3556 M-リネットジャパン 2021-02-15 08:00:00
2021年9月期 第1四半期決算補足資料 [pdf]
リネットジャパングループ株式会社
2021年9月期 第1四半期
決算概要
2021.2
リネットジャパングループ株式会社(3556)
リネットジャパングループ株式会社 経営理念 2
ビジネスを通じて“偉大な作品”を創る。
リネットジャパングループが目指すのは、「収益」と「社会性」の両立
本業のビジネスの中に社会課題解決モデルを組み込み
我々の事業成長が社会への貢献につながることを目指します
そんな、後世にも語り継がれる「偉大な作品」創りを経営理念として掲げています
2021年9月期 第1四半期 決算ハイライト 3
TOPICS
◆ 国内の業況
リユース・リサイクルが非常に好調
連結営業利益で四半期の中で過去最高益
◆ 海外の業況
カンボジアの債権回収は順調に進捗。概ね今期中に処理完了を目指す
◆ 今期計画
上期:コロナ禍の状況を見極めながら「守り」対応
下期:「巣ごもり」を契機とした需要拡大を捉えた「攻め」
➡ 第1Q好調も反映、下期から積極的なマーケティングを展開
◆ 事業セグメントの変更
経営理念の実現に向け、リユース+リサイクル+障がい福祉の
3つのビジネスが連携したビジネスモデルを立ち上げ。それに伴い、事業セグメントを変更
国内Re事業
リユース、リサイクル、ソーシャルケア
海外金融・HR事業
マイクロファイナンス、車両販売、リース、外国人HR
◆ ソラミツ社とのJV設立協議については進展中
2021年9月期 第1四半期 連結損益計算書 4
国内及びマイクロファイナンスが好調を維持
車両販売とリースの新規営業凍結の中、
売上は前期水準を維持、営業利益は大幅増(対前年同期比+410.6%)
20年9月期 21年9月期
(百万円) 対前年同期差 対前年同期比
第1四半期累計 第1四半期累計
売上高 1,995 1,825 ▲ 170 ▲8.5%
売上総利益 1,009 1,348 339 +33.6%
販売費及び
一般管理費
966 1,131 164 +17.0%
営業利益 42 216 174 +410.6%
経常利益 130 149 19 +14.8%
税金等調整前
当期純利益
116 82 ▲ 34 ▲29.5%
法人税等 36 67 31 +88.5%
親会社株主に帰属する
当期純利益
80 14 ▲ 66 ▲82.3%
四半期 売上高 推移 5
事業ポートフォリオの再編
巣ごもり需要を捉え、国内Re事業を軸とした成長戦略へ一旦シフト
海外金融・HR事業
2,252
2,147 2,183 国内Re事業
1,988 1,996
1,826
1,602 1,632 1,606 263
1,196 1,135
1,186 928 217
966 200
416
1,563
1,415 1,406
1,186
1,056 1,048 1,022 1,068
961
19.9期 1Q 19.9期 2Q 19.9期 3Q 19.9期 4Q 20.9期 1Q 20.9期 2Q 20.9期 3Q 20.9期 4Q 21.9期 1Q
単位(百万円)
四半期 営業利益 推移 6
リユース・リサイクルの好調により大きく伸長
売上拡大により利益率も大きく改善
共通経費
217
国内Re事業 138
海外金融・HR事業
117 122 44
124
42
97 120 67 ▲ 11 325
99 337
56
115 252
144 166
120 132 122
72
28
▲ 29 ▲ 36
▲ 95 ▲ 112
▲ 124 ▲ 129 ▲ 145 ▲ 136 ▲ 137
▲ 148
▲ 163
▲ 72
19.9期 1Q 19.9期 2Q 19.9期 3Q 19.9期 4Q 20.9期 1Q 20.9期 2Q 20.9期 3Q 20.9期 4Q 21.9期 1Q
単位(百万円)
四半期 経常利益 推移 7
キャッシュ・フローの良い国内でのビジネスが伸長
借入金等の圧縮と為替ヘッジの取組みを引き続き検討
共通経費
国内Re事業
海外金融・HR事業
150
123
56
135 10
101 94 131
126 333
103 64 ▲22
103 122 342
258
157 157 166
127 146
105
55
9 ▲ 10
▲ 114 ▲ 96
▲ 129 ▲ 127 ▲ 135
▲ 227 ▲ 197
▲ 209 ▲ 238
▲ 112
