3880 大王紙 2021-08-06 13:00:00
2022年3月期第1四半期決算短信[日本基準](連結) [pdf]
2022年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年8月6日
上 場 会 社 名 大王製紙株式会社 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 3880 URL https://www.daio-paper.co.jp
代 表 者 (役職名) 代表取締役社長 社長執行役員 (氏名) 若林 賴房
問合せ先責任者 (役職名) 執行役員経理部長 (氏名) 井川 準一 (TEL) 03‐6856‐7513
四半期報告書提出予定日 2021年8月6日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無 :有
四半期決算説明会開催の有無 :有 ( 機関投資家・アナリスト向け )
(百万円未満切捨て)
1.2022年3月期第1四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年6月30日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2022年3月期第1四半期 144,953 20.1 10,980 54.0 10,453 50.5 6,723 12.8
2021年3月期第1四半期 120,706 △7.5 7,131 45.8 6,944 45.4 5,960 161.0
(注) 包括利益 2022年3月期第1四半期 8,018百万円( 37.1%) 2021年3月期第1四半期 5,847百万円( 129.7%)
潜在株式調整後
1株当たり四半期純利益
1株当たり四半期純利益
円 銭 円 銭
2022年3月期第1四半期 40.47 -
2021年3月期第1四半期 39.46 35.73
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2022年3月期第1四半期 840,787 252,879 29.1
2021年3月期 849,801 246,788 28.2
(参考) 自己資本 2022年3月期第1四半期 245,000百万円 2021年3月期 239,232百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2021年3月期 - 7.00 - 10.00 17.00
2022年3月期 -
2022年3月期(予想) 10.00 - 10.00 20.00
(注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
3.2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)
(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
第2四半期(累計) 290,000 10.9 15,000 6.2 13,000 6.2 8,000 △14.4 48.16
通期 600,000 6.6 38,000 3.1 35,000 1.5 21,000 △5.0 126.42
(注) 直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 無
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動 (連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
新規 -社 (社名) 除外 -社 (社名)
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 : 無
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 有
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2022年3月期1Q 169,012,926株 2021年3月期 169,012,926株
② 期末自己株式数 2022年3月期1Q 2,900,927株 2021年3月期 2,917,377株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2022年3月期1Q 166,105,661株 2021年3月期1Q 151,062,583株
当社は、株式交付信託を用いた株式報酬制度を導入しており、当該信託が保有する当社株式を自己株式に含
めて記載しています。また、前連結会計年度より、従業員持株会信託を用いた従業員持株会信託型ESOPを導入
しており、当該信託が保有する当社株式を自己株式に含めて記載しています。
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
1.本資料に記載されている業績見通しなどの将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であ
ると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
2.四半期決算補足説明資料は、下記当社ウェブサイトに掲載を予定しています。
https://www.daio-paper.co.jp/ir/ir_news/
大王製紙株式会社(3880) 2022年3月期 第1四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 ……………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 ……………………………………………………………………………… 4
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ………………………………………………… 4
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………… 5
(1)四半期連結貸借対照表 ……………………………………………………………………………… 5
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ………………………………………… 7
