3880 大王紙 2020-08-07 13:00:00
2021年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2021年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年8月7日
上 場 会 社 名 大王製紙株式会社 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 3880 URL https://www.daio-paper.co.jp
代 表 者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 佐光 正義
問合せ先責任者 (役職名) 執行役員経理部長 (氏名) 井川 準一 (TEL) 03‐6856‐7513
四半期報告書提出予定日 2020年8月7日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無 :有
四半期決算説明会開催の有無 :有
(百万円未満切捨て)
1.2021年3月期第1四半期の連結業績(2020年4月1日~2020年6月30日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期第1四半期 120,706 △7.5 7,131 45.8 6,944 45.4 5,960 161.0
2020年3月期第1四半期 130,524 1.3 4,892 11.6 4,776 27.2 2,283 30.4
(注) 包括利益 2021年3月期第1四半期 5,847百万円( 129.7%) 2020年3月期第1四半期 2,545百万円( 321.0%)
潜在株式調整後
1株当たり四半期純利益
1株当たり四半期純利益
円 銭 円 銭
2021年3月期第1四半期 39.46 35.73
2020年3月期第1四半期 15.21 13.69
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2021年3月期第1四半期 804,443 205,334 25.3
2020年3月期 763,059 209,536 26.1
(参考) 自己資本 2021年3月期第1四半期 203,882百万円 2020年3月期 199,133百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2020年3月期 - 5.00 - 8.50 13.50
2021年3月期 -
2021年3月期(予想) 7.00 - 8.50 15.50
(注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
3.2021年3月期の連結業績予想(2020年4月1日~2021年3月31日)
(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
第2四半期(累計) 255,000 △5.1 9,000 △27.5 7,500 △33.5 3,000 △72.3 19.86
通期 565,000 3.4 28,000 △8.6 25,000 △11.1 13,000 △32.3 86.06
(注) 直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 無
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動 (連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 有
エリエール・インターナショナル・ターキー・キシセ
新規 2社 (社名) 除外 -社 (社名)
ル・バクム・ウルンレリ・ウレティム、H&PCブラジル
(注)詳細は、添付資料8ページ「2.四半期連結財務諸表及び主な注記 (3)四半期連結財務諸表に関する注記事
項(当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動)」をご覧ください。
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 : 無
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年3月期1Q 154,531,953株 2020年3月期 154,531,953株
② 期末自己株式数 2021年3月期1Q 3,469,371株 2020年3月期 3,624,453株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2021年3月期1Q 151,062,583株 2020年3月期1Q 150,092,818株
当社は、前連結会計年度より、株式交付信託を用いた株式報酬制度を導入しており、当該信託が保有する当
社株式を自己株式に含めて記載しています。
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
1.本資料に記載されている業績見通しなどの将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であ
ると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
2.四半期決算補足説明資料は、下記当社ウェブサイトに掲載を予定しています。
https://www.daio-paper.co.jp/ir/ir_news/
3.当社の四半期連結財務諸表に記載される科目及びその他の事項の金額は従来、四捨五入にて表示していました
が、当連結会計年度より、百万円未満の切捨てによる表示へ変更しています。当該変更に伴い、比較情報につ
いても百万円未満の切捨てへ組み替えて表示しています。