19.9期 1Q 19.9期 2Q 19.9期 3Q 19.9期 4Q 20.9期 1Q 20.9期 2Q 20.9期 3Q 20.9期 4Q 21.9期 1Q
単位(百万円)
連結貸借対照表 8
引き続き高水準での現預金ポジションを維持
今後は市場動向と適正バランスの双方を勘案し借入金等の圧縮を検討
21年9月期
(百万円) 20年9月期 対前期差
第1四半期
流動資産 8,449 8,826 +376
内、現金及び預金 2,897 3,417 +520
内、貸倒引当金 ▲ 1,487 ▲ 1,356 +131
固定資産 1,032 1,003 ▲29
繰延資産 18 18 0
資産合計 9,500 9,847 +347
流動負債 3,767 3,627 ▲139
固定負債 4,041 4,634 +592
負債合計 7,809 8,262 +453
純資産合計 1,691 1,585 ▲105
負債・純資産合計 9,500 9,847 +347
自己資本比率 15.7% 16.0% +0.4%
国内Re事業
国内Re事業:売上高 10
巣ごもり需要によるライフスタイルの変化により
リユース・リサイクルは好調を維持
売上高:1,563百万円 前年同期比: +46.3%
1,563
1,415 1,406
1,186
1,056 1,048 1,022 1,068
961
19.9期 1Q 19.9期 2Q 19.9期 3Q 19.9期 4Q 20.9期 1Q 20.9期 2Q 20.9期 3Q 20.9期 4Q 21.9期 1Q
単位(百万円)
国内Re事業:経常利益 11
限界利益率の高いリユース・リサイクルビジネスは
売上の伸長により利益も大幅に拡大
経常利益: 333百万円 前年同期比: +173.8%
342 333
258
166
126 122
103 103
64
19.9期 1Q 19.9期 2Q 19.9期 3Q 19.9期 4Q 20.9期 1Q 20.9期 2Q 20.9期 3Q 20.9期 4Q 21.9期 1Q
単位(百万円)
リユース:売上高 12
巣ごもりによる需要拡大が続き好調。
又売上の先行指標である買取も着実に増加
売上高:1,140百万円 前期比: +35.9%
1,140
1,062 1,070
943
884 890 881
837 839
19.9期 1Q 19.9期 2Q 19.9期 3Q 19.9期 4Q 20.9期 1Q 20.9期 2Q 20.9期 3Q 20.9期 4Q 21.9期 1Q
単位(百万円)
リユース:買取点数・平均日商推移 13
巣ごもり需要の拡大が続く中
買取点数・平均日商が着実に向上
9,751千円
6,784千円 6, 873千円
+39.2%
+21.3%
19.9期 1Q 19.9期 2Q 19.9期 3Q 19.9期 4Q 20.9期 1Q 20.9期 2Q 20.9期 3Q 20.9期 4Q 21.9期 1Q
買取点数 平均日商
リサイクル:売上高 14
自治体連携数の拡大並びに認知度向上から売上高は順調に伸長
売上高: 422百万円 前年同期比:+84.1%
422
353 336
230 243
172 158
124 141
19.9期 1Q 19.9期 2Q 19.9期 3Q 19.9期 4Q 20.9期 1Q 20.9期 2Q 20.9期 3Q 20.9期 4Q 21.9期 1Q
単位(百万円)
リサイクル:連携自治体数 15
認知度向上ともに連携自治体数も大幅に増加
自治体数
(市区町村)
350
303
300
263
246
250 234
206 223
199
200 177 187
150
100
50
0
リサイクル:自治体と連携 16
行政のごみ回収の一環として、自治体と協定
リサイクル:回収申込件数 17
連携自治体数の増加に比例して
申込件数も大幅に増加
+156.8%
+63.4%
19.9期 1Q 19.9期 2Q 19.9期 3Q 19.9期 4Q 20.9期 1Q 20.9期 2Q 20.9期 3Q 20.9期 4Q 21.9期 1Q
海外金融・HR事業
海外金融・HR事業:売上高 19
マイクロファイナンスは好調を維持するも
車両販売とリースの新規営業を凍結中のため売上高は減少
売上高: 263百万円 前年同期差: ▲665百万円
1,186 1,196
1,135
966 928
416
217 263
200
