2388 J-ウェッジHD 2021-08-13 15:00:00
令和3年9月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]

            令和3年9月期                第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
                                                        令和3年8月13日
上 場 会 社 名   株式会社ウェッジホールディングス            上場取引所                         東
コ ー ド 番 号   2388              URL http://www.wedge-hd.com/
代   表   者 (役職名) 代表取締役社長    (氏名) 此下 竜矢
問合せ先責任者 (役職名) 開示担当         (氏名) 小竹 康博              (TEL) 03-6225-2207
四半期報告書提出予定日      令和3年8月13日 配当支払開始予定日               ―
四半期決算補足説明資料作成の有無     :無
四半期決算説明会開催の有無        :無
 
                                                                                     (百万円未満切捨て)
1.令和3年9月期第3四半期の連結業績(令和2年10月1日~令和3年6月30日)
(1)連結経営成績(累計)                   (%表示は、対前年同四半期増減率)
                                                                                    親会社株主に帰属
                       売上高                    営業利益                経常利益
                                                                                    する四半期純利益
                       百万円            %           百万円       %     百万円           %           百万円    %
 3年9月期第3四半期      4,665  △22.7      197   ―   △131  ―     △236                                      ―
 2年9月期第3四半期      6,032  △15.9     △13    ―   △145  ―     △290                                      ―
(注) 包括利益 3年9月期第3四半期       233百万円(   ―%) 2年9月期第3四半期  △856百万円(                                      ―%)
 
                               潜在株式調整後
                    1株当たり
                                 1株当たり
                   四半期純利益
                                四半期純利益
                                  円   銭                 円   銭
    3年9月期第3四半期                   △6.62                      ―
    2年9月期第3四半期                   △8.13                      ―
 

 
(2)連結財政状態
                       総資産                        純資産           自己資本比率
                                  百万円                   百万円                     %
 3年9月期第3四半期          34,311                             12,887              14.9
 2年9月期               39,074                             12,691              12.9
(参考) 自己資本 3年9月期第3四半期   5,104百万円                           2年9月期       5,049百万円
 

 

 

2.配当の状況
                                                   年間配当金

                 第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末                           期末              合計
                        円    銭            円   銭         円   銭         円   銭         円   銭
   2年9月期           ―     0.00                               ―         0.00           0.00
   3年9月期           ―     0.00                               ―
   3年9月期(予想)                                                          0.00           0.00
(注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
 
 

 

3.令和3年9月期の連結業績予想(令和2年10月1日~令和3年9月30日)

                                                                          (%表示は、対前期増減率)
                                                                      親会社株主に帰属  1株当たり
                 売上高               営業利益                 経常利益
                                                                       する当期純利益  当期純利益
                 百万円    %             百万円         %      百万円      %           百万円       %         円 銭
     通期       ―   ―     ―  ―    ―  ―     ―  ―      ―
(注) 直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 無
 
  令和3年9月期の連結業績予想につきましては、情報収集・検討が必要な状況であり、現時点では適切な予想をする
  ことが困難なことから、業績予想の公表を差し控えさせていただくこととします。詳細につきましては添付資料2頁
  「当四半期決算に関する定性的情報」をご覧ください。
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動                :無
         (連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)
         新規   社 (社名)              、 除外       社 (社名)
 

 

(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用                :無
 

 

(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
  ① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更                    :無
    ②     ①以外の会計方針の変更                     :有
    ③     会計上の見積りの変更                      :無
    ④     修正再表示                           :無
 

 

(4)発行済株式数(普通株式)
  ① 期末発行済株式数(自己株式を含む)           3年9月期3Q   35,794,478株   2年9月期     35,794,478株

    ②     期末自己株式数               3年9月期3Q      39,400株    2年9月期        39,400株

    ③     期中平均株式数(四半期累計)        3年9月期3Q   35,755,078株   2年9月期3Q   35,755,078株
 
 

    ※    四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
    ※    業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
        本資料に記されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断
        する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前
        提となる条件及び業績予想のご利用にあたっての注意事項については、添付資料P2「連結経営成績に関する定性
        的情報」をご覧ください。
               株式会社ウェッジホールディングス(2388) 令和3年9月期 第3四半期決算短信


