4507 塩野義薬 2020-07-31 12:30:00
2020年度第1四半期決算 Conference Call [pdf]
2020年度 第1四半期決算
Conference Call
2020年7月31日
塩野義製薬株式会社
中期経営計画 2030年 Vision
資料を再掲 - 2030年にシオノギが成し遂げたいこと -
2030年 Vision
新たなプラットフォームで
ヘルスケアの未来を創り出す
シオノギファミリーが一丸となって
創造力と専門性の進化でイノベーションを起こし、プラットフォームを協創する核となる
革新的な製品を創製し、適正な品質と価格で、正しい情報と共に世の中に届ける
SDGsの達成に取り組み、誰もが病気や苦しみに困らない日々の実現に貢献する
2020年6月1日公表資料
2
新中期経営計画 STS Phase1 始動
中期経営計画
資料 (一部改編)
2030年 Visionを達成するための戦略
STS2030
- Shionogi Transformation Strategy 2030 -
ビジネス変革による新たな成長戦略
STS2030
STS Phase1 (’20-’24) STS Phase2 (’25-)
⇒ 新中期経営計画(今回) ⇒ 次期中期経営計画
Transformationの具現化 Transformationによる成長
2020 2025 2030
3
STS Phase1における2020年度の位置づけ
中期経営計画
資料 (一部改編)
STS Phase1 トータルヘルスケア企業として
の基本方針 持続的な成長へのTransformationを具現化する
新
た i. R&D戦略
革新的パイプラインの開発促進
な – “パテントクリフ2028~”を乗り越えるパイプライン群の開発
価
値 多様なビジネス構築による事業の成長
創 – 海外自販力の強化
造 ii. トップライン戦略
– 新たなビジネスモデルによる社会課題の解決
– プラットフォームビジネス基盤作り
基
盤 新たな価値創造を実現するための基盤づくり
構 iii. 経営基盤戦略 – 急速な環境変化にも柔軟に対応できる
築
強固な経営基盤を築くための社内の抜本的改革
2020年度
コロナ禍における非常事態対応を生産性向上のための機会ととらえ、成長基盤の強化を推進
意思決定・行動の刷新による「不連続な進化の創出」 × 「変革スピード」
4
本日のアジェンダ
1. 第1四半期決算の概要(P.6-13)
2. 第1四半期の取り組みとSTS Phase1の進捗
(P.14-24)
5
1. 第1四半期決算の概要
6
新型コロナウイルス感染症の事業への影響について
2020年度1Qへの影響と対応
• サプライチェーン
– シオノギ製販品の原料等の調達、生産、在庫には影響なく、安定供給に支障なし
– 一部の製品で生産の前倒し対応と、海外からの輸入原料の在庫を確保
• 情報提供活動
– 医療機関訪問の自粛要請を受け、Web講演会やe-detailによる情報提供を展開
> 要請解除後は医療機関のニーズに応じて訪問を一部再開、デジタル施策も引き続き強化
– 疾患戦略の一環として、ヘルスケア戦略本部*と連携して全MRの疾患全般に関する教育
を強化
> 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を含む感染症領域、精神・神経・疼痛領域
• 研究開発活動
– 最優先プロジェクトである新型コロナウイルス関連の研究開発にリソースを集中
– 注力8プロジェクト**の開発スケジュールに大きな影響なし
– 8プロジェクト以外の一部開発プロジェクトで開発スケジュールに変更あり (3-6ヵ月程度)***
> 試験開始または症例集積で一部遅延
* Appendix p.26参照、** Appendix p.27参照、*** Appendix p.33, 34参照 7
連結経営成績
(単位:億円)
2020年度 2019年度 対前年同期
通期 上期 4-6月 対上期 4-6月
UP率 増減額
予想 予想 実績 進捗率 実績*
売上収益 3,235 1,556 714 45.9% 808 △11.6% △94
営業利益 1,103 538 256 47.6% 317 △19.1% △61
コア営業利益** 1,103 538 259 48.0% 319 △18.8% △60
税引前利益 1,363 616 301 48.8% 353 △14.9% △53
親会社の所有者に帰属する