四半期連結損益計算書
第1四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………… 7
四半期連結包括利益計算書
第1四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………… 8
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………… 9
(継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………… 9
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) …………………………………………… 9
(当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動) ………………………………………… 9
(会計方針の変更) ……………………………………………………………………………………11
(追加情報) ……………………………………………………………………………………………11
(セグメント情報等) …………………………………………………………………………………12
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大王製紙株式会社(3880) 2022年3月期 第1四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第1四半期連結累計期間における国内経済は、コロナワクチンの接種が開始されたことで回復の兆しは見える
ものの、蔓延防止等重点措置の延長や緊急事態宣言が再度発令されるなど、感染の拡大が続いており景気の先行き
は依然として不透明な状況です。世界経済についても、コロナワクチン接種のペースが早い米国を中心に経済活動
の正常化が進んでいるものの、感染拡大に歯止めがかかっていない国や地域もあり、予断を許さない状況が続いて
います。
このような状況の中で当社グループは、当第1四半期より新たな3カ年計画である第4次中期事業計画(2021年
5月27日発表)をスタートさせました。「GEAR UP 次なる成長、新たな未来へ」をスローガンに掲げ、三島工場の
競争力のあるパルプを最大限に活用した高付加価値品への生産シフト等、紙・板紙事業とホーム&パーソナルケア
事業を横断した構造改革と、海外を中心とした成長戦略を実行し、売上高8,000億円~1兆円規模の長期ビジョンの
達成を目指します。
当第1四半期連結累計期間の紙・板紙事業においては、コロナ禍により停滞していた経済活動は緩やかながら回
復に転じたことで海外向けの段ボール原紙需要が堅調に推移し、一部の洋紙でワクチン関連の特需があったことか
ら販売は前年同四半期を上回りました。ただし、新聞・印刷用紙などのメディア用途の販売は、前年同四半期を上
回りましたが、通年ではコロナ以前の水準までの需要回復は厳しいと見込んでいます。
ホーム&パーソナルケア事業においては、ティシューやトイレットの高付加価値品や、昨年全面リニューアルし
たベビー用紙おむつの販売が当四半期においても引き続き好調でした。
これらの結果、紙・板紙事業、ホーム&パーソナルケア事業ともに売上高及びセグメント利益は前年同四半期を
上回りました。
当第1四半期連結累計期間の連結業績は、以下のとおりです。
売上高 144,953百万円 (前年同四半期比 20.1%増)
営業利益 10,980百万円 (前年同四半期比 54.0%増)
経常利益 10,453百万円 (前年同四半期比 50.5%増)
親会社株主に帰属する
6,723百万円 (前年同四半期比 12.8%増)
四半期純利益
セグメントの状況は、以下のとおりです。
① 紙・板紙
売上高 80,538百万円 (前年同四半期比 17.7%増)
セグメント利益 6,764百万円 (前年同四半期比 80.1%増)
新聞用紙は、コロナ禍の影響で減少していた新聞頁数が回復しつつあり、販売数量・金額ともに前年同四
半期を上回りました。
洋紙(新聞用紙を除く)は、停滞していた経済活動が回復に転じたことでチラシ等の広告需要が一部戻り、
ワクチンの接種券・受診票等の特需も発生したことで、販売数量・金額ともに前年同四半期を上回りまし
た。
板紙・段ボールは、コロナ禍での需要減少から通販・宅配業態向けを中心に国内需要が回復してきており、
また三島工場のN7号抄紙機での輸出向け板紙の生産及び販売も堅調に推移していることから、販売数量・
金額ともに、前年同四半期を上回りました。
これらの結果、売上高・セグメント利益は前年同四半期を上回りました。
② ホーム&パーソナルケア
売上高 58,002百万円 (前年同四半期比 20.8%増)
セグメント利益 3,692百万円 (前年同四半期比 20.3%増)
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大王製紙株式会社(3880) 2022年3月期 第1四半期決算短信
国内事業について、衛生用紙は、ペーパータオルは前年同四半期にコロナ禍での衛生意識の向上による一
時的な需要の高まりがあったことから当四半期においては販売が減少しました。一方、ソフトパックティシ
ューや長尺タイプのトイレットの高付加価値品の販売の伸長や、ディズニーキャラクターをデザインしたボ
ックスティシューを新規上市した結果、販売数量・金額ともに前年同四半期を上回りました。
ベビー用紙おむつは、昨年新たにディズニーデザインを採用し全面リニューアルした「グ~ンまっさらさ
ら通気」の販売が順調に推移し、3月にリニューアルした「グ~ンスイミングパンツ」も好評を得たことで
増販に寄与しています。
大人用紙おむつは、昨年市販ルートで上市した「アテント 夜1枚安心パッド」シリーズの大容量パックを
中心に販売が伸長し、販売数量・金額ともに前年同四半期を上回りました。
フェミニンケア用品は、写真家・映画監督の蜷川実花氏とコラボレーションした「エリスコンパクトガー
ド×M/mika ninagawa企画品」を4月に発売し、生活者から好評を得たこと等が寄与し、販売数量・金額とも
に前年同四半期を上回りました。
ウエットワイプは、昨年9月にリニューアル発売した「キレキラ!トイレクリーナー1枚で徹底おそうじ
シート」の販売は順調に推移しましたが、全体では昨年のコロナ禍での一時的な需要拡大の影響から販売数
