3556 M-リネットジャパン 2019-08-14 08:45:00
2019年9月期 第3四半期決算補足資料 [pdf]
リネットジャパングループ株式会社
2019年9月期 第3四半期決算説明
(2019年8月)
リネットジャパングループ株式会社
2019/08/14
業態の拡大と成⾧ 2
カンボジア事業を中心に3つの事業を展開
●上場時のネットリユース事業以外に、カンボジア事業、ネットリサイクル
事業が柱として大きく成⾧
ネットリユース事業
カンボジア事業
ネット
リサイクル事業
業態の拡大と成⾧ 3
前期から成⾧フェーズへ入ったという認識
2020年9月期
2019年9月期
カンボジア事業
2018年9月期
売上 前年比 ネットリサイクル事業
514.1%
2017年9月期
252.4%
ネットリユース事業
101.2%
今期業績予想 4
第2四半期決算発表時に今期業績予想を上方修正
(2019/5/14発表)
売上高 81億円
(前期比 178%)
(期首計画比 115%)
営業利益 3.7億円
(前期比 4,572%)
(期首計画比 131%)
経常利益 4.5億円
(前期比 920%)
(期首計画比 111%)
5
2019年度9月期 第3四半期
連結決算概要
2019年9月期 第3四半期 決算概要 6
売上高・営業利益は計画に対し順調に推移
経常利益は為替の影響により計画に対しビハインド
● 売上高 6,581百万円(前期比 193.4%)
カンボジア事業が大きく伸⾧し、同事業の対前期比は612.9%(+2,943百万円)
● 営業利益 363百万円(前期差+392百万円)
同じく、カンボジア事業が牽引し、同事業の対前期比は813.4%(+347百万円)
● 経常利益 292百万円(前期差+330百万円)
カンボジア事業が対前期比745.5%(+372百万円)と牽引
一方、為替差損130百万円がマイナスインパクトとして響く
【重要情報】 現地子会社チャムロン社の2019年4月~6月の3ヵ月分の業績が
本3Qの連結決算に取り込まれておらず、4Qにスライド
これを加えた場合、経常利益は327百万円
連結損益計算書 7
カンボジア事業を中心に3事業とも大幅増益
●事業の実力値を示す営業利益が、前年同期差+392百万円の363百万円
と大きく伸⾧
3つの事業ポートフォリオを柱とした経営基盤が確立
2018年9月期 2019年9月期 対前年同期差 対前年同期比
単位:百万円
第3四半期 第3四半期 (金額) (%)
【 経常利益要約 】
売上高 3,402 6,581 +3,179 193.4%
(百万円)
売上総利益 2,068 2,927 +859 141.5%
【 事業収益 】 763
販売費及び
2,096 2,563 +466 122.3%
一般管理費 リユース事業 257
営業利益 ▲28 363 +392 - リサイクル事業 75
経常利益 ▲38 292 +330 - カンボジア事業 430
税金等調整前
▲38 293 +331 - 【 共通経費 】 ▲339
当期純利益
法人税等 1 71 +70 5,471.1% 【 為替差損 】 ▲130
親会社株主に帰属する
▲39 224 +263 - 連結経常利益 292
当期純利益
連結 売上高 8
連結売上
前期比193.4%と大きく伸⾧
◆ 連結売上高の四半期推移
百万円
連結売上高
2,500
対前期比 4Qへ
2,000
193.4%
6,581 百万円
1,500
3,402 百万円
1,000
500
0
2017.9 1Q 2017.9 2Q 2017.9 3Q 2017.9 4Q 2018.9 1Q 2018.9 2Q 2018.9 3Q 2018.9 4Q 2019.9 1Q 2019.9 2Q 2019.9 3Q
カンボジア事業(売上高) 9
カンボジア売上
前期比612.9%と大きく伸⾧
◆ 四半期推移
百万円 カンボジア事業(売上高)
1,400
1,200
対前期比 4Qへ
1,000
612.9% 3,517 百万円
800
600
400
200
573 百万円
0
2017.9 1Q 2017.9 2Q 2017.9 3Q 2017.9 4Q 2018.9 1Q 2018.9 2Q 2018.9 3Q 2018.9 4Q 2019.9 1Q 2019.9 2Q 2019.9 3Q