四半期利益 1,036 449 215 48.0% 271 △20.6% △56
• 新型コロナウイルスの感染拡大による 為替レート 2020年度 2020年度
(期中平均) 前提 4-6月実績
市場縮小の影響はあるものの、各利
益項目は概ね堅調に進捗 ド ル 107円 107.64円
• STS Phase1の各アクションを迅速に ポンド 130円 133.63円
展開 ユーロ 120円 118.59円
* JGAAPからIFRSへ組替え済み
** 営業利益から非経常的な項目(減損損失、有形固定資産売却益等)を調整した利益 8
連結損益計算書
(単位:億円)
2020年度 2019年度 対前年同期
通期 上期 4-6月 対上期 4-6月 UP率
増減額
予想 予想 実績 進捗率 実績* (%)
売上収益 3,235 1,556 714 45.9 808 △11.6 △94
17.2 16.5 16.1 15.7
売上原価 127
557 257 115 44.7 △9.3 △12
売上総利益 2,678 1,299 599 46.1 681 △12.0 △82
32.1 33.2 30.4 29.6
販売費・一般管理費 239
1,037 516 217 42.0 △9.2 △22
15.5 14.8 17.0 14.5
研究開発費 117 4.2 5
502 230 122 52.8
その他の収益 5 3 1 31.0 1 △43.1 △1
その他の費用 40 16 5 32.8 10 △48.2 △5
34.1 34.6 35.9 39.2
営業利益 1,103 538 256 47.6 317 △19.1 △61
34.1 34.6 36.2 39.4
コア営業利益 319
1,103 538 259 48.0 △18.8 △60
金融収益 275 84 49 58.2 57 △14.5 △8
金融費用 16 6 4 73.2 21 △78.2 △16
42.1 39.6 42.1 43.8
税引前利益 1,363 616 301 48.8 353 △14.9 △53
親会社の所有者に帰属する
四半期利益 1,036 449 215 48.0 271 △20.6 △56
* JGAAPからIFRSへ組替え済み
9
事業別売上収益
(単位:億円)
2020年度 2019年度 対前年同期
対上期
通期 上期 4-6月 4-6月 UP率
進捗率 増減額
予想 予想 実績 実績* (%)
(%)
国内医療用医薬品 1,239 531 224 42.1 263 △15.1 △40
海外子会社/輸出 240 113 55 48.5 107 △49.1 △53
シオノギ Inc. 51 26 17 64.1 53 △68.6 △36
C&O 119 57 24 41.4 38 △37.5 △14
製造受託 154 79 29 36.5 24 17.6 4
一般用医薬品 104 49 23 46.5 18 26.1 5
ロイヤリティー収入 1,483 778 380 48.8 389 △2.4 △9
HIVフランチャイズ 1,263 642 310 48.2 317 △2.4 △8
クレストール® 169 111 56 50.0 57 △1.6 △1
その他 52 25 15 60.3 15 △3.6 △1
その他 13 7 4 65.8 5 △17.2 △1
合計 3,235 1,556 714 45.9 808 △11.6 △94
* JGAAPからIFRSへ組替え済み
10
国内医療用医薬品売上収益
(単位:億円)
2020年度 2019年度 対前年同期
対上期
通期 上期 4-6月 4-6月 UP率
進捗率 増減額
予想 予想 実績 実績* (%)
(%)
サインバルタ® 286 139 69 49.8 67 2.9 2
インチュニブ® 167 68 26 38.4 18 42.2 8
ビバンセ® 8 2 0 11.3 - -** 0
感染症薬 265 71 21 30.1 36 △40.7 △15
オキシコンチン®類 56 29 14 47.3 17 △17.3 △3
スインプロイク® 29 13 5 36.6 5 △7.9 △0
アシテア® 3 2 1 36.9 1 3.4 0
ムルプレタ® 1 1 0 42.5 0 △26.3 △0
ピレスパ® 49 29 14 49.6 17 △17.1 △3
その他 375 177 73 41.1 102 △28.4 △29