○添付資料の目次



    1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………2

    (1)経営成績に関する説明 ………………………………………………………………………………2

    (2)財政状態に関する説明 ………………………………………………………………………………3

    (3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………………3

    2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………4

    (1)四半期連結貸借対照表 ………………………………………………………………………………4

    (2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 …………………………………………6

    (3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………8

      (継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………8

      (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………8

      (セグメント情報) ……………………………………………………………………………………9

      (追加情報) ……………………………………………………………………………………………10




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                          株式会社ウェッジホールディングス(2388) 令和3年9月期 第3四半期決算短信


1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
   当社グループは当第3四半期連結累計期間においては、減収増益となりました。売上高は46億65百万円(前年同
  四半期比22.7%減)、営業利益は1億97百万円(前年同四半期は13百万円の営業損失)、経常損失は1億31百万円
  (前年同四半期は1億45百万円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は2億36百万円(前年同四半期
  は2億90百万円の純損失)となりました。
   売上高については、各国政府によるロックダウンなどの新型コロナウイルス感染拡大防止策による景気悪化や長
  期にわたる訴訟やその影響などに伴って、Digital Finance事業が大幅減となりました。営業利益及び経常利益に
  つきましては、コンテンツ事業が大きく売上高を伸ばしたこと、近年の事業改革により支出面で、Digital
  Finance事業及びコンテンツ事業において事業経費削減が進み、Digital Finance事業の売上高の落ち込みを超えて
  利益を増加させました。また、親会社株主に帰属する四半期純損失は特別損失が減少したことから改善いたしまし
  た。
   新型コロナウイルス感染拡大の影響に関しては、特にDigital Finance事業に影響が出ました。2020年に新型コ
  ロナ感染症が広まっていなかったタイ、ミャンマー、カンボジア、ベトナムなどで現在新型コロナ感染症が広まっ
  ており、また死者数が急速に増加しております。そのため当社グループが事業を行っております各国の政府の対応
  もロックダウンなどの強い規制に傾いており、慎重な事業方針を堅持すべき状況となっております。それぞれのセ
  グメントの記載の中に記載しておりますので、ご参照ください。
   当社といたしましては、今後とも短期的な景気判断や収益について適切に対処しながらもそれらに囚われること
  なく、中長期的視点で経済成長する地域に適切に投資し、当社の成長を目指しております。
   なお、上記金額に消費税等は含まれておりません。


   セグメントの業績は次のとおりであります。
  ①   Digital Finance事業
   当事業の当第3四半期連結累計期間における業績は、減収増益となりました。当第3四半期連結累計期間におけ
  る売上高は41億44百万円(前年同四半期比26.6%減)、セグメント利益は1億13百万円(同79.5%増)となりまし
  た。
   当第3四半期連結累計期間におきましては、新型コロナウイルス感染拡大防止策として各国政府がロックダウン
  などを行った結果、営業停止や休業となりました。当社グループはこの間、①営業貸付金の回収に注力、②景気悪
  化に備えて新規貸付審査厳格化と抑制を柱に活動いたしました。また、訴訟による悪影響も大きく、売上高は減少
  しましたが、営業活動を抑制したことに伴い費用削減が奏功し、利益を計上することができました。
   新型コロナウイルス感染防止政策の影響ですが、2020年に新型コロナ感染症が広まっていなかった、タイ、ミャ
  ンマー、カンボジア、ベトナムなどで現在新型コロナ感染症が広まっており、また死者数が急速に増加しておりま
  す。そのため当社グループが事業を行っております各国政府の対応もロックダウンなどの強い規制に傾いており、
  慎重な事業方針を堅持すべき状況となっております。また景気悪化は各国とも影響が大きく、特にオートバイ等の
  当社グループ主力商品への需要減退がみられます。タイ・バンコクでは飲食店の3割が閉店に追い込まれていると
  も報道されており、工場なども生産停止に追い込まれております。各国ともこのような状況になっておりますが、
  当社グループの顧客はそれらの産業の従業員も多く、オートバイによる宅配に盛り上がりはあるものの、現在の状
  況は未だ事業拡大に踏み切る段階ではないと判断しております。今後の事業再拡大への機会は慎重に判断してまい
  ります。
   なお、ミャンマーでのクーデターの影響につきましては、現時点では 直接的な被害は生じていないものの通常
  業務を営むには極めて厳しい状況であり、今後の事業の継続につきまして慎重に判断をしてまいる所存です。


