2388 J-ウェッジHD 2021-05-17 17:00:00
令和3年9月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]

             令和3年9月期                 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
                                                          令和3年5月17日
上 場 会 社 名   株式会社ウェッジホールディングス              上場取引所                         東
コ ー ド 番 号   2388                URL http://www.wedge-hd.com/
代   表   者 (役職名) 代表取締役社長      (氏名) 此下 竜矢
問合せ先責任者 (役職名) 開示担当           (氏名) 小竹 康博              (TEL) 03-6225-2207
四半期報告書提出予定日      令和3年5月17日   配当支払開始予定日               ―
四半期決算補足説明資料作成の有無     :無
四半期決算説明会開催の有無        :無     
 
                                                                                    (百万円未満切捨て)
1.令和3年9月期第2四半期の連結業績(令和2年10月1日~令和3年3月31日)
(1)連結経営成績(累計)                   (%表示は、対前年同四半期増減率)
                                                                                   親会社株主に帰属
                       売上高                   営業利益                経常利益
                                                                                   する四半期純利益
                       百万円           %           百万円       %     百万円           %           百万円    %
 3年9月期第2四半期      3,292  △23.0      266   ―    △73  ―      △149                                    ―
 2年9月期第2四半期      4,276  △13.5     △118   ―   △412  ―      △376                                    ―
(注) 包括利益 3年9月期第2四半期     1,149百万円(   ―%) 2年9月期第2四半期 △1,915百万円(                                    ―%)
 
                               潜在株式調整後
                    1株当たり
                                 1株当たり
                   四半期純利益
                                四半期純利益
                                 円   銭                 円   銭
    3年9月期第2四半期                △4.17                        ―
    2年9月期第2四半期               △10.54                        ―
 

 
(2)連結財政状態
                       総資産                       純資産           自己資本比率
                                 百万円                   百万円                     %
 3年9月期第2四半期          36,218                            13,841              15.0
 2年9月期               39,074                            12,691              12.9
(参考) 自己資本 3年9月期第2四半期   5,436百万円                          2年9月期       5,049百万円
 

 

 

2.配当の状況
                                                  年間配当金

                 第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末                          期末              合計
                        円    銭           円   銭         円   銭         円   銭         円   銭
   2年9月期           ―     0.00                              ―         0.00           0.00
   3年9月期           ―     0.00
   3年9月期(予想)                                               ―         0.00           0.00
(注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
 
 

 

3.令和3年9月期の連結業績予想(令和2年10月1日~令和3年9月30日)

                                                                         (%表示は、対前期増減率)
                                                                     親会社株主に帰属  1株当たり
                 売上高             営業利益                  経常利益
                                                                      する当期純利益  当期純利益
                 百万円    %            百万円         %      百万円      %           百万円       %         円 銭
     通期        ―  ―     ―  ―    ―  ―    ―   ―      ―
(注) 直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 無
 
  令和3年9月期の連結業績予想につきましては、情報収集・検討が必要な状況であり、現時点では適切な予想をす
  ることが困難なことから、業績予想の公表を差し控えさせていただくこととします。詳細につきましては添付資料
  2ページ「当四半期決算に関する定性的情報」をご覧ください。
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動                :無
         (連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)
         新規   社 (社名)              、 除外       社 (社名)
 


 

(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用                :無
 


 

(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
  ① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更                    :無
    ②     ①以外の会計方針の変更                     :無
    ③     会計上の見積りの変更                      :無
    ④     修正再表示                           :無
 

 

(4)発行済株式数(普通株式)
  ① 期末発行済株式数(自己株式を含む)           3年9月期2Q   35,794,478株   2年9月期     35,794,478株

    ②     期末自己株式数               3年9月期2Q      39,400株    2年9月期        39,400株

    ③     期中平均株式数(四半期累計)        3年9月期2Q   35,755,078株   2年9月期2Q   35,755,078株
 

 

    ※    四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
    ※    業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
        本資料に記されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判
        断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想
        の前提となる条件及び業績予想のご利用にあたっての注意事項については、添付資料3ページ「連結業績予想な
        どの将来予測情報に関する説明」をご覧ください。
               株式会社ウェッジホールディングス(2388) 令和3年9月期 第2四半期決算短信


