1882 東亜道 2021-05-14 16:00:00
中期経営計画(2021年度~2023年度)の策定に関するお知らせ [pdf]
2021 年 5 月 14 日
各 位
会 社 名 東亜道路工業株式会社
代表者名 代表取締役社長 森下 協一
(コード番号 1882 東証第 1 部)
問合せ先 経営企画室長 前原 泰明
(TEL. 03 – 3405 – 1811)
中期経営計画(2021 年度~2023 年度)の策定に関するお知らせ
当社グループは、2021 年度を初年度とする中期経営計画(2021 年度~2023 年度)を、
新たに策定いたしましたので、その概要をお知らせします。
記
1. 策定の背景
当社グループは、中期経営計画(2017 年度~2021 年度)に掲げたコンプライアン
ス経営の強化、コーポレートガバナンスを意識した透明性の高い経営を行い、経
営数値目標及び財務・経営指数目標の達成に向けて取り組んでまいりました。
基本施策として掲げていた労働環境の改善、組織構造の改革などの施策につい
ては、経営課題として取り組んだ結果、一定の成果をあげることができました。
経営数値目標の内、営業利益・当期純利益については収益改善に取り組んだ結
果、達成する見込みとなりました。又、財務・経営指数目標についても財務改善
に取組んだ結果、最終年度を待たずして概ね達成いたしました。
そこで今年度を、
創立 100 周年を迎える 2030 年への新たなスタートの年と捉え、
更なる発展と社会への貢献を図るべく、1年前倒しで中期経営計画(2021 年度~
2023 年度)-TOA ROAD Sustainable Plan 2023-を策定いたしました。
社会環境が大きくシフトする中、当社グループも変革を恐れず、挑戦・発想・実行
により、社会に新たな価値を提供することを目指すとともに、長年培ってきた技術
力・製品開発力を背景に独自性を発揮し社会の要望に応え、安心・安全な社会の実現
に貢献し、社会から選ばれ続ける企業に邁進してまいります。
今後もより一層のご支援ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
1
2. 概 要
① 企業理念
自らの意思と成長をもって、人々の生活を足元から支える
② ビジョン(目指す姿)
をさらに磨き社会から選ばれ続けるオンリーワン企業へ
※ ”東亜スタイル“
③ 中期経営計画の基本方針
~挑戦・発想・実行で社会から選ばれ続ける企業に~
・「変革への挑戦」
・「持続的成長の確立」
④ 計画期間 : 2021 年 4 月 ~ 2024 年 3 月 ( 3 年間 )
⑤ 目標とする業績目標 (計画最終年度) (連結)
売 上 高 1,200 億
営 業 利 益 76 億
当 期 純 利 益 50 億
⑥ 投資戦略
設備投資(成長投資) 3 年 150 億
⑦ 株主還元
年間配当 180 円/株をベースラインとする
⑧ 経営戦略
・確固な収益基盤の構築
・事業領域の拡大
・技術開発の促進
・DXの推進
・エンゲージメントの向上
・ガバナンスの強化
※なお、詳細につきましては、別紙資料をご参照ください。
以 上
2
2021年度~2023年度
中期経営計画
-TOA ROAD Sustainable Plan 2023-
~挑戦・発想・実行で社会から選ばれ続ける企業に~
2021年5月
東亜道路工業株式会社
代表取締役社長 森下 協一
目次
1 前中期経営計画の振り返り
2 企業理念
3 ビジョン・基本方針
4 事業環境認識 7 株主還元
5 業績目標 8 経営戦略
6 投資戦略 9 SDGs経営について
2
1 前中期経営計画の振り返り
業績目標 ・売上高は目標未達ながら、営業利益と当期純利益は目標達成
財務目標 ・財務改善に取り組み、自己資本比率とD/Eレシオは概ね目標達成
・労働環境の改善、組織構造の改革などの施策を着実に実行
基本施策 ・コーポレートガバナンスを意識した透明性の高い経営を実行
・コンプライアンス経営の強化を実行