  ②   コンテンツ事業
   当事業の当第3四半期連結累計期間における業績は、増収増益となりました。当第3四半期連結累計期間におけ
  る売上高は5億21百万円(前年同四半期比33.9%増)、セグメント利益は2億28百万円(同233.5%増)となりま
  した。
   当事業は、主にトレーディングカードゲーム制作やエンターテインメント関連の書籍及び電子書籍の制作、音楽
  並びに関連商品の製作を行っており、様々なコンテンツを商品・イベント化する企画制作・編集・制作に独自性を



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                株式会社ウェッジホールディングス(2388) 令和3年9月期 第3四半期決算短信


  持ち展開しております。
   当事業の業績につきましては、当社が編集に直接的に関わっていて、映画等でも大変好評を博しました「鬼滅の
  刃」が特に今期の柱となるとともに、その他各種漫画の人気が好調であること、並びにゲーム攻略本を順調に受注
  できたことなどから、書籍編集の売上高が大幅に伸長いたしました。また当社が開発に関わっているトレーディン
  グカードゲームも人気が高く、ロイヤリティ収入が堅調に推移しております。同時に事業経費も前年同期比8%削
  減しており、これも利益化に貢献いたしました。
   新型コロナウイルス感染防止政策の影響については、2021年に新たに緊急事態宣言が出され、いったん解除され
  たものの再度緊急事態宣言が出されましたが、当事業は数年来リモートネットワークを推進していたことから、業
  務の遂行に大きな支障は発生しませんでした。
   従いまして今後につきましても大きな影響はないものと考えております。また、各種の開示でお知らせいたしま
  したように、海外展開を積極的に進めることで、本格的な事業拡大につなげる方針を継続してまいります。


(2)財政状態に関する説明
  当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末と比べて47億63百万円減少し、343億11百万円
 となりました。
  流動資産は57億48百万円減少し、252億47百万円となりました。主な内訳は営業貸付金の減少45億72百万円等であ
 ります。
  固定資産は9億85百万円増加し、90億63百万円となりました。主な内訳は有形固定資産の減少49百万円、無形固
 定資産の減少1億4百万円、投資その他の資産の増加11億39百万円であります。
  流動負債は49億51百万円減少し、210億87百万円となりました。
  固定負債は8百万円減少し、3億36百万円となりました。
  純資産は1億95百万円増加し、128億87百万円となりました。利益剰余金の減少2億36百万円、為替換算調整勘定
 の増加2億83百万円、非支配株主持分の増加1億49百万円等であります。
  なお、資本の財源及び資金の流動性に係る情報につきましては、当第3四半期連結累計期間においては特筆すべ
 き事項はありません。


(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
  当社は連結業績予想の公表を差し控えておりますが、当社グループを取り巻く事業環境は常に大きく変化してお
 り、今後も連結子会社の範囲の検討を進めたり、新たに進出した国々での事業状況をさらに詳細に精査する必要が
 あることから、引き続き業績見通しの公表を差し控えさせていただきます。




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                  株式会社ウェッジホールディングス(2388) 令和3年9月期 第3四半期決算短信


2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
                                                             (単位:千円)
                                  前連結会計年度             当第3四半期連結会計期間
                                 (2020年9月30日)           (2021年6月30日)
資産の部
 流動資産
   現金及び預金                                12,984,397           11,593,063
   受取手形及び売掛金                                 96,234               92,486
   営業貸付金                                 24,876,939           20,304,594
   商品及び製品                                       226                  161
   仕掛品                                       16,672               13,829
   原材料及び貯蔵品                                 176,822              102,002
   短期貸付金                                    514,729              559,861
   その他                                    2,267,840            2,802,539
   貸倒引当金                                △9,937,483           △10,220,805
   流動資産合計                                30,996,378           25,247,732
 固定資産
   有形固定資産                                   412,214              362,712
   無形固定資産
     のれん                                  1,179,073            1,111,178
     その他                                    304,080              267,742
     無形固定資産合計                             1,483,153            1,378,920
   投資その他の資産
     投資有価証券                               1,860,160            2,502,664
     関係会社株式                               3,311,951            3,793,431
     長期貸付金                                   34,870               34,870
     関係会社長期貸付金                                    -               13,800
     破産更生債権等                                  4,431                4,431
     繰延税金資産                                 514,579              495,877
     外国株式購入預託金                               24,218               24,218
     その他                                    514,503              538,871
     貸倒引当金                                 △81,872              △86,045
     投資その他の資産合計                           6,182,841            7,322,118
   固定資産合計                                 8,078,210            9,063,751
 資産合計                                    39,074,588           34,311,484




