9987 スズケン 2021-04-19 14:00:00
武州製薬株式会社との業務提携に関するお知らせ~日本市場への新規参入を目指す医薬品メーカーの製品上市を総合支援~ [pdf]
2021 年4月 19 日
各 位
会社名 株式会社スズケン
代表者名 代表取締役社長 宮田 浩美
(コード番号 9987 東証・名証第1部、札証)
問合せ先 代表取締役副社長
コーポレート本部長 浅野 茂
(TEL.052-961-2331)
武州製薬株式会社との業務提携に関するお知らせ
~日本市場への新規参入を目指す医薬品メーカーの製品上市を総合支援~
当社は、2021 年4月 19 日に武州製薬株式会社(代表取締役社長 兼 CEO(最高経営責任者):岡田哲一、以下
武州製薬)と、日本市場への新規参入を目指す医薬品メーカーの製品上市における総合支援を可能とするプラ
ットフォーム構築に向けた業務提携契約を締結しましたので、お知らせいたします。
1.業務提携の理由
近年、革新的なスペシャリティ医薬品の上市が増加しており、それに伴い、日本市場への新規参入を目指す
医薬品メーカーも増加しつつあります。これらの医薬品メーカーは、製造工場や物流センター、流通ネットワ
ークなどのアセットを持たず、最小限のリソースにより日本市場への参入を目指すケースが多く、製造・メー
カー物流・医薬品卸などの委託パートナーの選定を短期間で実施する医薬品メーカーが多数を占めています。
武州製薬は、20 年以上にわたり日本国内で医薬品受託製造事業を展開するとともに、世界各国の GMP 認証を
保有し、輸出申請国が 43 カ国以上といった実績があります。一方でスズケングループは、医薬品の国際輸送か
ら日本国内における流通ネットワークを保有しており、グローバル市場対応型の受託製造専門企業の国内大手
である武州製薬と機能融合することで、日本市場への新規参入を目指す医薬品メーカーにワンストップで総合
支援が可能となるプラットフォームを構築してまいります。
2.業務提携の内容
(1)製造業務および物流業務をワンストップで受託可能な物流センターを埼玉県草加市に共同で構築
当社が新たに構築を予定しております「首都圏物流センター(埼玉県草加市) 」内に、武州製薬が製造業務
受託できるエリアを設置することで、両社が協働して、スペシャリティ医薬品のMAH※コンサルティングを
はじめ、輸入、検査、製造、保管(メーカー物流)および卸流通、さらにはPMS(市販後調査) 、患者サポ
ートまでワンストップで受託することが可能となります。加えて当社グループが展開するキュービックスシス
テムと連動させることで患者さまに届くまでの高品質な物流を効率良く提供することが可能となります。
※ MAH(Marketing Authorization Holder)
:医薬品製造販売業者の呼称
(2)当社グループの中央運輸「加須医薬品共同物流センター」内に「武州製薬 加須パッケージングセンター
(仮称)
」を設置し、武州製薬が受託製造を開始
当社の連結対象子会社である中央運輸株式会社(代表取締役社長:赤澤善博)の「加須医薬品共同物流セン
ター」に新設した 443 坪の広大な保冷エリアを活用し、武州製薬が得意とする検査、表示、包装といった二次
包装を中心とした受託製造が可能となります。
(3)日本市場への新規参入を目指す医薬品メーカー向けに、米国において共同提案営業を開始
当社の連結対象子会社である株式会社エス・ディ・コラボ(代表取締役社長:副島秀継)を含めたスズケン
グループ各社と武州製薬は、両社で情報連携、機能開発、人材交流を実施するとともに、武州製薬における業
務委託先(所在地:ノースカロライナ州)と共同で、日本市場への新規参入を計画しているスペシャリティ医
薬品メーカーへの共同提案営業を開始いたします。
3.業務提携の相手先の概要
(1) 名称 武州製薬株式会社
(2) 所在地 埼玉県川越市大字竹野1番地
(3) 代表者 代表取締役社長 兼 CEO 岡田 哲一
(4) 事業内容 医薬品・治験薬の受託製造
(5) 資本金 10億円
(6) 設立年月日 1998年8月
資本関係 該当事項はありません。
当事会社間の 人的関係 該当事項はありません。
(7)
関係 取引関係 該当事項はありません。
関連当事者への該当状況 該当事項はありません。
4.業務提携開始
2021 年4月 19 日
5.今後の見通し
本件に伴う業績への影響は軽微なものと見込んでおりますが、中長期的には当社グループの企業価値向上に資する
ものと考えております。今後、適時開示の必要性が生じた場合には速やかに開示いたします。
以 上
<ご参考>
【武州製薬株式会社について】
武州製薬は、20 年以上にわたって培った CDMO※の経験と知見を活かし、固形製剤・固形剤一次包装・注射剤
製造・注射剤包装を国内向け医薬品製造だけでなくグローバル向けの医薬品製造をしております。治験薬から
商用品の開発サポートから商用化までの製造対応が可能で、多くの製造設備と技術を保有しております。
プロジェクト開始から承認まで、日本における技術移転、生産、包装、ロジスティックといった最適な
ソリューションを提供できる国内大手の受託製造専門会社です。
詳細はホームページをご参照ください。https://www.bushu-pharma.com/
※CDMO(Contract Development Manufacturing Organization):医薬品受託製造開発機関企業の委託を受け、
医薬品製造のみならず開発まで代行する