クレストール® 83 42 15 37.3 24 △35.3 △8
イルベタン®類 37 18 8 47.0 12 △30.5 △4
国内医療用医薬品 1,239 531 224 42.1 263 △15.1 △40
<感染症薬構成製品>
• ゾフルーザ® • フィニバックス® • セフテム® • バクタ® • イソジン®
• ラピアクタ® • フルマリン® • シオマリン® • フラジール®
• ブライトポック®Flu・Neo • フロモックス® • バンコマイシン • フルコナゾール
* JGAAPからIFRSへ組替え済み ** 2019年12月発売
11
1Q決算サマリー
対前年同期比較
• 売上収益(△94億円)
– 米国:2019年度 Symproic®に関するBDSI社からの一時金
– 国内:薬価改定の影響
– 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う国内・海外市場の変化
> 国内:多くの診療科で外来受診が大幅に減少
> 中国:ラベプラゾールの売上減
> 米国:ムルプレタの売上減
> HIVフランチャイズのロイヤリティー収入の減少
= 前四半期のViiV社による市場への前倒し送品の反動
= Dovato®のシェア拡大が想定より緩やかに推移
• 販売費・一般管理費(△22億円)
– 訪問活動の自粛、デジタルを活用した情報提供への変更による費用減
– 中国:ラベプラゾールの売上減に伴う費用減
• 研究開発費(5億円)
– 新型コロナウイルス関連プロジェクト、注力8プロジェクトへの積極投資
12
1Q決算サマリー
非常事態対応はSTS Phase1での最適なリソース配分を検討する契機
「やめること、加速すること、新たに始めること」の見極めを徹底
• 新型コロナウイルスの感染拡大による医薬品市場の変化を踏まえた上で、
最適なリソース配分を検討
• 研究開発活動や経営基盤構築等、2030年ビジョン達成に向け加速すべきもの
には積極的に投資
1Q(試験運用) 2Q(検証→実行)
with/postコロナにおける市場変 見直した行動計画を基に適切な
化の確認、それを踏まえた活動・ リソース配分を再検討、通期業績
働き方の見直しとコストへの影響 への影響の見積りと対応を早急に
を調査 実行
事業環境変化への対応をスピーディーに展開し、
STS2030初年度のビジネスプランを達成
13
2. 第1四半期の取り組みとSTS Phase1の進捗
14
STS2030 - ビジネスモデルの転換による拡大 -
中期経営計画
資料を再掲
自社販売 ビジネス
強化ポイント 強化ポイント
医薬品の自社販売 医療用医薬品以外の
(日米中) 製品やサービス
医薬品 強みを活かした
パテント OTC ワクチン 多様な
ビジネス ビジネス
CDMO*
モデル モデル
シオノギの特徴
医薬品のアライアンスによる 新プラット
ロイヤリティービジネス フォームサービス
(現在の収益の柱)
アライアンス ビジネス
複数の新しいビジネスモデルにより、高利益率と経営基盤の安定を両立
• 自社販売とアライアンスのバランス
• 『パテント活用ビジネス』と『強みを活かしたパテント以外のビジネス』のバランス
* Contract Development and Manufacturing Organization 15
R&D戦略:
新型コロナウイルス感染症に関する取り組み 1/2
治療薬の創製
• 北海道大学および国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所と連携し、AMED*の
研究助成金を活用
• 2020年度内の臨床試験開始を目指し、開発候補品の選定に向けた評価が進行中
検査/診断キットの提供
• IgG/IgM抗体検出キットを研究用試薬として発売(2020年6月3日)
• SATIC**法による迅速診断の実用化に向けて国内3大学***と提携
– 2020年9月の提供開始を目指し、体外診断用医薬品としての承認申請準備、製品化検討を実施中
– より簡便かつ多検体の迅速診断を可能とする改良型(キット)の早期提供に向けて、製品開発ならびに
生産のスケールアップ検討を加速する
迅速診断(SATIC法)の特徴
サンプル
PCR法と同等の 検出機器を必要とせず (95℃2分の 37℃、20-25分
検出感度を期待 目視で判定可能 前処理済み)
+ 凝集物
採取容易なサンプル 試薬
(唾液や喀痰) 25分程度で判定可能
からの検出が可能 目視での検出