○添付資料の目次



    1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………2

    (1)経営成績に関する説明 ………………………………………………………………………………2

    (2)財政状態に関する説明 ………………………………………………………………………………3

    (3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………………3

    2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………4

    (1)四半期連結貸借対照表 ………………………………………………………………………………4

    (2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 …………………………………………6

    (3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………8

      (継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………8

      (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………8

      (セグメント情報) ……………………………………………………………………………………9

      (追加情報) ……………………………………………………………………………………………10




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                          株式会社ウェッジホールディングス(2388) 令和3年9月期 第2四半期決算短信


1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
   当社グループは当第2四半期連結累計期間においては、減収増益となりました。売上高は32億92百万円(前年同
  四半期比23.0%減)、営業利益は2億66百万円(前年同四半期は1億18百万円の営業損失)、経常損失は73百万円
  (前年同四半期は4億12百万円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は1億49百万円(前年同四半期
  は3億76百万円の純損失)となりました。
   売上高については、各国政府によるロックダウンなどの新型コロナウイルス感染拡大防止策による景気悪化や長
  期にわたる訴訟対応などに伴って、Digital Finance事業が大幅減となりました。営業利益及び経常利益につきま
  しては、コンテンツ事業が大きく売上高を伸ばしたことに加え、近年の事業改革により支出面で、Digital
  Finance事業及びコンテンツ事業において事業経費削減が進んでいることなどが増益要因となっております。また、
  親会社株主に帰属する四半期純損失は特別損失が減少したことから改善いたしました。
   新型コロナウイルス感染拡大の影響に関しては、特にDigital Finance事業に影響が出ました。また、当社グル
  ープが事業を行っております各国政府の方針、国別、事業別の環境等が異なり、慎重に見極めるべき状況となって
  おります。そのため、それぞれのセグメントの記載の中に記載しておりますので、ご参照ください。
   当社といたしましては、今後とも短期的な景気判断や収益について適切に対処しながらもそれらに囚われること
  なく、中長期的視点で経済成長する地域に適切に投資し、当社の成長を目指しております。
   なお、上記金額に消費税等は含まれておりません。


   セグメントの業績は次のとおりであります。
  ①   Digital Finance事業
   当事業の当第2四半期連結累計期間における業績は、減収増益となりました。当第2四半期連結累計期間におけ
  る売上高は29億25百万円(前年同四半期比26.7%減)、セグメント利益は1億90百万円(前年同四半期は67百万円
  のセグメント損失)となりました。
   当第2四半期連結累計期間においきましては、新型コロナウイルス感染拡大防止策として各国政府がロックダウ
  ンなどを行った結果、営業停止や休業となりました。当社グループはこの間、①営業貸付金の回収に注力、②景気
  悪化に備えて新規貸付審査厳格化と抑制を柱に活動いたしました。このため売上高は減少しましたが、営業活動を
  抑制したことに伴い費用削減が奏功し、利益を計上することができました。
   新型コロナウイルス感染防止政策の影響ですが、東南アジア各国は国ごとの感染者数や政策対応が大きく異なり
  ますが、タイ、カンボジア、ラオス、インドネシアでは未だロックダウンなどが継続あるいは2021年になって新た
  に強化されるなど、通常の営業活動への復帰が待たれる状況です。また景気悪化は各国とも影響が大きく、特にオ
  ートバイ等の当社グループ主力商品への需要減退がみられます。現在の状況は未だ事業拡大に踏み切る段階ではな
  いと判断しており、今後の事業再拡大への機会は慎重に判断してまいります。
   なお、ミャンマーでのクーデターの影響につきましては、現時点では 直接的な被害は生じていないものの通常
  業務を営むには極めて厳しい状況であり、今後の事業の継続につきまして慎重に判断をしてまいる所存です。