大王製紙株式会社(3880) 2021年3月期 第1四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 ……………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 ……………………………………………………………………………… 3
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ………………………………………………… 3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………… 4
(1)四半期連結貸借対照表 ……………………………………………………………………………… 4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ………………………………………… 6
四半期連結損益計算書
第1四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………… 6
四半期連結包括利益計算書
第1四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………… 7
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………… 8
(継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………… 8
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) …………………………………………… 8
(当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動) ………………………………………… 8
(追加情報) ……………………………………………………………………………………………10
(セグメント情報等) …………………………………………………………………………………10
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大王製紙株式会社(3880) 2021年3月期 第1四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第1四半期連結累計期間における国内経済は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う休業要請や外出自粛要請
の影響により、景気は急激に減速し、個人の消費活動も大きく変動しています。世界経済も同感染症の流行により
著しく減速しており、今後の見通しについても不透明な状況が続いています。
当社グループは第3次中期事業計画「Move on 革進と飛翔」(2018年5月31日発表)の最終年度として、急激な
外部環境変化に対応可能な強靭な企業体質への革進を図るため、事業構造の転換を加速させています。
当第1四半期連結累計期間の紙・板紙事業においては、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う東京オリンピック
の開催延期や外出自粛要請等の経済活動停滞の影響を受け、チラシやパンフレット等のメディア用途向けを中心に
紙の国内需要は大きく減少しました。事業環境が大きく変化し、紙の需要の構造的な減少が加速する中で、この4
月から三島工場N7号抄紙機を主に海外向けの高破裂度板紙製品用の生産マシンとして営業運転を開始する等、従
前より取り組んできた「メディア用途の紙」から「梱包・包装用途の紙」へシフトする構造転換を確実に進めるこ
とで環境変化への対応を図っています。
ホーム&パーソナルケア事業においては、衛生用紙のトップメーカーとして昨年6月に実施した価格改定後の製
品価格を維持するとともに、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う衛生意識の高まりに対しては除菌ウエットをフ
ル生産する等、需要構造の変化への対応を進めました。また、需給が逼迫していたマスクの生産設備を国内工場に
急遽新設し、5月より医療や介護の現場へ優先的に供給を開始しました。今後も衛生用紙の需要拡大に対応するた
め、ペーパータオル専抄抄紙機の新設に加え、本日公表しました三島工場15号抄紙機の転抄によるフラッフパルプ
の自製等、引き続きセグメントの垣根を超えた構造改革を進め、事業環境の変化に柔軟に対応していきます。また、
当第1四半期連結会計期間において、エリエール・インターナショナル・ターキー・キシセル・バクム・ウルンレ
リ・ウレティム、H&PCブラジル及びサンテルを連結子会社に加え、中東、南米全域、さらにはアフリカまでを見据
えた事業展開を推進していきます。
これらの結果、紙・板紙事業では減収減益となりましたが、ホーム&パーソナルケア事業が増収増益となり、業
績を牽引しました。なお、第2四半期及び通期の業績予想は、今後の事業環境の不透明さを勘案して据え置いてい
ます。
当第1四半期連結累計期間の連結業績は、以下のとおりです。
売上高 120,706百万円 (前年同四半期比 7.5%減)
営業利益 7,131百万円 (前年同四半期比 45.8%増)
経常利益 6,944百万円 (前年同四半期比 45.4%増)
親会社株主に帰属する
5,960百万円 (前年同四半期比 161.0%増)
四半期純利益
セグメントの状況は、以下のとおりです。
① 紙・板紙
売上高 68,455百万円 (前年同四半期比 13.9%減)
セグメント利益 3,756百万円 (前年同四半期比 20.0%減)
新聞用紙は、新聞の発行部数減少及び頁数減少の影響により、販売数量・金額ともに前年同四半期を下回
りました。