* AMED:国立研究開発法人日本医療研究開発機構 *** 日本大学、群馬大学、東京医科大学
** SATIC :Signal Amplification by Ternary Initiation Complexes 16
R&D戦略:
新型コロナウイルス感染症に関する取り組み 2/2
予防ワクチンの開発
• 国立感染症研究所、九州大学と協働し、シオノギ主導で組換えタンパクワクチンを開
発中
• 2020年内の臨床試験開始に向け、非臨床試験および抗原候補の製法検討を実施中
– 抗原候補およびアジュバント候補の選定に向けた免疫原性試験が進行中
– AMEDの研究助成金を活用
• UNIGEN社 (原薬製造)、アピ社 (製剤製造) と連携し、2020年度内に第一期の生産
体制を構築
– 経済産業省「サプライチェーン対策のための国内投資促進事業費補助金」を活用
– さらなる設備投資を検討中(2021年末:3,000万人分以上の確保を目標)
非臨床試験の実施 臨床試験開始 臨床試験速報
8月 11~12月 2月 3月 供給体制構築完了 2021年末
商用生産体制構築 商用生産 生産体制増強
新型コロナウイルス感染症に対するトータルケアの提供と、
ワクチン事業への本格参入によるビジネスモデルの拡大
株式会社UNIGEN:http://www.unigen-bio.com/
アピ株式会社:https://www.api3838.co.jp/ 17
R&D戦略:S-005151 [レダセムチド]
再生医療のパラダイムを変える
ステムリム社との新たな契約締結
(2020年6月30日)
ステムリム社がこれまでに複数のアカデミア・グ
ループとの共同研究で蓄積してきた非臨床研
究のエビデンスを活用し、新たに3つの疾患の
医師主導治験を推進
新たに医師主導治験を進める3疾患
表皮水疱症 急性期脳梗塞 変形性膝関節症 慢性肝疾患 心筋症
医師主導治験で Phase 2 実施中 医師主導治験 医師主導
有効性を確認 非臨床試験:梗塞6時間後の 準備中 治験
申請準備中 投与で薬効 2020年内開始予定 実施予定
化合物の価値を最大化するLCM*戦略が順調に進捗
* LCM: Life cycle management 18
R&D戦略:BPN14770
認知機能改善薬BPN14770の価値最大化に向けて
CDR-SB (臨床全般) >=3.5 (中央値)
• 早期アルツハイマー型認知症患者を対象と
した米国Phase 2試験結果*
• 有効性:認知機能改善傾向を確認 悪化
• 安全性:嘔吐を含め問題となる副作用
は見られず
• BPN14770およびTetra社が現在保有する
全化合物のグローバルにおける権利
• Tetra社の持つ中枢神経系の創薬ノウハウ
改善
Change from Baseline
at week 13 vs. Placebo
Tetra社を完全子会社化 Placebo 0.312
10mg 0.204 -0.11 (p=0.668)
(2020年5月26日) 25mg -0.228 -0.54 (p=0.0295)
* ClinicalTrials.gov Identifier: NCT03817684 19
R&D戦略:SDT-001
デジタル治療用アプリの進捗(シオノギ: SDT-001、Akili社: AKL-T01)
• シオノギ:
– 従来の医薬品化合物とは異なる新たな治療選択肢
> 6歳~17歳のADHD患者を対象に国内Phase 2試験を実施中
• 米国Akili社:
– 小児ADHD患者の不注意症状に対する世界初のゲームベースのデジタル治療
> 米国:承認取得、欧州:CEマーク*取得
早期発見 ADHD 患者の社会活動
正確な診断 サポート
サービスプラットフォーム
薬剤による治療 新たな治療選択肢
ベース薬とは異なる ベース薬 SDT-001
作用機序 デジタル治療
疾患認知から治療・社会活動までトータルでサポートし、
患者が抱える生きづらさからの解放と、社会生産性の向上へ貢献
* EU地域に販売される製品の安全性基準を満たすことを証明するマーク 20
トップライン戦略 (国内):
ヘルスケア戦略本部と医薬事業本部の連携
深い製品知識 両本部の連携 医師のニーズの分析
幅広い疾患知識
KOL*によるWeb講演会 医師との双方向コミュニケーション e-ディテール
(効果的な情報発信) (対面、Web) (網羅的な情報発信)
製品軸×疾患軸の情報提供によるディテールの進化
