、現在における見込み、予測、リスクを伴う想定、実質的にこれらの文言とは異なる現実的な結論・結果を
招き得る不確実性に基づくものです。
• それらリスクや不確実性には、一般的な業界ならびに市場の状況、金利、通貨為替変動といった一般的な国内および国
際的な経済状況が含まれます。
リスクや不確実性は、特に製品に関連した見通し情報に存在します。製品のリスク、不確実性には、技術的進歩、特許の
競合他社による獲得、臨床試験の完了、製品の安全性ならびに効果に関するクレームや懸念、規制機関による審査期
間や承認取得、国内外の保険関連改革、マネジドケア、健康管理コスト抑制への傾向、国内外の事業に影響を与える
政府の法規制など、新製品開発に付随する課題などが含まれますが、これらに限定されるものではありません。
• 承認済みの製品に関しては、製造およびマーケティングのリスクがあり、需要を満たす製造能力を構築する能力を欠く状況
、原材料の入手困難、市場の受容が得られない場合などが含まれますが、これに限定されるものではありません。
• 新しい情報、将来の出来事もしくはその他の事項により、見通し情報に更新もしくは改正が望ましい場合
であっても、それを行う意図を有するものではなく、義務を負うものではありません。
• 本資料には、医薬品(開発中の製品を含む)に関する情報が含まれておりますが、その内容は宣伝広告、
医学的アドバイスを目的としているものではありません。
• 本資料は国内外を問わず、投資勧誘またはそれに類する行為を目的として作成されたものではありません。
• 本資料の利用にあたっては、利用者の責任によるものとし、情報の誤りや瑕疵、目標数値の変更、その他
本資料の利用の結果生じたいかなる損害についても、当社は一切責任を負いません。
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