9987 スズケン 2020-03-13 14:00:00
温度記録のバックアップや多様な温度帯に対応 治験薬トレーサビリティシステム「キュービックスCT」運用開始のお知らせ [pdf]

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                                               2020 年 3 月 13 日
各   位
                            会社名      株 式 会 社 ス ズ ケ ン
                            代表社名     代表取締役社長 宮田 浩美
                            (コード番号   9987 東証・名証第1部、札証)
                            問合せ先     取締役副社長執行役員
                                     コーポレート本部長 浅野 茂
                                          (TEL.052-961-2331)



           温度記録のバックアップや多様な温度帯に対応
    治験薬トレーサビリティシステム「キュービックス®CT」運用開始のお知らせ


 当社は、治験薬向けのトレーサビリティシステム「キュービックス®CT(Clinical Trial)
                                                 (以下、
キュービックス CT)
          」を新たに開発し、治験施設等にて順次、運用を開始しますのでお知らせいたし
ます。

 当社は、2017 年度より、スペシャリティ医薬品トレーサビリティシステム「キュービックス®シス
テム(以下、キュービックス)  」の展開を開始いたしました。キュービックスは、RFID と IoT 技術を
搭載した専用保管庫によるトレーサビリティシステムです。高額な温度管理医薬品を中心に、医薬
品個々の在庫管理や品質管理、入出庫管理、セキュリティ監視をリアルタイム化、自動化すること
を可能としております。現在は、地域の中核病院や専門病院などを中心に採用されております。

 一方で、治験薬の管理においては、有効性や安全性を評価するため、さまざまな温度帯での厳格
な品質管理や取り扱い手順があり、さらには、それらの記録が求められます。このたび新たに開発
したキュービックス CT は、従来のキュービックスの機能に加え、温度記録のバックアップや多様な
温度帯(従来の 2-8℃に加え 15-25℃、1-30℃等)設定といった機能を搭載しております。本サービ
スを活用することで、  治験薬管理における課題解決ならびに製薬企業や医薬品開発の業務受託機関、
治験実施施設など、治験薬を取り扱う方々の業務効率化に一層貢献できると考えております。

 当社グループは、2010 年から治験薬物流を事業展開しておりますが、治験薬物流で培ってきた機
能やノウハウとキュービックス CT を組み合わせることで、治験薬におけるトータルトレーサビリテ
ィを提案してまいりたいと考えております。

■「キュービックス CT」による主な提供サービス
1. 温度や在庫、開閉履歴の自動取得
2. 厳格な品質・セキュリティ管理
3. 多様な温度帯への対応(2-8℃、15-25℃、1-30℃等)
4. RFID タグによる在庫、入出庫管理の自動化
5. 保管庫と温度ロガー一体型システムによる点検コストの低減

■運用開始日
 2020 年 4 月中

 なお、本件に伴う業績への影響は軽微なものと見込んでおりますが、中長期的には当社グループ
の企業価値向上に資するものと考えております。今後、適時開示の必要性が生じた場合には、速や
かに開示いたします。

                                                         以 上