Web活用による1 on 1面談機会の創出
疾患理解・処方意欲
* KOL: Key Opinion Leader
21
トップライン戦略 (海外):
中国平安保険 (集団) 股份有限公司との合弁会社設立
合弁会社(JV)2社を含むグループ会社3社を設立*し、本格的に始動開始
• 2020年7月:塩野義(香港)有限公司設立
• 2020年8月:合弁会社「平安塩野義有限公司**」設立予定
• 2020年8月:合弁会社「平安塩野義(香港)有限公司**」設立予定
平安塩野義有限公司 平安塩野義(香港)有限公司
董事長兼CEO シオノギ シオノギ
Directors of the ・シオノギ3名 (董事長含む) ・シオノギ3名 (董事長含む)
Board / 董事 ・平安2名 ・平安2名
シオノギ製品/パイプラインのJVへの投入
自社創薬アセット
C&Oの高品質な シオノギへルスケアの Cefiderocol
ジェネリック医薬品 日本ブランド製品 Naldemedine
(2020年度~) (2020年度~) 新型コロナウイルス感染症関連 等
(2022年度以降)
2020年度から売上収益に貢献 自社開発品の中国展開
* JVの体制(資本関係)はAppendix p.28参照 ** 名称は当局による承認を条件とする 22
トップライン戦略 (海外):
中国平安保険 (集団) 股份有限公司との合弁会社設立
RWD*活用によるアンメットニーズに応える創薬とGood Doctorとの協業により、
個々人に最適なヘルスケアソリューションを提供
診察時の動画 スマートシティ・自宅での行動
音声 生活パターン
動作 歩行量・速度
• 既存品、自社創薬アセット
姿勢 睡眠の質や量
の投入
RWDの活用 • 自社品以外のアセット導入
も積極化
**
診断アルゴリズム
個々人に最適な
ヘルスケアソリューションを提供
(OTC) RWD活用によるR&Dシナジー
アンメットニーズの抽出から、
最適な薬
新たな創薬研究、
がない ヘルスケアソリューション創出へ
* RWD: Real World Data ** 平安好医生 (Good Doctor): 平安集団の関連事業で中国において最大のユーザー数を有するモバイル
医療アプリケーションであり、オンライン診療、処方、医薬品配送等のサービスを包括的に提供するヘルスケアエコシステム 23
ViiV社によるHIVフランチャイズの進展
シオノギのコミットメント 2020年~
• 次世代HIV治療の柱となる経口2剤 「毎日」から 「根治」へ
配合剤 「毎月・隔月」へ
• 持続性注射剤のBest in classの創製
*
• HIV感染症根治への挑戦 (CAB/RPV**)
初の持続性注射剤
2020年7月:米国で再申請 (1回/月投与)
→ 2021年1-3月に上市予定
2021年~
2019年 「治療」から「予防」
「3剤」から「2剤」へ への拡大
CAB予防
初の持続性注射剤による予防適応
2017年 HPTN 083試験:
FTC/TDF***を66%上回る有意な予防効果
2013年 ⇒DSMB****より早期終了勧告
* CABENUVA: カナダでの製品名 ** CAB/RPV: cabotegravir/rilpivirine
*** FTC/TDF: emtricitabine/tenofovir disoproxil fumarate **** DSMB: Data and Safety Monitoring Board 24
Appendix
中期経営計画
資料を再掲 ヘルスケア戦略本部の新設
必要な製品・情報を益々多くの人に届ける仕組みづくり
バリューチェーン横断・顧客視点・エビデンス重視・データ駆動
研究・開発 上市
ポートフォリオ戦略
ニュープロダクト
プランニング部 研究・開発から一貫した製品価値の構築
疾患戦略部 疾患戦略・製品戦略
メディカルアフェアーズ部 エビデンス構築・医療経済的評価
データサイエンス室 データ解析、モデリング、シミュレーション
CSR推進部 CSR*活動(予防・疾患啓発・適正使用推進)
* CSR: Corporate Social Responsibility (企業の社会的責任)
26
中期経営計画
資料を再掲 注力パイプラインで実現したい世界
制御性 既存品目とのシナジーに
T細胞 よりがん治療パラダイムを
変える
阻害剤
新しいメカニズムにより S-874713 S-005151
依存症など幅広い精神 [レダセムチド]
再生医療の
疾患を改善