  ②   コンテンツ事業
   当事業の当第2四半期連結累計期間における業績は、増収増益となりました。当第2四半期連結累計期間におけ
  る売上高は3億66百万円(前年同四半期比28.1%増)、セグメント利益は1億70百万円(同226.2%増)となりま
  した。
   当事業は、主にトレーディングカードゲーム制作やエンターテインメント関連の書籍及び電子書籍の制作、音楽
  並びに関連商品の製作を行っており、様々なコンテンツを商品・イベント化する企画制作・編集・制作に独自性を
  持ち展開しております。
   当事業の業績につきましては、当社が編集に直接的に関わっていて、現在映画等でも大変好評を博している「鬼
  滅の刃」が特に今期の柱となるとともに、その他各種漫画の人気が好調であること、並びにゲーム攻略本を順調に
  受注できたことなどから、書籍編集の売上高が大幅に伸長いたしました。また当社が開発に直接的に関わっている
  トレーディングカードゲームも人気が高く、ロイヤリティ収入が堅調に推移しております。同時に事業経費も前年
  同期比16%削減しており、これも利益化に貢献いたしました。
   新型コロナウイルス感染防止政策の影響については、2021年に新たに緊急事態宣言が出され、いったん解除され



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                    株式会社ウェッジホールディングス(2388) 令和3年9月期 第2四半期決算短信


  たものの再度緊急事態宣言が出されましたが、当事業は数年来リモートネットワークを推進していたことから、業
  務の遂行に大きな支障は発生しませんでした。
     従いまして今後につきましても大きな影響はないものと考えております。また、各種の開示でお知らせいたしま
  したように、海外展開を積極的に進めることで、本格的な事業拡大につなげる方針を継続してまいります。


(2)財政状態に関する説明
 ①   財政状態
     当第2四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末と比べて28億56百万円減少し、362億18百万円
 となりました。
     流動資産は38億65百万円減少し、271億30百万円となりました。主な内訳は現金預金の減少16億60百万円、営業貸
 付金の減少20億66百万円等であります。
     固定資産は10億9百万円増加し、90億87百万円となりました。主な内訳は有形固定資産の減少34百万円、無形固
 定資産の減少40百万円、投資その他の資産の増加10億85百万円であります。
     流動負債は39億93百万円減少し、220億45百万円となりました。主な内訳は1年内償還予定社債の減少46億17百万
 円であります。
     固定負債は12百万円減少し、3億31百万円となりました。
     純資産は11億50百万円増加し、138億41百万円となりました。利益剰余金の減少1億49百万円、為替換算調整勘定
 の増加5億35百万円、非支配株主持分の増加7億71百万円等であります。
     なお、資本の財源及び資金の流動性に係る情報につきましては、当第2四半期連結累計期間においては特筆すべ
 き事項はありません。


 ②   キャッシュ・フローの状況
     当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末と比べ
  て16億60百万円減少し、当第2四半期連結累計期間末の残高は113億23百万円(前期末比12.8%減)となりまし
  た。
     当第2四半期連結累計期間末における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。


  (営業活動におけるキャッシュ・フロー)
     営業活動の結果獲得した資金は、34億23百万円(前年同四半期は1億79百万円の獲得)となりました。その主な
  内訳は、営業貸付金の減少額34億65百万円、税金等調整前四半期純損失の計上1億11百万円、利息の支払額2億1
  百万円等であります。


  (投資活動におけるキャッシュ・フロー)
     投資活動の結果使用した資金は、92百万円(前年同四半期は13百万円の使用)となりました。その主な内訳は、
  有形固定資産の取得による支出41百万円、貸付による支出51百万円、貸付金の回収による収入6百万円等でありま
  す。


  (財務活動におけるキャッシュ・フロー)
     財務活動の結果使用した資金は、45億95百万円(前年同四半期は2百万円の獲得)となりました。その主な内訳
  は、社債の償還による支出46億9百万円、親会社からの借入による収入14百万円であります。


(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
     当社は連結業績予想の公表を差し控えておりますが、当社グループを取り巻く事業環境は常に大きく変化してお
 り、今後も連結子会社の範囲の検討を進めたり、新たに進出した国々での事業状況をさらに詳細に精査する必要が
 あることから、引き続き業績見通しの公表を差し控えさせていただきます。




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                  株式会社ウェッジホールディングス(2388) 令和3年9月期 第2四半期決算短信