事 業 環 境 が 加 速 度 的 に 変 化 し て い く 中 、 創 立 100周 年 へ 向 け て 更 な
中期経営計画策定の前倒し
る発展と社会へ の貢献 を図るべく、企 業理念 とビジョンを明確化す
るとともに「変 革への 挑戦」と「持続 的成長 の確立」を重視した新
たな中期経営計画を策定する。
新中期経営計画
「変革への挑戦」「持続的成長の確立」
3
1 前中期経営計画の振り返り
前々中期経営計画 前中期経営計画 (連結業績)
1,188 1,137 1,118 1,200
998 1,037 1,091
966 982 売上高 |億円
68 71 71
55 55 53 営業利益 |億円
43 48 46 46
41 41 37 41
31 30 当期純利益| 億円
25
-2
2014.3 2015.3 2016.3 2017.3 2018.3 2019.3 2020.3 2021.3 2022.3
(最終目標)
60 50.4 53.2 0.6
0.43 46.3 44.0 43.9
50 40.1 42.3 53.7
40 0.4 自己資本比率 |%
30
20 34.5 0.34 0.14
0.2
D/Eレシオ |倍
0.27 0.07
10 0.25 0.23 0.14
0.21
0 0
2014.3 2015.3 2016.3 2017.3 2018.3 2019.3 2020.3 2021.3 2022.3
(最終目標)
4
2 企業理念
企業理念
自らの意思と成長をもって、
企業理念
人々の生活を足元から支える
ビジョン
(目指す姿)
東亜道路工業は創立より一貫して独立独歩の道を歩
むとともに、優れた個の力を結集し変革を恐れない
自由な風土の元、時代の要請に対応すべく進化を続
中期経営計画
ける東亜スタイル“ ”を貫いてきました。
(基本方針・経営戦略)
私たちが実際につくるのは道路をはじめとする質量
を も っ た 「モ ノ 」で す が 、 そ こ に 関 わ る 全 て の 人 々
の生活基盤を支える役割を担っています。
年度計画・年度基本方針
各本部(部)・グループ会社基本方針
z
個人目標・行動規範
5
3 ビジョン・基本方針
2030年度|創立100周年 (連結業績)
TOA ROAD Vision 2030|目指す姿 売上高 (目標)
1,800 億円
をさらに磨き 純利益 (目標)
社会から選ばれ続けるオンリーワン企業へ 100 億円
Step 2 2024年度~ TOA ROAD Sustainable Plan 202X
Step 1
2021年度~2023年度
TOA ROAD Sustainable Plan 2023 -挑戦・発想・実行で社会から選ばれ続ける企業に-
「変革への挑戦」 「持続的成長の確立」
社会環境が大きくシフトする中、当社グループも 長年培ってきた技術力・製品開発力を背景に独自
変革を恐れず、挑戦・発想・実行により、社会に 性を発揮し、社会の要望に応え、安心・安全な社
新たな価値を提供することを目指します。 会の実現に貢献していきます。
6
4 事業環境認識
外部環境 |社会・環境の見通し 内部環境 |
生活者の変化 親会社を持たない独立系の革新力
・DXにより生活者が暮らしやすさを実感する社会 ・自由な発想による技術革新、臨機応変な対応
・社員一人ひとりが主体的に考え、行動する文化
働き手の変化
・柔軟な働き方や多様で複線的なキャリアが実現する社会 材料メーカーと施工会社の二面性
・化学と土木の融合から生まれる技術開発力
地域社会の変化 ・200種類を超える製品・工法
・地方の強みを活かし価値を生み出し続ける社会
地域に根差した全国ネットワーク
国際社会の変化 ・支社7ヵ所、支店・営業所44ヵ所、製品工場24工場、
・わが国の主体的な関与によりグローバルに連携する社会 合材工場45工場、技術センター7ヵ所、技術研究所、
機械センター、グループ会社26社
自然環境に対する意識の変化
多彩な事業内容と豊富な実績
・地球環境の持続可能性と豊かな生活が両立する社会
・道路建設事業、製品販売事業(乳剤・改質・合材)、