19.9期 1Q 19.9期 2Q 19.9期 3Q 19.9期 4Q 20.9期 1Q 20.9期 2Q 20.9期 3Q 20.9期 4Q 21.9期 1Q
単位(百万円)
海外金融・HR事業:経常利益 20
マイクロファイナンスの業績は好調に推移
車両販売とリースの新規営業凍結の影響を受け減益
経常利益: 55百万円 前年同期差: ▲50百万円
146 157 157
127
105
55
9
▲ 10
▲ 135
19.9期 1Q 19.9期 2Q 19.9期 3Q 19.9期 4Q 20.9期 1Q 20.9期 2Q 20.9期 3Q 20.9期 4Q 21.9期 1Q
単位(百万円)
マイクロファイナンス:売上高 21
コロナ禍を勘案、保守的な融資方針であるも、堅調に推移し、
売上高は201百万円、経常利益52百万円
売上高: 201百万円 前年同期比: +22.7%
254
191 201
177 181
163
136 134
114
19.9期 1Q 19.9期 2Q 19.9期 3Q 19.9期 4Q 20.9期 1Q 20.9期 2Q 20.9期 3Q 20.9期 4Q 21.9期 1Q
単位(百万円)
マイクロファイナンス:PAR30 (30日以上の延滞比率) 22
コロナ禍を勘案、保守的運営を採用
延滞比率は引き続き低水準を維持
PAR30
(%)
3.50%
3.12%
2.94%
3.00%
2.57%
2.50%
2.00%
1.79%
1.66%
1.59%
1.50% 1.41% 1.34%
1.35%
1.23% 1.26%
1.17%
1.03%
1.00% 0.89% 0.85%
0.78% 0.77% 0.82%
0.50%
0.00%
19.9期 1Q 19.9期 2Q 19.9期 3Q 19.9期 4Q 20.9期 1Q 20.9期 2Q 20.9期 3Q 20.9期 4Q 20.9期 1Q
Chamroeun社 同業他社平均
※グラフ出典(同業他社平均):CMA Network Information Exchangeより当社が独自にグラフを作成
車両販売:債権回収の進捗 23
大口顧客を中心に債権回収も順調に進展
車両回収~回収車両販売もオークション形式導入等が寄与
外国人HR:コロナ禍での業況 24
コロナ終息後を見据え、オンラインでの
日本語研修体制の構築や国内営業等の取組み
◆ オンラインによる日本語研修 ◆ オンラインセミナーによる国内営業
共通経費・為替差損益
共通経費(為替差損益を除く) 26
販管費は前年同期とほぼ同等で推移
営業外で一部リファイナンスによるコストを計上
共通経費:170百万円 前年同期差: +14百万円
販管費 営業外損益
18 34
12
5
4
37
163
145 148
129 137
124
112
95
72
▲2 ▲5
▲ 10
19.9期 1Q 19.9期 2Q 19.9期 3Q 19.9期 4Q 20.9期 1Q 20.9期 2Q 20.9期 3Q 20.9期 4Q 21.9期 1Q
単位(百万円)
共通経費(為替差損益) 27
米ドル建て資産について為替ヘッジ取引を継続
ヘッジ取引未対応 ヘッジ取引開始後
19年9月期 21年9月期
20年9月期
第1Q
ヘッジ取引による ヘッジ取引による
為替差益 為替差益
80百万円 13百万円
外貨建て資産
外貨建て資産 にかかる為替差損
にかかる為替差損 ▲80百万円
外貨建て資産 ▲105百万円
にかかる為替差損
▲140百万円
(為替差損 ▲25百万円) (為替差損 ▲67百万円)
経営理念の実現に向けて
リネットジャパングループ株式会社 経営理念 29
ビジネスを通じて“偉大な作品”を創る。
当社の経営理念は「ビジネスを通じて“偉大な作品”を創る」
「収益」と「社会性」の両立を掲げ、
「本業のビジネスの中に社会課題解決モデルを組み込む」ことで、
事業成長が社会への貢献につながるユニークなビジネスモデル
創りを目指しています。
経営理念の実現に向けて ①障がい福祉ビジネスの立ち上げ 30
障がい福祉の領域へ参入し、グループホームを展開する「ソーシャルケアビジネス」を立ち上げ
知的・精神障がいの方向けの「グループホーム(住)」と既存事業(リユース・リサイクル)
から業務を切り出す形での「就労継続支援B型事業所(職)」を組み合わせたビジネスモデル
リサイクルビジネスでの全国350以上の自治体との提携も活かした、
障がい者の「住」+「職」+「行政」連携モデルに取り組んでいきます。
