9995 グローセル 2019-01-30 16:00:00
「株式付与ESOP信託」の導入に関するお知らせ [pdf]

                                                          2019 年1月 30 日
 各位


                                    会 社 名    株式会社 ルネサスイーストン
                                    代 表 者    取締役社長        石   井    仁
                                            (東証一部・コード         9995)
                                    問合せ先     取締役副社長       上   野   武    史
                                             TEL   03-6275-0600


               「株式付与ESOP信託」の導入に関するお知らせ

 当社は、2019 年1月 30 日開催の取締役会において、以下のとおり、当社従業員(以下「従業員」と
いう。 を対象とした従業員インセンティブ・プラン
  )                     「株式付与ESOP信託」
                                   (以下「本制度」という。)
の導入を決議しましたので、お知らせいたします。
 なお、本制度の導入に伴い、当社が現在保有する自己株式の一部を、日本マスタートラスト信託銀行株式
会社(株式付与ESOP信託口)に対し、第三者割当により一括して処分することを同時に決議いたしました。
詳細につきましては、本日付開示しております「第三者割当による自己株式の処分に関するお知らせ」をご
参照ください。



                                記


1.本制度導入の目的
      従業員への帰属意識の醸成と経営参画意識を持たせ、従業員の長期的な業績向上や株価上昇に
      対する意欲や士気の高揚、当社の企業価値向上を図ることを目的として、本制度を導入します。

2.本制度の概要
      本制度は、米国のESOP(Employee Stock Ownership Plan)制度を参考にした従業員イン
      センティブ・プランであり、本制度の導入に伴い設定した信託(以下「本信託」という。)が取
      得した当社株式を、予め定める株式交付規程に基づき、一定の要件を充足する従業員に交付する
      ものです。なお、当該信託が取得する当社株式の取得資金は全額当社が拠出するため、従業員の
      負担はありません。
      本制度の導入により、従業員は当社株式の株価上昇による経済的な利益を収受することができ
      るため、株価を意識した従業員の業務遂行を促すとともに、従業員の勤労意欲を高める効果が期
      待できます。
      また、本信託の信託財産に属する当社株式に係る議決権行使は、受益者候補である従業員の意
      思が反映される仕組みであり、従業員の経営参画を促す企業価値向上プランとして有効です。

 (※)本制度の導入に伴い、現在当社が保有する自己株式2,513,276株(2018年12月31日現在)のうち、
      1,000,000株(418百万円)を本信託に対して処分することを同時に決議いたしました。
2.本制度の仕組み



                   【委託者】
                       当   社                        ①
                                                    株
      ⑦                                             式
      残            ③       ③        ②               交
      余      ④     代       当        信
             配                                      付
      財            金       社        託               規
      産      当     の       株        設               程
      の            支       式        定               の
      給            払                                制
      付                                             定
              【受託者(共同受託)】
                 三菱 UFJ 信託銀行㈱                     【受益者】

              日本マスタートラスト信託銀行㈱           ⑥当社株式交付    従業員

                       本信託
                       当社株式




                           ⑤議決権行使等の
                               指図



                   信託管理人




① 当社は、本制度の導入に際して株式交付規程を制定します。
② 当社は、受益者要件を充足する従業員を受益者とする本信託を金銭で設定します。
③ 本信託は、信託管理人の指図に従い、②で拠出された金銭を原資として、信託期間内に受益者に交付
 すると見込まれる数の当社株式を、当社(自己株式処分)から取得します。
④ 本信託内の当社株式に対しても、他の当社株式と同様に配当が支払われます。
⑤ 本信託内の当社株式については、信託期間を通じ、信託管理人が議決権行使等の株主としての権利の
 行使に対する指図を行い、本信託はこれに従って株主としての権利を行使します。
⑥ 株式交付規程に従い、一定の要件を充足する従業員に対して、当社株式が交付されます。
⑦ 本信託の終了時に、受益者に分配された後の残余財産は、信託金から株式取得資金を控除した信託費
 用準備金の範囲内で当社に帰属する予定です。



(注)信託期間中、本信託内の株式数が従業員へ付与した累積ポイントに対応した株式数に不足が生じ
 る可能性が生じた場合や、信託財産中の金銭が信託報酬・信託費用の支払いに不足する可能性が生じ
 た場合には、当社は本信託に対し、追加で金銭を信託することがあります。
【ご参考】
 <信託契約の内容>
 (1)信託の種類     特定単独運用の金銭信託以外の金銭の信託(他益信託)
 (2)信託の目的     従業員に対するインセンティブの付与
 (3)委託者       当社
 (4)受託者       三菱UFJ信託銀行株式会社
              (共同受託者 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)
 (5)受益者       従業員のうち、受益者要件を充足する者
 (6)信託管理人     当社と利害関係のない第三者
 (7)信託契約日     2019 年3月4日
 (8)信託の期間     2019 年3月4日~2024 年6月 30 日(予定)
 (9)制度開始日     2019 年4月1日
(10)議決権行使     受託者は、受益者候補の議決権行使状況を反映した信託管理人の指図に従
              い、当社株式の議決権を行使
(11)取得株式の種類   当社普通株式
(12)取得株式の総額   418 百万円
(13)株式の取得方法   当社自己株式の第三者割当により取得




●信託・株式関連事務の内容
  ①信託関連事務     三菱UFJ信託銀行株式会社及び日本マスタートラスト信託銀行株式会社
              は、本信託の受託者となり信託関連事務を行います。
  ②株式関連事務     三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社が事務委託契約書に基づき、
              受益者への当社株式の交付事務を行います。



                                             以   上