リネットジャパングループ リネットジャパンカンボジア メットレイHR チャムロンマイクロファイナンス
ネットリサイクル事業(売上高) 10
ネットリサイクル売上
前期比192.8%と大きく伸⾧
◆ 四半期推移
百万円 ネットリサイクル事業(売上高)
200
対前期比
180
454 百万円
160
192.8%
140
120
235 百万円
100
80
60
40
20
0
2017.9 1Q 2017.9 2Q 2017.9 3Q 2017.9 4Q 2018.9 1Q 2018.9 2Q 2018.9 3Q 2018.9 4Q 2019.9 1Q 2019.9 2Q 2019.9 3Q
ネットリユース事業(売上高) 11
ネットリユース売上
前期比100.7% 先行指標の買取は前年超えで推移
◆ 四半期推移
対前期比
ネットリユース事業(売上高)
920
百万円
100.7%
900 2,593 百万円 2,610 百万円
880
860
840
820
800
780
760
740
2017.9 1Q 2017.9 2Q 2017.9 3Q 2017.9 4Q 2018.9 1Q 2018.9 2Q 2018.9 3Q 2018.9 4Q 2019.9 1Q 2019.9 2Q 2019.9 3Q
連結 経常利益 12
連結経常利益 2.9億円
前期差+3.3億円の大幅増
◆ 連結経常利益の四半期推移
百万円
連結経常利益
140
120
対前期差
100
+330百万円
80
4Qへ
60
40
20
0
292
▲38百万円
百万円
▲20
▲40
▲60
▲80
2017.9 1Q 2017.9 2Q 2017.9 3Q 2017.9 4Q 2018.9 1Q 2018.9 2Q 2018.9 3Q 2018.9 4Q 2019.9 1Q 2019.9 2Q 2019.9 3Q
カンボジア事業(経常利益) 13
カンボジア経常利益 4.3億円
前期差+3.7億円・前期比745.5%と大きく伸⾧
◆ 四半期推移
カンボジア事業(経常利益)
百万円
190
170
150 4Qへ
130 対前期比
110 745.5% 430 百万円
90
70
50 58 百万円
30
10
(10)
2017.9 1Q 2017.9 2Q 2017.9 3Q 2017.9 4Q 2018.9 1Q 2018.9 2Q 2018.9 3Q 2018.9 4Q 2019.9 1Q 2019.9 2Q 2019.9 3Q
リネットジャパングループ リネットジャパンカンボジア チャムロンマイクロファイナンス メットレイHR
ネットリサイクル事業(経常利益) 14
ネットリサイクル経常利益 75百万円
前期差+104百万円
◆ 四半期推移
百万円 ネットリサイクル事業(経常利益)
40
75 百万円
30
対前期差
+104百万円
20
▲29 百万円
10
0
▲10
▲20
▲30
▲40
2017.9 1Q 2017.9 2Q 2017.9 3Q 2017.9 4Q 2018.9 1Q 2018.9 2Q 2018.9 3Q 2018.9 4Q 2019.9 1Q 2019.9 2Q 2019.9 3Q
ネットリユース事業(経常利益) 15
ネットリユース経常利益 2.5億円
前期差+43百万円
◆ 四半期推移
ネットリユース事業(経常利益)
対前期差
百万円
140
+43百万円
120
100
257 百万円
213 百万円
80
60
40
20
0
2017.9 1Q 2017.9 2Q 2017.9 3Q 2017.9 4Q 2018.9 1Q 2018.9 2Q 2018.9 3Q 2018.9 4Q 2019.9 1Q 2019.9 2Q 2019.9 3Q
共通経費(為替差損益含む) 16
共通経費▲4.7億円
前期差▲190百万円(内為替差損130百万円)
◆ 四半期推移
共通経費/為替差損益含む(経常利益)
百万円
20
▲30
▲80
▲130
▲180 ▲280 百万円 ▲470 百万円
▲230
2017.9 1Q 2017.9 2Q 2017.9 3Q 2017.9 4Q 2018.9 1Q 2018.9 2Q 2018.9 3Q 2018.9 4Q 2019.9 1Q 2019.9 2Q 2019.9 3Q
販管費 為替差損益 営業外損益(為替差損益を除く)