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               株式会社ウェッジホールディングス(2388) 令和3年9月期 第3四半期決算短信


                                                          (単位:千円)
                               前連結会計年度             当第3四半期連結会計期間
                              (2020年9月30日)           (2021年6月30日)
負債の部
 流動負債
   支払手形及び買掛金                              38,477               19,774
   1年内償還予定の転換社債                       19,042,947           14,378,786
   短期借入金                                 294,062              285,976
   関係会社短期借入金                             338,894              352,891
   未払費用                                3,339,409            3,355,800
   未払法人税等                                 12,616               40,268
   訴訟損失引当金                             2,237,931            1,698,094
   引当金                                    95,324               51,999
   その他                                   639,295              904,274
   流動負債合計                             26,038,958           21,087,864
 固定負債
   繰延税金負債                                185,926              178,620
   退職給付に係る負債                              85,219              102,858
   その他                                    73,012               54,669
   固定負債合計                                344,158              336,148
 負債合計                                 26,383,117           21,424,013
純資産の部
 株主資本
   資本金                                4,007,892             4,007,892
   資本剰余金                              6,118,472             6,118,472
   利益剰余金                             △4,641,698            △4,878,219
   自己株式                                △40,961               △40,961
   株主資本合計                             5,443,705             5,207,184
 その他の包括利益累計額
   その他有価証券評価差額金                            7,794               15,539
   為替換算調整勘定                            △401,731             △118,421
   その他の包括利益累計額合計                       △393,936             △102,881
 新株予約権                                     8,340                    -
 非支配株主持分                               7,633,362            7,783,166
 純資産合計                                12,691,471           12,887,470
負債純資産合計                               39,074,588           34,311,484




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(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
  四半期連結損益計算書
   第3四半期連結累計期間
                                                              (単位:千円)
                           前第3四半期連結累計期間             当第3四半期連結累計期間
                             (自 2019年10月1日            (自 2020年10月1日
                             至 2020年6月30日)            至 2021年6月30日)
売上高                                    6,032,993                4,665,525
売上原価                                   1,019,890                  591,143
売上総利益                                  5,013,102                4,074,382
販売費及び一般管理費                             5,026,662                3,876,548
営業利益又は営業損失(△)                           △13,559                   197,834
営業外収益
 受取利息                                     159,669                  125,006
 持分法による投資利益                               317,997                  261,243
 その他                                        6,135                    4,425
 営業外収益合計                                  483,801                  390,675
営業外費用
 支払利息                                      8,411                   12,017
 社債利息                                    548,278                  539,632
 為替差損                                     33,304                  145,954
 貸倒引当金繰入額                                 21,732                   22,586
 その他                                       4,368                       66
 営業外費用合計                                 616,095                  720,257
経常損失(△)                                 △145,853                 △131,748
特別利益
 新株予約権戻入益                                       -                    8,340
 特別利益合計                                         -                    8,340
特別損失
 貸倒引当金繰入額                                       -                  26,795
 投資有価証券評価損                                471,493                       -
 特別損失合計                                   471,493                  26,795
税金等調整前四半期純損失(△)                         △617,347                 △150,203
法人税、住民税及び事業税                              285,904                 332,674
法人税等調整額                                  △91,550                   61,122
法人税等合計                                    194,354                 393,797
四半期純損失(△)                               △811,701                 △544,001
非支配株主に帰属する四半期純損失(△)                     △521,191                 △307,480
親会社株主に帰属する四半期純損失(△)                     △290,510                 △236,520




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  四半期連結包括利益計算書
   第3四半期連結累計期間
                                                            (単位:千円)
                           前第3四半期連結累計期間           当第3四半期連結累計期間
                             (自 2019年10月1日          (自 2020年10月1日
                             至 2020年6月30日)          至 2021年6月30日)
四半期純損失(△)                              △811,701               △544,001
その他の包括利益
 その他有価証券評価差額金                             6,644                  22,914
 為替換算調整勘定                                83,562                 725,676
 持分法適用会社に対する持分相当額                      △135,137                  28,494
 その他の包括利益合計                             △44,930                 777,085
四半期包括利益                                △856,632                 233,084
(内訳)
 親会社株主に係る四半期包括利益                       △398,739                  54,534
 非支配株主に係る四半期包括利益                       △457,893                 178,550