パラダイムを変える
疾患治療の
認知機能改善作用による、 BPN14770
パラダイムを S-600918 多くの疾患にパラダイム
アルツハイマー治療の
新たな選択肢 変える チェンジを起こす
Game Changer
精神・神経疾患の新たな
幅広い疾患で免疫療法の キーメカニズムへの作用
S-540956 S-637880
有効性を向上させる
プラットフォーム
S-812217 うつ病治療の既成概念を
[zuranolone] 変える有効性
アンメットメディカルニーズの高い疾患に対する製品・サービスを創出
27
トップライン戦略 (海外):
中国平安保険 (集団) 股份有限公司との合弁会社設立
• 合弁会社の資本関係
塩野義製薬 中国平安保険(集団)股份有限公司
100% 2%(第三者割当) 99.51%
新設 塩野義(香港)有限公司 中国平安人寿保険控股有限公司**
51% 49% 100%
JV 平安塩野義有限公司* 中国平安海外控股有限公司***
100% 100% 100%
南京工場 深セン販売 Tutum Japan Healthcare Limited
51% 持分譲渡 ジェネリック医薬品 49%
JV 平安塩野義(香港)有限公司*
100%
シオノギヘルスケア OTC医薬品
株式譲渡
* 当局による承認を条件とする ** 平安グループ中核の深センの保険会社 *** 香港の投資会社 28
開発パイプラインの状況:感染症
2020年7月31日現在
非臨床 Phase 1 Phase 2 Phase 3 申請
S-268019 S-648414 セフィデロコル セフィデロコル ゾフルーザ®
COVID-19予防ワクチン HIV感染症 複雑性尿路感染症 院内肺炎 インフルエンザウイルス感染症
(予防投与)
S-872600 ゾフルーザ®
インフルエンザ予防ワクチン インフルエンザウイルス感染症 ゾフルーザ®
(小児高用量) インフルエンザウイルス感染症
(顆粒剤、20kg未満)
S-648414 セフィデロコル Xofluza®(台湾)
HIV感染症 好気性グラム陰性菌感染症 インフルエンザウイルス感染症
(小児) (予防投与)
Fetroja®(米国)
院内肺炎
Xofluza®(欧州)
アウトライセンス インフルエンザウイルス感染症
(治療 [健常、ハイリスク]、予防)
Cabotegravir Xofluza®(米国)
HIV感染予防 インフルエンザウイルス感染症
持続性注射製剤 (予防投与)
:海外開発 Xofluza® Xofluza®(米国)
インフルエンザウイルス感染症 インフルエンザウイルス感染症
(重症) (小児、1歳以上)
Xofluza® Xofluza®(米国)
インフルエンザウイルス感染症 インフルエンザウイルス感染症
ステージ変更(2020年5月11日からの変更点) (小児、1歳未満) (顆粒剤)
Xofluza® CAB+RPV
S-268019(COVID-19予防ワクチン):前臨床開発入り インフルエンザウイルス感染症 HIV感染症
S-648414(HIV感染症):Phase1入り(日本) (伝播抑制) (持続性注射製剤)
Dovato®(HIV感染症 維持療法):追加適応申請(米国) Dovato®
HIV感染症(維持療法)
: 2020年5月12日~2020年7月31日の変更
29
開発パイプラインの状況:精神・神経
2020年7月31日現在
非臨床 Phase 1 Phase 2 Phase 3 申請
S-874713 S-600918 S-812217 サインバルタ® オキシコンチン®TR
各種精神疾患 神経障害性疼痛 [zuranolone] うつ病・うつ状態(小児) 慢性疼痛における鎮痛
うつ病・うつ状態
BPN14770 S-637880
認知機能改善 神経障害性疼痛 S-600918
難治性・原因不明慢性咳嗽
S-872881 S-010887
アルツハイマー型認知症 神経障害性疼痛 S-600918
睡眠時無呼吸症候群
S-109802
脳卒中後上肢・下肢痙縮 SDT-001
ADHD患者の不注意症状(小児)
S-117957 S-600918
不眠症 難治性・原因不明慢性咳嗽
Naldemedine
術後の消化管機能回復促進
Rizmoic*
オピオイド誘発性便秘症(小児)
S-120083
炎症性疼痛
:海外開発
: 2020年5月12日~2020年7月31日の変更 * Phase 1/2 実施中