2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
                                                             (単位:千円)
                                  前連結会計年度             当第2四半期連結会計期間
                                 (2020年9月30日)           (2021年3月31日)
資産の部
 流動資産
   現金及び預金                                12,984,397           11,323,686
   受取手形及び売掛金                                 96,234              109,778
   営業貸付金                                 24,876,939           22,810,229
   商品及び製品                                       226                  203
   仕掛品                                       16,672               11,512
   原材料及び貯蔵品                                 176,822              120,896
   短期貸付金                                    514,729              570,920
   その他                                    2,267,840            2,570,039
   貸倒引当金                                △9,937,483           △10,386,804
   流動資産合計                                30,996,378           27,130,461
 固定資産
   有形固定資産                                   412,214              377,539
   無形固定資産
     のれん                                  1,179,073            1,152,214
     その他                                    304,080              289,955
     無形固定資産合計                             1,483,153            1,442,170
   投資その他の資産
     投資有価証券                               1,860,160            2,560,136
     関係会社株式                               3,311,951            3,788,645
     長期貸付金                                   34,870               34,870
     関係会社長期貸付金                                    -               14,160
     破産更生債権等                                  4,431                4,431
     繰延税金資産                                 514,579              495,171
     外国株式購入預託金                               24,218               24,218
     その他                                    514,503              544,103
     貸倒引当金                                 △81,872             △197,478
     投資その他の資産合計                           6,182,841            7,268,258
   固定資産合計                                 8,078,210            9,087,969
 資産合計                                    39,074,588           36,218,430




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               株式会社ウェッジホールディングス(2388) 令和3年9月期 第2四半期決算短信


                                                          (単位:千円)
                               前連結会計年度             当第2四半期連結会計期間
                              (2020年9月30日)           (2021年3月31日)
負債の部
 流動負債
   支払手形及び買掛金                              38,477               43,417
   1年内償還予定の社債                         19,042,947           14,425,002
   短期借入金                                 294,062              350,704
   関係会社短期借入金                             338,894              352,894
   未払費用                                3,339,409            3,663,907
   未払法人税等                                 12,616               44,274
   訴訟損失引当金                             2,237,931            2,250,830
   引当金                                    95,324               37,724
   その他                                   639,295              876,541
   流動負債合計                             26,038,958           22,045,295
 固定負債
   繰延税金負債                                185,926              177,296
   退職給付に係る負債                              85,219               98,469
   その他                                    73,012               55,638
   固定負債合計                                344,158              331,404
 負債合計                                 26,383,117           22,376,700
純資産の部
 株主資本
   資本金                                4,007,892             4,007,892
   資本剰余金                              6,118,472             6,118,472
   利益剰余金                             △4,641,698            △4,790,864
   自己株式                                △40,961               △40,961
   株主資本合計                             5,443,705             5,294,539
 その他の包括利益累計額
   その他有価証券評価差額金                            7,794                8,261
   為替換算調整勘定                            △401,731               133,767
   その他の包括利益累計額合計                       △393,936               142,029
 新株予約権                                     8,340                    -
 非支配株主持分                               7,633,362            8,405,161
 純資産合計                                12,691,471           13,841,730
負債純資産合計                               39,074,588           36,218,430




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(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
  四半期連結損益計算書
   第2四半期連結累計期間
                                                              (単位:千円)
                           前第2四半期連結累計期間             当第2四半期連結累計期間
                             (自 2019年10月1日            (自 2020年10月1日
                             至 2020年3月31日)            至 2021年3月31日)
売上高                                    4,276,298                3,292,034
売上原価                                     718,783                  425,966
売上総利益                                  3,557,514                2,866,068
販売費及び一般管理費                             3,675,618                2,599,968
営業利益又は営業損失(△)                          △118,103                   266,099
営業外収益
 受取利息                                     118,760                   86,538
 持分法による投資利益                               226,391                   65,247
 その他                                        1,460                    3,350
 営業外収益合計                                  346,613                  155,135
営業外費用
 支払利息                                      5,690                     8,295
 為替差損                                    245,257                   112,670
 社債利息                                    373,585                   353,790
 貸倒引当金繰入額                                 16,458                    19,551
 その他                                          30                        28
 営業外費用合計                                 641,022                   494,335
経常損失(△)                                 △412,512                  △73,100
特別利益
 新株予約権戻入益                                       -                    8,340
 特別利益合計                                         -                    8,340
特別損失
 貸倒引当金繰入額                                      -                   47,046
 投資有価証券評価損                               478,268                        -
 特別損失合計                                  478,268                   47,046
税金等調整前四半期純損失(△)                        △890,781                  △111,805
法人税、住民税及び事業税                             272,400                  226,788
法人税等調整額                                △144,828                    49,347
法人税等合計                                   127,571                  276,136
四半期純損失(△)                             △1,018,353                 △387,942
非支配株主に帰属する四半期純損失(△)                    △641,493                  △238,776
親会社株主に帰属する四半期純損失(△)                    △376,859                  △149,165