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                   株式会社ウェッジホールディングス(2388) 令和3年9月期 第3四半期決算短信


(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
  (継続企業の前提に関する注記)
   該当事項はありません。


  (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
  前第3四半期連結累計期間(自   2019年10月1日   至   2020年6月30日)
1.株主資本の著しい変動
  該当事項はありません。


  当第3四半期連結累計期間(自   2020年10月1日   至   2021年6月30日)
1.株主資本の著しい変動
  該当事項はありません。




                                    8
                          株式会社ウェッジホールディングス(2388) 令和3年9月期 第3四半期決算短信


    (セグメント情報等)
 Ⅰ   前第3四半期連結累計期間(自 2019年10月1日 至 2020年6月30日)
    1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
                                                                                     (単位:千円)
                                                                                        四半期
                      報告セグメント                                                          連結損益
                                                  その他                     調整額
                                                              合計                        計算書
               Digital コンテンツ事                    (注) 1                   (注) 2
                                       計                                                計上額
             Finance事業    業                                                            (注) 3
売上高
    外部顧客への
              5,643,747    389,245   6,032,993           ―   6,032,993           ―     6,032,993
    売上高
    セグメント間
    の内部売上高           ―          ―           ―            ―          ―            ―            ―
    又は振替高

      計       5,643,747    389,245   6,032,993           ―   6,032,993           ―     6,032,993

セグメント利益          63,300     68,441     131,741    △41,889       89,851   △103,411      △13,559
 (注) 1    「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、新規事業開発等及び投資育成事業
          を含んでおります。
      2   セグメント利益の調整額△103,411千円は、各報告セグメントに配分していない全社費用であり、その主な
          ものは本社の管理部門に係る費用であります。
      3   セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業損失と調整を行っております。

 2.報告セグメントごとの資産に関する情報
   該当事項はありません。
 
 3.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
   該当事項はありません。

 Ⅱ   当第3四半期連結累計期間(自 2020年10月1日 至 2021年6月30日)
    1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
                                                                                     (単位:千円)
                                                                                        四半期
                      報告セグメント                                                          連結損益
                                                  その他                     調整額
                                                              合計                        計算書
               Digital コンテンツ事                    (注) 1                   (注) 2
                                       計                                                計上額
             Finance事業    業                                                            (注) 3
売上高
    外部顧客への
              4,144,468    521,056   4,665,525           ―   4,665,525           ―     4,665,525
    売上高
    セグメント間
    の内部売上高           ―          ―           ―            ―          ―            ―            ―
    又は振替高

      計       4,144,468    521,056   4,665,525           ―   4,665,525           ―     4,665,525

セグメント利益         113,640    228,253     341,894    △13,439      328,454   △130,620       197,834
 (注) 1    「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、新規事業開発等及び投資育成事業
          を含んでおります。
      2   セグメント利益の調整額△130,620千円は、各報告セグメントに配分していない全社費用であり、その主な
          ものは本社の管理部門に係る費用であります。
      3   セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。

 2.報告セグメントごとの資産に関する情報
   該当事項はありません。
 
 3.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
   該当事項はありません。




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                      株式会社ウェッジホールディングス(2388) 令和3年9月期 第3四半期決算短信