為替差損 130百万円
連結貸借対照表 17
連結総資産 72.7億円となり
前期差+44.8億円
2018年9月期 2019年9月期 (参考)
単位:百万円 対前年同期比
第3四半期 第3四半期 2018年9月期末
流動資産 2,368 6,605 +4,236 4,051
固定資産 415 653 +238 587
繰延資産 6 12 +5 8
資産合計 2,790 7,271 +4,480 4,646
流動負債 737 2,984 +2,246 2,003
固定負債 1,226 1,799 +572 1,715
負債合計 1,964 4,783 +2,818 3,718
純資産合計 826 2,488 +1,661 928
負債・純資産合計 2,790 7,271 +4,480 4,646
資金調達状況 18
エクイティ調達は14.5億円で終了し、未行使分を消却
ソーシャルレンディングにより調達ルートを多様化
第17回新株予約権 個数 株数
発行総数 22,000 2,200,000
2019年7月までの行使状況 13,130 1,313,000
行使割合 59.7%
資金調達額
1,451,231,000円
(2019年7月末現在)
未行使分 887,000株は消却するが、ソーシャルレンディングの活用など、
備考
資金調達の多様化により資金流動性を確保
19
事 業 概 要
Ⅰ.カンボジア事業
カンボジア 金融事業 ①中古車 販売・リース 20
中古車販売が 年間1,000台に達する勢いで伸⾧
直近
台
年間1,000台ペース USD ,000
300
285
243 10,000
前年実績
年間451台
200 172
161
146
9,730 5,000
92 8,947
100
41 4,625 4,974
3,502
792 2,038
0 0
2018-1Q 2018-2Q 2018-3Q 2018-4Q 2019-1Q 2019-2Q 2019-3Q
売上高 販売台数
カンボジア 金融事業 ①中古車 販売・リース 21
万一、支払いに問題があっても
損失を出さない仕組みを導入し、事業の健全性を確保
① 日本基準の車両検査で ② IoTシステムにより常に ③ 支払いに問題があれば
優良な中古車のみ選定 車両位置を把握 即時回収して再販
IoT
車両検査 位置情報 再販
システム
カンボジア 金融事業 ①中古車 販売・リース 22
SBIホールディングスとのリース合弁会社
Mobility Finance Cambodia がいよいよ始動
●カンボジア中央銀行によるELIN Leasing社の買収承認が完了
●新社名をMobility Finance Cambodiaとし、4Qから営業開始
●中古車販売で培ったノウハウ・体制をフルに投入し、リース事業を加速
出資比率 51% : 49%
事業内容 フィンテックを活用した自動車等のリース事業
カンボジア 金融事業 ②マイクロファイナンス 23
貸付残高の積み増しにより収益性が向上、
同時に不良債権率を抑えることで健全性も向上
ビジョン
“零細事業や所得を持つ貧困世帯の経済状況を、持続的に改善するた
めの社会的責任のあるサービスを提供する「社会的マイクロファイナン
ス機関」のカンボジアにおける第一人者となる
●融資残高 ●PAR30(30日以上の延滞比率)
当社買収後、直近12カ月で残高が40%増 2019年6月末において1.03%
これに伴い収益性が向上 直近では、1%を切る水準まで健全性が向上
USD ,000 2.20%
$18,000
2.00%
$17,000
1.80%
$16,000
1.60%
$15,000
1.40%
$14,000
1.20%
$13,000
$12,000 1.00%
カンボジア 人材事業 ③送出し 24
日本の人手不足を受け、
政府も「今後5年で35万人の受け入れ」の方針
●2018年12月改正入管法が成立し、外国人単純労働に門戸開放
<政府の外国人受け入れ見込み>
人材不足見込数 外国人受け入れ見込数
5年後 今後5年間(2019~2023年)
外食業 29万人 5.3万人
農業 13万人 3.7万人
宿泊業 13万人 2.2万人
飲食料品製造業 7.3万人 3.4万人
自動車整備 1.3万人 0.7万人
介護 30万人 6万人
他 51.9万人 13.2万人
合計 145.5万人 34.5万人