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  四半期連結包括利益計算書
   第2四半期連結累計期間
                                                             (単位:千円)
                           前第2四半期連結累計期間            当第2四半期連結累計期間
                             (自 2019年10月1日           (自 2020年10月1日
                             至 2020年3月31日)           至 2021年3月31日)
四半期純損失(△)                             △1,018,353               △387,942
その他の包括利益
 その他有価証券評価差額金                            △1,204                    1,380
 為替換算調整勘定                              △871,664                1,536,272
 持分法適用会社に対する持分相当額                       △24,665                    △683
 その他の包括利益合計                            △897,533                1,536,970
四半期包括利益                               △1,915,886               1,149,027
(内訳)
 親会社株主に係る四半期包括利益                       △687,384                  386,799
 非支配株主に係る四半期包括利益                      △1,228,502                 762,228




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(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
  (継続企業の前提に関する注記)
   該当事項はありません。

 (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
 前第2四半期連結累計期間(自 2019年10月1日 至 2020年3月31日)
 1.株主資本の著しい変動
  該当事項はありません。

 当第2四半期連結累計期間(自   2020年10月1日   至   2021年3月31日)
 1.株主資本の著しい変動
  該当事項はありません。




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                         株式会社ウェッジホールディングス(2388) 令和3年9月期 第2四半期決算短信


  (セグメント情報等)
Ⅰ 前第2四半期連結累計期間(自 2019年10月1日 至 2020年3月31日)
 1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
                                                                    (単位:千円)
                                                                         四半期
                    報告セグメント
                                                                        連結損益
                                              その他                調整額
              Digital                                  合計                計算書
                      コンテンツ                  (注) 1              (注) 2
             Finance事               計                                    計上額
                        事業                                              (注) 3
                業
売上高
    外部顧客への
             3,990,390   285,908 4,276,298        ― 4,276,298       ― 4,276,298
    売上高
    セグメント間
    の内部売上高          ―        ―          ―         ―         ―       ―        ―
    又は振替高

      計      3,990,390   285,908 4,276,298        ― 4,276,298       ― 4,276,298
 セグメント利益
            △67,079 52,195 △14,883 △34,562 △49,446 △68,657 △118,103
 又は損失(△)
  (注) 1 「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、新規事業開発等及び投資育成事業
        を含んでおります。
      2 セグメント利益又は損失の調整額△68,657千円は、各報告セグメントに配分していない全社費用であり、そ
        の主なものは本社の管理部門に係る費用であります。
      3 セグメント利益又は損失は、四半期連結損益計算書の営業損失と調整を行っております。
 
  2.報告セグメントごとの資産に関する情報
     該当事項はありません。

 3.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
   該当事項はありません。

Ⅱ 当第2四半期連結累計期間(自 2020年10月1日 至 2021年3月31日)
 1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
                                                                    (単位:千円)
                                                                         四半期
                    報告セグメント
                                                                        連結損益
                                              その他                調整額
              Digital                                  合計                計算書
                      コンテンツ                  (注) 1              (注) 2
             Finance事               計                                    計上額
                        事業                                              (注) 3
                業
売上高
    外部顧客への
             2,925,667   366,367 3,292,034        ― 3,292,034       ― 3,292,034
    売上高
    セグメント間
    の内部売上高          ―        ―          ―         ―         ―       ―        ―
    又は振替高