  (追加情報)
(連結子会社Group Lease Holdings PTE.LTD.が保有する貸付債権等について)
  当社連結子会社でタイ証券取引所上場のGroup Lease PCL.(以下、「GL」という。)は、その子会社Group
 Lease Holdings PTE.LTD.(以下、「GLH」という。)を通じ、中小企業及び戦略的ビジネスパートナーへの貸付
 (以下、「GLH融資取引」という。)を行っております。
  GLは、キプロス及びシンガポールの借主に対するGLH融資取引について、2017年10月16日及び同月19日にタ
 イ証券取引委員会(以下、「タイSEC」という。)からGL元役員の不正行為や利息収入の過大計上、関連する
 決算の訂正などの指摘を受けました。また、タイSECは、タイ法務省特別捜査局(以下、「タイDSI」とい
 う。)に対し調査を進めるよう、申し立てを行い、現在タイDSIによる調査が行われております。
  当社は、タイSECの指摘の事実関係等について調査するため、当社において第三者委員会を設置しGLH融資
 取引を調査しました。また、GLでは、新たに、キプロス及びシンガポールの借主へのGLH融資取引に対して独
 立した監査法人による特別監査も実施しましたが、タイSECの指摘の根拠を特定することはできておりません。
  当社では、第三者委員会の調査結果等も踏まえ、今後、タイ捜査当局による捜査並びに指導により会計的な影響
 の及ぶ可能性等を考慮し、前々々々連結会計年度の年度末決算から、タイSEC指摘のGLH融資取引に関連する
 貸付金債権全額(営業貸付金及び未収利息)に対して保守的な観点から貸倒引当金を設定し、営業貸付金元本相当
 については特別損失に貸倒引当金繰入額を計上し、未収利息相当については、売上高から減額する処理をし、それ
 以降の売上高計上は取りやめております。
  また、2018年7月31日に、GLではタイSECの決算訂正命令に対応して比較情報としての2016年12月末決算を
 含む2017年12月末決算を訂正しました。当該GLの過年度決算の訂正は、タイSECの決算訂正命令に対応したも
 のですが、訂正原因となる誤謬が特定されていないこと等を考慮し、当社としましては、GLの訂正処理は当社の
 決算には反映させず、前々々々連結会計年度からの従前の会計処理を踏襲しております。
  当第3四半期連結会計期間末におけるタイSEC指摘のGLH融資取引に関連する貸付債権(概算値)は、貸付
 元本(営業貸付金)6,196百万円(前連結会計年度末5,924百万円)、未収利息(流動資産その他)274百万円(前連
 結会計年度末262百万円)となっており、当該貸付債権全額(営業貸付金及び未収利息)について貸倒引当金6,470
 百万円(前連結会計年度末6,187百万円)を設定しております。また、当第3四半期連結累計期間の関連利息収入
 (売上高)は―百万円(前連結会計年度は―百万円)となっております。
  なお、借主に対しては返済を要請しており、担保資産の処分のための法的措置も進めております。今後とも、着
 実な債権の回収を図ってまいります。


(JTRUST ASIA PTE.LTD.等との係争について)
  当社連結子会社であるGLが発行した総額180百万米ドル(当第3四半期連結会計期間末143億円(1年内償還予定
 の転換社債143億円))の転換社債保有者であったJTRUST ASIA PTE. LTD. (以下、「JTA」という。)は、GLがタイ
 SECから2017年10月16日及び同月19日にGL元役員の不正行為や利息収入の過大計上、関連する決算の訂正などにつ
 いて指摘を受けたことに起因し、錯誤を理由として、2017年11月30日付けで、転換社債の投資契約解除と転換社債
 180百万米ドルの即時一括弁済等を請求をしており、タイ王国及びシンガポール共和国においてGL並びにGLH等
 に対して各種の訴訟が提起されており、係争中となっております。




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                        株式会社ウェッジホールディングス(2388) 令和3年9月期 第3四半期決算短信