カンボジア 人材事業 ③送出し 25
カンボジア政府と提携し、政府運営の最大の職業訓練校
NPIC(National Polytechnic Institute of Cambodia)校と提携
●NPIC内にて日本語教育等の研修を実施
全校生徒 約4,000名
・自動車工学 766名 ・土木工学 720名
・機械工学 309名 ・電気工学 869名
・電子工学 205名 ・観光/料理 95名 等
カンボジア 人材事業 ③送出し 26
来春開校を目指し、1,000人規模の送出し用
研修センター 兼 寮を建設準備中
●1,000人規模の送出しに向けて 研修センター 兼 寮イメージ
カンボジア政府からNPIC校の隣の
1haを当社が借り、日本就職向けの
研修センター 兼 寮を建設
今秋着工予定
NPIC校
建設
場所
カンボジア 人材事業 ③送出し 27
カンボジア・インドネシアへ続き、ミャンマーへ進出
●ミャンマーの日本語学校である「Taishi Vocational College」と
人材送出し事業に関し業務提携(5/16発表)
●ミャンマーからの人材については今後、大きな需要が見込まれる
「介護」「宿泊業」「外食業」などのサービス業を中心に展開
●日本からのニーズを受け、現在「展開国」と「対象職種」を拡大中
ASEAN諸国への展開 28
ASEAN各国への展開を視野に
シンガポールに海外統括子会社を設立
●カンボジアにてマイクロファイナンスやリース、マイクロ保険の金融
事業や技能実習生の送出し事業など現地子会社5社を保有
●また、インドネシア・ミャンマーなどASEAN諸国への展開を加速
●これにあたり、資金調達やM&Aなど海外事業統括の拠点としてシンガ
ポールに統括子会社(ReNet Japan International)を設立
29
事 業 概 要
Ⅱ.ネットリサイクル事業
ネットリサイクル事業 30
東京オリンピックのメダルPJ、無事終了
「参加した1,621自治体とのリレーション」、
「小型家電リサイクルの認知度向上」等で大きな成果
●森(元首相)組織委員会 会⾧より感謝状
ネットリサイクル事業 31
全国202自治体と提携し、
「行政サービスの一環」として市民へ告知・展開
●政令市14市含む202自治体(人口4,309万人)と提携(2019年8月7日現在)
市⾧との記者会見を実施
ネットリサイクル事業 32
パソコンの回収台数は順調に拡大
回収100万台を目指し、業界トップクラスへ成⾧
前年同期比
169%
知的障がいの方の雇用創造へ 33
約1,000坪のパソコン処理センターを開設
リサイクルを通じた、知的障がい者の雇用の創造へ
●スマイルファクトリー名古屋を開設 ●環境省がアフターメダルPJを実施
セキュリティが担保された物流センター内に
約1,000坪で開設
「アフターメダルプロジェクト」と題して、スペシャル
オリンピックス等と連携した回収促進の取組等をスタート
スペシャルオリンピックスとは?
IOCからオリンピックの名称使用を認められた、知的障がい
のある方々に様々なスポーツトレーニングとその成果の発表
の場である競技会(4年に1度、世界大会を実施)を提供し
ている国際的な機関です
リネットジャパンは、スペシャルオリンピックス日本のスポ
解体作業・障がい者雇用は、小型家電リサイクル法に基づく
許認可の変更を関係省庁から取得後に開始します ンサー企業です
34
事 業 概 要
Ⅲ.ネットリユース事業
ネットリユース事業 35
市場規模2,500億円以上の中古本・メディア市場で
「残存者利益」を享受するポジションとなり収益が向上
●販売の先行指標となる買取点数が、今期に入り前年比116%/Qまで伸⾧
(%) 買取点数の前年比推移
120
116%
115
113%
110
106%
105%
105 103%
98% 99%
100
95
90
2018 1Q 2018 2Q 2018 3Q 2018 4Q 2019 1Q 2019 2Q 2019 3Q
今期業績予想 36
売上、営業利益ともに上方修正計画達成に向け順調
経常利益については為替の動向により変動
売上高 81億円
(前期比 178%)
(期首計画比 115%)
営業利益 3.7億円
(前期比 4,572%)
(期首計画比 131%)
経常利益 4.5億円
(前期比 920%)
(期首計画比 111%)