量・金額ともに前年同四半期を下回りました。マスクは、需要が落ち着きを見せる中、夏場でも快適に過せ
る機能を追加した「ハイパーブロックマスク ムレ爽快」を新発売し、商品ラインナップの拡充を図りまし
た。この結果、販売数量・金額ともに前年同四半期を上回りました。
海外事業の内、中国については、ベビー用紙おむつは超プレミアムゾーンの更なる拡販を進めると共に、
大都市以外の地域に適合した商品を拡充するため、ゾーン別に販売チャネル別・地域別の商品ラインナップ
の見直しを進めました。昨年稼働した第2工場では紙製品やウエットワイプの現地生産を開始し、ベビー用
紙おむつと連動した販促と店頭での販売強化による販売に取り組み、複合事業化を加速させたこと等により
販売数量・金額ともに前年同四半期を上回りました。
東南アジア諸国は、タイでは除菌ウエットワイプやフェミニンケア用品の拡販による複合事業化を進めて
きましたが、コロナによる外出自粛の影響でベビー用紙おむつ等の販売が減少し、販売数量・金額ともに前
年同四半期を下回りました。インドネシアでは、タイと同様に感染症の収束時期については見通しが立って
おらず、依然として不透明ですが、販売チャネルに合わせたベビー用紙おむつの新規配荷活動の強化と、EC
(イーコマース)での販売伸長、除菌ウエットの販売開始等により、販売数量・金額ともに前年同四半期を
上回りました。
昨年より当社グループになったブラジル・サンテルでは、主力の衛生用紙を中心にコロナ禍でも販売は順
調に推移し、海外事業の売上高・利益の増加に寄与しました。
海外事業全体は、前年第1四半期末から連結範囲に含めたブラジル・トルコの子会社の業績が、当第1四
半期は期首より寄与することもあり、販売数量・金額ともに前年同四半期を上回りました。
これらの結果、国内事業・海外事業ともに前年同四半期を上回る売上高となり、セグメント利益も前年同
四半期を上回りました。
③ その他
売上高 6,412百万円 (前年同四半期比 51.5%増)
セグメント利益 511百万円 (前年同四半期比 74.2%増)
主に売電事業、機械事業、木材事業及び物流事業であり、昨年7月より三島工場のバイオマス発電設備が
運転を開始し電力販売が増加したこと等により、売上高・セグメント利益は前年同四半期を上回りました。
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大王製紙株式会社(3880) 2022年3月期 第1四半期決算短信
(2)財政状態に関する説明
当第1四半期連結会計期間末の総資産は、借入金の返済による現金及び預金の減少等により、前連結会計年度末
に比べ9,014百万円減少し、840,787百万円となりました。
負債は長期借入金や引当金の減少等により、前連結会計年度末に比べ15,104百万円減少し、587,907百万円となり
ました。
純資産は利益剰余金の増加等により、前連結会計年度末に比べ6,090百万円増加し、252,879百万円となりまし
た。
この結果、自己資本比率は前連結会計年度末に比べ0.9ポイント上昇し、29.1%となりました。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
2021年5月14日に公表しました連結業績予想に変更はありません。
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大王製紙株式会社(3880) 2022年3月期 第1四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
(2021年3月31日) (2021年6月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 130,643 112,270
受取手形及び売掛金 100,019 -
受取手形、売掛金及び契約資産 - 97,078
電子記録債権 8,005 8,377
棚卸資産 79,850 83,515
その他 10,383 10,398
貸倒引当金 △537 △534
流動資産合計 328,364 311,104
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 88,814 89,362
機械装置及び運搬具(純額) 181,886 178,961
土地 82,146 82,573
その他(純額) 38,747 48,388
有形固定資産合計 391,594 399,285
無形固定資産
のれん 55,902 54,014
その他 29,296 29,029
無形固定資産合計 85,199 83,044
投資その他の資産 44,519 47,241
固定資産合計 521,313 529,570
繰延資産 122 111
資産合計 849,801 840,787
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大王製紙株式会社(3880) 2022年3月期 第1四半期決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
(2021年3月31日) (2021年6月30日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 64,662 65,423
短期借入金 13,744 14,675
1年内償還予定の社債 15,000 15,000
1年内返済予定の長期借入金 64,813 65,747
未払法人税等 6,492 5,088
引当金 5,955 3,265
その他 56,256 55,281
流動負債合計 226,925 224,480
固定負債
社債 45,000 45,000
長期借入金 284,025 269,146
退職給付に係る負債 23,110 23,318
引当金 269 332
その他 23,680 25,629
固定負債合計 376,086 363,426
負債合計 603,012 587,907
純資産の部
株主資本
資本金 53,884 53,884
資本剰余金 55,901 55,901
利益剰余金 136,579 141,129
自己株式 △4,090 △4,058
株主資本合計 242,275 246,856
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 4,226 3,392
繰延ヘッジ損益 22 9
為替換算調整勘定 △8,645 △6,650