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開発パイプラインの状況:新たな成長領域
2020年7月31日現在
非臨床 Phase 1 Phase 2 Phase 3 申請
制御性T細胞阻害剤 S-770108 S-237648 S-588410
固形がん 特発性肺線維症 肥満症 食道がん
S-540956 S-588410
核酸アジュバント 膀胱がん
S-309309 SR-0379
肥満症 皮膚潰瘍
S-723595 ADR-001*
NASH 非代償性肝硬変
S-005151 [レダセムチド]
脳梗塞
S-005151 [レダセムチド]
表皮水疱症**
S-237648 S-707106
肥満症 2型糖尿病
S-588210 S-488210
固形がん 頭頸部がん
S-588410
膀胱がん
epertinib
悪性腫瘍
:海外開発
: 2020年5月12日~2020年7月31日の変更 * Phase 1/2 実施中
** 申請準備中 31
2020年度の開発品予定
Phase パイプライン 適応 マイルストン :達成
申請~承認 Fetroja® (cefiderocol) グラム陰性菌による院内肺炎* 米国:追加適応承認
Fetcroja® (cefiderocol) 好気性グラム陰性菌感染症* 欧州:承認
ゾフルーザ®顆粒剤 インフルエンザウイルス感染症 日本:追加適応承認
(小児、体重20kg未満)
ゾフルーザ® インフルエンザウイルス感染症 日本:追加適応承認
(予防)
オキシコンチン®TR 慢性疼痛における鎮痛 日本:追加適応承認
サインバルタ® うつ病・うつ状態(小児) 日本:申請
Phase 1~3 S-637880 神経障害性疼痛 日本:Phase 1反復投与試験完了
S-600918/S-637880 神経障害性腰痛 日本:Phase 2 (PoC試験)開始
S-648414 HIV感染症 米国:Phase 2 (PoC試験)開始
S-770108 特発性肺線維症 英国:肺沈着試験開始
S-540956 HIV感染症、がん Phase 1試験開始(地域未定)
S-874713 各種精神疾患 日本:Phase 1試験開始
BPN14770 アルツハイマー型認知症 日本:Phase 1試験開始
S-723595 非アルコール性脂肪肝炎 日本:Phase 1試験開始
* 他の治療法が無いまたは限られた成人患者対象
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主なパイプラインのキーイベント(予定)2020年7月31日現在
パイプライン 2020年3月 2020年度 2021年度 2022年度
Ph2a開始 Ph2a速報
S-648414 Ph1
(2Q)
実施中 (4Q)
HIV感染症
S-540956 非臨床
Ph1開始 Ph1速報
感染症、がん (4Q) (3Q)
zuranolone Ph2 Ph2速報
うつ病・うつ状態 開始 (3Q)
S-600918 Ph2b Ph2b速報
難治性慢性咳嗽 実施中 (1Q)
S-600918 Ph2a Ph2a速報
睡眠時無呼吸症候群 開始 Ph2a開始 (1Q)
Ph1速報 (3Q)
S-637880/S-600918 Ph1
(2Q)
Ph2a速報
神経障害性腰痛 実施中 (4Q)
BPN14770 米国Ph2 Ph1開始 Ph1速報 Ph2開始
アルツハイマー型認知症 速報 (2Q) (4Q) (2Q)
Ph1速報
S-874713 非臨床
Ph1開始
(4Q)
Ph2開始
各種精神疾患 (4Q) (1Q)
SDT-001 Ph2 Ph2速報
ADHD 実施中 (3Q)
S-109802 非臨床 Ph1開始
脳卒中後上肢・下肢痙縮 (3Q)
S-872881 非臨床
Ph1開始
アルツハイマー型認知症 (2Q)
Ph2あるいはPh3結果速報入手(結果開示時期・方法は別途検討)
:2019年度R&D説明会(2020年3月19日)からの変更 33
主なパイプラインのキーイベント(予定)2020年7月31日現在
パイプライン 2020年3月 2020年度 2021年度 2022年度
レダセムチド 医師主導治験
上市
表皮水疱症 結果
Ph2 Ph2速報
レダセムチド (3Q)
脳梗塞 実施中
Ph1開始
制御性T細胞阻害剤 非臨床 (2Q)
がん
Ph3 Ph3速報
S-588410 実施中 (3Q)
食道がん データ解析時期の変更
Ph1速報