洋紙(新聞用紙を除く)は、新型コロナウイルスの感染拡大によって旅行・イベント等の広告需要が減少
したことや、在宅勤務の拡大・学校休校等による書類減少の影響により、販売数量・金額ともに前年同四半
期を下回りました。
板紙・段ボールは、新型コロナウイルスの感染拡大による国内需要低迷の影響を大きく受けたものの、4
月から三島工場N7号抄紙機が営業運転を開始したことによる輸出販売の増加により、販売数量・金額とも
に前年同四半期を上回りました。
セグメント利益は、洋紙・板紙の価格修正後の製品市況を維持したものの、新型コロナウイルスの感染拡
大による需要減の影響が大きかったことにより、前年同四半期を下回りました。
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大王製紙株式会社(3880) 2021年3月期 第1四半期決算短信
② ホーム&パーソナルケア
売上高 48,018百万円 (前年同四半期比 5.3%増)
セグメント利益 3,070百万円 (前年同四半期比 863.9%増)
国内事業については、衛生用紙は、前期末に発生したティシュー・トイレットの仮需の反動減があったも
のの、生活者の衛生意識向上による市場拡大を背景にペーパータオル、キッチンペーパーは順調に販売伸長
しました。また、前年度に発売した付加価値ティシュー「エリエール +Waterソフトパック」の販売が引続
き好調に推移しました。結果、販売数量は前年同四半期並となり、金額は前年同四半期を上回りました。
大人用紙おむつは、市販ルートでは4月にリニューアル発売したパンツタイプの新商品が好評を得て拡販
が進みました。病院・施設等の業務ルートでは、地域包括ケアシステムにおける生活者の在宅復帰支援の提
案が評価され、新規案件獲得が進みました。これらにより、市販ルート・業務ルートのいずれも販売数量・
金額ともに前年同四半期を上回りました。
フェミニンケア用品は、生活者のニーズに応えて「エリス 素肌のきもち」のラインナップを拡充した他、
清潔感がありナチュラルなデザインのパッケージへと刷新し好評を得ました。しかし、前期末に発生した仮
需の反動減により、フェミニンケア用品全体では販売数量、金額ともに前年同四半期を下回りました。
ベビー用紙おむつは、出生人口減少による市場縮小の影響を受け、販売数量・金額ともに前年同四半期を
下回りました。
ウエットワイプは、新型コロナウイルスの感染拡大により生活者の衛生意識が高まり、除菌が新たな生活
様式の一部として定着したことから大幅に販売伸長しました。また、4月と6月に国内工場へ生産設備を導
入したマスクは、病院・介護施設から一般生活者へと段階的に供給先を拡大しており、高評価を得ていま
す。これらにより、販売数量・金額ともに前年同四半期を上回りました。
海外事業については、中国では新型コロナウイルスの感染拡大対策として、政府通達による事業活動の停
止や物流封鎖等による影響を受けたものの、事業活動再開後には消費者への商品供給を最優先した生産・配
送体制の構築に取り組んだことで、販売は堅調に推移しました。
インドネシア・タイ及び周辺国においては、新型コロナウイルスによる影響が1~3月は限定的であった
こと、またインドネシアでの地域スーパー・ベビーショップ等への配荷拡大の他、タイでの流通体制の再構
築や生活環境の変化に伴う除菌ウエットの拡販等により、販売は順調に推移しました。
輸出販売国においては、韓国で昨年発生した日本製品の不買運動の影響が継続していること等により、販
売は減少しました。
これらの結果、国内事業・海外事業ともに前年同四半期を上回る売上高となり、セグメント利益も前年同
四半期を上回りました。
③ その他
売上高 4,232百万円 (前年同四半期比 22.2%減)
セグメント利益 293百万円 (前年同四半期は△133百万円の損失)
主に売電事業、機械事業、木材事業及び物流事業であり、木材事業において海外でのチップの販売単価上
昇及び外部への販売数量増加等により、セグメント利益は前年同四半期を上回りました。
(2)財政状態に関する説明
当第1四半期連結会計期間末の総資産は、新規連結によるのれんの増加や固定資産の増加等により、前連結会計
年度末に比べ41,383百万円増加し、804,443百万円となりました。
負債は長期借入金の増加等により、前連結会計年度末に比べ45,585百万円増加し、599,109百万円となりました。
純資産は非支配株主持分の減少等により、前連結会計年度末に比べ4,202百万円減少し、205,334百万円となりま
した。
この結果、自己資本比率は前連結会計年度末に比べ0.8ポイント低下し、25.3%となりました。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
2020年5月15日に発表しました連結業績予想に変更はありません。
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大王製紙株式会社(3880) 2021年3月期 第1四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年6月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 113,054 108,685
受取手形及び売掛金 92,741 90,106
電子記録債権 10,982 7,044
たな卸資産 77,298 84,084
その他 4,944 8,119
貸倒引当金 △2 △409
流動資産合計 299,018 297,631
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 78,828 84,153
機械装置及び運搬具(純額) 139,627 150,422
土地 81,889 81,872
その他(純額) 61,778 57,548
有形固定資産合計 362,123 373,996
無形固定資産