   JTAが行っている訴訟の概要につきましては、以下のとおりです。
   (1) JTAが行っている訴訟の概要
                                                                  (GLH)暫定的資産凍結命
            (GL)損害賠償請求訴訟     (GL)会社更生申立訴訟      (GLH)損害賠償請求訴訟
                                                                  令申立訴訟
1.訴訟提起日 2018年1月9日          2018年1月10日          2017年12月26日        2017年12月26日
        J トラスト株式会社の子会社であるJTAは、 当社連結子会社GLの転換社債(合計2億1千万米ド
        ル)を引き受ける投資契約を締結し、当該転換社債を保有しておりましたが、JTA はGLに対し
        当該投資契約解除及び未転換の転換社債(1億8千万米ドル相当)の全額一括返済を要求しておりま
        した。GLといたしましては、当該投資契約の解除要件に抵触した事実は何一つなく、転換社債の期
2.訴訟の原因
        限前償還に応じなければならない条件は何ら整っていなかったことから、これらの要求にはお断り
及び提起される
        をしつつも、円満解決に向け誠実に対応して参りました。しかしながら、交渉は妥結に至ることは
に至った経緯
        なく、JTA は、GL及びGLH等が、投資家に対し1億8千万米ドル以上の投資を促す為に、同社グループ
        の財務諸表を改ざんし、GLが健全な財政状況であると誤解させ、投資家等に損害を与えたというこ
        とを理由として、GL及びGLHに対し損害賠償請求を求めるべく、これら一連の訴訟を提起したもので
        す。
        (商号)
        J     Trust   Asia
        Pte.Ltd.
        (所在地)
3.訴訟を提起
        シンガポール共和国          同左                  同左                 同左
した者の概要
        (代表者の役職・氏
        名)
        代表取締役社長 藤澤
        信義
                                                                  シンガポール共和国に
                                               JTA は、 シ ン ガ ポ ー ル おいて、GLH、此下益司
        JTA は、タイ王国にお
                                               共和国において、GLH、 氏、並びに当社グルー
        い て、 GL、 GL 取 締 役
                                               此下益司氏、並びに当 プ会社ではないその他1
        3名、並びに此下益司 JTA は、タイ王国にお
                                               社グループ会社ではな 社に対し、通常の事業
        氏に対し、JTA の投資 いて、GLの会社更生手
4.訴訟内容                                         い そ の 他 5 社 に 対 し、 業務で生じる以外の資
        額(最低2億1千万米ド 続きの開始を求め訴訟
                                               JTAの投資額 (最低2億 産 取 引 の 禁 止、 及 び、
        ル)の損害賠償を求め を行っております。
                                               1千万米ドル)の損害賠 シンガポール国外への1
        訴訟を提起しておりま
                                               償を求め訴訟を提起し 億8千万米ドルまでの資
        す。
                                               ております。             産移転・処分を禁止す
                                                                  るものです。
                                                                  2018年2月23日シンガポ
                                                                  ール高等裁判所は暫定
                                                                  的資産凍結命令を停止
                                                                  し解除する決定を下し
                                               2020年2月12日付でシン ており、その後、JTAは
                                               ガポール高等裁判所は、 2回暫定的資産凍結命令
                                               JTAの請求をすべて棄却 に関する審判保留の申
                                               し、JTAに対し被告に生 立 て を 行 い ま し た が、
                                               じた費用を支払うよう 却下されております。
                           2019 年 8 月 15 日 付 で
                                               に命じる判決が下され な お、 JTA は、 同 時 に、
                           JTAによる会社更生申
                                               ま し た 。 そ の 後、2020 暫定的資産凍結命令の
                           立訴訟が棄却されまし
                                               年2月13日にJTAによる 停止、解除を不服とし
                           た。その後、2019年11
                                               控 訴 が 申 立 て ら れ、 て、 当 該 決 定 の 棄 却
                           月26日にJTAによる控
                                               2020年10月6日にJTAの (暫定的資産凍結命令
5.裁判の進展 係争中です。             訴が申立てられ、2020
                                               請 求 が 一 部 認 め ら れ、 の復活)を求め控訴の
                           年9月29日にJTAによ
                                               GLH、此下益司氏、並び 申立てを行っておりま
                           る請求が全面的に棄却
                                               に当社グループではな し た が、2018 年 6 月 1
                           される判決が下されま
                                               い そ の 他 5 社 に 対 し、 日に結審し暫定的資産
                           した。当該判決が最終
                                               約7千万米ドル及び約13 凍結命令が発令されま
                           となり終結しました。
                                               万 シ ン ガ ポ ー ル ド ル し た 。 そ の 後、2020 年
                                               (日本円で約74億円) 10月6日付の控訴審判
                                               の支払命令が下されま 決による支払命令につ
                                               した。当該判決が最終 いての損害賠償請求残
                                               となり終結しました。         高の支払いを2021年7
                                                                  月12日に完了したこと
                                                                  により、暫定的資産凍
                                                                  結命令は解除されてお
                                                                  ります。
  上記の他、GLは、2018年5月3日付けでJTA及びJTAの親会社であるJトラスト株式会社(以下、「Jトラス
  ト」という。)から、彼らが提起した訴訟に対して、GLが法的要件を満たさない等と公表しているリリースが不
  正行為であると主張し名誉毀損による損害賠償(結論として20,271,232.88タイバーツ(2018年5月22日のレート
  3.46円換算で約70百万円))等を請求する訴訟を提起されて、2020年3月20日に判決が出る予定となっておりまし
  たが、2020年1月16日にJトラストとJTAにより当該訴訟は取り下げられました。




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                   株式会社ウェッジホールディングス(2388) 令和3年9月期 第3四半期決算短信


