3880 大王紙 2020-05-27 15:30:00
当社子会社によるケイジー物流株式会社の株式取得に関するお知らせ [pdf]
2020年5月27日
各 位
会 社 名 大王製紙株式会社
代 表 者 名 代表取締役社長 佐光 正義
コード番号 3880 東証第一部
問 合 せ 先 取締役 経営企画本部長 田中 幸広
TEL 03-6856-7509
当社子会社によるケイジー物流株式会社の株式取得に関するお知らせ
当社子会社であるダイオーロジスティクス株式会社(以下「DLC」といいます。)は、本日(2020
年5月27日)開催の取締役会において、関東および九州に物流拠点を持つケイジー物流株式会社(以
下、「ケイジー物流」といいます。)の全株式を取得すること(以下、「本株式取得」といいます。)
を決議し、ケイジー物流を子会社化(当社の孫会社化)することになりましたので、下記のとおりお
知らせいたします。
記
1. 株式取得の理由
当社は現在、2018年5月に公表いたしました第3次中期事業計画「Move on 革進と飛翔」の達成に
向け、紙・板紙事業とホーム&パーソナルケア(以下、「H&PC」といいます。)事業を横断した抜本的
な構造改革、H&PC事業のグローバルな事業拡大と収益力強化等の成長戦略に取組んでおります。
当社は総合製紙メーカーとして、1943年の創業以来着実に成長を続けてきました。なかでも、1979
年に市場参入した、ティシューペーパーやトイレットペーパー等の衛生用紙事業において、高いブラ
ンド認知度を誇る「エリエール」をはじめ、ベビー用紙おむつ「GOO.N」 大人用紙おむつ
、 「アテント」
等で確固たる地位を築いてまいりました。特に、衛生用紙においては、2017年にM&Aで取得したブラン
ドの全国生産をはじめ、2018年には川之江工場(愛媛県四国中央市)、行田工場(埼玉県行田市)の稼働
など、国内供給能力を高めてきており、今後もさらなる供給体制の強化を進めていく方針です。今後
の国内販売量のさらなる増加に伴い、輸送能力の増強も必要となるものと考えております。
当社は衛生用紙トップメーカーとして、今後さらなる商品の安定供給体制と国内の収益力強化に向
けた物流ネットワークの構築のため、特にDLCを通じた、生産拠点と需要地を結ぶ幹線物流に加えて、
各需要地でのエリア内物流の構築による、安定供給体制の強化に取り組んでまいりました。
物流事業においては、近年業界を取り巻く環境も厳しく、トラック乗務員の採用についても困難な
状況が続いていますが、当社はかかる状況においても、各需要地での安定供給体制の強化を図るため、
2018年より、生産拠点に隣接した大型物流倉庫を静岡県、岐阜県、愛媛県に計4拠点稼働し、従来分
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散していた倉庫を集約するとともに、衛生用紙においてパレット輸送を開始することにより、物流の
効率化を図ってまいりました。
ケイジー物流は、49 年の業歴を有し、自動車部品輸送を中心に輸送と倉庫業務のノウハウを堅実に
蓄積しており、また、関東を中心に九州にも営業所があり、約 70 台のトラックおよび乗務員を有して
いることが強みであると認識をしております。本株式取得により、消費地におけるケイジー物流の物
流ネットワークと当社グループの製品配送を組み合わせることや、復荷を活用したグループ外への販
売をさらに向上させていくことによるシナジー効果が見込めるとともに、需要地におけるさらなる安
定供給体制の強化に繋がるものと判断しております。
2. 株式を取得する当社子会社の概要 (2020年4月1日現在)
(1) 名 称 ダイオーロジスティクス株式会社
(2) 所 在 地 愛媛県四国中央市三島朝日一丁目11番45号
代 表 者 代表取締役社長
(3)
役 職 ・ 氏 名 井関 哲
(4) 事 業 内 容 一般貨物自動車運送業、貨物利用運送事業
(5) 資 本 金 30,000千円
(6) 設 立 年 月 日 2013年4月1日
(7) 大 株 主 及 び 持 株 比 率 大王製紙株式会社 100.0%