景観・スポーツ事業、コンサルティング事業、環境事業
(解体、土壌汚染対策、地下貯水)、土木事業(鉄道軌
道、空港、港湾)等
出所:経団連提言「。新成長戦略」
7
5 業績目標
2024年3月期に、売上高1200億円、純利益50億円を目指す
2021.3 2022.3 2023.3 2024.3
(実績) (計画) (目標) (目標)
(連結業績)
売上高 |億円 1,118 1,150 1,170 1,200
営業利益 |億円 71 60 68 76
純利益 |億円 46 40 45 50
TOA ROAD Sustainable Plan 2023
8
6 投資戦略
持続的成長への基盤として、投資額を150億/3年に増額する
70億円 150億円 成長投資
/3年 /3年
・新技術開発
・DXの推進
・M&A、アライアンス
50 成長
建設事業投資
・事業拠点のリノベーション
・事業拠点の維持、環境整備
30 建設事業
・ICT機器の増強
製品事業投資
70 製品事業
・製造設備のリニューアル
・製造設備の維持、環境整備
・ディストリビュータの増強
2018~2020年度 2021~2023年度
(実績) (計画)
9
7 株主還元
持続的成長の実現に向け、企業体質の強化および将来の事業展開に備えるとともに、
継続的かつ安定的な株主還元を実施する。
年間配当180円/株をベースラインとする
普通配当 |円
特別配当 |円
※ 2021年3月期に約7億円の自社株買いを実施
180
(予想)
160
140
120
100
2018.3 2019.3 2020.3 2021.3 ※ 2022.3 2023.3 2024.3
前中期経営計画 TOA ROAD Sustainable Plan 2023
10
5
8 経営戦略
目標達成に向け、6本の経営戦略の柱を掲げる
1 4
確固な収益基盤の構築 DXの推進
2 5
事業領域の拡大 エンゲージメントの向上
3 6
技術開発の推進 ガバナンスの強化
11
8 経営戦略 -確固な収益基盤の構築-
1 2 3 4 5 6
収益基盤 事業領域 技術開発 DX エンゲージメント ガバナンス
建設事業 製品事業
受注戦略 受注戦略
• 地域戦略(グループ会社含)の明確化 • 市場動向を的確に捉えた地域No1戦略
• 中央官庁工事および提案型営業の強化 • 市場環境に即した活発な営業力強化
• スポーツ施設案件の拡大 • 設計提案力の強化
• 技術系人材の採用による施工体制の強化 • 新技術・環境製品の販売拡大
収益戦略 収益戦略
• ICT施工技術・教育の強化 • 販売数量・シェア拡大
• 原価管理システムの強化 • 積極的な設備投資
• 組織体制の再構築 • コストダウンの追及
12
8 経営戦略 -事業領域の拡大-
1 2 3 4 5 6
収益基盤 事業領域 技術開発 DX エンゲージメント ガバナンス
官民連携事業(PPP/PFI)
• 豊富な地域ネットワークの活用による企業間連携
• 当社が培ってきたノウハウの活用(公園リニューアル・学校跡地利用・道の駅・コンセッション)
事業地域の拡大
• 海外事業の推進
• M&A/アライアンス戦略の推進
新規分野へ
• 保有技術の他分野への展開
• 異業種との協創による新たな価値の創造
13
8 経営戦略 -技術開発の推進-
1 2 3 4 5 6
収益基盤 事業領域 技術開発 DX エンゲージメント ガバナンス
環境に配慮した舗装技術
• カーボンニュートラルに資する中温・常温技術の開発、普及
• 石油由来資源に替わる新材料の開発
道路インフラの長寿命化技術
• 超重交通路線におけるLCCに優れた高耐久アスファルト混合物の開発、普及
• 舗装や橋梁等、インフラの予防的保全技術(点検・維持等)の開発、普及
次世代の技術へ
• DX・AIの最先端デジタル技術を駆使した工法・調査技術の開発
• 走行中ワイヤレス給電技術、路面太陽光発電システム技術などの次世代インフラへの挑戦
14
8 経営戦略 -DXの推進-
1 2 3 4 5 6