退職給付に係る調整累計額 1,353 1,392
その他の包括利益累計額合計 △3,042 △1,855
非支配株主持分 7,556 7,878
純資産合計 246,788 252,879
負債純資産合計 849,801 840,787
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大王製紙株式会社(3880) 2022年3月期 第1四半期決算短信
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
(四半期連結損益計算書)
(第1四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年6月30日) 至 2021年6月30日)
売上高 120,706 144,953
売上原価 88,571 104,686
売上総利益 32,134 40,266
販売費及び一般管理費 25,002 29,286
営業利益 7,131 10,980
営業外収益
受取利息 38 70
受取配当金 269 249
持分法による投資利益 29 35
貸船料 331 127
その他 847 694
営業外収益合計 1,516 1,176
営業外費用
支払利息 789 1,018
貸船に係る費用 490 175
その他 424 509
営業外費用合計 1,703 1,703
経常利益 6,944 10,453
特別利益
為替差益 2,088 -
固定資産売却益 27 1
受取保険金 820 759
その他 40 -
特別利益合計 2,977 761
特別損失
固定資産除売却損 178 164
投資有価証券評価損 335 -
減損損失 1 8
災害による損失 82 36
その他 6 34
特別損失合計 604 244
税金等調整前四半期純利益 9,317 10,970
法人税、住民税及び事業税 2,495 3,220
法人税等調整額 843 929
法人税等合計 3,339 4,150
四半期純利益 5,977 6,819
非支配株主に帰属する四半期純利益 16 96
親会社株主に帰属する四半期純利益 5,960 6,723
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(四半期連結包括利益計算書)
(第1四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年6月30日) 至 2021年6月30日)
四半期純利益 5,977 6,819
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 912 △838
繰延ヘッジ損益 △13 △13
為替換算調整勘定 △1,510 2,007
退職給付に係る調整額 467 38
持分法適用会社に対する持分相当額 13 4
その他の包括利益合計 △130 1,198
四半期包括利益 5,847 8,018
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 6,103 7,910
非支配株主に係る四半期包括利益 △256 108
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大王製紙株式会社(3880) 2022年3月期 第1四半期決算短信
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動)
①第1四半期連結会計期間
2020年10月1日に株式を取得した寄居印刷紙器株式会社と、2020年11月2日に株式を取得した上村紙工株式会社
の2社を当第1四半期連結会計期間の期首より新たに連結子会社としています。
事業系統図は、次項の通りです。
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大王製紙株式会社(3880) 2022年3月期 第1四半期決算短信
事業系統図
〇 非連結子会社から連結子会社に異動した会社 2社
(注)1.サンテル、ダイオーミルサポート東海、ダイオーペーパープロダクツ、大成製紙、大日製紙は、紙・板紙
事業及びホーム&パーソナルケア事業の両事業を行っています。
2.正式名称は、エリエール・インターナショナル・ターキー・キシセル・バクム・ウルンレリ・ウレティム
です。
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大王製紙株式会社(3880) 2022年3月期 第1四半期決算短信
(会計方針の変更)
(収益認識に関する会計基準の適用)
「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」とい
う。)等を、当第1四半期連結会計期間の期首から適用し、約束した財又はサービスの支配が顧客に移転した時
点で、当該財又はサービスと交換に受け取ると見込まれる金額で収益を認識することとしました。
これにより、従来顧客への製品の出荷時点で認識していた収益について、顧客への製品の引き渡し時点で認識
する方法に変更しています。また、従来、リベート・インセンティブ等については、支払の可能性が高いと判断
された時点で収益の減額、又は販売費として処理しておりましたが、取引の対価の変動部分の額を見積り、認識
した収益の著しい減額が発生しない可能性が高い部分に限り取引価格に含める方法に変更しています。
収益認識会計基準等の適用については、収益認識会計基準第84項ただし書きに定める経過的な取扱いに従って
おり、当第1四半期連結会計期間の期首より前に新たな会計方針を遡及適用した場合の累積的影響額を、当第1
四半期連結会計期間の期首の利益剰余金に加減し、当該期首残高から新たな会計方針を適用しています。
この結果、当第1四半期連結累計期間の売上高が1,082百万円減少し、売上原価は400百万円増加し、販売費及
び一般管理費は1,672百万円減少し、営業利益、経常利益及び税金等調整前四半期純利益がそれぞれ188百万円増
加しています。また、利益剰余金の当期首残高が379百万円減少しています。
収益認識会計基準等を適用したため、前連結会計年度の連結貸借対照表において、「流動資産」に表記してい
た「受取手形及び売掛金」は、当第1四半期連結会計期間より「受取手形、売掛金及び契約資産」に含めて表示
することととしました。なお、収益認識会計基準第89-2項に定める経過的な取扱いに従って、前連結会計年度に