  また、JTAは、当社連結子会社のEngine Holdings Asia PTE.LTD.(以下、「EHA」)他1社を被告とし、2020
 年11月16日にシンガポールの裁判所にて訴訟手続きを開始しました。主な訴訟申立ての理由としては、JTAがGLに
 対して実施した投資(転換社債合計210百万米ドル・日本円約223億円、およびGL株式の購入他527百万タイバー
 ツ)について、GLHが他の被告と共謀し、JTAに投資を促すために、GLの財務諸表を改ざんし投資家等に損害を
 与え、その行為にEHAも参画しているという主張からEHA他1社に対し損害賠償請求を求めております。また、
 当該損害賠償請求に伴い、2020年10月21日にEHAに対し、195百万米ドルまでの通常の業務で生じる以外の資産取
 引の禁止、及びシンガポール国外への資産の移転・処分を禁止する命令(暫定的資産凍結命令)が下されておりま
 す。
  さらに、当第3四半期連結累計期間の2021年6月21日、JTAが当社及び当社親会社の昭和ホールディングス株式会
 社並びに当社親会社の筆頭株主であるA.P.F.Group Co.,Ltd.に対して、此下益司氏及びGLとの共同不法行為に基
 づく損害の一部として、24.3百万米ドルの支払いを求める損害賠償請求訴訟を東京地方裁判所に提起した旨の適時
 開示をJトラストが2021年6月22日に公表しております。その後、当第3四半期連結累計期間後の2021年8月3日、
 JTAがシンガポール共和国高等法院にて、GLHほか此下益司氏及び4社に対し、2020年10月の判決に含まれていなか
 った投資金額124百万米ドルに係る損害の回復を求める訴訟を提起し、同高等法院は、8月4日、JTAの求めに応じ
 て、1億30百万米ドル(日本円で約142億円)の資産凍結命令を発令した旨の適時開示をJトラストが2021年8月5
 日に公表しております。これら新規の訴訟については、暫定的資産凍結命令が発令された旨の通知を原告代理人弁
 護士から受けておりますが、現状、訴状の送達は受けておりません。今後、これら新たな訴訟の訴状の送達等があ
 りましたら、その内容を確認の上適切な対応を進めてまいります。


  (2) 当社グループの見解及び対応について
  GL及び当社といたしましては、法律顧問と相談し検討を進めており、当該転換社債の早期償還に関する権利及
 び投資契約の解消の権利については、JTAが早期償還の権利を行使できる条件は何等整っておらず、また当該投資契
 約の解除事由は生じておりませんので、JTAによる投資契約の解消、及び、転換社債の早期償還要求は行えないもの
 と認識しております。また、上記一連の訴訟についてはいずれも不当なもので、当社グループの事業運営は、現状
 上記一連の訴訟により影響を受けるものではありません。
  なお、GLH及びEHAに対する暫定的資産凍結命令につきましては、現時点においてGLH及びEHAの資産
 はDigital Finance事業の一部であり、GLH及びEHAの日常的かつ適切な事業業務で生じる資産取引等は制限さ
 れておりませんので、当該資産凍結命令が当社グループに与える影響は大きくないと判断しております。
  GL及び当社といたしましては当社グループの正当性を主張すべく粛々と法的対応を進めてまいる所存であり、
 JTAに対し必要かつ適切な法的措置をとってまいります。
  なお、当第3四半期連結累計期間後の対応といたしまして、GLは、JTAとの間の転換社債につき、2016年6月6
 日に締結した年利5%、期間5年間、2021年8月1日満期130百万米ドルの転換社債の引受けに関する投資契約(以
 下、「本投資契約」という。)を2021年8月5日付で解除通知をいたしました。JTAが、本投資契約における目的や
 保証事項において契約違反を犯し、GLに多大な損害を与えた事実を踏まえ、本投資契約の規定に基づきGLはJTA
 との同契約について、満期日に元本及び利息を支払う義務はなく、契約解除を行うことができると判断しました。
  当社グループは、本投資契約の解除行使に関して正当な理由に基づいていると確信しております。また、結果と
 して、本投資契約の解除は株主の利益を守ることにつながるとの判断により決定したものであります。


(新型コロナウイルス感染症の影響に伴う会計上の見積りについて)
  前連結会計年度の有価証券報告書の(追加情報)(新型コロナウイルス感染症の影響に伴う会計上の見積りにつ
 いて)に記載した新型コロナウイルス感染症の今後の広がり方や収束時期等を含む仮定について重要な変更はあり
 ません。




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