◆ 全国1,000拠点を目指す
全国自治体
グループホーム
就労継続支援
B型事業所
リユース リサイクル
経営理念の実現に向けて ①障がい福祉ビジネスの立ち上げ 31
1)大府市の2拠点でグループホームが始動 3)リサイクルビジネスでの全国350以上の
自治体連携を活かす
スマイルあっとほーむ大府
共和 森岡
2)PC解体作業に知的障がいのある方を積極雇用 4)2020年障害者雇用優良企業表彰式にて
ビジネス拡大が障がい者の雇用拡大に繋がるモデル 「愛知県知事賞」を受賞
経営理念の実現に向けて ②マイクロファイナンス 32
Chamroeun Microfinance Plc.(チャムロン社)は
カンボジアでマイクロファイナンスを展開するフランスのNGOが創業した
「金融包摂」を理念に掲げるソーシャル性の高い金融機関。
当社が2018年に買収。創業からのVISION・MISSIONを継承し
当社の傘下で成長中
マイクロファイナンスを通じて
経済的弱者である貧困家庭に対し、
VISION
より活力に満ちた生活をもたらす永続的な取り組み
を社会的使命とするカンボジアのリーディングプレイヤー
社会的使命として、マイクロファイナンス及び、
さらなる包括的な社会・経済的サービスの提供を通じて
カンボジアの貧困家庭に、 MISSION
より自信に溢れ、より良い生活・より高い技能をもたらす
VISION
“A leading Cambodian social microfinance institution working to achieve positive and lasting changes
in the livelihoods of economically active poor families in a socially responsible manner”
原文
MISSION
“To improve the livelihoods, skills, and self-confidence of poor families in Cambodia
by providing them a wide range of responsible microfinance and complementary socio-economic services”
経営理念の実現に向けて ②マイクロファイナンス 33
チャムロン社は業績堅調且つ社会性が高いビジネスであり、
当社経営理念とも合致
◆ チャムロン社は単なる金融業ではなく、貧困層への
金融アクセスの提供を目的とした所謂、
「金融包摂ビジネス」(フィナンシャルインクルージョン)
◆ 当社の主要顧客は金融アクセスに乏しい郊外・
農村部の人々が中心
◆ 同業他社が都市部で激しく競合している一方で、
事業特色・強み 当社は圧倒的に競合が少ない郊外・農村部にて
ソーシャルな 展開するのが強み
取り組み
◆ 貧困層を中心顧客としているため、1件当たりの
貸出額は600ドル台と、大手の2,000ドル台と比較
すると圧倒的に小口。
◆ また水衛生や健康、金融リテラシーについての
レクチャーを各地(村単位)で実施、金融アクセスの提供以外の社会的インパクト
を創出
◆ インドのNELITO社と共同で新しいコアバンキングシステムの導入の最終
段階にあり、これにより生産性の劇的な向上が見込まれる
今後の戦略
◆ ソラミツ社とのJVを通じた世界初の中央銀行デジタル通貨である
「バコン」との連携を模索、成長を加速する
海外事業:ソラミツ社とのJV設立進捗について 34
2020年2月発表の、カンボジアでのデジタル通貨・バコンを活用する、
ネット銀行参入に向けたソラミツ社とのJV設立については、
数ヶ月内の設立を目指して継続協議中
JVはカンボジアにおけるバコンの普及に向けたサービスを提供予定
IRに関するお問い合わせ 35
リネットジャパングループ株式会社
管理本部 IR担当 E-mail:ir@renet.jp
当資料は、リネットジャパングループ株式会社が作成したものであり内容に関する一切の権利は当社に帰属して
います。複写及び無断転載はご遠慮下さい。当資料は当社が現在発行している、また将来発行する株式や債券等
の保有を推奨することを目的に作成したものではありません。また、当資料は当社が信頼できると判断した情報
を参考に作成していますが当社がその正確性を保証するものではなく、事業計画数値に関しても今後変更される
可能性があることをご了解下さい。