ついて新たな表示方法により組替を行っていません。また、「四半期財務諸表に関する会計基準」(企業会計基
準第12号2020年3月31日)第28-15項に定める経過的な取扱いに従って、前第1四半期連結累計期間に係る顧客と
の契約から生じる収益を分解した情報を省略しています。
(時価の算定に関する会計基準)
「時価の算定に関する会計基準」(企業会計基準第30号 2019年7月4日。以下「時価算定会計基準」とい
う。)等を当第1四半期連結会計期間の期首から適用し、時価算定会計基準第19項及び「金融商品に関する会計
基準」(企業会計基準第10号 2019年7月4日)第44-2項に定める経過的な取扱いに従って、時価算定会計基
準等が定める新たな会計方針を、将来にわたって適用することとしています。これによる、四半期連結累計期間
等に係る四半期連結財務諸表への影響はありません。
(追加情報)
(連結納税制度からグループ通算制度への移行に係る税効果会計の適用)
当社及び一部の国内連結子会社は、「所得税法等の一部を改正する法律」(令和2年法律第8号)において創
設されたグループ通算制度への移行及びグループ通算制度への移行にあわせて単体納税制度の見直しが行われた
項目については、「連結納税制度からグループ通算制度への移行に係る税効果会計の適用に関する取扱い」(実
務対応報告第39号 2020年3月31日)第3項の取扱いにより、「税効果会計に係る会計基準の適用指針」(企業会
計基準適用指針第28号 2018年2月16日)第44項の定めを適用せず、繰延税金資産及び繰延税金負債の額につい
て、改正前の税法の規定に基づいています。
(会計上の見積り)
前連結会計年度の有価証券報告書に記載した、コロナ禍の拡大による業績予想及び会計上の見積りへの影響に
ついて、重要な変更はありません。
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大王製紙株式会社(3880) 2022年3月期 第1四半期決算短信
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
Ⅰ 前第1四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年6月30日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント 四半期連結
ホーム& その他 調整額 損益計算書
合計
紙・板紙 パーソナ 計 (注1) (注2) 計上額
ルケア (注3)
売上高
外部顧客への売上高 68,455 48,018 116,473 4,232 120,706 - 120,706
セグメント間の
4,251 541 4,792 16,036 20,829 △20,829 -
内部売上高又は振替高
計 72,706 48,559 121,265 20,269 141,535 △20,829 120,706
セグメント利益 3,756 3,070 6,826 293 7,120 11 7,131
(注) 1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、木材事業、造林事業、機械事
業、物流事業、売電事業、ゴルフ場事業及び不動産賃貸事業等を含んでいます。
2.セグメント利益の調整額は、セグメント間取引消去に係る調整額です。
3.セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っています。
2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
(のれんの金額の重要な変動)
ホーム&パーソナルケア事業において、前第1四半期連結会計期間に行われた、サンテルS.A.とエリエール・
インターナショナル・ターキーA.S.との企業結合について、取得原価の配分が完了していなかったため、のれん
の金額は暫定的に算出された金額でした。取得原価の配分は前連結会計年度末に完了し、暫定的な会計処理が確
定したため、のれんの金額を修正しています。この結果、計上したのれんの額は22,203百万円です。
Ⅱ 当第1四半期連結累計期間(自 2021年4月1日 至 2021年6月30日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント 四半期連結
ホーム& その他 調整額 損益計算書
合計
紙・板紙 パーソナ 計 (注1) (注2) 計上額
ルケア (注3)
売上高
外部顧客への売上高 80,538 58,002 138,540 6,412 144,953 - 144,953
セグメント間の
3,398 673 4,072 17,612 21,684 △21,684 -
内部売上高又は振替高
計 83,937 58,675 142,612 24,025 166,638 △21,684 144,953
セグメント利益 6,764 3,692 10,456 511 10,968 11 10,980
(注) 1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、木材事業、造林事業、機械事
業、物流事業、売電事業、ゴルフ場事業及び不動産賃貸事業等を含んでいます。
2.セグメント利益の調整額は、セグメント間取引消去に係る調整額です。
3.セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っています。
2.報告セグメントの変更等に関する事項
会計方針の変更等に記載のとおり、当第1四半期連結会計期間の期首から「収益認識に関する会計基準」等を適用
し、収益認識に関する会計処理方法を変更したため、事業セグメントの利益又は損失の測定方法を同様に変更してい
ます。
この結果、従来の方法に比べて、当第1四半期累計期間におけるセグメントごとの売上高は、紙・板紙事業で49百
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大王製紙株式会社(3880) 2022年3月期 第1四半期決算短信
万円増加、ホーム&パーソナルケア事業で1,132百万円減少しています。また、セグメント利益は、紙・板紙事業で18
百万円増加、ホーム&パーソナルケア事業で169百万円増加しています。
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