3. 異動する孫会社(ケイジー物流)の概要 (2020年4月1日現在)
(1) 名 称 ケイジー物流株式会社
(2) 所 在 地 千葉県千葉市稲毛区長沼町330番地
代 表 者 取締役社長
(3)
役 職 ・ 氏 名 鈴木 裕之
一般貨物自動車運送業、貨物運送取扱業、貨物軽自動車
(4) 事 業 内 容 運送業、倉庫管理・荷役・梱包取扱業、産業廃棄物処理業、
通関業、保険代理店業 他
(5) 資 本 金 100,000千円
(6) 設 立 年 月 日 1970年10月31日
(7) 大 株 主 及 び 持 株 比 率 鬼怒川ゴム工業株式会社 100.0%
資 本 関 係 該当事項はありません。
上 場 会 社 と 当 該 会 社
(8) 人 的 関 係 該当事項はありません。
と の 間 の 関 係
取 引 関 係 該当事項はありません。
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(9) 当該会社の最近3年間の財政状態及び経営成績 (百万円)
決算期 2017年3月期 2018年3月期 2019年3月期
純 資 産 617 659 716
総 資 産 1,059 1,109 1,183
1 株 当 た り 純 資 産 ( 円 ) 6,171.68 6,586.07 7,160.09
売 上 高 2,038 2,100 2,183
営 業 利 益 102 100 82
経 常 利 益 110 107 89
当 期 純 利 益 56 68 57
1株当たり当期純利益(円) 562.45 683.26 567.50
1 株 当 た り 配 当 金 ( 円 ) 350.00 280.00 -
4. 株式取得の相手先の概要 (2020年4月1日現在)
(1) 名 称 鬼怒川ゴム工業株式会社
(2) 所 在 地 千葉県千葉市稲毛区長沼町330番地
代 表 者 代表取締役 社長執行役員
(3)
役 職 ・ 氏 名 森内 孝
自動車用並びにその他の使用に供するゴム及び合成樹脂
(4) 事 業 内 容 の製造販売、ゴム及び合成樹脂製品製造機械設備の製造・
販売・修理、金属加工機械設備の製造・販売・修理 他
(5) 資 本 金 4,500,000千円
(6) 設 立 年 月 日 1939年10月1日
(7) 大 株 主 及 び 持 株 比 率 株式会社日本政策投資銀行 100.0%
資 本 関 係 該当事項はありません。
人 的 関 係 該当事項はありません。
上 場 会 社 と
(8) 取 引 関 係 該当事項はありません。
当 該 会 社 の 関 係
関連当事者への
該当事項はありません。
該 当 状 況
5. 取得株式数、取得価額及び取得前後の所有株式の状況
0株
(1) 異 動 前 の 所 有 株 式 数 (議決権の数:0個)
(議決権所有割合:0%)
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100,000株
(2) 取 得 株 式 数
(議決権の数:100,000個)
100,000株
(3) 異 動 後 の 所 有 株 式 数 (議決権の数:100,000個)
(議決権所有割合:100.0%)
※ 取得価額につきましては、株式取得の相手先との秘密保持契約に基づいて、守秘義務契約を負っ
ており、相手先より非開示を求められているため非公表とさせていただきますが、第三者算定機
関が算出した評価額を基に、相手先との協議により決定しております。
なお、取得価額は、当社連結純資産の15%に相当する額未満です。
6. 日程
(1) 取締役会決議日 2020年5月27日(本日)
(2) 株式譲渡契約締結日 2020年5月27日(本日)
(3) 株式譲受実行日 2020年7月1日(予定)
7. 今後の見通し
本株式取得による当社連結業績への影響は軽微なものと見込んでおりますが、今後、開示すべき事
由が生じた場合には改めて開示いたします。
以 上
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