      計      2,925,667   366,367 3,292,034        ― 3,292,034       ― 3,292,034
 セグメント利益
             190,487 170,269 360,756 △4,622 356,133 △90,034 266,099
 又は損失(△)
  (注) 1 「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、新規事業開発等及び投資育成事業
        を含んでおります。
      2 セグメント利益又は損失の調整額△90,034千円は、各報告セグメントに配分していない全社費用であり、そ
        の主なものは本社の管理部門に係る費用であります。
      3 セグメント利益又は損失は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
 
  2.報告セグメントごとの資産に関する情報
     該当事項はありません。

 3.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
   該当事項はありません。




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                       株式会社ウェッジホールディングス(2388) 令和3年9月期 第2四半期決算短信


(追加情報)
 (連結子会社Group Lease Holdings PTE.LTD.が保有する貸付債権等について)
   当社連結子会社でタイ証券取引所上場のGroup Lease PCL.(以下、「GL」という。)は、その子会社Group
  Lease Holdings PTE.LTD.(以下、「GLH」という。)を通じ、中小企業及び戦略的ビジネスパートナーへの貸付
  (以下、「GLH融資取引」という。)を行っております。
   GLは、キプロス及びシンガポールの借主に対するGLH融資取引について、2017年10月16日及び同月19日にタ
  イ証券取引委員会(以下、「タイSEC」という。)からGL元役員の不正行為や利息収入の過大計上、関連する
  決算の訂正などの指摘を受けました。また、タイSECは、タイ法務省特別捜査局(以下、「タイDSI」とい
  う。)に対し調査を進めるよう、申し立てを行い、現在タイDSIによる調査が行われております。
   当社は、タイSECの指摘の事実関係等について調査するため、当社において第三者委員会を設置しGLH融資
  取引を調査しました。また、GLでは、新たに、キプロス及びシンガポールの借主へのGLH融資取引に対して独
  立した監査法人による特別監査も実施しましたが、タイSECの指摘の根拠を特定することはできておりません。
   当社では、第三者委員会の調査結果等も踏まえ、今後、タイ捜査当局による捜査並びに指導により会計的な影響
  の及ぶ可能性等を考慮し、前々々々連結会計年度の年度末決算から、タイSEC指摘のGLH融資取引に関連する
  貸付金債権全額(営業貸付金及び未収利息)に対して保守的な観点から貸倒引当金を設定し、営業貸付金元本相当
  については特別損失に貸倒引当金繰入額を計上し、未収利息相当については、売上高から減額する処理をし、それ
  以降の売上高計上は取りやめております。
   また、2018年7月31日に、GLではタイSECの決算訂正命令に対応して比較情報としての2016年12月末決算を
  含む2017年12月末決算を訂正しました。当該GLの過年度決算の訂正は、タイSECの決算訂正命令に対応したも
  のですが、訂正原因となる誤謬が特定されていないこと等を考慮し、当社としましては、GLの訂正処理は当社の
  決算には反映させず、前々々々連結会計年度からの従前の会計処理を踏襲しております。
   当第2四半期連結会計期間末におけるタイSEC指摘のGLH融資取引に関連する貸付債権(概算値)は、貸付元
  本(営業貸付金)6,216百万円(前連結会計年度末5,924百万円)、未収利息(流動資産その他)275百万円(前連結
  会計年度末262百万円)となっており、当該貸付債権全額(営業貸付金及び未収利息)について貸倒引当金6,491百
  万円(前連結会計年度末6,187百万円)を設定しております。また、当第2四半期連結累計期間の関連利息収入(売
  上高)は―百万円(前連結会計年度は―百万円)となっております。
   なお、借主に対しては返済を要請しており、担保資産の処分のための法的措置も進めております。今後とも、着
  実な債権の回収を図ってまいります。


 (JTRUST ASIA PTE.LTD.等との係争について)
   当社連結子会社であるGLが発行した総額180百万USドル(当第2四半期連結会計期間末144億円(1年内償還予定
  の転換社債144億円))の転換社債保有者であったJTRUST ASIA PTE. LTD. (以下、「JTA」という。)は、GLがタイ
  SECから2017年10月16日及び同月19日にGL元役員の不正行為や利息収入の過大計上、関連する決算の訂正などにつ
  いて指摘を受けたことに起因し、錯誤を理由として、2017年11月30日付けで、転換社債の投資契約解除と転換社債
  180百万USドルの即時一括弁済等を請求をしており、タイ王国及びシンガポール共和国においてGL並びにGLH等
  に対して各種の訴訟が提起されており、係争中となっております。