収益基盤 事業領域 技術開発 DX エンゲージメント ガバナンス
企業価値向上
• 最先端のデジタル技術の導入による、新たなビジネスモデルの創出
• デジタル媒体を通した自由度の高い広報の促進
収益性向上
• 営業情報や営業支援資料のデジタル化等、情報の共有による既存営業スタイルからの脱却
• ICTツールの活用による、バックオフィス業務と販管費の削減
生産性向上
• 重機類の自動制御等、省人化による現場の安全性・生産性の向上
• 製品の受注、製造、出荷等一連のオペレーションの自動システム化
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8 経営戦略 -エンゲージメントの向上-
1 2 3 4 5 6
収益基盤 事業領域 技術開発 DX エンゲージメント ガバナンス
働きがい
• 社員への「企業理念」と「ビジョン」の浸透の推進と「 」のさらなる洗練
• 社員一人ひとりの主体性と挑戦意欲を促進し、成長を実感できる環境・教育プログラムの整備
働きやすさ
• 女性活用をはじめとする「ダイバーシティ」と「インクルージョン」の推進
• 4週8休の早期実現等、社員が健康的に働くことができる、安全・安心な職場環境と制度の整備
人材開発
• 経営意識向上を目的とする、経営層・管理職に対するマネジメント・リーダーシップ研修の拡充
• SDGs研修やコンプライアンス研修を通じた、社会・環境への貢献意識、責任意識の向上
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8 経営戦略 -ガバナンスの強化-
1 2 3 4 5 6
収益基盤 事業領域 技術開発 DX エンゲージメント ガバナンス
企業統治
• 取締役会の実効性向上(社外取締役増員・多様性確保)
• ステークホルダーとの建設的な対話
コンプライアンス
• コンプライアンス研修・定期的な教育の継続
• 内部監査・公益通報制度等による早期発見・是正
リスク把握・管理
• リスクコントロールを支える環境整備(リスクマネジメント基本計画書の周知・徹底)
• オールハザード型(あらゆるリスクに耐えうるもの)BCPの整備
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9 SDGs経営について
事業活動を通じて社会的課題の解決を図る
環 境 との共生、 環境負荷を低 減する工法・ 製品の開発、 様々な働き方や健 康 の 追求 、地 域
コ ミ ュニティを意識した活動等を通じて社会課題の解決に取り組み、 持 続 可 能 な社 会 の 構
築に貢献していきます。
具体的なアクション
• カーボンニュートラルの推進
• 環境に配慮した舗装技術の普及
• ダイバーシティ・インクルージョンの推進
• ワークライフバランスの向上
• 官民・地域連携プラットフォームへの参加
• 地域スポーツ振興への協賛・協力
• 交通安全の啓発・災害予防・防犯への協力
• 道路愛護活動・清掃ボランティアの実施
• 自社製品の販売を通じた食糧支援
• SDGs研修を通じた社会貢献意識の向上
※これまでの取組内容については、CSR報告書をご参照ください
https://www.toadoro.co.jp/csr/
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お問い合わせ先
経営企画室
TEL 03-3405-1811
FAX 03-3405-9800
URL https://www.toadoro.co.jp
本 資 料に おけ る 予想 、計 画 など 将来 に 関す る事 項 は、 現時 点 にお いて ⼊ 手
可 能 な情 報な ら びに 当社 が 判断 した 前 提お よび 仮 定に 基づ く もの であ り 、
実 際 の業 績は 今 後の 事業 環 境の 変化 等 、様 々な 要 因に より 異 なる 結果 と な
る可能性があります。
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