S-588210 Ph1
(4Q)
固形がん 実施中
S-770108 肺沈着試験 肺沈着 肺沈着 Ph2/3開始
準備中 試験開始 試験速報 (2Q)
特発性肺線維症
(2Q) (4Q)
S-723595 非臨床
Ph1開始 Ph1速報 Ph2a開始
NASH (3Q) (3Q) (3Q)
S-309309 非臨床
Ph1開始 Ph1速報 Ph2a開始
肥満症 (2Q) (2Q) (4Q)
Ph2あるいはPh3結果速報入手(結果開示時期・方法は別途検討)
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:2019年度R&D説明会(2020年3月19日)からの変更
財政状態(連結、IFRS)
資産 親会社の所有者に帰属する持分
(単位:億円)
8,715 8,646
7,646 7,684
単位:億円 2020年 2020年
増減額
3月末 6月末
資産 非流動資産 3,555 3,681 126
流動資産 5,160 4,965 △195
親会社の所有者に帰属 7,646 7,684 39
する持分
負債 非流動負債 258 251 △7
流動負債 811 710 △101
2020年3月末 2020年6月末
2020年 2020年
3月末 6月末
親会社所有者
87.7% 88.9%
帰属持分比率
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Cabotegravir 予防試験(HPTN 083)
2020年7月9日、ViiV社カンファレンスコール資料より抜粋
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Cabotegravir 予防試験 試験デザイン
2020年7月9日、ViiV社カンファレンスコール資料より抜粋
37
Cabotegravir 予防試験 有効性データ
2020年7月9日、ViiV社カンファレンスコール資料より抜粋
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Cabotegravir 予防試験 有効性データ
2020年7月9日、ViiV社カンファレンスコール資料より抜粋
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将来の見通しに関する注意事項
• 本資料において提供される情報は、いわゆる「見通し情報」(forward-looking statements)を含みます。
これらの文言は、現在における見込み、予測、リスクを伴う想定、実質的にこれらの文言とは異なる現実的な結
論・結果を招き得る不確実性に基づくものです。
• それらリスクや不確実性には、一般的な業界ならびに市場の状況、金利、通貨為替変動といった一般的な国
内および国際的な経済状況が含まれます。
リスクや不確実性は、特に製品に関連した見通し情報に存在します。製品のリスク、不確実性には、技術的進
歩、特許の競合他社による獲得、臨床試験の完了、製品の安全性ならびに効果に関するクレームや懸念、規
制機関による審査期間や承認取得、国内外の保険関連改革、マネジドケア、健康管理コスト抑制への傾向、
国内外の事業に影響を与える政府の法規制など、新製品開発に付随する課題などが含まれますが、これらに限
定されるものではありません。
• 承認済みの製品に関しては、製造およびマーケティングのリスクがあり、需要を満たす製造能力を構築する能力
を欠く状況、原材料の入手困難、市場の受容が得られない場合などが含まれますが、これに限定されるものでは
ありません。
• 新しい情報、将来の出来事もしくはその他の事項により、見通し情報に更新もしくは改正が望ましい場合
であっても、それを行う意図を有するものではなく、義務を負うものではありません。
• 本資料には、医薬品(開発中の製品を含む)に関する情報が含まれておりますが、その内容は宣伝広告、
医学的アドバイスを目的としているものではありません。
• 本資料は国内外を問わず、投資勧誘またはそれに類する行為を目的として作成されたものではありません。
• 本資料の利用にあたっては、利用者の責任によるものとし、情報の誤りや瑕疵、目標数値の変更、その他
本資料の利用の結果生じたいかなる損害についても、当社は一切責任を負いません。
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