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                        株式会社ウェッジホールディングス(2388) 令和3年9月期 第2四半期決算短信


   JTAが行っている訴訟の概要につきましては、以下のとおりです。
   (1) JTAが行っている訴訟の概要
                                                                  (GLH)暫定的資産凍結命
            (GL)損害賠償請求訴訟      (GL)会社更生申立訴訟     (GLH)損害賠償請求訴訟
                                                                  令申立訴訟
1.訴訟提起日 2018年1月9日          2018年1月10日          2017年12月26日        2017年12月26日
        J トラスト株式会社の子会社であるJTAは、 当社連結子会社GLの転換社債(合計2億1千万米ド
        ル)を引き受ける投資契約を締結し、当該転換社債を保有しておりましたが、JTA はGLに対し
        当該投資契約解除及び未転換の転換社債(1億8千万米ドル相当)の全額一括返済を要求しておりま
        した。GLといたしましては、当該投資契約の解除要件に抵触した事実は何一つなく、転換社債の期
2.訴訟の原因
        限前償還に応じなければならない条件は何ら整っていなかったことから、これらの要求にはお断り
及び提起される
        をしつつも、円満解決に向け誠実に対応して参りました。しかしながら、交渉は妥結に至ることは
に至った経緯
        なく、JTA は、GL及びGLH等が、投資家に対し1億8千万米ドル以上の投資を促す為に、同社グループ
        の財務諸表を改ざんし、GLが健全な財政状況であると誤解させ、投資家等に損害を与えたというこ
        とを理由として、GL及びGLHに対し損害賠償請求を求めるべく、これら一連の訴訟を提起したもので
        す。
        (商号)
        J     Trust   Asia
        Pte.Ltd.
        (所在地)
3.訴訟を提起
        シンガポール共和国          同左                  同左                 同左
した者の概要
        (代表者の役職・氏
        名)
        代表取締役社長 藤澤
        信義
                                                                  シンガポール共和国に
                                               JTA は、 シ ン ガ ポ ー ル おいて、GLH、此下益司
        JTA は、タイ王国にお
                                               共和国において、GLH、 氏、並びに当社グルー
        い て、 GL、 GL 取 締 役
                                               此下益司氏、並びに当 プ会社ではないその他1
        3名、並びに此下益司 JTA は、タイ王国にお
                                               社グループ会社ではな 社に対し、通常の事業
        氏に対し、JTA の投資 いて、GLの会社更生手
4.訴訟内容                                         い そ の 他 5 社 に 対 し、 業務で生じる以外の資
        額(最低2億1千万米ド 続きの開始を求め訴訟
                                               JTAの投資額 (最低2億 産 取 引 の 禁 止、 及 び、
        ル)の損害賠償を求め を行っております。
                                               1千万米ドル)の損害賠 シンガポール国外への1
        訴訟を提起しておりま
                                               償を求め訴訟を提起し 億8千万米ドルまでの資
        す。
                                               ております。             産移転・処分を禁止す
                                                                  るものです。
                                                                  2018年2月23日シンガポ
                                               2020年2月12日付でシン
                                                                  ール高等裁判所は暫定
                                               ガポール高等裁判所は、
                                                                  的資産凍結命令を停止
                                               JTAの請求をすべて棄却
                                                                  し解除する決定を下し
                                               し、JTAに対し被告に生
                                                                  ており、その後、JTAは
                                               じた費用を支払うよう
                           2019 年 8 月 15 日 付 で                    2回暫定的資産凍結命令
                                               に命じる判決が下され
                           JTAによる会社更生申                            に関する審判保留の申
                                               ま し た 。 そ の 後、2020
                           立訴訟が棄却されまし                             立 て を 行 い ま し た が、
                                               年2月13日にJTAによる
                           た。その後、2019年11                          却下されております。
                                               控 訴 が 申 立 て ら れ、
                           月26日にJTAによる控                           な お、 JTA は、 同 時 に、
                                               2020年10月6日にJTAの
5.裁判の進展 係争中です。             訴が申立てられ、2020                           暫定的資産凍結命令の
                                               請 求 が 一 部 認 め ら れ、
                           年9月29日にJTAによ                           停止、解除を不服とし
                                               GLH、此下益司氏、並び
                           る請求が全面的に棄却                             て、 当 該 決 定 の 棄 却
                                               に当社グループではな
                           される判決が下されま                             (暫定的資産凍結命令
                                               い そ の 他 5 社 に 対 し、
                           した。当該判決が最終                             の復活)を求め控訴の
                                               約7千万米ドル及び約13
                           となり終結しました。                             申立てを行っておりま
                                               万シンガポールドル
                                                                  し た が、2018 年 6 月 1
                                               (日本円で約74億円)
                                                                  日に結審し暫定的資産
                                               の支払命令が下されま
                                                                  凍結命令が発令されて
                                               した。当該判決が最終
                                                                  おり現在も継続してお
                                               となり終結しました。
                                                                  ります。
  上記の他、GLは、2018年5月3日付けでJTA及びJTAの親会社であるJトラスト株式会社(以下、「Jトラス
  ト」という。)から、彼らが提起した訴訟に対して、GLが法的要件を満たさない等と公表しているリリースが不
  正行為であると主張し名誉毀損による損害賠償(結論として20,271,232.88タイバーツ(2018年5月22日のレート
  3.46円換算で約70百万円))等を請求する訴訟を提起されて、2020年3月20日に判決が出る予定となっておりまし
  たが、2020年1月16日にJトラストとJTAにより当該訴訟は取り下げられました。