のれん 39,941 67,158
その他 16,935 18,192
無形固定資産合計 56,876 85,350
投資その他の資産 44,859 47,301
固定資産合計 463,859 506,648
繰延資産 180 163
資産合計 763,059 804,443
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大王製紙株式会社(3880) 2021年3月期 第1四半期決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年6月30日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 53,135 59,407
短期借入金 15,452 23,851
1年内償還予定の新株予約権付社債 22,540 22,534
1年内返済予定の長期借入金 53,724 49,619
未払法人税等 10,946 3,409
引当金 5,345 2,960
その他 54,288 60,256
流動負債合計 215,433 222,039
固定負債
社債 60,300 62,368
長期借入金 242,100 277,128
退職給付に係る負債 23,254 22,594
引当金 298 220
その他 12,135 14,758
固定負債合計 338,089 377,069
負債合計 553,523 599,109
純資産の部
株主資本
資本金 43,449 43,449
資本剰余金 44,095 44,095
利益剰余金 116,818 121,426
自己株式 △3,064 △3,066
株主資本合計 201,297 205,903
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 2,799 3,725
繰延ヘッジ損益 9 △4
為替換算調整勘定 △5,443 △6,680
退職給付に係る調整累計額 470 938
その他の包括利益累計額合計 △2,163 △2,021
非支配株主持分 10,402 1,451
純資産合計 209,536 205,334
負債純資産合計 763,059 804,443
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(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
(四半期連結損益計算書)
(第1四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年6月30日) 至 2020年6月30日)
売上高 130,524 120,706
売上原価 99,869 88,571
売上総利益 30,654 32,134
販売費及び一般管理費 25,762 25,002
営業利益 4,892 7,131
営業外収益
受取利息 40 38
受取配当金 300 269
持分法による投資利益 - 29
受取保険金 393 0
貸船料 114 331
その他 482 846
営業外収益合計 1,331 1,516
営業外費用
支払利息 809 789
貸船に係る費用 79 490
その他 558 424
営業外費用合計 1,447 1,703
経常利益 4,776 6,944
特別利益
為替差益 - 2,088
固定資産売却益 3 27
受取保険金 4 820
その他 0 40
特別利益合計 8 2,977
特別損失
固定資産除売却損 133 178
投資有価証券評価損 17 335
減損損失 2 1
災害による損失 116 82
早期退職費用 238 -
その他 0 6
特別損失合計 507 604
税金等調整前四半期純利益 4,277 9,317
法人税、住民税及び事業税 1,691 2,495
法人税等調整額 297 843
法人税等合計 1,989 3,339
四半期純利益 2,288 5,977
非支配株主に帰属する四半期純利益 4 16
親会社株主に帰属する四半期純利益 2,283 5,960
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(四半期連結包括利益計算書)
(第1四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年6月30日) 至 2020年6月30日)
四半期純利益 2,288 5,977
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △333 912
繰延ヘッジ損益 △88 △13
為替換算調整勘定 656 △1,510
退職給付に係る調整額 22 467
持分法適用会社に対する持分相当額 - 13
その他の包括利益合計 257 △130
四半期包括利益 2,545 5,847
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 2,553 6,103
非支配株主に係る四半期包括利益 △8 △256
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(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動)
①第1四半期連結会計期間
2020年5月29日付での株式取得完了に伴い、トルコの衛生用品メーカーであるウゼンを連結の範囲に含めていま
す。なお、株式取得日と同日付で、ウゼンの商号をエリエール・インターナショナル・ターキー・キシセル・バク
ム・ウルンレリ・ウレティムに変更しています。
2020年6月29日付でのH&PCブラジルを通じた株式取得完了に伴い、同社の子会社となったブラジルの衛生用品メ
ーカーであるサンテルを連結の範囲に含めています。また、重要性が増したため、H&PCブラジルを新たに連結子会