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                   株式会社ウェッジホールディングス(2388) 令和3年9月期 第2四半期決算短信


  また、JTAは、当社連結子会社のEngine Holdings Asia PTE.LTD.(以下、「EHA」)他1社を被告とし、2020
 年11月16日にシンガポールの裁判所にて訴訟手続きを開始しました。主な訴訟申立ての理由としては、JTAがGLに
 対して実施した投資(転換社債合計210百万USドル・日本円約223億円、およびGL株式の購入他527百万タイバー
 ツ)について、GLHが他の被告と共謀し、JTAに投資を促すために、GLの財務諸表を改ざんし投資家等に損害を
 与え、その行為にEHAも参画しているという主張からEHA他1社に対し損害賠償請求を求めております。また、
 当該損害賠償請求に伴い、2020年10月21日にEHAに対し、195百万USドルまでの通常の業務で生じる以外の資産取
 引の禁止、及びシンガポール国外への資産の移転・処分を禁止する命令(暫定的資産凍結命令)が下されておりま
 す。


  (2) 当社グループの見解及び対応について
  GL及び当社といたしましては、法律顧問と相談し検討を進めており、当該転換社債の早期償還に関する権利及
 び投資契約の解消の権利については、JTAが早期償還の権利を行使できる条件は何等整っておらず、また当該投資契
 約の解除事由は生じておりませんので、JTAによる投資契約の解消、及び、転換社債の早期償還要求は行えないもの
 と認識しております。また、上記一連の訴訟についてはいずれも不当なもので、当社グループの事業運営は、現状
 上記一連の訴訟により影響を受けるものではありません。
  なお、GLH及びEHAに対する暫定的資産凍結命令につきましては、現時点においてGLH及びEHAの資産
 はDigital Finance事業の一部であり、GLH及びEHAの日常的かつ適切な事業業務で生じる資産取引等は制限さ
 れておりませんので、当該資産凍結命令が当社グループに与える影響は大きくないと判断しております。
  GL及び当社といたしましては当社グループの正当性を主張すべく粛々と法的対応を進めてまいる所存であり、
 JTAに対し必要かつ適切な法的措置をとってまいります。


(新型コロナウイルス感染症の影響に伴う会計上の見積りについて)
  前連結会計年度の有価証券報告書の(追加情報)(新型コロナウイルス感染症の影響に伴う会計上の見積りにつ
 いて)に記載した新型コロナウイルス感染症の今後の広がり方や収束時期等を含む仮定について重要な変更はあり
 ません。




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