社としています。
なお、エリエール・インターナショナル・ターキー・キシセル・バクム・ウルンレリ・ウレティム及びH&PCブラ
ジルは特定子会社に該当します。
東京紙パルプ交易株式会社は、同意する者を含めた議決権の所有割合が100分の50超となるため連結子会社として
いましたが、当第1四半期連結会計期間よりその要件を満たさなくなったため、連結子会社から持分法適用関連会
社に変更しています。
事業系統図は、次頁のとおりです。
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大王製紙株式会社(3880) 2021年3月期 第1四半期決算短信
事業系統図
〇 その他の会社から連結子会社に異動した会社 3社
※ 連結子会社から持分法適用関連会社に異動した会社 1社
(注)1.ダイオーペーパープロダクツ、大成製紙、大日製紙、サンテルは、紙・板紙製品及び家庭紙製品を製造販
売しています。
2.正式名称は、エリエール・インターナショナル・ターキー・キシセル・バクム・ウルンレリ・ウレティム
です。
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大王製紙株式会社(3880) 2021年3月期 第1四半期決算短信
(追加情報)
(会計上の見積り)
新型コロナウイルス感染症の拡大は世界経済や国内外での企業活動に影響を与える事象であり、現時点で当社
グループに及ぼす影響及び当感染症の収束時期を予測することは困難であるものの、当感染症の拡大による業績
予想及び会計上の見積り(固定資産減損の兆候判定等)への影響については、世界的な経済低迷やオリンピック
の延期、イベントの自粛、テレワークの拡大による洋紙需要の減退に伴い、生産・販売数量の減少が2020年度上
期を中心に現れるものと見込んでいます。その後徐々に回復には向かうものの、世界的な経済低迷や景気の回復
には相当の時間を要するという前提で見通しを立てています。
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
Ⅰ 前第1四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年6月30日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント 四半期連結
ホーム& その他 調整額 損益計算書
合計
紙・板紙 パーソナ 計 (注1) (注2) 計上額
ルケア (注3)
売上高
外部顧客への売上高 79,493 45,593 125,086 5,437 130,524 - 130,524
セグメント間の
5,288 762 6,050 15,647 21,698 △21,698 -
内部売上高又は振替高
計 84,782 46,355 131,137 21,085 152,222 △21,698 130,524
セグメント利益又は損失
4,695 318 5,013 △133 4,879 12 4,892
(△)
(注) 1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、木材事業、造林事業、機械事
業、物流事業、売電事業、ゴルフ場事業及び不動産賃貸事業等を含んでいます。
2.セグメント利益又は損失の調整額は、セグメント間取引消去に係る調整額です。
3.セグメント利益又は損失は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っています。
Ⅱ 当第1四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年6月30日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント 四半期連結
ホーム& その他 調整額 損益計算書
合計
紙・板紙 パーソナ 計 (注1) (注2) 計上額
ルケア (注3)
売上高
外部顧客への売上高 68,455 48,018 116,473 4,232 120,706 - 120,706
セグメント間の
4,251 541 4,792 16,036 20,829 △20,829 -
内部売上高又は振替高
計 72,706 48,559 121,265 20,269 141,535 △20,829 120,706
セグメント利益 3,756 3,070 6,826 293 7,120 11 7,131
(注) 1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、木材事業、造林事業、機械事
業、物流事業、売電事業、ゴルフ場事業及び不動産賃貸事業等を含んでいます。
2.セグメント利益の調整額は、セグメント間取引消去に係る調整額です。
3.セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っています。
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大王製紙株式会社(3880) 2021年3月期 第1四半期決算短信
2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
(のれんの金額の重要な変動)
当第1四半期連結会計期間において、株式取得に伴い、エリエール・インターナショナル・ターキー・キシセ
ル・バクム・ウルンレリ・ウレティム及びサンテルを連結の範囲に含めています。当該事象により発生したのれ
んの増加額はホーム&パーソナルケア事業で28,045百万円です。なお、のれんの金額は、当第1四半期連結会計
期間末において取得原価の配分が完了していないため、暫定的に算定された金額です。
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